●東亜日報の反日記事
●東亜日報の反日記事
+++++++++++++++++
東亜日報(韓国紙)は、「あきれた日本の新聞」と題して、つぎのような
記事を掲げた。
そのまま紹介する。
++++++++++以下、東亜日報、1月4日記事より++++++2011
国防部が発表した「2010年国防白書」に独島(トクト・日本名竹島)の写真がなかったことについて、日本の産経新聞が昨年12月31日、「日本への配慮ではないかと関心を呼んでいる」とし、その背景に注目した。
韓日間に独島の領有権問題が起こった08年には、韓国政府が国防白書の表紙に独島を背景にした大型強襲揚陸艦のカラー写真を載せ、本文にも、海軍艦艇の独島防衛訓練のカラー写真を載せたが、今回は2つの写真が削除されているということだ。2010年度版には、独島関連の写真として、島の上空を哨戒飛行する空軍戦闘機の小さな写真1枚だけが掲載された。
これについて、軍当局は、「ひと言で言って、あきれた」と述べた。軍関係者は、「これまで表紙に写真が3枚入っていて散漫であるうえ、毎回デザインが同じだという反応もあり、今回はデザインに変化を与えたのだが、過剰な解釈だ。表紙の写真を抜いただけであり、独島に対する韓国の確固たる守護意志の内容はすべて含まれている」と反論した。
++++++++++以上、東亜日報、1月4日記事より++++++2011
●検証
そこで産経新聞を調べてみた。
実際、そのような記事があることがわかった。
++++++++++以下、産経新聞、記事より++++++2011
【ソウル=黒田勝弘】
韓国国防省は30日、2010年版の国防白書を発表したが、前回の08年版白書の表
紙に掲載されていた竹島(韓国名・独島)の写真が表紙から消えており、日本への配慮で
はないかと関心を呼んでいる。
韓国では近年、金大中・盧武鉉政権(1998~2008年)時代の対北融和策で北朝
鮮への警戒心が後退。代わって竹島・独島をめぐる日韓の領有権紛争から「独島防衛」が
強調され、マスコミなどはまるで日本が“仮想敵”かのような雰囲気になっていた。
国防白書(08年版)では表紙に「独島」を背景にした大型強襲揚陸艦のカラー写真が
掲載され、本文でも北朝鮮などによる「局地挑発に対する備え」の項に、海軍艦艇による
「独島防御訓練」のカラー写真が出ていた。
今年の白書ではこの2枚の写真は削除され、「独島」がらみでは島上空を哨戒飛行する空
軍機の小さな写真1枚だけになった。
韓国では今年、哨戒艦撃沈事件や延坪島砲撃などで北の軍事的脅威が大問題になり、政
府はこれまでの安保政策の立て直しを迫られている。韓国政府として現実離れした“日本脅
威論”をあおるような写真は不必要と判断したものとみられる。
++++++++++以上、産経新聞、記事より++++++2011
●「日本への配慮ではないかと関心を呼んでいる」
産経新聞の記事の中で、最大の問題点は、「日本への配慮ではないかと関心を呼んでいる」
という部分。
いつ、だれが、どこでそのような「関心を呼んだ」のか?
記事には、「黒田勝弘」の記者名がある。
となると、こういう独断的判断を下したのは、黒田勝弘氏自身ということになる。
黒田勝弘氏は、勝手に国防白書を自己流に解釈し、最後に、こう結んだ。
「韓国政府として現実離れした“日本脅威論”をあおるような写真は不必要と判断した
ものとみられる」と。
●韓国側の反発
これに対して、韓国側は、強く反発した。
それが東亜日報の記事である。
が、私は黒田勝弘氏のこう言いたい。
「日韓問題は、貴殿が考えているような、底の浅い問題ではない。
韓国の人がもっている反日感情は、そんな甘いものではない。
認識不足もよいところ」と。
つまり私はこれほどまでに、オメデタイ記事を、そうは知らない。
産経新聞というよりは、黒田勝弘氏の、視野の狭さに驚く。
つまりこの程度のことで、一喜一憂してはいけない。
自己流の解釈を加えて、日韓関係が改善に向かっていると安易に判断してはいけない。
東亜日報が反発して、当然である。
私も、この記事には、日本側の立場で、あ・き・れ・た!
Hiroshi Hayashi+++++++JAN. 2011++++++はやし浩司・林浩司
<< Home