Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Sunday, October 17, 2010

●2010年10月18日  ●エクスペンダブルズ

【生きがいの追求】2010年10月18日

●プロッター

 昨日の朝、プロッターが届いた。
プロッターというのは、パソコンにつなげて、文字をカッティングする
機械のこと。
それで文字をカッティングして、アクリル板などに張りつける。
それで看板ができあがる。

 で、そのため昨日は、日曜日というのに、朝から忙しかった。
ショッピングセンターへ行き、材料を仕入れた。
そこにない材料は、画材屋まで行き、仕入れた。
家に帰ってからは、パンをかじりながら、早速、作業。
ドライバーをパソコンにインストール。
プロッターを準備。
何とか、1枚、2枚……と、看板ができた。
が、外を見ると、もう夕方!

 一日の終わるのが何と、早いことよ!

 その途中のこと。
つまりあちこち車で走り回っていたときのこと。
ショッピングセンターの近くに大きなパチンコ屋がある。
そのパチンコ屋に、車が出入りしていた。
それを見ながら、私はこう思った。
「もったいない!」と。
ついでに、「どうしてそんな時間があるのだろう?」とも。

 何もパチンコをするのが、時間の無駄と書いているのではない。
ただ私など、それをしたくても、(めったにしたいと思わないが)、
そんな時間がない。
時間が今の2倍あっても足りない。

●生きがい

 「もっと生きたい」と思いつつ、それができない人は多い。
そういう人たちがいる一方で、パチンコ屋で時間をつぶす人も多い。
そう、まさに「つぶす」。
パチンコを稼業にしているプロもいるそうだが、そういう人にしてみれば、
パチンコ屋は職場ということになる。
となると、今度は、「職場とは何か」という問題が起きてくる。

 職場とは何か?

 いつだったか田丸謙二先生が、「最高の仕事は、研究です」と話してくれた
ことがある。
そうかもしれない。
しかしみながみな、研究者として、生きていかれるわけではない。
能力の問題もある。
そこで人は、自分の能力と才能に応じて、稼業を選択する。
が、総じて言えば、職業の価値は、その人の(生きがい)によって決まる。
真・善・美の追求もあるだろう。
その一方で、金儲けの追求もあるだろう。
となると、またまた今度は、「生きがいとは何か」という問題が起きてくる。

 生きがいとは何か?
 
●生きるvs息(いき)る

 朝、起きたとき、やりたいことがある人。
そういう人は、本当に幸福な人だ。
そしてそれがそのままできる人は、本当に幸福な人だ。
さらに言えば、それをしたとき、充実感を覚える人は、本当に幸福な人だ。

 もちろんそうでない人もいる。
その人に責任があるというのではない。
やりたいことがあっても、空回りばかりする。
やろうと思っても、空回りばかりする。
あるいはやってもやっても、失敗また失敗。
もしくは裏目、裏目と出てくる。
それが毎回のようにつづくと、やがてやる気をなくす。
自信喪失、自己嫌悪、自己放棄、自暴自棄……。
何でもござれ!

 一度そうなると、今度は無力感との闘いということになる。
「生きる」と言っても、ただ息(いき)ているだけ。
そうなる人も多い。

●人それぞれ

 ……と考えていくと、「生きる」ということは、「生きがい」の問題
ということになる。
年齢に関係ない。
職業に関係ない。
平たく言えば、どこに価値観を定め、どうその価値観の追求をしていくか。
それで生きる意味が決まる。

 名誉や地位が大切と思う人は、それを追求する。
豪邸やぜいたくな生活が大切と思う人は、それを追求する。
家族の「和」が大切と思う人は、それを追求する。
もちろん真・善・美の追求もある。
金儲けの追求もある。
私の周辺には、子育てに生きがいを求めている人も多い。

 人それぞれ。
私は私。
あなたはあなた。

 価値観というのは、そういうもの。
正しいとか、正しくないとか、よいとか、悪いとか、そういう判断に
なじまない。

●統合性

 どうであるにせよ、これからは時間との闘いということになる。
刻一刻と、時間は短くなっていく。
人生は短くなっていく。
残り10年か?
それとも5年か?
今は健康だが、明日のことはわからない。

 そこで重要なこと。

(1)価値観の選択
(2)時間の無駄の排除
(3)あとは邁進(まいしん)あるのみ。

 ……というか、「やる気」などというものは、あとからついてくる。
努力という努力を意識しなくとも、楽しんでそれをすることができる。
(やりたいこと)がそこにあり、それができる(環境)がそこにあれば、
(やる気)は、自ずとわいてくる。
つまりそういう自分を、用意する。
そういう環境を、用意する。
それが結局は「統合性」へとつながっていく。
もし「努力」という要素があるとするなら、そういう自分を作りあげていく。
それが努力ということになる。

●もう一度生きる

 実のところ、私は過去、半年、かなりやる気をなくしていた。
いろいろあった。
とくに三男の問題があった。
相手が他人なら、足で蹴飛ばして、それでサヨウナラ。
が、自分の息子だと、そうはいかない。
かなり苦しんだ。

 で、私が選択した道は、(1)考えない、(2)忘れるだった。
『許して忘れる』は、子育ての神髄だが、それは相手に対しての言葉。
自分に対しては使えない。
自分を、どう許し、どう忘れるのか。

 が、それもやっと一巡した。
その先に、小さな光明だが、出口が見えてきた。
つまり私は私なりに、最後の人生をがんばるしかない。
それが今回の、看板作りにつながった。
「もう一度、がんばってみよう」と。

 が、看板作りは、思ったより手間取った。
切り抜いた文字を、板に張りつけるところが難しい。
画材屋で相談すると、一度透明のフィルムに張りつけてからするとよいと
教えてくれた。

 途中からワイフが手伝ってくれた。
長男も手伝ってくれた。
ああでもない、こうでもないと、それぞれが勝手なことを言い合った。
それが楽しかった。

●映画『エクスペンダブルズ』

 ……昨日という一日は、それで終わった。
いや、そのあと昨夜は、ワイフと深夜劇場へ行ってきた。
観た映画は、シルベスタ・スタローン主演の、『エクスペンダブルズ』。
いろいろな名優が名を連ねていたが、みな飾りというか、友情出演。
簡単なセリフだけ。
最初から最後まで、スタローンのひとり芝居。
内容は、『ランボー』の続作ということになるが、制作の荒っぽさばかり
が目立った。
前回、『ロッキー・ザ・ファイナル』が名作だっただけに、がっかり!
星は、2つか3つの、★★。
ただのアクション映画。

 もうすぐ『トロン』が公開される。
それに期待をかけよう。

 そうそうDVDだが、『テイキング・ライブズ(Taking Lives)』は
よかった。
こちらは、星が4つの、★★★★。

 では、今日も始まった。
がんばろう!
10月18日、2010年


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2010++++++はやし浩司