Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Saturday, October 01, 2011

●「世界失速」byダイアモンド社

●10月01日夜記(2011)

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今日は雑務+昼寝で終わってしまった。
これといった成果は、なし。
10月の第1目というのに、さえない過ごし方。
こんなことで、10月も終わってしまうのか。

台所では、ワイフがギョーザを焼いている。
その臭いが、書斎まで、入ってくる。
夕食は近い。

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●「週刊ダイアモンド」(2011-10-1号)

 おととい「週刊ダイアモンド」(2011-10-1号)を買ってきた。
もちろんそれだけではない。
経済誌ばかり、このところ、立て続けに買って読んでいる。
その下地ができていたこともある。
この方面にかなり詳しくなってきた。
が、今回、その「週刊ダイアモンド」を読んで、頭の中がすっきりと整理できた。

 特集は『世界失速』。

第1幕……「サブプライムローンとリーマンショック」
第2幕……「世界同時不況と景気刺激策が残した禍根」
第3幕……「欧州ソブリン危機と米国国債格下げの衝撃」
第4幕……「世界同時株安と円高を招く欧米景気の失速」
第5幕……「ギリシャ支援で足並み揃わぬユーロ加盟国」
第6幕……「景気失速の米国にのしかかる財政赤字」
第7幕……「日本国債の格下げとふくらみつづける借金」
第8幕……「インフレ過熱と成長鈍化に悩む新興国」
第9幕……「欧米の景気失速に巻き込まれる日本・新興国」
最終幕……「リーマンショックの再来、世界はどうなる?」

 たいへん読みやすく、わかりやすかった。
データ類(グラフなど)は、すべてイラスト化してあった。
専門用語にしても、そのつど説明がしてあった。

ページを追うごとに、「なるほど、そうだったのか」「だからこうなったのか」と、感心すること、たびたび。
「世界失速」に感心したのではない。
文章に、感心した。
これだけうまく文章をまとめられるライターというのは、そうはいない。
ライターとしても、トップクラスのライターではないか。

 で、今、世界経済は、第1幕から始まり、それぞれが連続性をもちながら、最終幕に向かって、「失速の道」を歩みつつある。
それが「週刊ダイアモンド」を読んで、よくわかった。
ありがとう、「週刊ダイアモンド」誌さん!

(比較して失礼だが、週刊「東洋経済」誌(9/17号)は、読みにくく、わかりづらい。
特集ごとに、難易度の差がはげしく、読んでいても疲れる。
子どもが使う問題集にたとえていうなら、簡単な問題と難問がごちゃまぜになっているといった感じ。)

●熱いときが買い時

 「経済誌を立て続けに買って読んでいる」というのは、本当の話。
それには理由がある。

 何でも年齢のせいにするのはつらいが、私の年齢になると、こんな現象が現れる。
ふとしたきっかけで、頭が冷えてしまう。
冷えたら最後、頭が働かなくなる。
つまりものごとが、どうでもよくなってしまう。

 だから何かのことで興味と関心をもったら、「このとき!」とばかり、そこへ自分のもてるエネルギーを集中させる。
それを逃すと、ここにも書いたように、頭が冷えてしまう。
そうなると、モノも書けなくなる。
で、今は「国際経済」。

●趣味

 私のようなタイプの人は、少なくないようだ。
先日も何かの本を読んでいたら、私のような人間で、出会った。
その人も、「周期的に趣味が変わる」と。

 ……で、私は若いころからそうで、ひとつのことに夢中になると、それだけを徹底的に追求する。
が、やがてある程度のところまでくる。
くると、そこで飽きてしまう。

 こうして私の趣味は、長くて1、2年、短くて数か月で変化していく。
木工から熱帯魚、ハーブ栽培から魚釣り、模型作りから畑作などなど。
一通り、すべてをしてきた。
「すべて」といってよいほど、あらゆる分野に手を出してきた。

 現在はパソコンだが、これだけは、もう30年以上もつづいている。
(最初にコモドール社のPET2001を買ったのが、25、6歳のころ。)
奥が深いというか、底が見えない。
日進月歩で、どんどんと変化していく。
ついていくだけで、たいへん!
プラス、おもしろい。

 が、よく自分を観察すると、パソコンの世界でも同じことが起きているのがわかる。
デジカメにこり出すと、頭の中はデジカメでいっぱい。
ビデオカメラにこり出すと、頭の中はビデオカメラでいっぱい。
それがやはり周期的に変化していく。

●結局は、アメリカ

 ということで、今は、「国際経済」。
恐いが、おもしろい。
どこかの幽霊屋敷にでも入ったような気分(失礼!)。
が、総じて見れば、こういうこと。

 地球がもっている資源、食糧生産能力、それに「豊かさ」にも限界があるということ。
それを世界中の人が、奪い合っている。
もちろん強い国と弱い国がある。
そういった国々が、今、ここにきて急速に入れ替わり始めている。
その混乱が、今回の「大失速」(ダイアモンド誌)の元凶ということになる。

 で、最終的に生き残る国は、どこか?
今の状況を見るかぎり、やはりアメリカということになる。
「やっぱり、もつべきものは、米ドル」と。
これが今のところ、私が得た結論ということになる。

(この日本については、あまりにも悲観的なので、ここには書けない。ゴメン!)

●生的エネルギー

 要するに、「~~をしたい」というのは、それ自体が「生的エネルギー」(ユング)。
生きる力。
原動力。
その生的エネルギーを感じたら、それを逃してはいけない。
逃したとたん、ジジ臭くなる。

 「~~がほしい」「~~を見たい」「~~へ行きたい」でもよい。
それを逃してはいけない。

 そうでなくても年ごとに、生的エネルギーは、弱くなっていく。
弱くなっていくからといって、そのままにしておいてはいけない。
闘う!
闘って、生的エネルギーを奮い立たせる。

 で、今週(近々)の目標。

(1)大阪のユニバーサルスタジオへ、ワイフと行く。
(2)幼児クラスで、正負の数と計算の仕方を教えてみる。
(3)「猿の惑星・ジェネシス」を観に行く。
(4)11月からの講演のレジュメを、全面的に更新(UPDATE)する。

 「どちらをしようか迷ったら、両方ともする」が、現在の私のモットーになっている。
遠慮することはない。
やりたいことがあれば、すべてする。
『鉄は熱いうちに叩け』という。
それをもじるとこうなる。

『何でも、熱いうちに、やれ!』と。
いつまでがんばれるか、自信はないが、がんばる。
がんばるしかない。


Hiroshi Hayashi++++++Oct. 2011++++++はやし浩司・林浩司