Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Saturday, March 07, 2009

●洗脳コマーシャル

●洗脳コマーシャル

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3月8日。
パッとしない日曜日。
曇天。
肌寒い。
体の動きも、鈍い。
体重もふえた。
危険水域の、67キロ弱。
今日は食事を減らし、運動量をふやす。
昼から、浜名湖周辺を歩いてみる。

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ところで昨夜、WBC日韓戦を見た。
結果は、日本のコールド勝ち。
それはそれとして、Aビール会社の
コマーシャルには、驚いた。
表と裏が入れ替わるたびに、Aビールの
コマーシャル、またコマーシャル。
それが繰り返し、流される。
「これでもか!」「これでもか!」といったよう。
野球以上に、Aビールのコマーシャルが、
脳に張りついてしまった。

恐ろしい力である。
「こんなコマーシャルばかり見ていたら、
ビール好きの人はたまらないだろうね」と私。

脳の中で条件反射運動が起こり、みな、
Aビールを買い求めるようになる。
ドーパミンが、線条体をガンガンと刺激する。
そうでなくても、ビール好きの人には、
受容体ができあがっている。
コマーシャルの泡を見ただけで、ググーッと、
ビールが飲みたくなるはず。

いいのかなあ……?
酒もタバコも、基本的には、同じ。
アルコールに、害がないとは言わせない。
みながみな、適度に飲んでいるわけではない。
アルコール中毒、ニコチン中毒という言葉もある。
その先には、薬物依存もある。
タバコのコマーシャルと同じように、
アルコールのコマーシャルも、自粛すべきではないのか。
何も飲まなければ、生きていかれないというようなものでもない。

私の知人にも、ヘビースモーカーならぬ、ヘビードリンカー
という人が、何人かいる。
30代、40代のころは、それがわからなかった。
が、50代になると、その(ちがい)が、はっきりしてくる。
どこかふつうの人たちとは、ちがう。

飲んでないときも、ろれつが回らない。
繊細な会話ができない。
それに会話のスピードが、かみ合わない、など。
「ア~~、ウ~~、アウ~~、エ~~」という、
間投詞でもない、感動詞でもない、うめき声も
多くなる。
「ア~~、エ~ト、ソノ~、ですナ~、私イ~~」と。
つまり脳みその機能が、低下する。

ところでそのコマーシャル。

(1) 感覚的なものであればあるほど、よい。
(2) 繰り返し流せば流すほど、よい。
(3) 理屈ぽいものは、だめ。かえって逆効果。
(4) 有名人を使えば使うほど、よい。

昨日見たAビールのコマーシャルは、この基準を
すべて満たしていた。
つまり、基準通りの、コマーシャル。
あのコマーシャルで、いったい、どれだけの人が
洗脳されたことか。
おまけにコールド勝ち。
否応なしに、コマーシャルの効果は高められたはず。
店先で、Aビールを見ただけで、ググーッと、
「勝った」という快感(?)が、よみがえってくる。
思わず、Aビールに手がのびる。

「いいのかなあ?」
「よくないよなあ……」と思いつつ、テレビから離れた。

(補記)
みなさん、
みなさんは、「私は私」と思っているかもしれませんが、
みなさんは、いつもだれかに、そして何かに操られているのですよ。

(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司
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