Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Sunday, September 30, 2012

ケチとため込み屋

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ★まぐまぐプレミアの方へ、BW公開教室へは、ここからおいでください★http://hiroshihayashi4.ninja-web.net/ ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ☆☆☆この電子マガジンは、購読を登録した方のみに、配信しています☆☆☆ .  mQQQm            発行人 はやし浩司(ひろし) . Q ⌒ ⌒ Q  ♪♪♪……    .QQ ∩ ∩ QQ          . m\ ▽ /m 彡彡ミミ      .  /~~~\  ⌒ ⌒       . みなさん、   o o β      .こんにちは!  (″ ▽ ゛)○    .        =∞=  //  □■□□□□□□□□□□□□□■□ =================  子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 10月 2日 □■□□□□□□□□□□□□□■□ ================= メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに 選ばれました! 【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 【立ち学習】 ●時には、こうして立ったまま(=立たせたまま)学習します。  この方法のよいところは、緊張感が持続できること。  発表力、表現力を養うには、効果的であること。  中・高校生だと、居眠りをしなくなること、など。  子どもはこうした変化が、大好き・・・ということで、今日は「立ち勉強」をしてみました。 【年長児・Summer Lesson】 Hiroshi Hayashi+++++July.2012+++++はやし浩司 【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ●ためこみ屋(ケチ) +++++++++++++++++++++ 数日前、「ためこみ屋」と呼ばれる人について書いた。 どんどんと、自分の身のまわりに、ものをためこむ人をいう。 「ためこみ屋」というのは、私が考えた言葉ではない。 心理学の本にも出ている。 ちゃんとした言葉(?)である。 時に家中を、ものだらけにしてしまう。 ひどくなると、家の中や外を、ごみの山にしてしまう。 一般的に、ためこみ屋は、ケチである。 ためこみ屋、イコール、ケチ、ケチ、イコール、ためこみ屋と考えてよい。 が、一方的にケチかというと、そうでもない。 ときに突発的に寛大になることがある。 雰囲気にのまれて、大金を無駄にはたいたりする。 こうした現象は、排便論で説明される。 フロイト学説によれば、2~4歳の肛門期に、何かの問題があって、 そうなるという。 つまり乳幼児にとっては、便は(財産)。 その便をためるという行為が、ものをためるという行為につながる。 しかし同時に、排便の快感も味わう。 それが(突発的に寛大になる)という行為につながる。 もう少し詳しく説明すると、こうなる。 肛門期に、(1)親にきびしい排便のしつけがされた、(2)排便にたいして適切な 指導を受けなかった、(3)排便について、何らかのトラウマができた。 排便だけではない。 とくに注意したいのが、愛情問題。 たとえば下の子どもが生まれたりして、上の子どもが、愛情飢餓状態に なることがある。 親は「平等にかわいがっています」と言うが、上の子どもにしてみれば、 それまであった(愛情)が、半分に減ったことが不満なのだ。 赤ちゃん返りは、こうして起きる。 そういう経験をした子ども(人)は、生活態度が、防衛的になる。 長男、長女がケチになりやすいという現象は、こうして説明される。 が、こうした現象を知ることによって、私たちは私の中の(私)を 知る手がかりを得ることができる。 あるいはそのヒントを得ることができるようになる。 ここでは、それについて考えてみたい。 ++++++++++++++++++++ ●私の知人 私は基本的には、ケチではない。 自分で自分をケチと思ったことはない。 しかしそんな私でも、ときどき落ち込んでいるようなとき、パッと ものを衝動買いすることがある。 とたん、気分がスカッとする。 反対に、ものを衝動買いすることによって、ストレスを発散させることもある。 これも言うなれば、肛門期の名残(なごり)ということになる。 が、それが病的な状態にまで進んでしまうことがある。 だれがみても、(ふつうでないという状態)になることがある。 それがここでいう「ためこみ屋」ということになる。 私の知人に、こんな人(50歳くらい)がいる。 ケチの上に、「超」がつくような人である。 娘が結婚したが、その引き出物として、100円ショップで買ってきた 家庭用品を5~6個ずつ、箱に入れて渡していた。 (100円ジョップの商品だぞ!) もちろん小銭に、うるさかった。 小さな菓子屋を経営していたが、妻などは、家政婦くらいにしか 考えていなかった。 すべての行為が、(金儲け)につながっていた。 またそういう目的のために、結婚したようなもの。 妻を使ったというより、こき使った。 そのため妻はやがて、うつ病になり、自殺未遂まで起こしている。 が、悲しいかな、それでその知人が、自分の愚かさに気づいたというわけではない。 妻は1か月ほど入院したのだが、入院費がもったいないという理由で、その知人は、 無理に退院させてしまった。 そのあとのことは知らないが、人づてに聞いたところでは、その知人はケチはケチだが、 ためこみ屋ではないとのこと。 家の中も、それなりに整頓されているとのこと。 しかしそれには、妻の努力があったようだ。 妻が、きれい好きだったということか。 加えてケチが転じて、その知人は、守銭奴になった。 何しろ子どもの学費すら、「もったいない」と言って、ケチったという。 これはあくまでも一般論だが、ためこみ屋の人は、ものを失うことに、強迫観念を もっていると考えられる。 あるいは時間に対して、異常なまでに執着し、そのため生活そのものが時刻表的 になることが多い。 これは乳幼児期における、神経質な排便指導が原因と言われている。 ●人は人 もっともそれでその知人がそれでよいというのなら、それでよい。 私のような他人が、とやかく言ってはならない。 またそんなことをすれば、それこそ、内政干渉。 しかしその知人は、私たちに大切な教訓を与えている。 つまり(私の中の私)である。 ためしにその知人に、こう言ってみたらどうだろうか。 「あなたはあなたですか?  あなたはあなたの中の、あなたでない部分に 操られているとは思いませんか?」と。 その知人は、まちがいなく、その質問に猛反発するにちがいない。 「私は私だ。私のことは、私がいちばんよく知っている」と。 しかしそうでないことは、ここまで読んでくれた人にはわかるはず。 その知人もまた、(私であって私でない部分)に操られているだけ。 原因はわからないが、いろいろ考えられる。 その知人は、4人いる兄弟姉妹の長男。 昔からの菓子屋。 父親は、道楽三昧(ざんまい)の遊び人だった。 母親は、近所でも有名なほど、勝気な人だった。 そのため長男のしつけには、ことさらきびしかったようだ。 そういう家庭環境の中で、その知人は、その知人のようになった。 言い換えると、自分を知ることは、それほどまでに難しいということ。 しかし知ろうと思えば、知ることは、けっして不可能ではないということ。 ●そこで(私) もしこの文章を読んでいる(あなた)が、ここでいう「ためこみ屋」で、 ケチであるなら、(つまりそういう症状が出ているなら)、一度、自分の心の中を のぞいてみるとよい。 あなたも、(私であって私でない部分)に気がつくはず。 そして……。 こうして(私)の中から、(私であって私でない部分)を、どんどんと取り除いて いく。 ちょうどたまねぎの皮をむくように、だ。 そして最後に残った部分が、(私)ということになる。 ただそのとき、恐らくあなたは、(私)がほとんどないことを知るかもしれない。 (私)というのは、たまねぎにたとえるなら、たまねぎの中心部にある、細くて 糸のようなもの。 あるいはもっと小さいかもしれない。 つまりそれくらい、(私)というのは、頼りない。 ●スズメはスズメ だから、さらに……。 ためしに、庭に遊ぶスズメを見てみたらよい。 スズメたちは、恐らく、「私は私」と思って行動しているつもりかもしれない。 しかし北海道のスズメも、沖縄のスズメも、スズメはスズメ。 どこかで連携しているというわけでもないのに、まったく同じような行動パターンで、 同じように行動している。 もちろんどこかで共通の教育を受けたということでもない。 が、同じ。 私たち人間から見れば、同じ。 つまり(私)というものが、どこにもない。 同じように、アメリカ人も日本人も、人間は人間。 それぞれ「私は私」と思って行動しているが、視点を変えれば、まったく同じような 行動パターンで、同じように行動している。 スズメの中に(私)がないように、実は、私の中にも、(私)というのは、ほとんどない。 「まったくない」とは思わないが、ほとんど、ない。 ●ある生徒 たとえばケチな人は、ケチであるということに気がつくか、どうか? 少し話はそれるが、私の生徒のことで、こんな経験をしたことがある。 ある生徒(高2男子)が、私にこう言った。 「生徒会の仕事をするようなヤツは、バカだ」と。 そこで私が理由をたずねると、こう言った。 「そんなことをしていたら、受験勉強ができなくなる」と。 私はその言葉を聞いて、しばらく考え込んでしまった。 たしかにその生徒の言っていることは正しい。 有名大学への進学を考えるなら、1時間でも、時間は惜しい。 生徒会の仕事をしていたら、勉強の時間が犠牲になる。 それはわかる。 しかしその生徒は、受験勉強という、もっと言えば、受験制度の中で、 踊らされているだけ。 もちろんその生徒は、それには気づいていない。 「私は私」と思って、自分で考え、自分で行動している。 さらに言えば、ではその生徒は、何のために勉強しているのか。 何のために高校へ通っているのか。 そういうことまで考えてしまう。 つまりこうした疑問は、そっくりそのままケチな人についても言える。 その知人は、何のためにお金をためているのか。 何のために生きているのか。 そういうことまで考えてしまう。 ●私を知る ではどうすれば、その知人は、どうして自分がそうであることを知ることができるか。 その方法はあるのか。 その知人のことを心配して、こう書いているのではない。 その知人は、その知人でよい。 しかしそれを考えることによって、私たちは自分を知る手がかりを得ることができる。 そのために、その方法を考える。 まず、その知人は、自分がケチであることを知らねばならない。 これが第一の関門。 しかし実際には、そういう人にかぎって、自分がケチとは思っていない。 「自分は堅実な人物」とか、「他人は浪費家」と思っている。 人生観、さらには哲学まで、その上に、作りあげてしまう。 さらに『類は友を呼ぶ』の諺(ことわざ)どおり、そういう人たちはそういう人たちで、 ひとつのグループを作ってしまう。 だからますます「私」がわからなくなってしまう。 言い換えると、私たち自身も、実は同じことをしているのに気がつく。 (私であって私でない部分)が中心にあって、そのまわりを、たまねぎの皮のような ものが、つぎつぎと重なっている。 そしてつきあう相手も、自分にとって居心地のよい人を選ぶ。 たとえば冒頭に書いたように、私自身はケチではないから、ケチな人間が好きではない。 ケチケチした人のそばにいるだけで、息苦しさを覚えることもある。 しかしそれは本当の(私)なのか? ケチに気づくことも難しいが、自分がケチでないことに気づくのも難しい。 どちらであるにせよ、どちらがよいということにもならない。 先の高校生について言うなら、現代という社会は、そのほうが、生きやすい。 たしかに「生徒会などをしているヤツは、バカだ」ということになる。 ●作られる(私) で、そういう自分であることに気がついたとする。 つぎに私たちは、いつ、どこで、どのようにしてそういう(私)ができたか、 それを知る。 これが第二の関門。 私はそのためには、精進(しょうじん)あるのみ、と考える。 昨日の私より、今日の私を賢くすることしか、方法はない。 人は、より賢くなって、それまでの自分が愚かだったことを知る。 専門家に相談するという方法もあるかもしれないが、そのレベルまで到達した 専門家をさがすのは、たいへん難しい。 へたをすれば、どこかのカルト教団の餌食(えじき)になるだけ。 占いや、占星術、さらにはスピリチュアルなどというわけのわからないものを、 押しつけられるだけ。 そこで精進。 つねに勉強し、つねに視野を広める。 手っ取り早い方法としては、心理学や哲学を学ぶという方法もある。 が、何よりも大切なことは、自分で考えるということ。 考える習慣を身につけること。 その習慣が、やがて(私)の発見へとつながっていく。 ●(私)を知るメリット もっとも(私)を知ったところで、それがどうした?、と考える人もいるかも しれない。 (私)を知ったところで、直接、何らかの利益につながるというわけではない。 しかし(私)を知ることによって、私たちは、そこに生きる意味を見出すことができる。 それがわからなければ、反対に、もう一度、庭に遊ぶスズメたちを思い浮かべて みればよい。 スズメはスズメ。 同じように、人間は人間。 もしそうなら、私たちはスズメと、どこもちがわないということになってしまう。 言い換えると、私たちは(私)を知ることによってのみ、生きる意味そのものを 知ることができる。 そこに生きる意味を見出すことができる。 (私)があって、私たちははじめて、生きることになる。 その実感を手に入れることになる。 そしてそれがわかれば、まさに『朝に知れば、夕べに死すも可なり』ということになる。 「朝に真理を発見できれば、夕方に死んでも悔いはない」という意味である。 もっと言えば、無益に100年生きるより、有益に1日を生きたほうが、よいという 意味である。 (私)を知るということは、そういうことをいう。 ●再び、「ためこみ屋」 「ためこみ屋」の人にしても、「ケチ」と周囲の人にうわさされるほどの人にしても、 何らかの心のキズをもった人と考えてよい。 またそう考えることによってのみ、そういう人たちを理解することができる。 (あえて理解してやる必要はないのかもしれないが……。) しかし先にも書いたように、あなたや私にしても、みな、何らかのキズをもっている。 キズをもっていない人は、いない。 ぜったいに、いない。 大切なことは、まずそのキズに気がつくこと。 そうでないと、あなたにしても、私にしても、いつまでもそのキズに振り回される ことになる。 同じことを繰り返しながら、繰り返しているという意識すらない。 ないまま、また同じことを繰り返す。 しかしそれこそ、貴重な人生、なかんずく(命)を無駄にしていることになる。 (はやし浩司 Hiroshi Hayashi 林浩司 教育 子育て 育児 評論 ためこみ屋 ケチ ケチ論 肛門期 フロイト はやし浩司 私論 私を知る) Hiroshi Hayashi+++++++July. 2012++++++はやし浩司・林浩司 【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ Hiroshi Hayashi++++++++++++はやし浩司 昨日(7月27日)、宝島09月号を買う。 「最新・日本のタブー」(580円)。 最近になく衝撃的な雑誌・・・の一言に尽きる。 すごい! 読む込めば読み込むほど、(矛盾)が、怒涛のごとく押し寄せてくる。 日本の社会全体に深く蔓延する、巨大な矛盾。 一読者の立場でいうなら、どこからどう判断したらよいのか、それすら、わからない。 ひとつずつを、テーマとして取り上げていたら、1年はかかる。 消化するのに、1年はかかる。 それが「最新、日本のタブー」。 一読し、ゾッとしない人はいないだろう。 Hiroshi Hayashi++++++++++++はやし浩司 ●福島産のコメ  「やはりそうだったのか」というのが、私の感想。 『・・・最近の例では、福島県産のコメです。 放射能によって汚染されたというイメージがついたため、そのままでは売れません。 が、外食産業には流通しています。 このばあい、放射能検査をされても高い数値が出ないように、他県産のコメと混ぜて卸されていることが多いですね。 また水産物では、異型のものを専門に扱っている業者もある。 たとえば背骨が曲がったり、網ずれによって、傷がついてしまった魚などです』(P035)と。  ここに「外食産業」とあるが、私が調べた範囲でも、大手のホテル、旅館では、多くが「東北産のコメ」を使っていることがわかっている(静岡県)。 ●福島県の汚染度  その福島県の汚染度についても、言及している。  東北地方を中心に、がん保険加入者がふえているという。 それに触れながら、『原因とされるのは、もちろん、福島原発から漏れつづける放射能だ。 福島県内では、7月(2012年)に入っても、毎時35マイクロシーベルトと、1日の平常値から約500倍もの放射線量を観測中。 この高放射線量が将来的ながんの発症リスクを・・・』(024P)と。  ちなみに、この浜松市内で、私が測定している範囲では、晴天日には、0・05~0・06マイクロシーベルト。 降雨時には、0・1~0・15マイクロ・シーベルト前後。  福島原発の放射能汚染は、今の、今もつづいている。 が、それを伝えるマスコミの姿勢にも、鋭い追跡がつづく。 ●10万人のデモ  この日本で、デモが起きること自体、珍しい。 「モノ言わぬ従順な民」。 それが日本人。  高校生でも、事実上、政治活動は、「禁止」されている。 生徒会どうしのつながり、連絡、共闘すら、許されていない。 そういう中で生まれ育った、現在の30~50代の人たちが、立ち上がった。  それが「総理官邸前デモ」。 が、マスコミ各社(とくにテレビ局)は、そのデモについて、ほとんど報道しなかった。 こうある。 『総理官邸前で3月29日から始まった原発再稼働反対の抗議活動は、1万人を突破した6月22日まで、ほとんど報道されることはなかった。 それはいったい、なぜなのか?』(P009)と。  知らなかった。 この私でさえ、デモがあったのは、1~2日程度と思っていた。 実際には、3月29日から始まっていた。  「最新、日本のタブー」は、4~5枚の写真を紹介している。 で、それを見ただけでも、「10万人」という数字は、けっして大げさな数字でないことがわかる。 もっと多いかもしれない。 ●特殊タブー  産業界とマスコミ・・・。 電力業界とマスコミにしても、その底辺で深く結びついている。 ・・・ということが、「最新、日本のタブー」を読んでもよくわかる。 しかし今では、こんなことは常識。  私がそれを最初に感じたのは、35歳くらいのときのこと。 私はある雑誌社(育児雑誌)から原稿依頼を受けた。 その中で、一部、「紙おむつ」の弊害を書いた。 (あくまでも一部。) 当時、幼稚園を中心として、ふつうでは理解できない現象が起きつつあった。 排尿感覚がないまま、漏らしてしまう子どもがいた。 あるいは正常に、排尿できない。 が、紙おむつを当ててあげると、排尿ができる、など。  が、その原稿は、編集部のほうで、カットされてしまった。 理由は、出版後にわかった。 なんとその雑誌の後半部には、紙おむつ会社の大きなコマーシャルが載っていた。  また、こんなこともあった。 ある宗教団体の告発本を出したことがある。 が、その本は、初版本を、わずか2~3週間で売り切ったにもかかわらず、増刷がかからなかった。 理由はわからなかった。 わからなかったが、そのちょうど半年後、その出版社は、その宗教団体の「長」の本を出版した。  新聞社とて、無罪ではない。 その宗教団体にしても、全国で、各地の新聞社の印刷機を借りて、自前の機関紙を発行している。 印刷機を貸している新聞社は、当然のことながら、その宗教団体への批判を避ける。  ・・・というようなことが、この日本では、常識化し、体質化している。 原子力行政についても、同じ。 「最新、日本のタブー」の中にも、こうある。 『(週刊新潮が)、原発事故後に、集中砲火を浴びつづける東京電力を、奇妙なほどに叩かないのも、話題になっている』(P027)と。  その一方で、逆に東京電力を徹底的に擁護したのが、週刊ポスト誌。 こうある。 『原発危険を煽(あお)る、メディアの嘘を報じつづけ、部数を落としたとされる、週刊ポスト・・・』(P027)と。  裏で何かあったのか。 それとも何もなかったのか。 しかしあの時点で、そして現在の今でも、「原発の危険」を「煽り」と説くのには、無理がある。 なぜ週刊ポスト誌だけは、「メディアの嘘」を書きつづけ、結果として、原発事故を守った(?)のか。 ●国会議員  国会議員ですら、アテにならない。 こんな記述も見られる。 『「私の地域では、医師会主導で児童の甲状腺への影響を調べました。 しかし、実施に際し、一部議員が猛抗議。 議員が住民の健康調査に反対するなんて、不思議に思うかもしれませんが、彼らの支持母体がJA(農業協同組合)だったのです」。  つまり検査により、放射能の影響がハッキリすれば、農・畜産物の出荷販売ができなくなります。 農家が大打撃を受ける。 そうでなくても、検査の実施自体が風評被害を呼ぶことをJAは懸念し、足場が揺らぐことを恐れた議員もまた、それに乗ったのだ』(P026)と。  あのね・・・被害が、実際に出てくるのは、2013年3年以後~。 あのチェルノブイリでも、被害が出始めたのが、2年後。 10年後にピークを迎え、30年近くたった今でも、世代を超えて、その後遺症に苦しんでいる。  まだ1年ちょっとしかたっていない今の段階で、「安全宣言」を出す方がおかしい。 狂っている。 数日前も、福島県産のモモを、野田総理大臣が、鼻の下を長くしながら、ほおばっていた。 「おいしいです」と。 両横には、ピンク色の着物を着た女性が2人、立っていた。 ●風評被害?  私たちは、マスコミによって、明らかに洗脳されている。 で、そのマスコミを裏から操り、私たちをロボット化しているのが、「金権」という魔物。言いかえると、マスコミ自体も、「利潤を追求する、企業集団」に過ぎない。 正義や道徳を期待するほうが、おかしい。 無理。  ならば私たちは少ない情報をもとに、自ら防衛するしかない。 身を守る。 その第一の力が、「思考力」ということになる。  が、今は、時代が変わった。 こうして私のように、地方に住む、1市民ですら、情報を発信し、それに自分の意見を乗せることができるようになった。 より多くの人たちが、こうした形で立ちあがれば、この日本に潜む(矛盾)を、解決できる。 そのヒントをくれた、「最新、日本のタブー」には、感謝したい。 久々に、頭の中がスッキリした。 一読を勧める。 (はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 宝島 最新、日本のタブー 風評被害 福島県産 農産物)2012/07/28記 Hiroshi Hayashi+++++July.2012+++++はやし浩司 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  はやし浩司のホームページ http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ *********************************** このマガジンがお役にたてそうな人が、あなたのまわりにいませんか? よろしかったら、どうか、このマガジンのことを、お友だちの方に 話していただけませんか? よろしくお願いします。              はやし浩司 *********************************** ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■   まぐまぐプレミア版(有料版)のお申し込みは…… http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page141.html ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■                       .   *※※ .※※  ***※ .*※※…※}※**    . **++ ※)) . {※}※※ / . ※*… /mQQQm .**/| |Q ⌒ ⌒ Q  Bye! .  = | QQ ∩ ∩ QQ    .       m\ ▽ /m~= ○ .       ○ ~~~\\// .================================= .みなさん、次号で、またお会いしましょう! .=================================