Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Tuesday, September 27, 2011

●小1児に、方程式は理解できるか

【小1児に方程式を教えてみました】(はやし浩司 2011-09-27)


ほかの勉強とちがい、小1児では、方程式の概念をほぼ理解できた子どもが、70%。
まったく理解できなかった子どもが30%と、きれいに2つのグループに分かれました。
方程式を教えるためには、なお一層の工夫が必要と言うことが、わかりました。
なお今回は、ビデオカメラを忘れたため、手持ちのデジタルカメラを使って撮影しました。
そのため、途中、10分ほどの学習分が、録画できませでした。ごめんなさい!

(1)


(2)


(3)



Hiroshi Hayashi++++++Sep. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●9月27日を終えて……

++++++++++++++++++++++++

今日は運動を2単位(サイクリング40分+ウォーキング30分)。
食事は控えめ。
体重は65キロ前後をキープ。
目標は、62~3キロ。

++++++++++++++++++++++++

●小さな満足感

 仕事からの帰り道、車の中で、ワイフとこんな会話をした。

私「ぼくはね、生徒というのは、去っていくだけの存在と考えていた。
『人来たりて、また去る』とね。
フランスの詩人のジャン・ダルジーの言葉だよ。
しかし20~30年の歳月を経て、生徒たちは、また戻ってきてくれた」
ワ「そうね。みんな戻ってきたわね」
私「……うん。みんな自分の子どもを連れて、戻ってきてくれた」
ワ「今、来ている生徒のほとんどが、そうみたいね」
私「……うん、60歳を過ぎて、こんなふうになるとは、夢にも思っていなかった……」

ワ「よかったわね……」
私「……うん。よかった……。覚えているか? あのAさん、Mさん姉妹、それにEさんたち……」
ワ「覚えているわ」
私「あの4人は、そのとき小学3年生と4年生だった。
英語検定試験というのがあってね、4人とも、3級と4級に合格した。
今の児童英検ではないよ。
本物の英語検定試験だよ。
当時、小学生の合格者は、全国でも、7~8人だけだった。
ぼくはそのとき、『全国の合格者の半分は、うちの生徒だ』と、みなに自慢した」

ワ「そんなこともあったわね」
私「でね、うち3人は、女医さんになった。
もう1人は、ある国際機関で、事務局長をしているらしい」
ワ「あのEさんが……?」
私「そうだよ。ネットで調べたら、彼女の名前が出てきた……。
でね、今、その人たちの子どもが3人も、ぼくの教室に来ている……。
ぼくはね、それがたまらなく、うれしい……」と。

 ……しばらく沈黙がつづいた。
が、ふと独り言のように、「ハーバード大学」という名前が、口から出てきた。
小さな声だったが、ワイフはそれを聞き漏らさなかった。

ワ「すごいわね」
私「……うん……すごい」
ワ「ハーバード大学の医学部で研究室をもっているなんて、すごいわね」
私「うん、うれしい。ぼくはうれしい」
ワ「あなたのやってきたことの、正しさが証明されたのよ」
私「あのときのあの子たちが……と思うと、ね」と。

 当時、私は頭のよい女の子だけを4人集め、特訓教室を作った。
「英語検定試験にチャレンジしてみる!」と。
それが先に書いた、4人の子どもたちである。

 この40年間にいろいろなことがあった。
しかし今夜ほど、今の仕事に、意味を感じたことはなかった。
だれにも束縛されない、独自の教育。
独自の教材。
独自のカリキュラム。
そして自由!

 ただ誤解しないでほしいことがある。
だからといって、独善ではいけない。
それは、私もよくわかっている。
しかし私は学研という会社で、教材作りを、20年近くも経験している。
「幼児の学習」「なかよし学習」は、当時、毎月47万部の発売を記録した。
それ以後も、無数の教材の制作に関わってきた。
教材の世界では、私はいつもメジャー・リーグの中で生きてきた。
そういう経験を生かして、今の仕事をつづけている。

 ……ということで、今夜の私は、穏やかに眠れそう。
小さな満足感で、一日中、心がポーッと温かかった。

みなさん、ありがとう!
そして……おやすみなさい!
2011/09/27記


Hiroshi Hayashi++++++Sep. 2011++++++はやし浩司・林浩司