●東京電力役員の報酬カット
●他人の収入(東京電力社員のばあい)
【算数の問題】(小6レベル)
東京電力は25日、役員報酬の減額を発表した。会長、社長、副社長、常務取締役は、総報酬から50%減額。執行役員については同40%減額する。
東電は、会長、社長のほか、6人の副社長、9人の常務のほか、29人の執行役員、ほかに外部取締役や出向役員3人の49人体制。ほかに管理職、4000人がいる。
これによって、役員で7億5000万円、管理職で50億円、一般職で480億円。年間約540億円の人件費が圧縮される(以上、YahooNewsより)。
(問1)以上の事実から、会長、副社長、常務ほか、49人の平均年収を計算せよ。
(問2)管理職4000人の平均年収を計算せよ。ただし管理職は25%の減額とする。
++++++++++++++++++
『東京電力の会長以下、管理職の給料カットが発表された。
これについて、海江田万里経済産業相は28日の会見で、
東京電力が示した役員報酬の一律減額について、
「さらなるカットは当然」と述べた。監督官庁が役員報酬に
ついて触れるのは異例。この発言を受けた東電役員の対応
が注目される』(以上、YahooNewsより転載)と。
+++++++++++++++++
●計算
問1も、問2も、方程式を使わなくても、計算できる。
(ただしここでは、計算を簡略化するため、執行役員の削減額も50%とする。)
50%を減額して、7億5000万円。
7億5000÷0.5=15億
15億÷49(人)=3061万円
役員の平均年収は、3061万円。
同様に管理職については、
50÷0・25=200
200(億)÷4000(人)=0・05(500万円)
管理職の平均年収は、500万円となる。
が、ここで?
同じくヤフー・newsによれば、「東電の一般職は組合員だけで3万1775人。
管理職約4000人を含めると約3万7000人となる。
一般職の平均年収は758万円(09年度)」とある。
管理職の平均年収は、500万円。
一般職の平均年収は、758万円。
逆転している?
つまり計算が合わない。
管理職の年収のほうが、一般職の年収より低い?
何か、おかしい。
おかしいが、これ以上のことはわからない。
2011/04/28
Hiroshi Hayashi+++++++April. 2011++++++はやし浩司・林浩司
<< Home