*Dec 12th 2008
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彡彡人ミミ 彡彡彡彡彡
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子育て最前線の育児論byはやし浩司 12月 12日号
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【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●新型インフルエンザ
新型インフルエンザは、こわいぞ。
ワクチンは、まだない。
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【BW教室では……】
学校が閉鎖された段階で、BW教室も閉鎖します。
時期を見て、再開します。
連絡は、インターネットの電子マガジンでします。
なお、その間の月謝は、いただきません。
再開した時点で、週割りにして、月謝を調整します。
たとえばその月の第3週目で再開したときは、
その月の月謝は、2分の1というようにします。
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……ということで、S県※では2か月分の食料を確保するように、
各家庭に通知したそうだ。
まだ日本では発生は確認されていないが、確認されたときが、
(終わりの始まり)?
仮に1人の人が発症したとすると、すでにその数百倍の
人に感染しているとみてよい。
その感染した人たちが、さらにウィルスをまき散らす……。
そんなわけで、1人でも患者が見つかったら、その地域の
小中高校は、すべて閉鎖。
が、それくらいのことをしても、感染の拡大は防げないという。
とくに鳥インフルエンザが人間に感染するようになったら、
かなりの人が、それで死亡するという。
致死率80%という説もある。
ゾーッ!
読売新聞(11月19日)は、つぎのように伝える。
+++++++++++++以下、読売新聞+++++++++++++++++
大流行すれば国内で最大64万人が死亡する恐れがあるとされる新型インフルエンザの拡
大抑止策として、厚生労働省が、国内での発生初期に、都道府県単位の大規模な学校閉鎖
の実施を検討していることが19日、わかった。具体的には、いずれかの都道府県で「人
から人へ」の感染が1例でも起きたら、原則としてその都道府県内全域で学校を休校にす
る。文部科学省とも協議を進める。
+++++++++++++以上、読売新聞+++++++++++++++++
また新型インフルエンザについては、つぎのように解説している(同紙。
+++++++++++++以下、ヤフー・ニュース+++++++++++++
毎冬流行するインフルエンザとは異なり、人に感染しにくかった鳥などのインフルエンザ
ウイルスが、人に感染しやすいよう変化して発生すると考えられている。大半の人が免疫
を持たないため、世界で爆発的に流行する恐れが強く、政府の推計によると発生時は国民
の25%が発病、医療機関の受診者数は最大約2500万人、死者は同64万人。アジア
などで鳥から人への感染が続く鳥インフルエンザ(H5N1型)が、新型に変化する事態
が最も心配されている。
+++++++++++++以上、ヤフー・ニュース+++++++++++++
近くで1例でも患者が発生したら、とにかく外出をひかえて、家の
中にひきこもるのがよい。
そのために最低でも2か月分の食料は確保しておく。
薬にしても、タフミルに対して耐性のあるインフルエンザが、すでに見つかっている。
タフミルが万能というわけでもなさそうだ。
インフルエンザを防ぐため、コモスイ噴霧器会社の発行するBLOGには、
つぎのようにある。
+++++++インフルエンザから身を守るために+++++++++
1、外出後、食事前は手洗いとうがいをする。
2、上着を不用意に部屋に持ち込まない(出来れば家に入る前たたいておく)。
3、流行期には人ごみなどへの外出はできるだけ控える(特に高齢者や慢性疾患を持って
いる方、疲労時、睡眠不足時)。
4、外出時はマスクを着用する。
5、部屋を定期的に換気したり、適度な湿度に保つ(湿度50~60%)。
6、十分な栄養と休養を心がける。
万一感染してしまった場合は、早めに医療機関で受診するようにして下さい。また、家族
内での感染を防ぐためには、室内でもマスクの着用が望ましいです。尚、症状の改善後二
日間は、他人へ感染させる可能性があります。
++++++以上、コモスイ噴霧器会社のBLOGより+++++++
(注※)(産経ニュースより)佐賀県の古川康知事は18日の定例記者会見で、新型インフ
ルエンザの発生に備えた食料の備蓄を呼び掛け、近隣県で発生した場合には佐賀県内の学
校を一斉休校にするなどとする県としての対策を発表した。
対策は、新型インフルエンザ発生時にはできるだけ人が集まらないことが重要とし、各
家庭に約2か月分のコメや缶詰などの備蓄を呼びかけるとともに、患者搬送などの訓練実
施や、発熱患者を受け入れる薬局の指定などを盛り込んだ。
++++++++++++++++++
(付記)以上の引用の中で、とくに赤線を入れたいところは、
「尚、症状の改善後二日間は、他人へ感染させる可能性があります」という部分。
「治った」と思っても、その後2日間くらいは、今度は他人に感染させないよう
注意しなければならない。
Hiroshi Hayashi++++++++NOV 08++++++++++はやし浩司
●エイズが増加
+++++++++++++++++
エイズ(HIV感染者の発症)が、
ふえている。
先進諸国の中で、ふえているのは、
この日本だけという。
+++++++++++++++++
ヤフー・ニュースは、つぎのように伝える。
+++++++++++++以下、ヤフー・ニュースより++++++++++++++
厚生労働省のエイズ動向委員会は19日、国内のHIV(エイズウイルス)感染者が累
計で1万人を超えたと発表した。新規感染のペースは右肩上がりに増えており、厚労省は
「先進諸国が横ばいの中で日本の感染率上昇は目立っており、啓発が遅れている」と警戒
を強めている。
厚労省によると、7~9月に報告があった新規感染者は294人で、四半期ベースでは
過去最多。血液製剤で感染した薬害被害者を除く感染者は累計で、1万247人(男性8
305人、女性1942人)に達した。85年の最初の感染報告から5000人突破まで
は17年かかったが、ここ数年でペースが急激に上がり、03年1月以降の5年9カ月で
5107人の感染者が見つかった。
+++++++++++++以上、ヤフー・ニュースより++++++++++++++
子どもたちを守るのは、子ども自身。
方法は簡単。
心のスキを作らない。……作らせない。
自分のしたいことを夢中になってやっている子どもは、
心にスキがない。
(自己概念)と(現実自己)が一致している。
これを心理学の世界では、自己の同一性という。
その自己の同一性の確立している子どもは、心に
スキがない。
つまり外からの誘惑に強い。
抵抗力がある。
が、この同一性の構築に失敗すると、心にスキができる。
とたん、心は抵抗力を失い、外からの誘惑にもろくなる。
大切なことは、子どもの中に一定の方向性を見つけたら、
子どもといっしょに、その方向性に向かって、興味付けを
手伝うこと。
子どもが「バスの運転手さんになりたい」と言ったら、
すかさず、「すばらしい仕事ね。今度の日曜日に、
バスに乗って、町を一周してみようね」と話しかける。
こうした興味付けが子どもを伸ばす。
伸ばすだけではなく、心の抵抗力をつくる。
その抵抗力が、子ども自身を守る。
……これだけで子どもをエイズから守ることができるとは思わない。
しかしぐんと、遠ざけることはできる。
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●善人vs悪魔
++++++++++++++++++++++
力のない善人を選ぶか、それとも力のある悪魔を
選ぶか。
そこにあなたを長い間苦しめている悪人がいたとする。
そのときその悪人に対して、あなたは力のない善人を選ぶか、
それとも力のある悪魔を選ぶだろうか。
力のない善人は、その悪人を、理解し、包容するだけ。
しかし力のある悪魔なら、その悪人を苦しめ、やがて
破滅に導くことができる。
あなたはどちらを選ぶだろうか?
+++++++++++++++++++++
●悪魔
私はときどきこう思う。
「私にも、スーパー・ナチュラル・パワーがあった
らなあ」と。
そのパワーで、自分のしたいことをする。
なんでもよい。
たとえば近くに悪人がいたとする。
そういうときそのパワーを使って、その人を破滅に
導く。
よく冗談で、「お前は強制収容所送りだ!」と私は
ワイフに言うが、そういう方法もある。
(ワイフに対して、そう言うだけ。……念のため。)
もし私がK国のあの金xxのような独裁者だったら、
そういうことも不可能ではない。
気にくわない人がいたら、片っ端から強制収容所へ
送ればよい。
ただ誤解してほしくないのは、悪魔といっても、
映画に出てくるような悪魔ではない。
罪のない人まで苦しめるようなことはしない。
ここでいう悪魔というのは、人を破滅させるほどの、
スーパー・ナチュラル・パワーをもった人をいう。
●悪魔の魅力
悪魔には悪魔の魅力がある。
あなたの欲望をじゅうぶん満たしてくれる。
それはそれで甘美な世界かもしれない。
悪魔といっても、あなたは人からじゅうぶん、尊敬される。
金持ちで、豪邸に住む。
たいてい欲しいものなら、何でも手に入れることができる。
またあなたが破滅させる悪人にしても、悪人は悪人。
だれが見ても悪人。
そういう悪人である。
悪魔にもいっぱしの正義感はある。
たとえて言うなら、昔、テレビ映画にあった、「必殺仕置き人」
のような悪魔をいう。
闇にまぎれて、悪人をバサバサと切り倒していく。
その「必殺仕置き人」のような仕事を、あなたの
スーパー・ナチュラル・パワーが、かわりにしてくれる。
あなたがそのパワーを使ったところで、あなたには
その自覚はない。
知らない間に、知らないところで、悪人たちは破滅していく。
●再度、質問
そこで再度、同じ質問。
力のない善人を選ぶか、それとも力のある悪魔を
選ぶか。
具体的に考えてみよう。
あなたの職場に、たいへん意地悪な同僚がいる。
いつもあなたに対して、いやがらせを繰り返す。
巧妙な手口を使うこともある。
が、人前では、善人のフリをしている。
あなたはその同僚に殺意に似た、怒りを覚えることもある。
「許せない」と、何度も思ったこともある。
そういうとき、悪魔が近づいてきて、あなたにこう言う。
「あなたに、パワーをあげようか。
私の子分になれば、そのパワーをあげる」と。
つまりパワーのある悪魔になれ、と。
あなたはそのパワーを手に入れれば、その同僚を破滅に
導くことができる。
それによって復讐することができる。
さあ、どうする?
●究極の選択
実は、この話は、私が夢で見たものである。
今朝早く、そんな夢を見た。
まだ夜は明けていなかった。
ぼんやりとワイフの寝息を聞いていると、だれかが、こう
囁(ささや)いた。
「お前は善人になりたいか、それとも悪魔になりたいか」と。
で、私が「悪魔って何か?」と聞くと、そのだれかが、
「悪魔になれば、何だってできるようになる。
超能力(スーパー・ナチュラル・パワー)だって、
手に入れることができる」と。
しばらく考えて、……というより、しばらく頭の中がモヤモヤ
したあと、私はしっかりと、こう答えた。
「ぼくは善人になりたい。そんな力はいらない」と。
このところ善人、悪魔というテーマで原稿をよく書くので、
きっとそんな夢を見たのだと思う。
どうということのない夢だが、目覚めはよかった。
●悪人はいない
悪人はいない。
大切なのは、こちら側のつきあい方。
そのつきあい方で、相手が決まる。
その人が悪人に見えるのは、何か、こちら側にも
問題があるからだ。
……とまあ、そこまで謙虚になるのは、むずかしい。
またそこまで謙虚になる必要もない。
しかし人を憎んだり、うらんだりして生きるのも、疲れる。
ものすごいエネルギーを消耗する。
だったらあとは、負けを認めて、静かにひきさがればよい。
「すみませんでした」と。
ということは、私やあなたが悪魔になったところで、
得るものは何もない。
仮に10人の悪人を破滅させたとしても、そのあと、
新しい悪人が、100人、生まれるだけ。
あなたがパワーで、そういう人たちを破滅に導いたところで、
後味の悪い思いをするのは、結局は、あなた自身という
ことになる。
だから結論は、やはり、「善人のほうがいい」となる。
そのほうが、ずっと気楽。
ワイフも車の中で、こう言った。
「そうねえ、私は、今のままでいい」と。
とくに善人になりたいとも思わないが、悪魔にも
なりたくない。と。
「そんな消極的なことでいいの?」と聞くと、
再度、「今のままでいい」と。
私のワイフのような人を、本物の善人という。
そのあと今朝見た夢を、ワイフに話してやった。
【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●かにすき鍋
+++++++++++++++++
今夜は豪華に、かにすき鍋。
Bという店に行ったら、かにの特売をしていた。
今は、かに(蟹)のシーズン。
さっそく、かにすき鍋を考える。
……ということで、今夜のメニューは、
かにすき鍋。
おいしかった。
それを家族(3人)で食べながら、ふとこう漏らす。
「我が家は、2日おきに、豪華な料理だな。
明日は茶漬けになりそう」と。
私は料理といっても、鍋料理か、バーベキュー料理しか
できない。
山荘で客人をもてなすときは、たいていこの種の料理。
しかし年季が入っているので、腕のほうはたしか。
……おなかが満足すると、血糖値があがり、精神的に
落ち着く。
今は、そんな気分。
Hiroshi Hayashi++++++++Nov. 08++++++++++はやし浩司
●B・カメラ
今度、駅前に「B・カメラ」という国内でも最大級のパソコンショップが
オープンする。
明日、開店するという。
楽しみだ。
言うなれば、おとなのための知的遊園地。
新製品を見て歩くだけでも、楽しい。
開店当初だけだと思うが、ふつうのデジカメを、1万円以下で売るという。
何を隠そう、この夏前(6月)に2万8000円で買ったC社のカメラが、8000円
とか(チラシ)。
シラ~~~。
で、現在、私のそのカメラは修理に出している最中。
バッテリーが過充電で、いかれてしまった。
充電器の故障ということになるが、店の人は、「バッテリーを交換しなければ
ならないかもしれません」と言った。
値段を聞くと、バッテリーだけで、「5400円+税」とか。
だったら、B・カメラで、新品を買ったほうが安いくらい。
どうしようか?
法律的には、充電器の故障でバッテリーがいかれたのだから、バッテリーも
保証の範囲にあるはず。
因果関係がはっきりしている。
しかし店の人は、充電器の故障は保証の範囲だが、バッテリーは保証の範囲に
入っていないという。
「バッテリーは消耗品だから」と。
そこで私が、「それはおかしい」と反論すると、店の人は、「5か月も使えば、
自然な状態で使っても、バッテリーはだめになります」と。
「????」
このあたりに日本人の法意識の限界がある。
つまりもし店の人の言い分が正しいとするなら、私はこんなこともできる。
まず同じバッテリーを10個、買う。
つぎつぎと過充電し、みんなダメにする。
そしてその10個のバッテリーを店にもっていき、新品と交換してもらう。
いや、そのときは、店の人はそれを拒否するにちがいない。
「故障した充電器を使った、あなたが悪い」と。
そこで私は、こう反論する。
「充電器が故障しているかどうかは、充電してみないとわからない。
私には、責任がない」と。
……自分でも、何を書いているか、わからなくなってきた。
要するに、充電器が故障した。
だから充電器の修理(交換)は、当然である。
その充電器を使って、バッテリーがいかれてしまった。
バッテリーがいかれたから、充電器が故障していることがわかった。
だから5か月使ったにせよ、店はバッテリーも交換すべきである。
わかりやすい例で言えば、ガスストーブの故障で火事になった。
そのときガスストーブの製造会社は、当然、火事についての責任を負う。
ガスストーブの交換だけで、すむ話ではない。
今度あの店に行ったら、そのように主張してみるだけ、主張してみよう。
●AS首相の言動
私が予想したとおりのことが、起き始めている。
今週発売の週刊誌には、見出しに「おバカ総理」(週刊S潮・11・27)とある。
何でもオバマ氏と会談したことについて、「オバマは、英語がウメ~ナ」と
言ったとか(週刊B春・11・27)。
見出しにはさらに大きく、「AS太郎のマンガ脳」とある。
内容はともかくも、そこまで酷評されること自体、情けない。
しかしこんなことは、最初から、わかりきっていたこと。
外務大臣のころの暴言、失言を、今さらここに書き出すまでもない。
AS首相というより、AS首相を選んだ、国民にその責任がある。
そのAS首相は経済危機を理由に、今しばらく政権の座にしがみつくつもりらしい。
が、それが長ければ長いほど、ボロが出てくる。
J党の支持率はさがる。
私がM党の党首なら、もう少しAS氏を泳がせておく。
そのほうが、つぎの選挙では、がぜんM党が有利になる。
(付記)
同年代の人間として、私はこう感ずる。
ああいうASのような人物と、繊細な話をしようとしても不可能ではないか、と。
言葉の使い方が貧弱というか、メチャメチャ。
その場の雰囲気だけで、あとは感情論だけで動いてしまう。
Hiroshi Hayashi++++++++Nov. 08++++++++++はやし浩司
●眠られぬ夜
+++++++++++++++
午後8時ごろ、猛烈な睡魔。
「早く寝ようか」とワイフに声をかけると、
すなおに従ってくれた。
が、そこへ電話。
ある母親からの、相談の電話だった。
それに30分ほど、応対した。
とたん、頭が冴えてしまった。
気温が低かったこともあり、足が冷えた。
ストーブはすでに止めてあった。
それがよくなかった。
その分だけ、頭のほうに血が上った(?)。
こういうの東洋医学では「逆上」という。
そのあと床についたが、(お目め、ぱっちり!)。
ワイフはすぐ寝息をたてたが、私は、ふとんの
中で、じっとがまん。
どこか息苦しかった。
動けばワイフの睡眠を妨げる。
そこで私は起き上がってしまった。
が、こうなると、もう眠られない。
たぶん、夜中の1時ごろまで無理だろう。
しかたないので、居間のコタツに座って、愛用の
ミニパソコンに電源を入れた。
メールを読んで、ニュースに目を通す。
軽い神経痛があるのは、風邪の後遺症か。
頭の側面をピリッ、ピリッと小さな痛みが走る。
私のばあい、こういうときは、無理をしない。
起きていたいだけ、起きている。
そのうち眠くなったら、寝る。
ものの本によれば、人間というのは、1日や2日、
眠らなくても、死ぬことはないそうだ。
しばらくすると、ワイフが心配して起きてきた。
「あなた、だいじょうぶ?」と。
「ぼくはだいじょうぶだから、先に寝てよ」と答える。
長年の習慣というか、ワイフはワイフで私の温もりがないと、
眠られないらしい。
私もそう。
どんなはげしい夫婦喧嘩をしても、その夜にはいっしょに
寝ることにしている。
つまり寝ている間は、休戦。
ひとりで寝るのはつらい。
私のような人間を、「ワイフコン」という。
私が考えた言葉。
つまり「マザコン」と同列の、「ワイフコン」。
ワイフがいないと、何もできない。
あわれな、どこまでもあわれな夫。
日本語では「尻に敷かれた夫」。
英語では「親指の下の夫(a husband under the wife’s thumb)」。
しかしこうしてのんびりと、意味のない文章をたたくのも、
悪くない。
文を書くというよりは、パソコンをいじっていることそのものが、
楽しい。
そう言えば先日、新しいパソコンのキーボードにシールを
張っていたら、一人の母親が、「楽しそうですね」と言った。
私は、「。」「F7」「back space」のキーには、シールを張ることにしている。
よく使うキーだからである。
「F7」は、カタカナ・キーとして使っている。
「こういうことが楽しいです」と答えると、その母親もうれしそうに
笑った。
きっとその母親も、パソコンが大好きなのだろう。
たがいの趣味が、ビンビンと一致した。
で、今、使っているパソコンで、いちばん気に入っているのが、
HP社の2133。
つぎがACER社のアスパイア(1)。
書斎には大型のデスクトップが2台置いてあるが、名前はない。
MCJ社の高性能パソコン。
ほかにNECのLaviと、FujitsuのFMVも居間に置いてある。
最近は、めったに使わない。
使い勝手はあまりよくないが、どういうわけか、このところ
ミニ・パソコンが気に入っている。
小さくて、かわいくて、それでいて一人前。
どこへでも持っていかれる。
その利便性が、よい。
……時計を見ると、午前12時を少し回ったところ。
何となく、頭の中がぼんやりとしてきた。
頭のほてりも収まってきたよう。
もうすぐ眠くなるはず。
そうなったら、ふとんの中に潜り込む。
眠られない夜は、無理をしない。
眠くなるまで、好き勝手なことをして時間をすごす。
何よりも、それがいちばんよい。
そうそうハーブ系の睡眠薬、もしくは精神安定剤が
効果的。
これからその睡眠薬をのむところ。
忘れていた!
Hiroshi Hayashi++++++++NOV 08++++++++++はやし浩司
●退職後の男たち
+++++++++++++++
定年退職をしたあと、まったく
仕事をしなくなる男性は多い。
約50%がそうではないか。
しかし私のばあい、そういう状態には、
それほど長くは耐えられない……と思う。
気がへんになってしまう。
というのも、仕事をするから、気が紛れる。
仕事をしなくなってしまったら、
気を紛らわすことができなくなる。
もともと(うつ)タイプの人間だから、そのまま
一気にうつ病になってしまうかもしれない。
が、中にはそうでない人もいる。
知人(私と同じ、満61歳)は、最近まで
家の中でゴロゴロしていたという(妻の言葉)。
が、このところ毎日のように、ゴルフに
出かけているという。
コースを回るときもあるという。
そういえば、別の知人(満61歳)もそうだ。
しばらく家の中でゴロゴロしていたあと、
ゴルフ場に通うようになった。
が、その先は、どうなるか?
そういうときは、70歳とか、80歳の男性を
観察してみればわかる。
仕事に復帰する人もいるが、60歳で一度遊び
始めると、急速に社会適応性を失う。
つまり職場復帰がむずかしくなる。
だからできるだけ長く、仕事はつづけたほうがよい。
60歳で引退というのは、早すぎる。
早すぎるというより、もったいない。
が、ここで新しい問題が起きる。
夫が家の中でゴロゴロし始めると、妻のほうが、
それを負担に感ずるようになる。
さざ波が立つように、たがいの間に、緊張感
が走るようになる。
この緊張感がストレスとなって、妻に
はねかえる。
こうなったとき、解決方法は、2つに1つ。
夫が家を出るか、妻が家を出るか。
そこで夫は、ゴルフに通うようになる。
もっとも手っ取り早く、だれにでもできる
運動である。
それにひとりで、できる。
が、つづいても10年。
5~6年もすると、たいていみな、やめる。
やめて家の中に引きこもるようになる。
それが老後の始まり。
みんなそれぞれ、自分で考えて、自分で判断して
行動しているのだろうが、総じてみると
ひとつの「形」をつくるところが、おもしろい。
ということは、定年退職後の男性は、つぎの
ような段階を経て、老人になると考えることも
できる。
称して、「はやし浩司風、老人段階論」。
第1期……ゴロゴロ期(家の中でゴロゴロする。)
第2期……軽い運動期(何かの運動を始める。)
第3期……倦怠期(病気か何かがきっかけで、運動をやめてしまう。)
第4期……老人期(老化が一気に進む。)
あとは要支援→要介護という段階を踏み、要介護5を経て、
あの世行き。
だからやはり仕事はしていたほうがよい。
どこかで生活の緊張感を保ったほうがよい。
その緊張感が、結局は健康につながる。
肉体はもちろん、精神の健康にもつながる。
東洋医学でも、『流水は腐らず』と教える。
英語では『ころがる石は、コケをつけない』と教える。
だから、満60歳になった、みなさんへ、
もう少しがんばってみようよ。
あわてて老人になることはない。
今夜はこれで、おやすみなさい!
Hiroshi Hayashi++++++++NOV 08++++++++++はやし浩司
●オバマ氏の対北朝鮮政策
+++++++++++++++++++
あちこちのニュース・サイトを読む。
オバマ氏の情報を集める。
どんな人で、どんな考え方をする人か知りたい。
が、こと極東アジア政策については、未知数。
今朝、やっとその一部が、あるニュース・サイトに
載った。
北朝鮮に対しては、(1)2国間の首脳会談をする。
(2)「アメ」と「ムチ」の政策を実行する、と。
一方、自分を売り込もうと必死になっているのが、
C・ヒル氏。
北朝鮮を擁護しつつ、北朝鮮側の作業は順調に
進んでいる、と。
6か国協議も、12月中に開くことができると
主張している。
なおC・ライス氏は、退任後は、すでに大学の教授に
なることが決まっている。
Hiroshi Hayashi++++++++NOV 08++++++++++はやし浩司
●それぞれの家庭の事情
私には、約60~64人もの従兄弟(いとこ)がいる。
自分でも、すごい数だと思う。
そういう従兄弟たちをながめてみると、人、みなそれぞれということがわかる。
しかも他人とちがい、それぞれの家庭の事情が、直接肌を通して伝わってくる。
他人のような距離感がない。
が、そういう従兄弟でも、60年を経てみると、ここに書いたように、
人、みなそれぞれ。
兄弟姉妹で、友人以上に熱い関係を作りあげている従兄弟もいれば、
兄弟姉妹でありながら、他人以上に疎遠になってしまった従兄弟もいる。
親子、兄弟姉妹の間で、たがいに縁を切ったという従兄弟もいる。
そういう従兄弟たちをながめながら、私は改めて、こう思う。
「自分がそうであるからといって、他人もそうであるとか、そうであるべきと
考えてはいけない」
「自分がそうでないからといって、他人もそうでないとか、そうであっては
いけないと考えてはいけない」と。
が、中には思慮の浅い人がいる。
平気で自分の考えを、他人に押しつけてくる。
このタイプの人は、安易な『ダカラ論』をふりかざす。
あるいは古い因習や伝統を、もちだす。
「お前は子だろ」
「お前たちは兄弟だろ」
「親子だろ」
「親は親だからな」と。
しかしこうした安易なダカラ論ほど、その当事者たちを苦しめるものはない。
(血が通っている分)だけ、その人を苦しめる。
その人の思慮深さは、その人の人間関係についての意見を聞けばわかる。
思慮の深い人ほど、口が重くなる。
一方、思慮の浅い人ほど、無神経、無頓着。
平気でズカズカと他人の家にあがりこんでくるようなことをする。
平気で内政干渉をしてくる。
さらに加齢とともに、繊細に曇りが生じてくる。
相手への思いやりはもちろん、相手の立場でものを考えるということが
できなくなる。
認知症が加われば、なおさらである。
思慮がどんどんと浅くなる。
つまりその人の思慮の深さは、他人への共鳴性の深さで決まるといってもよい。
いくら歳をとっても、その繊細さだけは、失わないようにしたい。
●自尊心vs自意識
自分のもつ人間としての尊厳さ。
それを自尊心という。
これは私たちが生きていくうえで、最後の最後まで大切にしなければならない。
自尊心をなくしたら、おしまい。
その自尊心とよく似たものに、自意識がある。
「私は私」と思うのは、大切なことだが、そのワクを超えて、「私だけが特別」と
思うのは、自意識。
このタイプの人は、自分の価値は認めても、相手の価値は認めない。
自己中心性が肥大化したものが、自意識ということになる。
で、どんな世界にも、自意識が過剰な人というのはいる。
世界が自分を中心に回っていると錯覚する。
ウソや冗談ではない。
本気でそう信じている。
最近、こんな女性(80歳)がいることを知った。
何でも美容院へ行くたびに、1万円のチップを払っているという。
だれしも、ものすごい金持ちと思うかもしれない。
しかし現実は、その反対。
実の娘(65歳)と同居しているが、その娘は近くの事務所で
事務員として働いている。
収入は、それほど多くない。
その娘から金を出させて、そうしている。
(1万円のチップだぞ!)
世間体を気にする人というのは、何歳になっても、そうする。
変わらない。
そしてその世間体の基盤になっているのが、ここでいう自意識である。
それが過剰になればなるほど、世間体を気にするようになる。
本当はだれにも相手にされていないのに、まただれも相手にしていないのに、
自分では、相手にされていると思い込んでいる。
自分は注目されていると思い込んでいる。
私の母にしても、そうだった。
自分の実家の稼業をけなすようでつらいが、私の実家の稼業は、自転車屋。
ただの自転車屋。
先日も中学時代の同窓会に出てみたが、みなが、そういう目で見ているのが
よくわかった。
「林、お前は、あの自転車屋の林だろ」と。
「自転車屋」という部分だけ、ことさら強調する。
(これは私のひがみ意識か?)
大正時代の昔は知らないが、今では、その社会的評価は、あまり高くない。
職業に上下はないが、「上」とは、とても言えない。
ここでいう(そういう目)というのは、そういう目をいう。
が、母だけは、ちがった。
過去の亡霊を、自分から切り離すことができなかった。
町の酒屋や醤油屋、さらには医院と並んで、名門家と思い込んでいた。
晩年になってからでも、私が、「ただの自転車だろ」などと言おうものなら、
パニック状態になって、私を叱った。
「そんなこと、あらへん(ない)!」と。
そういう意味では、母は、きわめて自意識の強い女性だった。
自分が落ちぶれた自転車屋の女主人であることが、人に知られるのを、何よりも
恐れていた。
祖父(私の祖父)の時代の財産など、当の昔に使い果たしてしまっていた。
にもかかわらず、「おじいちゃん(=私の祖父)が財産を残してくれたから、
生活できる」と。
いつも決まって祖父を自慢していた。
こうした偏狭な自意識と闘うためには、自分の住んでいる世界を広くする。
何も自転車屋をつまらない職業と思えというのではない。
大切なのは生き様。
生き方。
それが確立していれば、職業というのは、それこそただの金儲けの手段にすぎない。
おかしな上下意識にまどわされて、卑下する必要は、まったくない。
総理大臣だろうが、自転車屋だろうが、職業は職業。
が、自分の姿を客観的に見るのは、むずかしい。
自分の立場を客観的に知るのは、さらにむずかしい。
しかし方法がないわけではない。
常に相手の目の中に自分を置く。
そこから、自分を見る。
「この人には、自分はどんなふうに見えるだろうか」と。
ただこの時点で注意しなければならないことは、仮にどんなふうに見えても、
気にしないこと。
気にしたとたん、(世間体)が顔を出す。
そのときこそ、「私は私」を貫く。
●エセ科学
今日のネット・ニュースを見ていたら、2つの興味深い記事が目についた。
ひとつは、エセ科学を糾弾する記事。
もうひとつは、霊感商法で犠牲になった人たちの記事。
「最近のスピリチュアル・ブームで、ハードルが低くなったため」とか。
つまりスピリチュアル・ブームでハードルが低くなった分だけ、
霊感商法に対する抵抗力が弱くなり、その犠牲者になる人がふえているという。
その理由として、「テレビ」をあげる。
それについては、何度も書いてきたので、ここでは省略する。
エセ科学と闘うための方法として、まず疑ってみること。
自分の頭で考えてみること。
その記事の中には、こんな記述もあった。
「あの人が言っているからまちがいないだろうという、主体性の
なさが、エセ科学の温床になっている」と。
言いかえると、「テレビで言っているのだから、まちがいない
だろう」という、主体性のなさが、エセ科学の温床になっている。
スピリチュアル……?
いつまでもアホなことを言っていないで、いいかげんに目を覚まそう!
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