Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Tuesday, November 16, 2010

●マガジン(無料版)11-17号

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子育て最前線の育児論byはやし浩司   10年 11月 17日
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★★★HTML版★★★
HTML(カラー・写真版)を用意しました。
どうか、お楽しみください。(↓をクリックしてみてください。)
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【長さを教える(幼児クラス)】【見取り図練習(小1&2)】

(1)幼児クラス・長さを教える

  長さの概念を教えてみました。
  長さを、「数字」で表現するところまで、指導してみました。
  10月から新しい生徒さんが2人、入会しました。
  そのため、テンポを遅くし、楽しい教室展開をしました。
  ぬいぐるみを紹介したのも、そのためです。


http://www.youtube.com/watch?v=dnbrA_g1UUA

http://www.youtube.com/watch?v=oXAyDW51U6E

http://www.youtube.com/watch?v=NVogHa6qhIw

http://www.youtube.com/watch?v=PEqvu75Qf0g


(2)小1、2クラス(どこまで描けるか、記録用)

  3Dの見取り図を描くのは、たいへんむずかしいことです。
  どこまでこの年齢の子どもが描けるか、それを実験してみました。

http://www.youtube.com/watch?v=Y1DK_GXT70s

http://www.youtube.com/watch?v=YhX_B2NDo4M


**********************
以下、HTML版

(年長児、長さの学習)


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(小1、2、見取り図練習)

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allowfullscreen="true" width="425" height="344">



【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【今日も終わった】(2010年10月19日)

+++++++++++++++++

午前中は、『ファミリス』(静岡県教育委員
会発行雑誌)の原稿書きに集中した。
短い原稿だったが、フルパワーで書いた。
真剣勝負で書いた。
「子育てQ&A」という、雑誌の中でも、
最末部の、目立たないところ。
12月号に、掲載されるという。
書き終えたとき、フーッと息が漏れた。

(どうか、「ファミリス」12月号を読んで
ほしい。)

+++++++++++++++++

●人間関係

 「悪妻をもてば、夫は哲学者になる」と、あのソクラテスは言った。
このことからもわかるように、ソクラテスの妻は、相当な悪妻だったらしい。

 同じように、「愚息をもてば、親父(おやじ)は教育者になる」でもよい。
「愚息をもてば、親父は勤勉になる」でもよい。
もう少し深刻な話になると、「問題児をかかえると、母親は崇高になる」でもよい。
が、反対にこうも言える。

 「ダメ親父をもつと、子どもは人格者になる」
「できのよい息子をもつと、親父は堕落する」
あるいは、「ダメ夫をもつと、妻は虚栄に生きるようになる」でもよい。

 いろいろな例をあげたが、実際にはいろいろなバリエーションがある。
悪妻をもった夫が、うつ病になるケースもある。
同じように悪夫になるケースもある。
ダメ夫をもって、その分だけ、妻が努力家になるケースもある。
化学反応のように、結果がいつも同じとはかぎらない。
しかしこれだけは共通している。

 その「人」は、周囲の人間関係の影響を受けて、大きく変化する。

●結婚37年目

 で、私たちはもうすぐ結婚37年目を迎える。
37周年と書くべきか。
その37年を振り返ってみると、こんなことがわかる。
私はワイフによって作られ、ワイフは私によって作られた、と。
たがいに大きく影響しあった。

 が、私は始終、悪夫であった。
自分でも、それがよくわかる。
欠点をあげたら、キリがない。
ワイフは、それによく耐えてくれた。
たいへんだっただろうと思う。
その結果、私より、はるかに人格者になった。
つまり「悪夫をもてば、妻は人格者になる」。

●満63歳までに・・・ 

 「63歳になったら、~~しよう」というのは、前向きな考え方とは
言わない。
「先送り主義」という。
できることは、今すぐ、する。
明日に回さない。
明日に残さない。
今の私について言えば、63歳までに、すべてをする。
その63歳まで、あと1週間!

(1)山荘の周囲の草を刈る。(除草剤もまく。)
(2)教室の看板を完成させる。 
(3)11月の旅行の予定を立てる。(昼神温泉へ行く。)
(4)友人が病気なので、見舞う。
(5)義兄に会いに行く。
(6)「ポケモン・カルト」を、HPに載せる。

●密度

 要するに生き方によっては、1週間を、1か月にして生きることもできる。
1年は無理としても、数か月分にして生きることはできるかもしれない。
まずいのは、その反対。
明日も今日と同じ・・・という生き方を始めると、あっという間に
1日が終わり、1週間が終わる。
1年が終わる。

たとえば私の母は、最期は、特別擁護老人ホームで1年を過ごした。
その母を振り返ってみると、あの1年は、何だったのかということになる。
思い出という思い出がない。
何もない。
あるとすれば、あの椅子に座って、ぼんやりとテレビをながめていた
あの母の姿だけ。

 時間の長さは、時計では決まらない。
密度。
密度によって、決まる。

●忙しい

 が、密度といっても、忙しいだけではだめ。
昨日もサイクリングの途中で、行きつけのソバ屋へ寄った。
味がよい。
安い。
その店に、小柄の若い女性がいる。
美しい顔立ちの女性で、たいへんよく働く。
昼時になると、体を始終動かしている。

その店へ行くたびに、私はこう思う。
「もし私が豊田佐吉なら、自動ソバ揚げ機というのを作るだろう」と。
ソバがベルトコンベアーの上に乗って、最後は自動的にどんぶりの中に
落とされる。
そこへダシ汁が流される・・・。

 つまり・・・その女性には悪いが、忙しいというだけでは、その時間を
長く生きたことにはならない。

●感動

長く生きるためには、感動が必要。
感動が、時間を長くする。
つまりそのつど感動を作る。
用意する。
わかりやすく言えば、ドラマ。
そのドラマこそが、人生を長く生きる秘訣ということになる。

 が、ここで問題が起きてくる。
老後になると、生き方そのものが保守的になる。
ドラマが少なくなる。
つまり時間が短くなるのではなく、自らドラマを避けるようになる。
それが密度を薄くする。
言い換えると、長く生きるためには、冒険心を忘れない。
失敗を恐れない。
さらに言えば、年齢は関係ない。
年齢を忘れて・・・といっても、それはかなり難しいが、やりたいことをやる。

●モノより思い出

 ところで私も、50歳を過ぎるころから、こんなことに気づいた。
それまでの私は、「モノ」を大切にした。
こだわった。
が、50歳を過ぎるころから、「モノより思い出」と。

 たとえばあまったお金が、5万円あったとする。
その5万円で何を買うかと選択を迫られたら、モノではなく、できるだけ
思い出に使う。
わかりやすい例として、旅行がある。
あるいは知人や友人に喜んでもらえるようにする。

 さらに付け加えるなら、思い出は、外見ではなく中身。
中身を重視する。
たとえば質素な服装でホテルへ入ったとする。
そういうときホテルの従業員によっては、客を服装で判断する人がいる。
露骨に態度を変える従業員もいる。
(東南アジアのホテルでは、どこも露骨に態度を変える。
これは余談。)

 最初は気になるが、中身に徹してくると、やがてそれがわからなくなる。
無視できるようになる。
こうして中身の追求をはじめる。

●残り火

 少し前までは、こう考えた。
モノを買うときも、「あと~~年、もてばいい」と。
その私が、今は、モノに対して、ほとんど興味を失ってしまった。
たとえば若いころは、骨董品を買い集めた。
浮世絵を買ったこともある。
置き物としての石を、何十個もまとめて買ったこともある。
しかし今は、そういうことに関心がなくなってしまった。
むしろ、虚しさを覚えるようになってしまった。

 で、今は、身のまわりのモノを、知りあいや生徒、生徒の親たちに、
惜しげもなく配っている。
先月は生徒たちに、金メッキだが、中身は純銀の杯(さかずき)を、12個
あげてしまった。

 「死」というものを考えると、モノに対する考え方は、確実に変わってくる。
モノだけではない。
名誉にしても、そうだ。

 若いころは、有名になりたいと思った。
しかし今は、ほとんど、ない。
少しはまだ残り火のように燃えているが、ほとんど、ない。

●お金

 ついでにお金の問題。

 私のばあい、もっとも稼いだのが、20代の後半から、30代。
それ以後は、ジリ貧というか、下り坂。
今では毎月のやりくりだけで、稼いだお金は消えてしまう。
しかし思い出の中身は、お金では決まらない。
もっともこんなことは常識。
あえて私が言うべきことではない。

 先日も、カツ丼屋へワイフと入った。
どうしてか理由はわからないが、かつ丼屋の料理は、どこも量が多い。
量の多さで、競いあっている(?)。

 で、私とワイフは恐る恐る、店員さんにこう聞いた。
「子どもランチでも構いませんか?」と。
すると店員さんはにこやかに笑いながら、応諾してくれた。
「いいですよ」と。

 私とワイフは、かつ丼と、「お子様ランチ」という名前の
子どもランチを分けあって食べた。
それが楽しかった。
店を出て、「お子様ランチを食べたのは、生まれてはじめて」と言って、
笑いあった。

●失敗

 ・・・それにおいしい料理を食べるだけが、思い出ではない。
まずい料理を食べるのも、これまた楽しい。
そのときはいやな思いをするが、あとになると楽しい。
笑い話となって、はね返ってくる。

 つまり人生もそれに似ている。
うまくいったときは、楽しい。
しかし同じように、失敗も、これまた楽しい。
最近した失敗の中で、これは・・・?、というと、ハハハ、どうしても
ウンチやオナラの話が多い。
いろいろあった。
ワイフに言わせると、私はミスター・ビーンそっくりだそうだ。
ヘマやドジばかり、している。

●これで死ねる

 そういう私だが、このところひとつ、心境に変化が現れ始めた。
「死」に対する考え方が、少しずつ変わってきた。

 先日も山荘の廊下を歩いているときのこと。
ふと振り向いたとき、ズキンと激しい痛みが後頭部を襲った。
一瞬、床に座り込むほどの痛さだった。
そのあたりにある神経が、まとめてひねられるため、そういう痛みに
なるらしい?
ともかくもその瞬間、私は、死ぬのがこわいと思うよりも先に、「ああ、
これで死ねるかもしれない」と、そんなふうに思ってしまった。

 どうしてだろう?
やりたいことは、まだ山のようにある。
やり残したことも多い。
その私が、「これで死ねる」とは?

 ひとつには、こうした負け戦に疲れを覚え始めていること。
消耗戦。
先の見えない袋小路。
ぶつかっても、ぶつかっても、開かないドア。
楽になりたいとは思わないが、どうせ楽にはなれない。
死ぬまで、こうして闘うしかない。
働くしかない。

●今日のできごと

 実は今日、こんなことがあった。
ここに書くのもつらい。
つまり1人の生徒を退塾させた。
内容については、書けない。
私はあやうく失明するところだった。
ふだんはすばらしい子どもなのだが、魔が差した?

 コンパスのゆるみをなおすために、細いドライバーをもってきた。
ゆるみをなおしてやった。
そのあとのこと。
……。
やはり今は、ここには書けない。

 似たような事件は、この30年間に、数度あった。
ひとつは、飲んでいるお茶に殺虫剤を入れられたこと。
私がトイレに行っている間のできごとだった。

トイレから戻ると、何人かの生徒(中学生)がニヤニヤと笑っていた。
「?」とは思ったが、そのあとそばにあったお茶を飲んだ。
そのときのこと。
J君という男子が、こう言った。
「へんな味がしなかったア?」と。

 ピンときた。
「お前ら、何をした!」と聞くと、悪びれた様子もなく、こう言った。
「殺虫剤を入れておいた」と。
私はその場でJ君を、退塾処分にした。

 もう一度は、M君というやはり中学生だった。
M君と対峙してすわり、M君の話を聞いていた。
M君は学校での話をしていたと思う。
私は目を閉じ、「そうか、そうか・・・」とうなずいていた。
その瞬間のこと。
何を思ったか、M君が、私の顔と机の間に、もっていたシャープペンシルを
立てた。
とたんシャープペンシルの端がメガネにガチンと当たり、眉毛の内側の
付け根に突き刺さった。
顔をあげると、噴水のように赤い血が飛び散った。
私はM君を怒鳴りつけると、そのまま退塾処分にした。

 子どもたちの間には、「椅子引き」という危険な遊びがある。
相手が椅子に座ろうとした瞬間、その椅子を引く。
それと似た悪ふざけということになる。
が、こういうケースのばあい、子どもというのは、どういうわけか、
相手の目をねらってくる。
しかも突発的というか、ゲーム感覚?

 ほかにもいくつか、ある。
「こんにちは!」と声をかけ、肩をたたいたとたん、私の腹に足蹴りを
してきた女児(小5)もいた。
「このヘンタイ野郎!」と。
数発、ドシッドシッと腹に当たった。
私は息ができなくなり、その場に倒れた。
その女児は、空手道場に通っていた。

●責任

 こういう子どもたちに出会うと、心底、自分のしている仕事が情けなくなる。
今日もそうだった。
ほんの一瞬、顔の動きを止めたからよかったようなもの、もしその
まま顔をその子どものほうに向けていたら・・・。
今ごろ私は、救急病院で目の手当てを受けていることだろう。

 で、そのことをワイフに話しながら、こう聞いた。
「そういうとき、親は責任を取ってくれるのだろうか」と。
それに答えて、ワイフは「それはあなたの専門でしょ」と。

私「しかしぼくだったからよかったけど、もし相手が別の子どもだったら、
ぼくの責任になるよ。管理者責任というのだ」
ワ「そうね・・・」
私「相手の子どもが失明したら、それこそたいへんなことになるよ」
ワ「そうね。相手の親は、あなたに責任を求めてくるでしょうね」
私「・・・そうなんだよ。だからこのタイプの子どもは、こわくて
指導できない。ぼくの仕事には、保険がきかない」と。

●退塾処分

 私はその子どもを、その場で退塾処分にした。
悲しい気持ちだった。
やりきれなかった。
親は、もっとつらがるだろう。
それはわかっているが、冗談ですますことができるような事件でもなかった。

 私はその子どもにこう言った。
「君は頭はよいかもしれないが、中身はバカだ。
本物のバカだ。
いいか、バカなことをする人をバカという。
頭じゃ、ない。
この言葉を一生、脳に刻んでおくといい。
二度と、こんなバカなことをしないためにね」と。

●気分転換

 夜、仕事が終わってから、その子どもの家に電話をかけた。
しかしだれも出なかった。
それを知って、電話を切った。

 が、気分はよくなかった。
だから時刻は10時を回っていたが、山荘へ向かうことにした。

親への一応の説明は、ワイフにさせた。
ワイフもその場に、助手として、いた。
一連のできごとを、横で見ていた。
迎えに来ていたその子どもの母親は、「家でもよく叱っておきます」と
言って去っていったという。

 生徒といっても、長く教えていると、自分の子どものようになる。
つまりそういう子どもにしたのは、私の責任でもある。
またそういう雰囲気にしたのも、私の責任。
ときとして私もハメをはずす。
それがときとして、子どもたちに誤解される。

 やりきれない気持ち。
しかし私にはそれしかほかに、選択の余地がなかった。
さようなら、M君!
君は本当は、心のやさしいすばらしい子どもだよ。
これからは気をつけようね!

●おやすみなさい!

・・・ということで、ともかくも私は生きてきたし、今も生きているし、
これからも生きていく。
小さなドラマも、いくつかあった。
が、「ここで終わります」と宣言するわけには、いかない。
もうすぐ満63歳。
勝負はこれから。
体力を維持し、自分の限界にいどむ。
寿命という限界に、いどむ。
そこにあるのは、エベレストよりも高い山。
その「山」にいどむ。

 ・・・とりとめもない話を書いてしまった。
63歳の決意というよりは、ダラダラの駄文。
とにかく明日もがんばろう。
ワイフは、すでに私の横でいびきをかいている。
あごの下のシワを数えたら、首の上から下までだけで、7本もあった。
すっかりバーさんになってしまった。
のんきな女性で、明日のことは何も心配していない。

 「いい性格だなあ」と思いながら、今日もこれでおしまい。
新しい発見は、今日はなし。
では、みなさん、おやすみなさい!

2010年10月19日、11:40PM

●追記

 小雨が降っていた。
時計を見ると、午前7時。
作業服の上に雨合羽を着た。
草刈機を用意すると、それにガソリンを入れた。

 道路に面した土手の雑草が、大きくなっている。
それが道路側にはみだしている。
それを道路側から、バリバリと切り倒していく。
その爽快感は、それをしたものでないとわからない。
が、雨がひどくなって、途中でギブ・アップ。
時間にすれば、30分ほど。

 あとは朝風呂に入って、恐る恐る体重計にのる。
62・8キロ。
ややオーバー。
「今日も減食(ダイエット)だな」と。

・・・あとはのんびりとした朝。
風もない。
風呂から出ると、雨もあがっていた。
たった今、カラスが谷の下を横切った。
遠くの山々は、白いモヤに包まれている。

 さあ、これから家に帰って、仕事。
ワイフが「外は寒いわね」と言って、窓を閉め始めた。
 
はやし浩司 2010-10-20

(補記)

 新発見!

 こうして「はやし浩司 2010-10-20」と書いておくと、
つぎから自分の日記を、ヤフーやグーグルを使って、日付で検索できるようになる。
これから自分の書いた原稿の末尾には、こうして名前と日付を入れることにした。
GOOD IDEA!


【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●はやし浩司 2010-10-21

●7500メートルの山

 昨夜、義兄と夜遅くまで、話す。
私にはよき友、よき師である。
某音楽学校の校長を務めたこともある。
その義兄に、「ぼくは、70歳まで
仕事をつづけます。
70歳というと、7000メートル級の
山に登るようなものです。
今から体力作りをしなければなりません」と
話すと、すかさず、こう言った。

「7000メートル? 7500メートルに
しなさい!」と。

7500メートル!
カラコルム山脈には、8611メートルのK2を
筆頭に、7000メートル級の山々が、60~80
座もあるという。

どの山にしようか……。
その山の写真を飾っておくのも悪くない。
内心では、そう考えていた。
が、世界最高峰は、何といっても、エベレスト。
8844メートル。

88歳は、とても無理?
しかし90歳を過ぎても、矍鑠(かくしゃく)として
いる老人は、いくらでもいる。
となると、目標は、エベレスト。
8844メートル。

ついでに世界の山々を、高い順位から並べてみる。
(ウィキペディア百科事典より)

エベレスト (8,844 m)
K2 (8,611 m)
カンチェンジュンガ (8,586 m)
ローツェ (8,545 m)
マカルー (8,462 m)
チョ・オユー (8,201 m)
ダウラギリ (8,167 m)
マナスル (8,163 m)
ナンガ・パルバット (8,126 m)
アンナプルナ (8,091 m)
ガッシャーブルムI峰 (8,068 m)
ブロード・ピーク (8,047 m)
ガッシャーブルムII峰 (8,035 m)
シシャパンマ (8,027 m)

 さっそく今朝から、運動量をふやした。
昨日までは、朝起きたら、ウォーキングマシンの
上で20分と決めていた。
今朝から30分にした。


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2010++++++はやし浩司

【日中経済戦争】(10―20)

++++++++++++++++++

中国は、2009年度だけでも、何と
総額130兆円もの投資資金を、市中に
ばらまいた。
(130兆円だぞ!)
リーマンショック以来、世界の投資環境が
縮小傾向にあるにもかかわらず、130兆円!

この額が何を意味するかというよりも、その
お金が、どこで何に使われたかということ。
それが問題。
もちろん「投資」ということになるが、
中国のばあい、「投資」ではなく「投機」に
回った。

一説によれば、半分以上。
あるいは45%前後。
(あの国の経済指標、統計は、まったくアテに
ならない。)
そのお金が、不動産市場へと流れた。
中国国家統計局の資料によれば、
2010年の4~5月期に、住宅販売価格は
天井を打ったという。
しかしそれでも年率、10~12%(2010年
7~8月現在)という上昇率である。

中国の住宅販売価格が常軌を逸しているというのは、
すでに世界の常識。
メチャメチャ。
そういう中、前回も書いたように、ジニ係数が
ジリジリと上昇している。
つまり貧富の差がますます大きくなっている。
「人民」の不満は、すでに爆発寸前という状態から、
「爆発期」へと入りつつある。

その一つの表れが、極端な反日デモということになる。
中国では、おおっぴらにはデモができない。
中央政府に、不満をぶつけることもできない。
そこで「反日」に名を借りて、自分たちの不満を
爆発させる。
中国政府も、それを恐れている。

忘れてならないのは、あの国は、中国共産党という、
民主主義国家とはまったく異質の、独裁国家で
あるということ。
それともあなたは、あの国では、国家主席にせよ、
首相にせよ、どういう経路を経て「選任」されているか、
それを知っているか。

私、知らないアルヨ。
あなた、知らないアルヨ。

闇に包まれた政府。
それが中国共産党であり、中国ということになる。
だからやることも、メチャメチャ。
130兆円という投資資金も、そのひとつ。
あの国では日本では考えられないような経済政策が、
トップのツルの一声で決まる。

銀行に130兆円を渡し、「貸せ」「貸せ」と、
指示した。
しかし肝心の銀行は、それだけの金を
どこへ貸せばよいのか。
貸し先が見当たらない。

だいたい一般製造業にあたる企業ですら、
住宅投機に走っている。
そのほうが、利益率(?)が高い。
2010年の3~4月期の13%からさがった
とはいえ、今でも10~12%。

5000万円で住宅を購入しておけば、
翌年にはそれが5500万円で売れる!

++++++++++++++++++

●危険な中国

 だから中国の反日デモを静観してよいというのではない。
その逆。
だからこそ、反日デモが、本当に反日暴動につながってしまう。
そういう危険性がある。
中国政府も、自分たちに向けられた不満をかわすために、それに押されて、
反日的行動に出る可能性が高い。
独裁国家の常とう手段である。
国内が騒がしくなると、外に向かって敵を作る。
ガス抜きをする。

 日本はそういう動きに、乗ってはいけない。
現在、菅首相の「事なかれ主義」があちこちで批判されているが、ここは
事なかれ主義。
事なかれ主義が、ベスト。
尖閣諸島問題にしても、日米安保条約が有効である間は、中国は日本に対して
手も足も出せない。
(もっともアメリカのほうから、離脱するという動きもあるようだが・・・。)

●よい子、日本

 そういう中、ひとりよい子ぶっているのが、日本。
世界中が通貨安競争をしているのに、日本だけは、よい子。
約束を守る、優等生。

たとえば為替介入にしても、韓国は連日、随時、為替介入している。
中小国であることをよいことに、(こういうときだけ、自分たちは
中小国と言うが)、やりたい放題。

 で、日本が先週、「為替介入を控えてほしい」と申し出たら、とたん、
キバをむいた。
「日本だって、やったではないか!」(朝鮮N報)と。

 日本がやったのは、1度だけ。
その1度を理由に、自分たちはやりたい放題。
だったら、日本も、通貨安競争をすればよい。
よい子ぶっている間にも、ジリジリと円高は進む。
現在、1ドル=81円前後。

 日本よ、優等生ぶるのはやめよう。
そんなことをしていたら、日本は本当に沈没してしまうぞ!

●爆発期

 中国の話に戻る。

 どういうプロセスを経るかはわからないが、中国のバブル経済は、やがてすぐ
崩壊する。
中国経済がメチャメチャということは、だれの目にも明らか。
当の中国人民ですら、それを知っている。
が、中国人民も、以前のような無知な集団ではない。
とくに若者たち。
世界の情報に接している。

 大学へ進学できない。
卒業しても、就職先がない。
就職しても、一生、自分の家がもてない。
彼らの不平、不満は、先にも書いたようにすでに「爆発期」に突入している。
表面的には平静を装っているが、中国政府が感じている危機感には相当な
ものがある。
が、打つ手は少ない。

 仮にここで住宅価格の上昇を常識的な範囲に収めたとすれば、それだけで
地方政府は、マヒ状態に陥ってしまう。
地方政府ですら、そして末端の役人ですら、住宅投機に狂奔している。
もしそうなれば、暴動はただの暴動ですまなくなる。
中央政府の崩壊につながりかねない。

 現在の中国は、そういう状況とみてよい。

●では、日本はどうすればよいか

 中国のバブル経済崩壊に備えることはもちろん、暴動が日中間の
軍事衝突につながらないよう、細心の注意を払う。
残念ながら、今、中国と戦争しても、日本には勝ち目はない。
中国は日本各地をターゲットに、核兵器を、すでに実戦配備している。
「アメリカが守ってくれるはず」と考えている人も多いが、そんなことはありえない。
ありえないことは、ワシントンに視点を置いてみれば、だれにもわかるはず。

 どうしてアメリカが日本のために戦わねばならないのか。
アメリカ軍がどこへ移動しても、「反米」「反米」の大合唱。
沖縄には沖縄の事情がある。
それはわかるが、アメリカ人の心は、そこまでデリケートにできていない。
つまり沖縄の事情を理解し、ついで日本の事情を理解できるような国ではない。
沖縄で、「反米知事」が誕生すれば、それは即、日本の姿勢ととらえる。
現に今、日本は民主党政権下にあるが、アメリカはもとより、欧米では
「日本は左翼国家」と、とらえられている。

 アメリカは、すでに一歩、日本から離れ始めている。
今では、日本と韓国を並べて言うとき、つねに「Korea/Japan」
と韓国を先に言う習わしになっている。
「韓国こそ、真の同盟国」と。

 日米関係の修復を、一日も早く急がねばならない。
同時に、その裏であやしく動き回る韓国をけん制しなければならない。
端的に言えば、韓国経済を叩きつぶす。
電子産業、自動車産業、鉄鋼、造船などなど。
ひとつずつにターゲットをしぼり、国家戦略を打ち立てる。
そうした緊張感を日本ももつ。
(韓国は、日本経済を叩きつぶすことに躍起になっているぞ!)

 世界で今、いちばん緊張状態にあるのは、極東アジアと言われている
(アメリカ政府高官)。
が、肝心の日本人はどうか?
平和ボケの上に、繁栄ボケ。
いまだに日本は、アジアの先進国と思い込んでいる人が多いのには、
驚かされる。
そういう人は、今一度、足元をしっかりとながめなおしてみたらよい。

(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi
Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 2010-10-20)

【参考】尖閣諸島の現状(以下、時事通信より)

中国の漁業行政当局は20日、尖閣諸島(中国名・釣魚島)近海でのパトロールのため漁
業監視船「漁政118」が14日に出航したことを明らかにした。すでに周辺海域に到着し、
台風の影響を避けるため待機中という。「中国漁民の合法権益を守るのが目的だ」として
いる。

 中国は、同諸島沖で日本の海上保安庁巡視船と中国漁船が衝突した事件を受け、自国漁
船を保護するため同諸島周辺での監視活動を常態化する方針を表明。9月中旬から監視船の
活動が確認されている。10月初めには農業省漁政局所属の監視船2隻が撤収しており、今
回は交代の監視船とみられる。

 日中関係は、ブリュッセルで行われた日中首相の非公式会談を機に、一部改善の兆しも
見えている。ただ、監視船の継続派遣は、「釣魚島の領有権を主張し、『領土問題は存在し
ない』という日本の立場に行動で訴えるもの」(日中関係筋)とみられている。 
(以上、時事通信より。)


Hiroshi Hayashi++++++++Oct.2010+++++++++はやし浩司

●はやし浩司 2010-10-21

●会食

 今朝は雨。
小寒い。
こういうとき、ウォーキングマシンは、ありがたい。
居眠りをしながらでも、運動ができる。
新聞を読みながらでも、できる。

 体重を何とか、あと1キロ、減らさねばならない。
しかし今夜は、会食。
どうしようか?

●家事を手伝う子

 ものを書くとき、いちばん大切なのは、書きたいことを書くこと。
「書きたい」という意欲がないと、気力がつづかない。
今も手元に、「国立青少年教育振興機構」がした調査結果がある。
ざっとながめたが、それについて書きたいという意欲がわいてこない。
中身は、「家事の手伝いをする子どもが、ふえている」という内容のもの。
1998年(1998年!)の調査と比べても、全体に、10~13%前後
ふえている。

 そう10年前には、家事の手伝いをする子どもは、少なかった。
今は約半数以上(小中学生…52%がときどき、18%がいつも)が、家事の
手伝いをしているという。

(逆に読むと、30%前後の子どもたちは、何もしていないことになる!)

 念のため、資料として数字を、ここに保存していおく。

(1)買い物の手伝いをしている  いつも……18%(6%)
                 ときどき……52%(50%)
(2)手伝いとして決まったことをさせている ……63%(50%)
           (かっこ)内は、1998年
           2010年1~4月期、小4~6、中2、高2、約3万
           5000人について調査。

 いつもならここまで書くと、脳みそが回転し始めるが、今朝はそれがない。
どうしてだろう?
あくびばかりが、連続して出てくる。

●デジモノ

 こういうときは、デジモノをいじるのがよい。
しかし手元に、それがない。
今、ほしいのは、機能がメチャメチャたくさんついている腕時計。
説明書が分厚ければ分厚いほど、よい。
で、値段を調べたら、4~5万円。
買っても、一時的に遊ぶだけ。
自分でもそれがよくわかっている。
ワイフに頼んでも、「NO!」と言うに決まっている。
だから買わない。

 しかしこれは私のビョーキ。
ドーパミンが、線条体をガンガンと刺激している。
買い物依存症の人は多い。
私もその1人?

●ホームベーカリー(「ワルツ」)

 そう言えば、昨日、満足できるパンを、はじめて焼くことができた。
キメもこまかく、味もよかった。
生徒の親が、「佐鳴台(さなるだい・町名)にいい店があるから、そこで買うといいですよ」
と教えてくれた。
決め手はやはり、材料だった。
ホームベーカリーの成否は、材料、つまり小麦粉の良し悪しで決まる。
プラスもろもろの材料。

 こうした材料は、やはり専門店でそろえるのがよい。
電気店やショッピングセンターにもあるが、イマイチ、質が悪い。

 店の名前は、「ワルツ」。
パンづくりのための、いろいろな材料がそろえてある。
ワクワクするほど、そろえてある。
店は、佐鳴台、遠鉄ストアの反対側にある。

●腐臭

 で、今、書きたいのは、あの鈴木M(前国会議員)と、小沢I(現国会議員)のこと。
週刊誌などによれば、仲がよいという。
ときどき会合を重ねているという。

 ああいう人たちから見ると、私たちは、河原の石ころのようなものらしい。
いつだったか、ある大会社の人事部の部長が、そう話してくれた。
「君たちは、数に入っていないよ」と。

 が、一方、私たちからみると、ああいう人たちは、権力の亡者にしか見えない。
「権力欲にとりつかれた亡者」と書く方が、正しいかもしれない。
「日本のため」を口にしながら、結局は自分の名聞利養のために、政治を利用して
いるだけ。
一見派手な世界に見えるが、中身は無間の孤独地獄?
まわりに群がる人たちにしても、『金の切れ目が縁の切れ目』。
それとも『権力の切れ目が縁の切れ目』。

 本当に日本のことを考えるなら、さっさと刑務所に入り、権力の座から下りること。
がんばればがんばるほど、腐臭が漂うようになる。
そういう国民的な嗅覚が、まったくわかっていない。

 が、こういう話は、ここまで。
書けば書くほど、今度は、私が嫌われる。
先日も、私のBLOGに、「どこのオッサンか知らないけど、あんたは何様のつもり?」
というような、書き込みがあった。

 そう、私はただの石ころ。
自分でも、それがよくわかっている。

●睡眠不足

 それにしても、今朝の私は、眠い。
慢性的な睡眠不足?
秋の気候になり、すっかり気が抜けてしまった。

 ……数日前、二男からメールが届いていた。
孫たち(誠司と芽依)も元気でいるらしい。
そろそろクリスマスプレゼントを送らなければならない。
遅くとも、今月(10月末)までに。
この時期、船便だと、1・5か月から2か月はかかる。

 また来月(11月)は、昼神温泉へ、紅葉を見に行くことにしている。
予約の手配は、すべてすんだ。
楽しみ。

 もうすぐワイフが、「朝食よ」と声をかけてくるはず。
パンの焼ける臭いが、書斎まで入ってきた。
こういう「幸福」を、今日1日も、大切にしたい。


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