●相撲の八百長
【相撲疑獄】(八百長事件)
●国技?
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ときどき、子どもたち聞く。
「相撲を見ている?」と。
が、そのたびにみな、こう言う。
「見ていない」と。
私が知るかぎり、「相撲ファン」の子どもはいない。
ゼロ!
が、そんな相撲中継を、NHKは、毎日午後1時過ぎから、
6時前後まで中継している。
NHKと相撲協会。
何か、あやしい?
何か、臭い?
「国技」とは名ばかり。
ただの「興業」。
金儲けのための興業。
もちろんスポーツではない。
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ちょうど1年前、こんな原稿を書いた。
2010年2月の日付になっている。
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●おかしな投票(日本相撲協会の理事選挙)
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相撲協会が、理事選挙を行った。
その結果を、まずよく見てほしい。
■理事選の各候補得票数
武蔵川 ・・・11票
北の湖 ・・・10票
出羽海 ・・・10票
放駒 ・・・11票
ニ所ノ関・・・11票
大島 ・・・ 8票(落選)
友綱 ・・・10票
陸奥 ・・・10票(新任)
鏡山 ・・・10票(新任)
九重 ・・・10票
貴乃花 ・・・10票(新任)
投票は、111人の評議員
(親方107人、力士2人、立行司2人)によって、
無記名で行われた。
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●まちがいさがし
「まちがいさがし」という遊びがある。
2枚の絵を見比べながら、まちがいをさがす。
で、そのまちがいさがしをするような気持ちで、この投票結果をよく見てほしい。
何か、おかしい?
どこか、おかしい?
投票は、無記名でなされたはず。
「投票」ということは、「投票」。
選挙である。
しかしこんな選挙があるか?
土建業者の談合でも、ここまではしない。
●インチキ選挙
落選した大島は、8票。
が、残る1人は、全員、11票か10票!
きれいに、11票か10票!
今回の選挙で注目されたのは、貴乃花。
当初、貴乃花を支持を表明したのは、親方6人だけと言われていた。
が、フタをあけてみたら、10票!
この票の動きも、どこか不自然。
もっと言えば、うさんくさい。
あらかじめ支持を集めながら(?)、理事候補者たちが立候補した。
それはわかる。
しかし結果は、先に書いたとおり。
●闇の奥の日本相撲協会
日本の相撲協会ほど、闇に包まれた協会はない。
巨額のお金が、その闇の奥で、乱舞している(?)。
ときどきその一端がマスコミに流れ、世間を騒がす。
それはそれとして、こういう選挙結果を見ると、相撲協会とは、いったい何なのか?
さらに踏み込んで言えば、国技とは何なのか?
そこまで考えてしまう。
そこでさっそく、小学生を中心に、50人ほどの子どもたちに聞いてみた。
「相撲を見ている人?」と。
答は、ゼロ!
「相撲が好きな人?」と。
答は、ゼロ!
にもかかわらず、NHKだけは、BS放送で、午後1時半前後から夕方6時前後まで、いつも実況中継している。
NHKと相撲協会は、会長職でつながっている。
「国技」ということは、わかる。
が、もちろんスポーツではない。
何も、ここまで保護しつづけなければならない理由などない。
日本相撲協会の理事選挙の結果を見ながら、いろいろと考えさせられた。
つぎの選挙は、(今回が4期8年ぶりだったということを考えるなら)、8年後ということになる。
そのときは、もう少し自然な(?)、投票結果になるかもしれない。
こんなインチキ臭い選挙は、見たことがない。
聞いたこともない。
私が書いていることがおかしいと思うなら、もう一度、あなた自身の目で、「まちがいさがし」をしてみてほしい。
もう一度、選挙結果を、よく見てほしい。
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 相撲協会 日本相撲協会 理事選挙)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●八百長事件
相撲の八百長は、私が学生時代のころからうわさになっていた。
取り組みが終わると、下っ端が、現金を包んで部屋を走り回るというような話もあった。
が、そのたびに相撲協会は、「八百長はない」と。
しかし今度ばかりは、逃げられない。
物的証拠が出てきた!
日本経済新聞は、つぎのように伝える。
+++++++++++++以下、日経新聞++++++++++++++
高木義明文部科学相は3日午前の衆院予算委員会で、日本相撲協会の放駒理事長から同日朝に八百長問題について報告があったと明らかにし「名前があがっている(13人の)力士のうち、3人が八百長に関与したことを認め、新たに1人の力士の名前があがっている」と述べた。
文科相は「相撲協会は弁護士など専門家により徹底した調査を本日から行う。計14人の力士については6日の理事会までに中間報告を終えて概要を報告する」と説明した。「事の重大性に鑑み状況を踏まえて厳正に対処していきたい」とも述べた。自民党の斎藤健氏への答弁。
+++++++++++++以上、日経新聞++++++++++++++
●相撲協会
相撲協会の罪は重い。
またもや、「八百長は今回だけ」などと、うそぶいている。
だいたい「相撲協会からの報告」というのが、おかしい。
今回の八百長は、野球賭博事件を調べていた警察当局筋から明るみになった。
そこで相撲協会。
逃げるに逃げられなくなり、「調査」をした。
その結果が、日経の記事。
億単位の現金が乱舞する、相撲の世界。
そういうものを「国技」と称して、保護する価値があるのか。
意味があるのか。
毎日実況中継する、意味があるのか。
過去……というより戦後、そのつど八百長疑惑が取りざたされ、そのつど「完全否定」。
逆に、それを追及したライターを逆告発。
裁判で勝ったことを理由に、「無実が証明されました」と。
八百長などというものは、当事者が口をつぐんでしまえば、だれにもわからない。
こういうことを、繰り返しながら、今に至った。
即刻、「公益認定」を取り消すべきである。
何からなにまで、どんよりと腐った世界。
地元のC新聞は、「氷山の一角」という見出しをかかげた。
+++++++++++++以下、読売新聞++++++++++++++
枝野官房長官は3日午前の記者会見で、大相撲の力士が八百長への関与を認めたことに関連し、「八百長が蔓延(まんえん)しているような法人であれば、公益認定を得ることは難しい」と述べた。
日本相撲協会は新公益法人制度のもとでの公益財団の認定を目指しているが、八百長が常態化していることが明らかになった場合は認められないとの考えを示したものだ。
また、枝野長官は日本相撲協会について、「うみをすべて出し、(八百長を行った力士らに)厳しい処置をとるよう、(所管する)文部科学省を通じて厳しくやってもらう」と強調した。
+++++++++++++以上、読売新聞++++++++++++++
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