Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Sunday, September 12, 2010

●雑感あれこれ(偏頭痛ほか)

【雑感】(情報・偏頭痛・オーパーツ・墓参り)
  
●情報

 ときどきハードディスク内部の整理をする。
その中には、もろもろの情報が、たとえて言うなら、ゴチャゴチャになった書庫の
ようになっている。
もちろんゴミも、たまっている。
わかりやすい例で考えてみよう。

 たとえばインターネット・エクスプローラーには、「お気に入り」という欄がある。
ときどき登録するだけでも、あっという間に、それが何百になったりする。
が、削除するには、勇気がいる。
「いつか見るかもしれない」という思いが、どうしても残る。
ためらう。

 が、ある日、一念発起。
まずホルダーを作成する。
「毎日チェック」「ときどき閲覧」「情報源」「役立ち情報」「UPLOAD用」など、
それらしい仕分けをし、その中に片っ端から移動する。
その途中で、「削除」というホルダーも作成する。
あとでホルダーごと、まとめて削除する。

 こうして整理完了!

 で、そのあと不便なことがあるかというと、それがない。
本ではよくあることだが、捨ててしまったあと、「しまった!」と思うようなことはない。
つまりそれだけ情報量が、多いということ。
たとえて言うなら、情報が洪水のように毎日、押し寄せてくる。
それにインターネットのばあい、必要な情報は、そのつど簡単に呼び戻すことができる。

 ……ということで、今朝は、ハードディスク内部の整理から始まった。
1時間ほど、かかった。
とくに写真(PHOTO)の整理に、時間がかかった。
あちこちにバラバラになっている写真を、一か所に集めた。
同時に不要な写真は、心を鬼にして、削除した。

●データの保存

 パソコンという代物は、いつ何どき、壊れるかわかったものではない。
そういう前提で、つきあう。
そのとき管理の仕方がまずいと、大切なデータやファイルが、消えてしまう。
そういうこともある。

 そこで定番通り、私はそのつど、重要なデータやファイルは、外付けのハードディスク
に保存している。
が、それでも安心できない。
パソコン本体が動かなくなってしまうことがある。
そうなると、たとえばマガジンの発行予約や、BLOGの更新ができなくなる。
ホームページの更新もできなくなる。

 そこで私のばあい、メインのパソコンとは別に、つねに緊急用のパソコンをもう一台、
別に用意している。
メインのパソコン(WINDOW7)が万が一、不調になったら、緊急用のパソコンで
作業をつづける。
今が、そのとき。
メインのパソコンは、目下、修理中。
今は、緊急用のパソコン(ビスタ)で、作業をつづけている。
動作はかなりのろいが、しかたない。


Hiroshi Hayashi++++++++Sep. 2010+++++++++はやし浩司

●偏頭痛(私のばあい)

++++++++++++++++++

あなたは偏頭痛の痛さを知っているか。
ふつうの痛さではない。
頭の芯まで切り裂くような傷み。
それが容赦なく、ギリギリとつづく。
その痛みが、脳の中で脈動する。

++++++++++++++++++

 偏頭痛の発作が起きた。
深夜に、正確には今朝、明け方。
あれほどはげしい偏頭痛は、数年ぶり。
ふとんの上で転げまわった・・・と言っても、
最近は、よい薬がある。
「ZM」という薬。
それをのめば、20~30分ほどで症状は一応、消える。
「一応」というのは、「何となくあやうい感じを残して」という意味。
症状が収まったあとも、不快感は残る。
あとは体を横たえて、静かにしていればよい。

 で、私のばあい、「ZM」と同時に、精神安定剤をのむ。
「SZ」という薬だが、女性用の軽い安定剤だそうだ。
それを半分に割ってのむ。
ふつうは一錠だが、半分で効く。

 原因はわかっている。
おとといG県までドライブした。
昨日、犬山に一泊したあと、帰ってきた。
いつもなら昼寝をするのだが、その時間がなかった。
そういう状態で、夕食後、かなりハードなDVDを観た。
タイトルは忘れたが、複雑な内容のSF映画だった。

 床についたのが、10時ごろ。
そのときすでに「?」と思っていたが、ひと晩眠れば、治るだろうと思っていた。
それほどまでに頭痛がひどくなるとは思っていなかった。
夜中になって、ズキンズキンと痛み始めた。
明け方、それが頂点に達した。

●メカニズム

 偏頭痛のメカニズムは、よくわかっている。
気分が和らいだようなとき、血管が拡張する。
拡張して血管を取り巻く神経を圧迫する。

 「ZM」という薬は、基本的には、血管を収縮させる薬である。
一錠500円(医院での処方価格)という高価な薬だが、その分だけよく効く。
水なしで、空腹時にものめる。
私にとっては、なくてはならない薬。
若いころは、その偏頭痛に苦しんだ。
因果な病気で、「今日から休み」という、その朝によく発作が起きた。

当時は偏頭痛というものが、どういうものか、まだよくわかっていなかった。
市販の頭痛薬をのむと、ゲーゲーと吐いた。
ちょうど30歳のときに病院へ行くと、脳腫瘍を疑われた。
頭のレントゲン写真を、何十枚も撮られた。

●そして朝

 ほかに・・・。
私のばあい、湿布薬は効かない。
また偏頭痛は湿布薬が効くような頭痛ではない。
冒頭にも書いたように、頭を割るような、そんな頭痛。
「頭を切り取ってくれ!」と叫んだことも、何度かある。

 だから頭から水をかける。
台所の蛇口の下に頭を置き、上から水をかける。
頭を冷やす。
血管を収縮させる。
「ZM」をのみながら、頭を冷やすと効果がある。
また精神安定剤を併用するのは、精神を安定させるため。
睡眠剤にもなる。

 ともかくも、昨夜は大騒動?
頭を水で冷やしたのはよかったが、パジャマがそれで濡れてしまった。
痛みが消えたら、今度は寒気。
パジャマと下着を着替えた。

 ・・・ということで、今朝は10時起き。
よく眠った。
偏頭痛は消えていた。
よかった!


Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●オーパーツ

 コンビニで『驚愕のオーパーツ、超古代ミステリー99』(双葉社)という本を
買ってきた。
「オーパーツ」というのは、「場違いな人工物」という意味。
パソコン雑誌がほしかったが、よいのがなかった。
それでその本を買った。

 ウソかインチキか?
本当か事実か?

 ……そんなことを考えながら読んだ。
というか、私は、この種の本が好き。
ウソやインチキでも、おもしろい。
本当だったら、さらにおもしろい。

 秦の始皇帝陵で、クロムメッキを施した長剣が見つかった。
2万~32万年前の洪積世時代の地層から、ミクロン単位(0・001ミリ)の金属片
が見つかった。
ふつうの金属片ではない。
コイルやネジ様のもの。
顕微鏡で拡大した写真も載っている。
さらに火星で、モノリスが見つかった。
高さは約130メートル、幅は約36メートル(NASA)、とか。

 表紙には、こうある。

『水晶ドクロ・古代CDロム・海底の神殿・火星のヒューマノイド・
古代インドの飛行艇・中国のピラミッド・三葉虫を踏みつぶしたサンダル・
謎の金属ヒヒイリカネ・宇宙人土偶』と。

 ただ気になるのは、どれも現代の地球人が知りえた範囲のものばかりであること。
つまり現在の人間の知識を超越したモノは、ないということ。
たとえば重力制御装置が見つかったとか、そういうことであれば、もっとおもしろい。
言い換えると、現代の人間の能力と知識を基準にしている。
またその範囲のものがほとんど。
考えてみれば、それはしかたないことかもしれない。
そこ不可思議なモノがあれば、人間はまず自分のもつ知識や経験で、それが何であるかを
判断しようとする。
ミクロン単位のネジやコイルにしてもそうだ。
どうして「ネジ」であり、「コイル」なのか?
ネジのような形をした微生物が、化石化したことだって、考えられる。
 
 それに「古代人にできるはずがない」という先入観はもたないほうがよい。
エジプトのピラミッドにしても、そうだ。
ナスカ平原の線画にしても、そうだ。
(あなた)という個人には不可能に思えても、数万人単位の人たちが集まれば
可能になることは、いくらでもある。

 ……とまあ、否定的なことばかりを書いていたのでは、おもしろくない。
ひょっとしたら、こうしたオーパーツには、宇宙人がからんでいるかもしれない。
そういう視点でオーパーツをながめていると、宇宙観がぐんと広がる。
(書き忘れたが、その本はオールカラーの写真つき。)
つまり地球に住む私たちが、かぎりなく小さく見えてくる。
日常的なささいなことが、かぎりなく小さく見えてくる。
それを信ずるかどうかは、別。
そういう意味では、こういう本は、おもしろい。
「ヘエ~」と感心しながら読んでいるだけで、脳みそがガンガンと刺激される。


Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●墓参りという罪滅ぼし(?)

 こんな話を聞いた。
従兄弟の友人に、Mさんという女性がいる。
今年、65歳。
その女性が、これまた熱心な信者で、毎月、命日には墓参りを欠かさないという。
(毎月だぞ!)
5、6年前、両親が相次いで他界した。
たいへんな孝行娘ということになるが、話を聞くと、実際にはどうもその逆のようだ。
毎晩、ほとんど毎晩、両親の悪夢に悩まされているという。
「化けて出る」という言い方がある。
それに近いかもしれない。
枕元に立って、「ウラメシ~~」と。
Mさんは、それに耐え切れず、墓参りばかりしている(?)。

 何があったのか?
だれにもわからない。
Mさんも話さない。
両親との間に、確執以上の確執があったらしい。

 話は変わる。
これはMさんのことではない。
先日、こんなDVDを見た。

 2人の兄弟が、ひょんなことから殺人を請け負ってしまう。
そして2人で、1人の実業家を殺す。
借金に追われての犯行である。
が、ここから予想外の展開。

 弟のほうが、罪の意識に耐えかねて、「自首する」と言い出す。
それを止める兄。
言い争う兄と弟。
が、最後は、もみあっているうちに、事故で兄は死亡。
それを見て、弟は自殺。

 で、私もこう考える。
もし私が人を殺したら、その夜から、眠られなくなるだろうな、と。
霊とかそういうものをまったく信じない私だが、子どものころから幽霊は苦手。
いないとわかっていても、こわい。 
こわいものは、こわい。

 四谷怪談、牡丹灯籠、それに番町皿屋敷……。
そういった映画は、みな、観た。
猫化けの映画も観た。
こわいもの見たさ……というか、体をガタガタ震わせて観た。
そのときできた潜在意識が、脳の奥深くに、徹底的に刻み込まれている。

 が、なぜこわいか。
理性的に考えれば、幽霊など、いない。
いないのに、こわい。
悪夢に悩まされる。

ひとつには、夢というのは、理性とは別の世界で見る。
深い潜在意識の世界が浮かび上がってきて、それが夢となる。
「ウラメシ~~」と。

 そういう自分の弱さを知っているから、私には人を殺すなどということはできない。
そういう思考回路そのものがない。

 で、先に書いたMさんの話。
近所の人たちは、「孝行娘」と思っているらしい。
従兄弟もそう言った。
しかし……?
もうひとつおまけに、「?」。

 私が知るかぎり、墓参りを熱心にする人には、2つのタイプがある。
ひとつは、本当に信仰上の理由があって参るタイプ。
もうひとつは、罪滅ぼしのために参るタイプ。
(習慣的に、意味もなく参るタイプもあるが、それはここでは考えない。)
どちらであるにせよ、深い(思い)があって、それぞれの人は墓参りをする。

 では、私はどうか?

 実のところ、墓参りなるものは、ほとんどしたことがない。
若いときから、したことがない。
家に仏壇もあるが、ほとんど開いて手を合わせたことがない。
が、だからといって、生死を粗末に考えているということではない。
むしろ逆で、そういった儀式で、生死をあいまいにしてはいけないと考えている。
たとえば私の母は、60歳を過ぎるころから、仏壇の金具を磨いてばかりいた。
それが日課になっていた。

 しかし60歳といえば、今の私の年齢。
まだまだ前向きに生きなければならない。
生きて生きて、生き抜く。
そういう年齢である。
仏壇の金具を磨くのは、最期の最期でよい。

 同じように墓参りをしたり、仏壇を開いて手を合わせるのも、最期の最期でよい。
墓参りをしたからといって、また仏壇を開いて手を合わせたからといって、「ご先祖様」を
大切にしたことにはならない。
(しないからといって、粗末にしたことにもならない。)
私だって、やがてその「ご先祖様」になるわけだが、大切にしてくれるなら、「今」、
大切にしてほしい。
それをしないで、死んだあと、ひしゃくで頭から水をかけられ、「ムニャムニャ」と
言われても、私は喜ばない。

 ……とまあ、過激なことを書いてしまった。
ただ私のばあい、本当のところ、母が他界し、兄が他界し、実家を処分したことで、
ほっとしている。
(他界したことを喜んでいるのではない。誤解のないように!)
1日とて、気が晴れる日はなかった。
ときどきさみしく思うことはあるが、それ以上に、解放感があるのも、これまた事実。
「やっとあの家から逃れることができた」という解放感である。
私はその呪縛感に、60年近く、苦しんだ。
兄はもっと苦しんだ。

 が、私は一度とて、悪夢を見ていない。
実家を売却したその翌日の朝も、こんな夢を見た。

 私は兄と2人で腕を組みながら、坂下から実家へと歩いていた。
やがて実家の前に来たとき、私は兄にこう言った。
「やっと仇(かたき)を取ってやったよ」と。
そのとき兄を見ると、兄独特のジャスチャで体を丸めて、うれしそうに笑っていた。

 だから私はその従兄弟にこう言ってやった。

「そのMさんという女性というのは、よほど何かうしろめたいことをしたんだよ」と。


Hiroshi Hayashi++++++++Sep. 2010+++++++++はやし浩司