Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Monday, December 22, 2008

*Excessive Compromise

●過剰な妥協(Excessive Compromise by C. Rice and C. Hill toward North Korea)

Nobody denies in Japan, that C. Rice and C. Hill has done too much excessive compromise toward North Korea, or these two people are too innocent to be cheated by them during the conferences. What they have done is just to give them money, oil, food, music and time. The biggest show was the “Explosion Show of Junk Yard in Yonbyon”, which means nothing to them.

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C・ライスとC・ヒルのコンビが、
K国に対して、「過剰な妥協」をしたのは、
だれの目にも明らか。

この5年間で、この2人がしたことは、
K国に、マネー、原油、食糧、音楽、それに
時間を与えたことだけ。
あとは、もとからガラクタだったヨンビョンの
核施設の爆破ショーを演じて見せただけ。

それに対して、当のC・ライスは、
「80%は合意していた」と、わけのわからない
ことを言っている。
何をもって、「80%」というのか?

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時事通信、08年12月22日は、つぎのように伝える。

『ライス米国務長官は21日、NBCテレビのインタビュー番組で、「もちろんK国を信用していない」と述べ、K国の非核化をめぐる交渉で、米政府がK国の約束を信頼して過剰に譲歩しているとの批判に反論した。

 ライス長官は「誰もK国を信頼していないからこそ、核検証の枠組みを交渉している」と指摘。「枠組みの80%は合意したが、K国は科学的手続きの要素を明確にする最後の20%に同意しようとしない」と述べ、核検証枠組みの文書化失敗は、K国側に原因があると強調した』(時事通信・12月22日)と。

この報道を読んで、まず気になったのが、「80%」という数字。
いかにもアメリカ人らしい発想だが、同時に、何をもって「80%」というのか。
外交交渉は、すべて結果で決まる。
その結果が何もない今、「80%は合意した」とは、どういうことなのだろう。
まさか原油の提供が、80%済んだということでもあるまい。

各検証枠組みの文書化失敗は、K国にあるのではない。
米朝2か国だけで、秘密会議を開いてきた、C・ライスとC・ヒルにある。
6か国協議を形骸化してしまった。
結果として、C・ヒルは、K国に、いいように、もてあそばれてしまった。
しかもあろうことか、C・ライスは、この日本を脅した。
「K国援助に加われ。さもなくば、K国をテロ支援国家リストからはずす」と。

が、日本はそれに応じず、K国は、テロ支援国家リストからはずされてしまった。
さらにその前には、「拉致問題を6か国協議からはずせ」と迫ったこともある。
拉致問題については、C・ヒルが話し合った形跡は、ゼロ。
成果も、もちろんゼロ。
さらに最近に至っては、「日本は日本で、勝手にやれ」とまで、言いだした。

C・ライスは、頭のよい女性かもしれないが、自分の能力を過信するあまり、独断と
偏見だけで、K国との外交を進めてしまった。
加えてC・ヒルの(思いこみ外交)。
「アメリカはここまでしたのだから、K国も、応じてくれるはず」と。
よい例が、08年の正月に、K国に派遣した、ニューヨーク・フィル。
いったい、あれは何だったのか?

いまだにC・ヒルは、こう言って、K国をかばっている。
「原油の提供が完了すれば、K国は、核検証に応じてくるはず」と。
さらにその原油支援についても、支援中断は、5か国も承諾していると、
ここでもまた(思いこみ外交)を展開した。

これに対して、中国、ロシアは、「これからも支援をつづける」と表明。
日本と韓国は、「そんな話は聞いていない」と表明。
いったい、C・ヒルの脳みそは、どうなっているのか。

現在、日米関係は、こと日本側でみるかぎり、最悪の状態になっている。
その責任の大半は、C・ライスとC・ヒルにあることは、言うまでもない。

それにしても、「80%」?
K国の核開発関連施設は、ヨンビョンだけではないというのは、常識なのだが……。