●地球外生命体2
★
★
★
★
☆☆☆この電子マガジンは、購読を登録した方のみに、配信しています☆☆☆
. mQQQm
. Q ⌒ ⌒ Q ♪♪♪……
.QQ ∩ ∩ QQ
. m\ ▽ /m 彡彡ミミ
. /~~~\ ⌒ ⌒
. みなさん、 o o β
.こんにちは! (″ ▽ ゛)○
. =∞= //
□■□□□□□□□□□□□□□■□ =================
子育て最前線の育児論byはやし浩司 2011年 1月 14日
□■□□□□□□□□□□□□□■□ =================
★ ★★HTML版★★★
HTML(カラー・写真版)を用意しました。
どうか、お楽しみください。(↓をクリックしてみてください。)
************************
http://bwhayashi2.fc2web.com/page008.html
メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!
【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
休みます。
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【NASA 記者会見 2010年12月2日、12月3日、日本時間】
●気になるニュース・NASA・「宇宙生物学上の発見」発表するための記者会見
●インターネット(ストリーミング)にて公開
NASA Sets News Conference on Astrobiology Discovery; Science Journal Has
Embargoed Details Until 2 p.m. EST On Dec. 2
NASAは、12月3日(日本時間)、NASA「宇宙生物学上の発見」発表するため
記者会見をもつという。
その記事を再度、ここに転載する。
●日本経済新聞社のHPに、こんな記事が載っていた。
++++++++++以下、日経NEWSより++++++++++++++++++++
米航空宇宙局(NASA)は29日、「地球外生命体の証拠の探索に影響するであろう宇
宙生物学上の発見」について、米東部時間の12月2日午後2時(日本時間同3日午前4時)
に記者会見することを明らかにした。ワシントンのNASA本部で会見すると同時に、そ
の様子をインターネットで中継するという。
++++++++++以上、日経NEWSより++++++++++++++++++++
●早速、NASAの公式ウェブサイトをのぞく。
以下の記事を発見する。
記者会見に臨むのは、NASAの中でも、トップクラスの研究者たち。
今まで繰り返してきたような、ふつうの記者会見ではななさそうだ。
++++++++++++以下、NASAのWebsiteより++++++++++
MEDIA ADVISORY : M10-167
NASA Sets News Conference on Astrobiology Discovery; Science Journal Has
Embargoed Details Until 2 p.m. EST On Dec. 2
12月2日に、宇宙生命体(Astrobiology)発見についての記者会見を設定。
WASHINGTON -- NASA will hold a news conference at 2 p.m. EST on Thursday, Dec. 2,
to discuss an astrobiology finding that will impact the search for evidence of
extraterrestrial life. Astrobiology is the study of the origin, evolution, distribution and
future of life in the universe.
NASAは12月2日、午後2時(EST)に、地球外生命体の証拠の研究に衝撃(impact)
を与えるであろう、宇宙生命体の発見を論ずるため、記者会見をもつ。
The news conference will be held at the NASA Headquarters auditorium at 300 E St.
SW, in Washington. It will be broadcast live on NASA Television and streamed on the
agency's website at http://www.nasa.gov.
記者会見は、NASA本部でなされる。
その模様は、ライブでNASAよりテレビ中継され、http://www.nasa.gov.で視聴すること
ができる。
Participants are: (出席者は以下の者たちである。)
★Mary Voytek, director, Astrobiology Program, NASA Headquarters, Washington
Felisa Wolfe-Simon, NASA astrobiology research fellow, U.S. Geological Survey, Menlo
Park, Calif.
★ Pamela Conrad, astrobiologist, NASA's Goddard Space Flight Center, Greenbelt, Md.
Steven Benner, distinguished fellow, Foundation for Applied Molecular Evolution,
Gainesville, Fla.
★James Elser, professor, Arizona State University, Tempe
Media representatives may attend the conference or ask questions by phone or from
participating NASA locations. To obtain dial-in information, journalists must send their
name, affiliation and telephone number to Steve Cole at stephen.e.cole@nasa.gov or call
202-358-0918 by noon Dec. 2.
メディア関係者は、以下の方法で、あらかじめ連絡を取って欲しい。
【NASAのストリーミング ビデオはつぎのところで配信される】
For NASA TV streaming video and downlink information, visit:
http://www.nasa.gov/ntv
【宇宙生命体に関する情報は、以下のサイトにて】
For more information about NASA astrobiology activities, visit:
http://astrobiology.nasa.gov
end
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司
BW はやし浩司 Astrobiology Discovery NASA the search for evidence of
extraterrestrial life 地球外生命体 宇宙人 宇宙生命体 宇宙知的生命体 NASA 記
者会見 http://www.nasa.gov/ntv)
++++++++++++以上、NASAのWebsiteより++++++++++
●何だろう?
NASAが?
今ごろ?
こうした「公表」には、2つの意図が隠されている。
(1)いよいよ隠しおおせなくなったから。
(2)つぎのウソをつくための、下準備。
NASAが今まで、「地球外生命体」の存在について、さんざん事実を隠してきたことは、
あるいは、ウソをついてきたことは、周知の事実。
少し前、日本が月探査衛星の『かぐや』を打ち上げたときも、搭載するカメラの解像度を、
「さげろ」と日本に要求してきた。
それに応じて、日本は、1000万画素から、その約半分の画素まで、わざわざ解像度を
さげたという話も聞いている。
今どき、1000万画素など、ふつうのデジタルカメラでも常識。
「月には何か、見られたら都合が悪いものがあるのだろうか?」と、私も勘ぐった。
そのNASAが、日本時間で3日午前4時に記者会見をするという。
何だろう?
期待半分、懐疑半分。
「月の中には、宇宙人が住んでいます」というような話なら楽しい。
それとも反対に、「もうすぐ宇宙人が、地球を攻撃してきます」かもしれない。
12月3日(日本時間)は、何か記念すべき日になるかもしれない。
Hiroshi Hayashi++++Dec. 2010++++++はやし浩司・林浩司
【NASAの緊急記者会見】2010年12月3日、早朝
●人騒がせにも、ほどがある!
失望+落胆+怒り
●NASAのWebsite(ホームページ)より
In a press conference later today, NASA will announce a breakthrough discovery:
Bacteria in California's Mono Lake that subsist off of arsenic. Initially, this admittedly does
not seem like very exciting news at all, but as Ron Burgundy would put it, with noted
understatement, it's "kind of a big deal." The ability to thrive on arsenic differentiates this
bacteria from all other known forms of life on the planet, which rely on the six building
blocks of carbon, hydrogen, oxygen, nitrogen, phosphorous, and sulfur. Thus the find alters
our conception of how and where life can arise and the search for life on other planets.
●時事通信社の翻訳より
生物が生きて増殖するのに使う主要な6元素の一つ、リンの代わりにヒ素を利用する細
菌が、米カリフォルニア州の塩湖「モノ湖」で初めて見つかった。米航空宇宙局(NASA)
などの研究チームが論文を2日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。生物の概念を
変える発見であり、地球外生命を探索する際にも視野を広げる必要があるという。
モノ湖はサンフランシスコの東方、シエラネバダ山脈の麓にある。湖水は塩分濃度が高
く、アルカリ性で、人間など通常の生物にとって有毒なヒ素が多く含まれている。
湖底で発見された新細菌は、大腸菌と同じ「ガンマプロテオバクテリア」のハロモナス
類に属し、「GFAJ―1」株と名付けられた。リンは遺伝情報を担うDNA(デオキシリボ核
酸)やたんぱく質、脂質の主要な成分だが、リンが全くない環境で培養すると、代わりに
ヒ素を取り込んで利用し、増殖することを実験で確認した。
ヒ素は、元素の周期表で窒素やリンと同じ15族に属し、化学的性質が似ている。昔から
農薬やネズミ退治の薬、毒薬に使われてきたのは、細胞内に容易に取り込まれ、さまざま
な酵素の働きを阻害するためだ。しかし、研究チームはヒ素が毒にならず、リンの代わり
になる細菌が存在すると予想し、探し当てたという。
地球上の生物が使うリン以外の主要元素は水素、炭素、窒素、酸素、硫黄の五つ。周期
表の初めの方に位置し、宇宙や地球での存在量が多いため、生物が利用するようになった
と考えられてきた。
(以上、時事通信社のHPより、転載)
●水の中にも生物(?)
要するにこういうこと。
それまで地上の生物しか知らなかった動物がいた。
水の存在は知っていた。
しかし自分たちは水の中では、生息することができないことを知っていた。
だから水の中には動物はいないと思い込んでいた。
が、ある日、水の中をのぞいてみたら、水の中でも生息している動物がいることを知った。
「おい、水の中でも生息している動物がいるぞ!」と。
そこでその動物はその事実を、世界に向けて、記者会見を開いて発表することにした。
つまり、それだけのこと。
「ナーンダ、そんなこと!」と驚いている人は多いかと思う。
実際、私も、そう思った。
「ナーンダ、そんなことか!」と。
そんなことを発表するために、わざわざNASAは、NASA本部で緊急記者会見を開い
た?
●補記
今朝は起きるとすぐ、パソコンに向かった。
日課になっている運動もしなかった。
そしてNASAのホームページを開いた。
その結果がこれ。
NASAには悪いが、この程度の発見で、世界を騒がせないでほしい。
いつだったか、海底火山の周辺に生息している生物が話題になったことがある。
深海で、太陽の光も届かないような漆黒の世界だが、火山から発する熱と光を利用し、進
化し、そこで暮らしている生物が発見された。
海洋生物の多様性を証明するような発見だった。
その生物のほうが、よほどimpact(衝撃性)(NASAの言葉)がある。
が、今回の発見は何か。
私はその世界については、まったくの門外漢だが、わざわざ記者会見までして発表するよ
うなものでもない。
その世界の研究者にとっては、重大な事実かもしれないが、シロアリやネズミの駆除にヒ
素を使っている私たちにとっては、何でもない。
「Nature」なら「Nature」でよい。
その雑誌に寄稿して発表すればじゅうぶん。
本当に人騒がせな記者会見。
それにしても、NASAが、どうして「モノ湖」なのか?
「がっかり」というか、一言「バカヤロー」と叫びたくなるような記者会見だった。
そう言えば、昨夜、私はこう思いながら、床に就いた。
「長生きしていて、よかった」と。
「これで地球外生命体の謎が、公にされるかもしれない」とも。
が、今は、失望。
落胆プラス、怒り。
昨日と何も変わらない朝を迎えた。
はやし浩司 2010-12-03朝。
みなさん、おはようございます。
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司
BW はやし浩司 人騒がせなNASAの記者会見 ヒ素で生きる生物)
Hiroshi Hayashi++++Dec. 2010++++++はやし浩司・林浩司
●作られる反日感情(中央日報のばあい)
중앙 일보 회사, 귀중
조작되는 반일 감정.
한국 중앙 일보 기사 더.
여하튼 일본인의 마음을 마음대로 번역하지 원한다.
(中央日報社、御中
ねつ造される反日感情。
韓国、中央日報の記事より。
どうか日本人の心を、勝手に翻訳しないでほしい。)
++++++++++++++++++
数日前、「作られる反日感情」と題して、
朝鮮日報社の記事を批評した。
その記事をきっかけに、朝鮮日報社の
日本向けHPに、私の記事がトラックバック
されるようになった。
つまりコラムとして、紹介されるようになった。
一部、韓国語に翻訳して発表したのが
よかったのかもしれない。
で、先月書いた記事を、もう一度、一部
韓国語に翻訳し、再掲載する。
より多くの韓国の人たちの目にとまれば
うれしい。
どういうわけか、日本駐在の韓国人記者は
ウソ記事ばかり書いている。
それを問題にしたい。
+++++++++++++++++++
【日韓経済戦争】作られる反日感情(はやし浩司 2010-11-01)
++++++++++++++++++++
今度日本が、ベトナムの原子力発電所建設
プロジェクト(第2期事業)で、その
パートナーに内定した。
そのニュースもさることながら、韓国の中央
N報(11月1日)は、つぎのように国内で
報道している。
『…… 日本メディアは「新興国の原発建設に
政府と民間が合同で全力を傾けている韓国に
対応するため、日本が構成した‘官民合同体’
が成し遂げた初めての快挙」と一斉に報じ
た』(中央N報、11月1日、原文のまま)と。
この中で、「韓国に対応するため」という文言に
注目してほしい。
そこで日本では、どのように報道されているか、
調べてみた。
本当に「韓国」を名指しで、「快挙」と報道して
いる報道機関があったのか。
私もこのニュースは、新聞、ネットで知っていた。
韓国の連合体と競っているいる話は聞いていた。
しかし……?
ともあれ、あちこちのサイトで、このニュース
を調べてみたが、「韓国に対応するため」と書いた
報道機関は、見あたらなかった。
以下、事実だけを並べてみる。
誤解、偏見をなくすため、削除することなく、
全文を転載、並べて比較してみる。
++++++++++++++++++++++
●韓国中央日報はつぎのように伝えた(11月1日)
*************以下、韓国・中央日報より***************
韓国・フランス・日本が競合するベトナムの原子力発電所建設プロジェクト第2期事業で、
日本がパートナーに内定した。
ベトナムのグエン・タン・ズン首相と日本の菅直人首相は31日、ベトナム・ハノイで
首脳会談を開き、このように明らかにしたと、日本経済新聞が報じた。同紙は「これは日
本が新興国の原発建設を受注した事実上初めてのケースであり、規模は1兆円にのぼる」
と伝えた。
ベトナムは2020年代初期までに4基の原発建設を終える予定で、4基の原発のうち
第1期事業の2基はすでに年初にロシアが受注している。今回の第2期事業の2基はベト
競合していた。
日本は原発建設を受注する代わりにベトナム側の港などのインフラ建設に790億円の
借款を供与し、原発関連技術の移転を提供することにした。また両国首脳は戦略物資であ
るレアアース(希土類)の研究および開発も共同で協力することにした。
菅首相は「原発とレアアースの二つの問題について両国がパートナーになったのは真の
パートナーシップが始まったという象徴的な意味を持つ」と強調した。
今回のベトナム原発建設プロジェクト第2期事業は、先月22日に官民合同出資で発足
した「日本国際原子力開発」を中心に進行された。東芝・三菱重工業・日立製作所が参加
している。
日本メディアは「新興国の原発建設に政府と民間が合同で全力を傾けている韓国に対応
するため、日本が構成した‘官民合同体’が成し遂げた初めての快挙」と一斉に報じた。
*************以上、韓国・中央日報より***************
***************以下、J-Castより*************
●J-Cast(11-2)
菅直人首相は2010年10月31日、ベトナム・ハノイ市内でグエン・ダン・ズン首相と会
談、原子力発電所2基の建設を日本側が受注することが決まった。
ベトナム北西部にあるレアアース(希土類)の開発を共同で進めることにも合意した。菅
首相は、港湾建設などに総額790億円の円借款を新たに供与する意向を表明した。
*************以上、J-Castより***************
*************以下、読売新聞より*****************
●読売新聞(10-31)
【ハノイ=宮井寿光、永田毅】菅首相は31日、ベトナムのグエン・タン・ズン首相とハ
ノイ市内の首相府で会談し、両国関係に関する共同声明に署名した。
ベトナム政府が予定している原子力発電所建設計画について、日本を「協力パートナー」
とすることで合意し、日本勢の受注が事実上決まった。日本が新興国で原発建設を受注す
るのは初めて。
日本はこれまで、新興国で激化する原発建設の受注競争で相次いで敗北してきたが、今
回は官民一体で集中的に受注活動を展開したことが奏功した。
対象となるのは、南部のニントゥアン省に予定されている第2期工事の原発2基分。ベ
トナム側は条件として、低金利での優遇貸し付け、最先端技術の利用、廃棄物処理協力な
どを示し、日本側も応じた。ズン首相は会談で、日本の受注について「政治的、戦略的決
断だ」と語った。
両首相は省エネ家電などの部品に不可欠なレアアース(希土類)についても共同開発で
合意した。レアアースの生産量は中国が世界の9割以上を占めるが、輸出制限が世界的に
問題となっており、「中国依存」からの脱却を図る狙いがある。
*************以上、読売新聞より*****************
*************以下、NHKサイトより***************
●NHKニュース(10月31日)
ハノイを訪れている菅総理大臣は、31日にベトナムのズン首相と会談し、現地で計画さ
れている原子力発電所の建設を日本の企業に受注させるよう求めるのに対し、ズン首相は
日本側の要請に応じることを表明する方向で調整を進めています。
ASEAN=東南アジア諸国連合などとの一連の首脳会議に出席するため、ハノイを訪れ
ている菅総理大臣は、ベトナム訪問の最終日の31日、ズン首相と会談する予定です。こ
の中で菅総理大臣は、ベトナムで計画されている原子力発電所2基の建設事業で、日本企
業に受注させるよう要請する方針です。
ベトナムの電力公社は、高い技術力などを評価して日本に発注する方針を固めていました
が、関係者によりますと、ズン首相は菅総理大臣に対し、ベトナム政府として日本側の要
請に応じることを表明する方向で調整を進めているということです。
日本政府は、アジアでのインフラビジネスを成長戦略に掲げており、外国企業との競争が
激しい原発事業で、今回ベトナムから受注を得る方向となったことで、今後の海外展開の
弾みとしたい考えです。
また、菅総理大臣は希少資源の「レアアース」について、中国への過度な依存から脱却す
るため、日本企業と現地企業が合弁で手がけることが決まっているベトナム北部の鉱山開
発について、できるだけ早く生産が始められるよう、協力を求めることにしています。
*************以上、NHKサイトより***************
*************以下、朝日新聞サイトより***************
【ハノイ=高野弦】ベトナムの最高意思決定機関である共産党の指導部は、同国南東部
に建設を予定している原子力発電所について、日本企業に発注する方針を決めた。複数の
関係者が明らかにした。正式決定すれば、原発を新たに設置する新興国で、日本が受注す
る初のケースとなる。
31日の日越首脳会談で、ズン首相から菅直人首相に発注の意向が伝えられる見通し。
日本企業への発注方針を決めたのは、南東部ニントアン省の原発2基(出力計200万
キロワット)で、2021年の運転開始を目指している。
ベトナムは2030年までに14基の原発の建設・稼働を計画。このうち具体化してい
るのはニントアン省の4基で、最初の2基は昨年12月にロシアが受注した。
インフラ輸出を成長戦略の軸にすえる日本は、残る2基の受注を目指し、今年に入って
受注活動を展開。経済産業相らが8月、経済界とともにベトナム入りし、人材育成や資金
援助などを提案していた。また、10月には新興国での受注を目指した官民共同出資の「国
際原子力開発」を立ち上げていた。
*************以上、朝日新聞サイトより***************
●一事が万事
中央N報を読んだ韓国の人たちは、どう思うだろうか。
日本があたかも韓国を叩くために、ベトナムでの原子力発電所建設工事を受注したと
解釈するだろう。
「快挙」、つまり「日本人は、韓国に勝ったと喜んでいる」と。
受注競争の過程では、たびたび韓国の名前が出てきたのは事実。
中央N報にもあるように、韓国は政府と民間が一丸となって受注合戦を繰り広げていた。
で、日本もそれに対抗して、(あくまでも対抗して)、政府が受注合戦に乗り出した。
その結果、日本が受注に成功した。
が、成功したあとは、どの報道機関も、「韓国」の「カ」の字も書いていない。
が、韓国では、『新興国の原発建設に政府と民間が合同で全力を傾けている韓国に対応する
ため、日本が構成した‘官民合同体’が成し遂げた初めての快挙」と一斉に報じた』と。
こうした報道操作は、日常茶飯事。
ことあるごとに国内の反日感情をかきたてている。
しかしこれは天下の報道機関として、あるべき報道姿勢ではない。
中央N報は、日本の報道機関のどれをさして、「一斉に報じた」としているのか。
一事が万事というか、韓国の新聞を読んでいると、この種の情報操作があまりにも多い。
少し前は、自前で気象衛星をあげたことについて、「これで日本の世話にならなくてすむ」
と。
今までさんざん日本の世話になっておきながら、この言いぐさはない。
せめて「今まで、ありがとう」の一言くらいは、あって当たり前。
それではいけないということで、あえて今回のニュースを取りあげてみた。
●追記
対する日本は、どうか?
たまたま同日(11-2)TBS-iニュースは、こんなニュースを報道している。
こちらは、重要なニュースではないので、一部、省略させてもらう。
***********以下、TBSーiニュースより*************
●第二次韓流ブーム
最近、日本で新たな「韓流ブーム」が社会現象になりつつあります。次々とデビューし
てチャート入りを果たす韓国のガールズ・グループ。その背景には、ブームを作り出す、
ある壮大な「戦略」がありました。
(中略)
4か国語が飛び交う会見場。1日、韓国・ソウルの外国特派員協会に姿を現したのは、
人気ガールズ・グループ「少女時代」です。19歳から21歳までの9人からなる「少女
時代」。3年前にデビューし、韓国でトップに登りつめた後、台湾やタイなどのヒットチャ
ートでも1位を獲得。中国でもツアーを行うなど、アジア全域で活躍中です。そして9月、
満を持して日本デビュー。第2弾シングルが先週、日本を除くアジアの女性グループとし
て史上初のチャート1位を記録しました。
日本の韓流ブームといえば、これまで比較的高い年齢層の女性たちに支えられてきまし
た。この新たな韓流ブームの特徴は、日本の若い女性の心を捉えていることです。美脚が
売りの少女時代だけでなく、大人の魅力を強調するグループ「BROWN EYED GI
RLS」、ヒップダンスを得意とするグループ「KARA」などが、今年に入って次々と日
本デビューを果たしています。
1日の会見のテーマは彼女たちの世界戦略でした。
(中略)
周到な準備の下、続々と上陸する韓国のガールズ・グループ。しかしその目は、すでに
日本のはるか先を見据えているのかもしれません。(01日22:48)
***********以上、TBSーiニュースより*************
日本人のノー天気ぶりには、あきれるばかり。
緊張感がまるでない!
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司
BW はやし浩司 韓国の報道機関による情報操作 反日感情 作られる反日感情)
Hiroshi Hayashi++++Nov. 2010++++++はやし浩司・林浩司
●どこまで目くじらを立てるべきか
++++++++++++++++++
もう20年近く前のことになる。
私はある宗教団体を攻撃した本を、5冊出した。
当時、いくつかのカルト教団が、社会問題を
引き起し、世間の話題をさらっていた。
その当時のことである。
が、それから20年。
久しぶりに、ペンネームの私を検索してみた。
が、それを見て、驚いた。
私は「MS」というペンネームで本を出した。
が、その本について、
「本物の著者は、私である」と名乗っている人が
いることを知った。
あるいは、「私が大量の資料を送り届けて、MSに
本を書かせた」という人がいることも知った。
さらに「MSをハシャク(=この世界の専門用語で、
相手を論じ伏せること)し、筆を折らせたのは、
我が師、NK尊師である」というのまであった。
みなさん、好き勝手なことを書いている。
私は自分の本を代筆させたことは一度もない。
またハシャクされたことも、一度もない。
それに筆を折ったわけではない。
あまりにもばかばかしくて、書くのを中断しただけ。
もう少しわかりやすく言えば、イワシの頭を信仰して
いる人に対して、「イワシの頭」と証明してみせただけ。
が、こういうデタラメ記事には、もう慣れた。
いちいち目くじらを立てていたのでは、こちらのほうが、
疲れてしまう。
またそのヒマもない。
しかし無視することもできない。
内容と相手の立場によっては、反論のコメントを書く。
「即刻、事実に違背している記事を削除してほしい」と。
今朝も、2つのサイトにその旨、コメントとして書き込んだ。
++++++++++++++++++
●誤解
みなさん、誤解している。
私、はやし浩司は、名もない物書きだが、一文たりとも、他人の文章を盗んだことは一度
もない。
(こんなことはあえて書くまでもない、常識だが……。)
無名だからこそ、それには注意している。
無名の私に、「盗作疑惑」がかけられたら、私はどうなる?
「代筆疑惑」でもよい。
何もなくなってしまう。
文章だけではない。
内容についても、だ。
もし私が書いているようなことと似たような文章に出会ったら、まず、そちらを疑って
みてほしい。
見分け方は、簡単。
今ではインターネットを使って、即座に、私の書いた文章を検索できるようになった。
そのとき私の書いた文章と、相手の書いた文章の日付を比較してみればよい。
当然、私の書いた文章の方が古い。
それに代筆(ゴーストライター)ということになれば、どうしてこの私が?、となる。
代筆業(ゴーストライター)で生計を立てていた私が、どうしてどこかのゴーストライタ
ーに、代筆を頼むのか。
バカも休み休み、言え!
●無私で書くから、文章
この10年近く、私は文章を、「無私」の立場で書いている。
東京あたりでは、テレビ局や雑誌社を相手に、批評記事を書いたら、そのままブラックリ
ストに載ってしまう。
以後、仕事が途絶える。
が、この地方に住んでいると、そうした心配というか、気兼ねは、いらない。
もとから相手にされていない。
みなさんはご存知ないかもしれないが、東京の人たちがもっている独特の優越感には、鼻
持ちならないモノがある。
明らかに地方に住む私たちを「下」に見ている。
(自分たちだって、大半は、地方から上ってきた人間なのだが……。)
とくにマスコミの世界ではそうである。
だからこそ、私は、自由にものを書くことができる。
もともと無欲だから、だれかに媚を売ることもない。
遠慮する必要もない。
が、そこが重要。
ものを書くときの基本は、そこにある。
またそうであるから、書いた文章が生きる。
またまた愚痴になってしまった。
今朝は、あまり精神状態がよくないようだ。
こういうときは、何かの気分転換をするのがよい。
……窓の外には栗の木がある。
そこにキジバトの雛が、巣の中でちょこんと座っている。
それが私の座っている位置からよく見える。
2羽いる。
(よく見えるように、まわりの枝を切り払ったのは私だが……。)
枝がいつもより大きく揺れているのは、風のせい。
先ほど窓を開けて、声をかけてみたが、羽を立てて、警戒態勢。
野生の鳩だけに、警戒心が強い。
これからビデオカメラに様子を収めて、YOUTUBEにアップしてみる。
愚痴を書くのは、もうやめよう!
(付記)
たった無事、ビデオに収録。現在、YOUTUBEにUPLOAD中!
(はやし浩司のHP)→(音楽と私)→(2010年12月)のところで、ご覧いただけ
るようにしておきます。
【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
はやし浩司 2010-12-04
+++++++++++++++++++++++
昨夜は仕事の帰りに、ワイフと、映画『Kiss&Kill』
(英語名:Killers)を観てきた。
が、これがどうしようもない駄作(ごめん!)。
あきれるほどの駄作(ごめん!)。
星など、つけようもない。
予告編を観て、「おもしろうそう」と思ったが、それはまちがい。
がっかり。
ドタバタ映画でも、ここまで中身のないドタバタ
映画となると、そうはない。
『トロン』『ロビンフッド』に期待をつなぎながら、
昨夜は冷たい冬の風が吹きすさぶ、夜の街を
歩いて帰った。
+++++++++++++++++++++++
●離婚
オーストラリアの友人の息子が、最近、離婚した。
2人の子ども(幼児)もいた。
理由は、(友人の話によれば)、妻が元カレと交際をつづけていたとのこと。
「やっぱり、昔の恋人のことが忘れられない」というようなことで、離婚したらしい。
が、こういう話は、一方的な意見だけを聞いて判断してはいけない。
(相手の話を聞く必要もないが……。)
家庭の事情は、複雑。
夫婦関係は、さらに複雑。
心の問題は、さらにさらに複雑。
そっと見守ってやることこそ、大切。
あとはそこを原点として、みな、明るく前向きに生きていけばよい。
●私たち
実のところ、私たち夫婦も、あぶない。
私はともかくも、ワイフは、いつも構えている。
「いったん、ことあれば!」と。
だから私は、1日とて、心の安まる日がない。
いっしょに寝るときも、「いっしょに寝ていいか?」と。
そのつど、ワイフの気持ちを確かめなければならない。
だからということでもないが、軽い口げんかをしただけで、「別れましょう」「離婚
しよう」となる。
が、離婚するのも、たいへん。
たがいの人間関係が、網の目のようにからんでいる。
ともにひとりでは、生きていかれない。
(ワイフは「お金さえもらえれば、ひとりで生活できる」と言っているが……。)
少なくとも、私には生活能力がない。
●抑圧
本来なら、心を開放し、言いたいことを言えばよい。
したいことをすればよい。
が、ワイフのばあい、子どものころから、何かいやなことがあっても、それを心の別室に
押し込め、やり過ごしてきた……らしい。
義兄や義姉は口をそろえて、「A子(=ワイフ)は、がまん強い子だった」と言う。
それが今でも、習慣になっている。
心理学の世界では、そうした心理状態を、「抑圧」という言葉を使って説明する。
表面的には、穏やかでやさしいが、それは仮面(ペルソナ)。
いったん、ことがあると、心の別室の中にたまった不満や不平を爆発させる。
別人のようになる。
何か一言、言うと、その10倍以上の反論となって返ってくる。
今も、基本的には、ワイフは私にさえ心を開くことができない。
むしろ夫婦げんかしたときのほうが、本当のワイフの心が外に出てくる(?)。
「私はあなたなんかと、結婚するつもりはなかった!」と。
●ケセラ・セラ
……と書いても、何も、私たち夫婦が特別というわけではない。
危機的な状況というわけでもない。
どこの夫婦も似たようなもの。
みな、同じような問題をかかえ、その中で懸命に生きている。
うまくいっている夫婦など、実際には、さがさなければならないほど、少ない。
私たち夫婦にしても、空の天気のようなもの。
曇りの日もあれば、雨の日もある。
もちろん晴れの日もある。
その晴れの日を利用して、旅行したり、映画を観に行ったりする。
要するにパーフェクトな夫婦関係を求めない。
ほどほどのところで、ほどほどに満足する。
あとはケセラ・セラ(なるようになる)。
それが夫婦円満(?)のコツではないか。
●秒読み段階
とは言っても、人生も秒読み段階に入った。
つい先日、「ともに長生きしましょう」と誓い合った友人が、8月1日に他界した。
あっけない他界だった。
信じられないほど、あっけない他界だった。
そういう友の死を経験すると、夫婦の問題など、どこかへ吹き飛んでしまう。
わかりやすく言えば、どうでもよくなくなってしまう。
実のところ、そのときも私は布団をかぶって寝ていた。
「あんなヤツ(=ワイフ)とは、二度と口をきかないぞ」と。
ちょうどそんなときワイフがやってきて、「NG先生が、亡くなったって……」と。
「ウソだろ?」「今、奥さんから電話があった……」と。
とたん夫婦げんかのことは、忘れてしまった。
私にしても、夫婦げんかどころではない。
明日どころか、今日の今日、ポックリ逝くかもしれない。
ワイフのようなつまらない人間(失礼!)のことで、心を煩わせているヒマはない。
●夫婦論
夫婦とは何か?
そこにいるのは、親以上の人間。
兄弟以上の人間。
親友以上の親友。
ときに私自身。
たがいの思い出が、そこにぎっしりと詰まっている。
が、それでいて、壊れるときは壊れる。
一度壊れると、今度は他人以上の他人になる。
ただこの年齢になってはじめてわかったことが、ひとつある。
それは「男」と「女」の関係ではなくなるということ。
脳内ホルモンが枯渇する。
若いときのように、「性」でたがいをつなぐということができなくなる。
加えて子育ても終わり、共通の目標も消え失せる。
あとに残るのは、純然たる一対一の人間関係。
一見太く見える人間関係だが、実際のところ、細くてボロボロ。
言うなれば、チョロチョロと燃える、残り火のようなもの。
消すこともできない。
だからその残り火に、たがいに手を向けながら、かすかな暖をとりあう。
慰めあう。
労(いたわ)りあう。
あとはその「日」が来るのを、静かにじっと待つ……。
……ここまで書いて、またあの『ミレーの落ち穂拾い』を思い出した。
原稿を探してみる。
+++++++++++++++++
以前書いた原稿です。
+++++++++++++++++
●夫婦VS育児
どんな夫婦でも、それなりのプロセスがあって、結婚し、子どもをもうける。たいてい
は恋愛→恋愛期間→結婚というプロセスを経る。それぞれの夫婦は、「私たちの恋愛だけは、
ほかの人たちのとは、ちがう」と思いがちだが、それはどうか?
が、問題は恋愛ではない。男女が恋愛をする部分と、その男女が結婚し、子どもをもう
け、そしてそのあと、育児をする部分は、別の問題であるということ。
私はこれを、「夫婦の二層性」と呼んでいる。
つまり恋愛は、純粋に感情的な問題だが、育児では、男女の思想性、哲学性、社会観、
人生観、それにそれまでにそれぞれが生まれ育ってきた過去が、真正面からぶつかりあう。
こうした二層性は、国際結婚をしたカップルを見ていると、よくわかる。たとえば今で
は、ニュージーランドの日本人学校の周辺にも、受験塾があるという。K式算数教室もあ
るという。
「日本へ帰ってからのことが心配だ」というのがその理由だが、その夫婦が、ともに日
本人なら、それほど大きな問題とはならない。
たとえば夫が日本人で、妻が、ニュージーランド人であったとしたら……? あるいは
その逆でもよい。
子どもの教育で、どう折りあいをつけるかは、そのつど、重大な問題となる。さらに、
社会観、男女観、夫婦観となると、もっと深刻な問題となる。オーストラリアでは、夫が
妻に向かって、「おい、お茶!(Hey,Tea!)」と叫んだだけで、離婚事由になると
いう。実際には、そういう夫はいない。
独特の教育観をもった夫と、親に溺愛されて育った妻。崩壊家庭に近い家庭環境で生ま
れ育った夫と、両親の愛に恵まれて生まれ育った妻。高学歴の夫と、学歴とは無縁の世界
で育った妻などなど。
組みあわせはいろいろある。そういう夫婦が、子どもを間にはさんで、対立する。……
つまりそういうケースは、多い。
そこで夫婦は、たがいに悩む。「夫は、甘い」「妻は、冷たい」「息子を、夫のようにした
くない」「妻は、放任すぎる」とか。
こういう対立があっても、夫婦の間が、しっかりとした愛情で結ばれていれば、まだ救
われる。話しあいもじゅうぶん、なされる。子育ての調整もできる。
しかしそうでないときは、そうでない。『子は、かすがい』というが、裏を返せば、『子
は三界の足かせ』となる。
そういうときは、どうするか?
答は簡単。あきらめて、現状を受けいれる。ジタバタしても、始まらない。たとえば妻
(=母親)の側から見ても、夫(=父親)の教育をするのは、子を教育するより、何倍も
むずかしい。
たとえばあなたの夫が、かなりのマザコンタイプであったとしよう。しかしそうしたマ
ザコン性は、よほどのことがないかぎり、なおらない。あなたという妻の力くらいでは、
どうにもならない。
マザコンであることが、その夫の、哲学になっていることも多い。そんな夫に向かって、
「あなたはマザコンよ」と言えば、その先は、どうなるか?
育児にからんで、夫婦で対立するケースは、多い。教育の問題となると、さらに多い。
だから、あ・き・ら・め・る。
料理でいえば、その場にある食材で、できるものを考えるしかない。食材がそろってい
ないのに、寿司をつくろうとか、ビーフカレーをつくろうとか、そういうふうに考えるか
ら、ムリが生まれる。
あるもので、つくる。結局は、育児は、ここに行き着く。
いろいろな問題はあるだろう。弊害や悪影響もあるだろう。しかし全体としてみると、
こうした問題は、一過性の問題で終わる。なぜなら、子どものもつ生きるエネルギーは、
親が考えているより、はるかに大きく、強力である。やがて子ども自身がもつ、自己意識
が育ってくれば、子ども自身が、そうした問題を乗り越える。
親がどう願ったところで、子は、親の願いどおりには、いかない。かりに夫婦の方向性
が一致していても、だ。夫は息子をハーバード大へ。妻は息子を東大へ。しかし肝心の息
子は、専門学校を出て、職人になった……というケースは、いまどき、珍しくも、何とも
ない。
ここで私は夫婦の「二層性」について書いた。
つまり夫婦は、恋愛、結婚というプロセスを経て、さらに子どもをもうけて、この二層
性を経験する。しかしその子育ても終わると、再び、一層性にもどる。だから夫婦も、育
児のことで、ムダにジタバタしないこと。
だから繰りかえす。
あきらめて、受けいれる。それよりも重要なのは、夫婦の信頼関係ということになるが、
それについては、つぎに考える。
(はやし浩司 育児 子育て 夫婦の対立 対立)
●夫婦の信頼関係
夫婦の信頼関係も、(絶対的なさらけ出し)と、(絶対的な受け入れ)で決まる。「絶対的」
というのは、「疑いすら、もたない」という意味。
しかしそれはあくまでも基盤。信頼関係をつくりあげるためには、共通の目的、共通の
苦労、共通の人生観をともにもたなければならない。しかしそれは1年や2年で、できる
ものではない。
もし若い夫婦の中で、「私たちはたがいに信頼している」「愛しあっている」と思ってい
る人がいるなら、それは幻想と思ってよい。夫婦の信頼関係は、そんな生やさしいもので
はない。
少し視点がかわるが、年をとると、ものの見方が少し変わってくる。たとえば小学生や
中学生の恋愛ごっこを見てみよう。「好きだ」「ふられた」「別れた」「取られた」などと、
毎日のように騒いでいる。
しかし年をとると、やがて、中学生の恋愛ごっこも、高校生の恋愛ごっこも、それほど、
ちがわないように見えてくる。さらに、高校生の恋愛ごっこも、若い男女の恋愛ごっこも、
それほどちがわないように見えてくる。
当の本人たちは、「私たちは、高校生とはちがう」と思っているかもしれないが、まあ、
これ以上のことを話しても、どうせ理解してもらえないだろう。
つまり私が言いたいことは、夫婦の信頼関係をつくりあげるためには、もうひとつ、「時
間」「経験」「年輪」というファクターが、必要だということ。
が、最終的に夫婦の信頼関係を決めるのは、実は、「命」である。
私も、私のワイフには、たくさんの不満があった。ワイフにもあっただろう。しかし、
自分で自分の人生を生きてみてわかることは、私の人生には、いつも「限界」があった。
はっきり言えば、「たいした人生は、送れなかった」。それに「たいしたこともできなかっ
た」。
「まあ、いろいろやってはみたけれど、私も、ごくふつうの平凡な男に過ぎなかった」
と。そんな私が、たとえばワイフに、今以上のものを、どうして求めることができるかと
いうことになる。
あと、何年生きられるかということを考えると、なおさらである。10年か、20年か。
私はそんなことを考えるとき、いつも、ミレーの『落ち穂拾い』の絵を思い出す。何とも
さみしい話だが、しかし悪いばかりではない。あの絵に見られるような、そこには、深い、
「味」が生まれる。
若い女性の肌も美しいが、しかしシワでゆるんだ肌も、これまた美しい。若いときはい
やだったが、ワイフの腸内ガスのにおいも、これまた、悪くない。すべてを許し、すべて
を受け入れていく。
信頼関係は、こうして熟成されていく。
だから私は、ふとこう思う。よく若い男女が、たがいに、「愛しているよ」「信じている
よ」と言いあっているのを聞くと、つい、「バカめ」と思ってしまう。「たがいに疑ってい
るから、そういう言葉を口にするのだ」と。
絶対的に愛しあい、信じあっていたら、そんな言葉など、ぜったいに出てこない。
……と、書きつつ、「偉そうなことは言えない」と思ってしまう。
私は本当に、ワイフを信じているかと聞かれると、どうも自信がない。そのことは、ワ
イフも同じだろう。
実は、まだたがいに苦労も足りないし、ここでいう「時間」「経験」「年輪」が、足りな
いように思う。
しかし最近では、あえて言わないようにしている。あの「愛しているよ」とか、「信じて
いるよ」という、どこかフワフワとした風船のような言葉だ。
夫婦の信頼関係の問題は、これから先、私たち夫婦にとっては、じっくりと煮詰める問
題ということになる。
++++++++++++++++++++++
ジャン・フランソワ・ミレーの「落ち穂拾い」
で思い出したのが、つぎの原稿
++++++++++++++++++++++
●不幸の形
幸福というのは、なかなかやってこないが、不幸というのは、こちらの都合など、お構
いなしにやってくる。だから幸福な家庭というのは、みな、よく似ているが、不幸な家庭
というのは、みな顔が違う。
その不幸が不幸を呼び、さらにつぎの不幸を呼ぶ。こういう例は少なくない。
両親は離婚。兄は長い闘病生活のあと、自殺未遂。母親は、再婚をしたものの、半年で
また離婚。そのあと、叔父の家に預けられて育てられたが、そこで性的虐待を受ける。そ
の女性が、17歳のときのことだった。
そこで家出。お決まりの非行。そして風俗業。しかし悲劇はここで終わったわけではな
い。やっと結婚したと思ったが、夫の暴力。生まれてきた長男は、知的障害。夫は、やが
てほかの女の家にいりびたるようになり、そして離婚。今、その女性は四五歳になるが、
今度は乳がんの疑いで、入院検査を受けることになった……。
その人はこう言う。「どうして私だけが……?」と。
一つのリズムが狂うと、そのリズムをたてなおそうと、無理をする。しかしその無理が、
さらにリズムを狂わす。だれしも不幸になると、そこがどん底の最悪、と思う。しかしそ
の下には、さらに二番底、三番底、さらには四番底がある。
しかし人というには、皮肉なものだ。今、目の前にあるものを見ようとしない。見ても、
その価値に気づかない。仮に見ても、「まだ、何とかなる」「こんなはずではない」と、自
ら、それを打ち消してしまう。
だから賢明な人は、そのものの価値を、なくす前に気づく。しかし愚かな人は、そのも
のの価値を、なくしてから気づく。健康しかり。人生しかり。そして子どものよさ、また
しかり。
あなたは、本当に幸福か?
それとも、あなたは本当に、不幸か?
ある腎臓病だった人が、こんな投書を寄せている。何かの雑誌で読んだ話だが、こんな
内容だ。
その人は、10年近く、重い腎臓病で苦しんだ。そしていよいよというときになって、
運よく、腎臓提供者が現れ、腎臓の移植手術を受けた。そしてそのあとのこと。はじめて
トイレで小便をした。たまたま窓から、朝の陽光が差しこんでいたという。その人は、こ
う書いている。
「自分の小便が黄金色にキラキラと輝いていた。私はその美しさに、感動し、思わず両
手で、自分の小便を受け止めてしまった」と。
何気なくする小便にしても、それは黄金にまさる価値がある。その価値に気づくか気づ
かないかは、ひとえに、その人の賢明さによる。言うまでもなく、賢明な人というのは、
目の前にあるものを、そのまま見ることができる人をいう。
その女性は、「どうして私だけが……」と言う。しかし本当にそうか?
だったら、冷静に、見てみろ! 「私は幸福だ」と笑っている、愚か者たちの顔を。抜
けたように、軽い顔を。彼らに、人生が何でえあるか、わかってたまるか! 生きるとい
うことが、どういうことか、わかってたまるか!
見てみろ! 目の前にある青い空を。緑の山々を。白い雲を、その向こうにある宇宙を。
もしこの世界に、神々がいるとするなら、そしてその神々に奇跡を起こす力があるとする
なら、今、私がここにいて、あなたがそこにいる。それこそが、まさに奇跡。それにまさ
る奇跡が、どこにある!
釈迦の説話にこんな話が、残っている。あるとき、ある男が釈迦のところにやってきて、
こう言う。
「釈迦よ、私は明日、死ぬ。死ぬのがこわい。釈迦よ、どうすればこの死の恐怖から逃
れることができるか」と。
それに答えて釈迦は、こう答える。「明日のないことを、嘆くな。今日まで生きてきたこ
とを、喜べ、感謝せよ」と。
余談だが、釈迦自身は、「来世」とか、「あの世」をいっさい、認めていない。こういう
あやしげな言葉(失礼!)を使うようになったのは、もっとあとの仏教学者たちで、しか
もヒンズー教の影響を受けた学者たちである。今の日本に残る経典のほとんどは、釈迦滅
後、数百年を経て書かれた経典ばかりである。ウソだと思うなら、釈迦の生誕地に残る原
始経典(『スッタニパータ』、漢語で、『法句経』)を読んでみたらよい。法句経のどこにも、
釈迦は、あの世については書いてない。むしろ、釈迦自身は、あの世を否定している。(後
世の学者たちが、ムリなこじつけ解釈をしている点はいくらでもあるが……。)
不幸だと思っている人よ、さあ、勇気を出して、目の前のものを見よう。目の前のもの
を見て、それを受け入れよう。こわがることはない。恐れることはない。恥じることはな
い。
不幸だと思っている人よ、さあ、そういう自分を静かに認めよう。あなたには無数の心
のポケットがある。奥深く、心暖かいポケットである。そのポケットを、すなおに喜ぼう。
誇ろう。あなたはすばらしい心の持ち主だ。
不幸だと思っている人よ、さあ、ゴールは近い。あなたはほかの人たちが見ることがで
きないものを見る。ほかの人たちが知らないものを知る。あなたのような人こそ、人生を
生きるにふさわしい人だ。人の世を照らすに、ふさわしい人だ。
あなたの夫にいかに問題があっても、あなたの子どもにいかに問題があっても、ただひ
たすら、『許して忘れる』。これを繰りかえす。それは苦しくて、けわしい道かもしれない
が、その度量の深さが、あなたの人生を、いつかやがて光り輝くものにする。
……いや、かく言う私だって、本当のところ、何もわかっていない。本当のところ、何
一つ、実行できない。しかしこれだけは言える。私たちが求めている、真理にせよ、究極
の幸福にせよ、それは遠くの、空のかなたにあるのではないということ。私やあなたのす
ぐそばにあって、私やあなたに見つけてもらうのを、息をひそめて、静かに待っている。
過去がどうであれ、これからの未来がどうであれ、そんなことは、気にしてはいけない。
今、ここにあるのは、「今という現実」だけ。私たちがなすべきことは、今というこの現実
を、懸命に生きること。ただただ、ひたすら懸命に生きること。結果は必ず、あとからつ
いてくる。
そう、私たちの目的は、成功することではない。私たちの目的は、失敗にめげず、前に
進むことである。あの「宝島」をいう本を書いた、スティーブンソンもそう言っている。
そういう有名な言葉をもじるのは、許されないことかもしれない。しかしあえて、この言
葉をもじると、こうなる。
私たちの目的は、幸福になることではない。日々の不幸にめげず、前に進むことだ、と。
もしあなたが不幸なら、ほんの少しだけ、あなたより不幸な人に、やさしくしてみれば
よい。あなたより不幸な人を、ほんの少しだけ、暖かい心で包んであげればよい。それで
相手は救われる。と、同時に、あなたも救われる。
あなたの子どもは、そこにいる。あなたはそこにいて、いっしょに生きている。友よ、
仲間よ、それをいっしょに、喜ぼうではないか。この100億年という宇宙の歴史の中で、
そして100億に近い人間たちの世界で、今、こうして心を通わすことができる。友よ、
仲間よ、それをいっしょに、喜ぼうではないか。
不安になることはない。心配することもない。さあ、あなたも勇気を出して、前に進も
う。不幸なんて、クソ食らえ! いやいや、あなたの身のまわりにも、すばらしいものが
山のようにある。それを一つずつ、数えてみよう。一つずつだ。ゆっくりと、それを数え
てみよう。
秋のこぼれ日に揺れる、栗の木の葉。
涼しい風に、やさしく揺れる森の木々。
窓には、友がくれたブリキの汽車の模型。
そしてその上には、息子たちの赤ん坊のときの写真。
やがてあなたは、心の中に、暖かいものを覚えるだろう。そしてその暖かさを感じたら、
それをしっかりと胸にとどめておこう。それがあなたの原点なのだ。生きる力なのだ。
つぎに、不幸と戦う必要はない。今ある状態を、それ以上悪くしないことだけを考える。
あなたは、ミレーが描いた、「落穂拾い」という絵を知っているだろうか。荒れた農地のす
みで、三人の農夫の女性が、懸命に、落穂を拾っている。どういう心境かは私には、知る
よしもないが、しかし私はあの絵に、人生の縮図を見る。
私たちは今、懸命に、「今という時」を拾いながら生きている。手でつまむようにして拾
うのだから、たいしたものは拾えないかもしれない。もっているものといえば、小さな袋
だけ。が、それでも懸命に拾いながら、生きている。しかしその懸命さが、人の心を打つ。
つまりそこに、人生のすばらしさがある。無数のドラマも、そこから生まれる。
最後に一言。あなたは決して、ひとりではない。その証拠に、今、私はこの文章を書い
ている。そういう私がいることを信じて、前に進んでほしい。あまり力にはなれないかも
しれないが、私も努力をしてみる。
(はやし浩司 ミレー 落穂 落ち穂 落穂拾い はやし浩司 落ち穂拾い)
++++++++++++++++
●落ち穂拾い
私がミレーの『落ち穂拾い』を思い出すときは、心が沈んでいるとき。
NG先生の死が、大きく影響している。
また1人、私のよき理解者を失った。
原稿を書いて送るたびに、批評を書いて寄せてくれた。
今日は通夜。
明日は本葬。
何ごともなかったかのように、冬の白い陽が、窓に映る栗の木の葉を揺らしているのが、
うらめしい。
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司
BW はやし浩司 夫婦論 夫婦とは ミレー はやし浩司 2010-12-04)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
はやし浩司のホームページ http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■□コマーシャル★★★★★★コマーシャル□■
【BW生・募集中!】
(案内書の請求)
http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page228.html
(教室の案内)
http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page025.html
●小学生以上の方も、どうか、一度、お問い合わせください。
■□コマーシャル★★★★★★コマーシャル□■
***********************************
このマガジンがお役にたてそうな人が、あなたのまわりにいませんか?
よろしかったら、どうか、このマガジンのことを、お友だちの方に
話していただけませんか?
よろしくお願いします。 はやし浩司
***********************************
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
まぐまぐプレミア版(有料版)のお申し込みは……
http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page141.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
. *※※
.※※ ***※
.*※※…※}※**
. **++ ※))
. {※}※※ /
. ※*… /mQQQm
.**/| |Q ⌒ ⌒ Q Bye!
. = | QQ ∩ ∩ QQ
. m\ ▽ /m~= ○
. ○ ~~~\\//
.=================================
.みなさん、次号で、またお会いしましょう!
.=================================
<< Home