●水と空気からアンモニア燃料を作る
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子育て最前線の育児論byはやし浩司 2011年 7月 27日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!
【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●7月13日(化粧=仮面について)byはやし浩司
●占い師
++++++++++++++++++++++
私は幼児の数と同じ数だけ、母親たちを見てきた。
「観てきた」でもよい。
「観察」の「観」である。
だから会った瞬間、その母親(女性)の
奥の性質、性格までわかる。
ついでに知的レベルや、人間的な豊かさ
(浅はかさ)まで、わかる。
わかるものはわかるのであって、これは
どうしようもない。
だから数日前、ワイフにこう話した。
「ぼくが占い師になったら、いい占い師に
なるよ」と。
たまたま食事をしているレストランの前に、
何かの占いをしているブース(小部屋)があった。
食事をしている間も、何人かの若い女性が
出入りしていた(浜松市内、地下街)。
そのブースを見ながら、私は、ワイフにそう言った。
+++++++++++++++++++++
●母親の奥の奥
子どもと母親。
同じ人間……というより、最近では、母親たちが高校生か、中学生に見えるようになった。
ときに小学生に見えることもある。
(反対に、母親たちからは、私がジジイに見えるということになる。)
けっしてバカにして言っているのではない。
年齢差がわかりにくくなったということ。
つまりそれだけ自分が、年を取ったということか。
年を取れば取るほど、10歳と30歳のちがいが、小さくなる。
が、どうもそれだけではないようだ。
ときどき「よく、こんな若い女性が、母親をしているな」と思うときがある。
まるで子ども。
子どもが子どもを育てている。
あるいはよくて、姉と弟(妹)。
そんな感じがするときがある。
つまり子どもを観るような目で、母親を観る。
平たく言えば、母親とて、子どもの延長線上にいる。
「母親も子どももちがわない」と。
●化粧
その母親。
若い人たちだけに、身を飾る。
心を飾る。
それを化粧というのなら、化粧という言葉でもよい。
母親にかぎらず、人間はみな、化粧をする。
顔の化粧だけではない。
心の化粧もする。
しかしいくら化粧をしても、化粧は化粧。
その化粧を見破ることができる。
が、誤解しないでほしい。
化粧が悪いといっているのではない。
化粧をしていない人はいない。
化粧イコール、文化と断言してもよい。
およそ私たちが「文化」と呼んでいるものは、その化粧が昇華したもの。
動物社会からの「分化」を、「文化」という。
より動物的でない状態を、「文化」という。
が、化粧に溺れてしまってはいけない。
化粧をしている「私」を忘れてしまってはいけない。
中には、化粧に溺れるあまり、自分を見失ってしまっている人もいる。
女性にかぎらない。
男性にも多い。
●仮面
心理学の世界では「ペルソナ」という。
「仮面」。
私も今回、3・11大震災を見聞きするうちに、いわゆる「化けの皮」がはがれてしまった。
たった一度の地震と津波で、2万人以上もの人たちが命をなくしてしまった。
いとも簡単に、多くの人たちが命をなくしてしまった。
その衝撃は大きかった。
それから1週間、私は、ものが書けなくなってしまった。
「私とは何か」「人間とは何か」と。
さらには「人間が創りあげた文化とは何か」と。
そこまで考えてしまった。
それまでの私は、きれいごとばかりを書いていた。
しかしそんなきれいごとに、どれほどの意味があるというのか。
報道などによると、3・11震災直後から、離婚する夫婦がふえたという。
それまでかろうじて互いをつないでいた絆が切れてしまったのだろう。
その気持ちは、よく理解できる。
いわゆる「仮面夫婦」と呼ばれている夫婦は多い。
そういう夫婦が、目の前で多くの人が死んだのを知り、自分の仮面に気づいた。
仮面の虚しさを知った。
●化粧に溺れる
ところで「化粧に溺れる」というときには、2つの意味がある。
ひとつは自分の化粧に溺れるという意味。
これについては先に書いた。
もうひとつ、相手の化粧に溺れるという意味もある。
分別もあるはずはずの年配のオバチャンたちが、韓流スターを追いかけ回した。
そういうオバチャンたちは、相手の化粧に溺れたということになる。
しかしこういうオバチャンたちは、まだわかりやすい。
単純というより、単細胞。
実害はないので、好きにさせておけばよい。
が、同時に、そういう人たちは、身のまわりにある価値に気づかない。
そこにすばらしい人がいても、それに気づかない。
わかりやすく言えば、たとえば地位や肩書きだけで、その人を判断してしまう。
画面の「虚像」だけを見て、それを「実像」と錯覚してしまう。
つまり化粧だけを見て、その人を判断してしまう。
それはその人にとっても、たいへん不幸なことでもある。
ものの価値観が相対的になる。
仮面だけをみて、その人を判断する。
自分についても、そうだ。
だから生き方そのものが、世俗的になる。
いつも世俗に振り回されるようになる。
●社会的制裁
少し話は脱線するが、少し前、こんな判決があった。
ある著名な教授が、破廉恥罪で逮捕、起訴された。
有罪だったが、つぎのような理由が付いて、執行猶予になった。
「被告人は、すでにマスコミの世界で仕事を失い、教授職を解職されるなど、じゅうぶんな社会的制裁
を受けているので、執行猶予刑に処す」と。
私はこれを聞いて、こう思った。
「であるなら、世俗、ゆまり一般の人たちは、(私も含めて)、日常的に社会的制裁を受けているという
ことになる」と。
私たちは、その(マスコミの世界)の外にいる。
マスコミに相手にされることは、まずない。
(教授職)についても、そう。
ほとんどの人は、地位や肩書きとは、無縁の世界に住んでいる。
少しわかりにくい話かもしれないが、こういうこと。
つまりマスコミにも相手にされず、地位や肩書きのない私たちは、そうであること自体、社会制裁を受
けているということになる。
が、こんなバカな話はない。
つまりそんなバカな判決理由は、ない。
こんな論理がまかり通るなら、もし私が同じような罪を犯しても、執行猶予はつかないということにな
る。
●風評利得
もうひとつ脱線する。
最近、よく「風評」とか、「風評被害」という言葉を耳にする。
原発事故にからんでの言葉である。
しかし風評にも2種類ある。
政治家などは、その風評をうまく利用して、選挙で当選する。
テレビなどに流されるコマーシャルにしても、そう。
わざと風評を流し、それを金儲けにつなげる。
このばあいは、「風評利得」ということになる。
あの東京電力にしても、事故前は、「原発は安全」の風評を、さかんに流していたではないか。
だから今、「風評被害」という言葉を聞くと、私などは、すかさず、「何、言ってるんだ!」と思ってし
まう。
つまり一方で風評利得をしたいだけしておきながら、他方で風評被害を訴える。
中身ではない。
風評。
つまり、仮面。
●一線を引く
話を戻す。
私たちはいつも化粧をしてで生きている。
それはそれでしかたのないこと。
が、化粧に溺れてしまってはいけない。
化粧は化粧、中身は中身。
しっかりと区別して、自分や相手を判断する。
わかりやすい例で考えてみよう。
相手にいくら地位や肩書きがあったとしても、それはそれ。
自分にいくら地位や肩書きがあったとしても、それはそれ。
女性にしてもそうだ。
相手が、いくら美しい化粧をしていても、それはそれ。
自分がいくら美しい化粧をしていても、それはそれ。
いつも心のどこかで一線を引く。
その一線がないと、いわゆる「化粧」に溺れてしまう。
相手が見えなくなってしまう。
自分がわからなくなってしまう。
中には、70歳を過ぎても、一流大学を出たことを鼻にかけている人がいる。
が、まわりの人は、相手にしていない。
相手にしていないが、自分は相手にされるべきと思い込んでいる。
そのおかしさ。
そのあわれさ。
そうなる。
●占い師
若い母親(女性)たちは、私を相手にしない。
それがこのところ、自分でもよくわかる。
通りで一瞬、視線がこちらを向くことはある。
しかしたいていそのまま、視線をそらしてしまう。
私はジジイの上を行く、さらなるジジイ。
一方、そのジジイは、若い母親(女性)たちの心の動きが、手に取るようによくわかる。
動きだけではない。
過去も、生い立ちも、心情も、ものの考え方も……。
さらに言えば、性質も性格もわかる。
手に取るように、よくわかる。
いくら化粧をしていても、そんなのは、腸から出るガスほどの意味もない。
いくらにこやかな顔をとりつくろっていても、「この女性は、かなりのヒステリーもちだな」というと
ころまでわかる。
もっともわかったところで、そこまで。
相手から質問でもあれば、話は別。
しかし私はそのまま、それを心の奥にしまう。
だから、こう思う。
「私が占い師になったら、いい占い師になるだろうな」と。
相手がわかったら、あとは料理にトッピングをかけるように、人生論をその上に載せればよい。
「あなたはこうなりますよ」と。
たまたま食事をしているレストランの前に、何かの占いをしているブース(小部屋)があった。
食事をしている間も、何人かの若い女性が出入りしていた(浜松市内、地下街)。
そのブースを見ながら、私は、そんなことを考えた。
(補記)
幼児と接するようになって、40年になる。
40年!
その幼児、会った瞬間に、その幼児のことが手に取るように、よくわかる。
性格や性質、知的能力はもちろん、家庭環境、さらには、将来起こりうるであろう問題まで。
私はドクターではないが、会った瞬間、「~~障害児」というところまで、わかる。
わかるが、わからないフリする。
バカなフリをする。
親たちにしても、私がそこまでわかるとは思ってもいない。
それがわかるから、私は黙る。
黙って、自分の仕事だけをこなす。
言うなれば、これもニヒリズム。
遠い昔、こんなことがあった。
どうしようもないドラ娘(小学生)がいた。
ドラ娘になればなるほど、結局は損をするのは、その子ども自身。
そこで私はあえてタブーを破り、その子どもの母親に、その子どもの問題点を告げようとした。
するとその母親は、すかさず、私にこう言った。
「あんたは、黙って、娘の勉強だけをみていてくれればいい」と。
つまり「余計なことは言うな」と。
その言葉が今でも、大きなトラウマになっている。
そのつど、このトラウマが口を重くする。
しかし今、このタイプの母親がふえている。
というより、何割かがそうであると断言してよい。
子どもへの批判を、自分への批判ととらえてしまう。
そしてその批判を許さない。
完ぺき主義。
強い自己中心性。
……というふうに、私はずっと子どもだけを観てきた。
しかし今、それが親の世界にまで広がった。
親のことまで、手に取るようにわかるようになった。
それもそのはず。
私は40年も、その母親たちと接してきた。
つまりそれについて、ここで書きたかった。
何とも歯切れの悪いエッセーになってしまったが、ごめん!
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●アメリカのデフォルト(迫り来る金融危機)
+++++++++++++++++
アメリカの借金問題が、大詰めを
迎えている。
8月3日までに、オバマ大統領が、
どのような結論をくだすか。
それでアメリカの命運が決まる。
しかし、具体的に、いったい、
どれほどの借金があるのか。
+++++++++++++++++
●借金、総額
ネットで「アメリカ 借金総額」で検索をかけてみた。
★2009年5月……330兆円以上(これは日本の国債買い入れ額)
★2008年……5500兆円
★2008年……620兆円などなど。
おどろおどろどおしい数字が、ズラリと並ぶ。
そこで調べてみると、おもしろいサイトに行き当たった。
http://oddhammer.com/tutorials/debt_clock/US_debt_clock.swf
ここをクリックすれば、リアルタイムで、アメリカがかかえる借金の総額がわかる。
それによれば、2011年7月14日午前9時4分現在、14兆6500億ドル。
1ドル80円で計算すると、1172兆円!
しかしこの数字とて、控えめな数字。
実際には、地方政府の借金まで含めると、すでに40兆ドルを超えていると言われている。
あちこちのサイトを調べてみたが、正確なところは、だれにもわからない。
が、仮に40兆ドルとすると、3200兆円!
日本の国家税収が、40兆円だから、その80倍ということになる。
ところでヤフー知恵袋には、こんな気になる記述もあった。
いわく、『……アメリカ政府はこの支出をカバーするために国債を発行し、日本はせっせと買い、総額3
兆ドル(330兆円)にのぼると言われるが、日銀がひた隠しにしているので正確のところは分からない。
買ったが最後、これは売ることは絶対に許されない。
両国の経済が同時破局に立ち至るからである。
毎年新しい国債を買わされつづけている』(ヤフー知恵袋)と。
知らなかった!
しかも、『……我が国(=日本)の毎年の予算は約80兆円、税収は約44兆円しかない。
財政赤字が我が国でも膨らんでいく一方だ。
それなのにどこからどういうお金が出ているのか謎だが、アメリカ国債の購入額は毎年32兆円にもの
ぼると言うのが大勢の見方である』(ヤフー知恵袋)と。
記事がどの程度正確なのかは知らない。
が、この日本は毎年、ドルを32兆円分も買い支えている(?)。
買い支えているということは知っていた、
が、額は、知らなかった。
これほどまでの額とは、知らなかった。
●アメリカ
そこでアメリカは、クリントン時代には、IT(一次)バブルを引き起こした。
ブッシュ時代には、住宅バブルを引き起こした。
つづくオバマ大統領は、今に見る、第二次ITバブルを引き起こしている。
Twitterとか、Facebookとか、それに関連する企業の株が、数百億ドル規模で売買され
ている。
その上で、ドル札が乱舞している。
そんな実態のない会社の資産が、どれも数兆円規模!
バブル経済というのは、見た目には、派手。
人気取りには、もってこい。
が、バブルはバブル。
やがてはじける。
そのときがこわい。
常識で考えてみたらよい。
Twitterにしても、企業価値は現在、37億ドルと計算されている(「超恐慌の時代」)。
37億ドル!
約3000億円!
ただのインターネットサービス会社が、約3000億円!
今の今も、そうした会社に、(上はFacebookからゲーム産業まで)、1000万ドル単位の投資
が繰り返されている。
●おめでたい、日航、そして韓国
日本航空は破綻した。
株価はゼロ価値になり、銀行の支配下に入った。
日本航空は、「黒字を叩きだした」とはしゃいでいるが、その大部分は、そのまま銀行の金庫に。
社員たちは、生かさず殺さずの状態で、働かされている。
その日本航空を大型化したのが、韓国。
韓国の銀行は、すべてアメリカの銀行の支配下にある。
第一銀行 外資比率100% (筆頭株主:スタンダード・チャータード)※
韓美銀行 外資比率 99% (筆頭株主:シティ・グループ)(韓国シティ銀行)※
国民銀行 外資比率 86% (筆頭株主:バンク・オブ・ニューヨーク)
外換銀行 外資比率 74% (筆頭株主:ローンスター)
ハナ銀行 外資比率 72% (筆頭株主:ゴールドマンサックス)
(以上、2005年前後当時)
わかるかな?
エッ、まだわからない?
国策銀行のウリ銀行をのぞいて、韓国の銀行は、すべて、外資の支配下にあるというこ
と。
国民銀行を例にあげてみると、86%が、外資。
しかもその筆頭株主は、バンク・オブ・ニューヨーク! アメリカの銀行である。
わかりやすく言えば、韓国の銀行は、アメリカの銀行、もしくはその支店と考えてよい。
さらに半導体と液晶で世界一と言われるサムスンが54%、現代自動車が49%の比率で外国資本の
支配下に入っている。
外国資本というのは、つまりアメリカ資本のこと。
これでなぜ、アメリカが必死で韓国を守ろうとしているか、その理由がわかるはず。
●アメリカの国家破綻に備えよう
8月2日から3日にかけて、アメリカの命運は決まる。
最終的には、債務限度額の引き上げ、つまりドル札の増刷によって乗り切るだろう。
しかしそのあと、EU危機、中国危機、中東危機が待ちかまえている。
どのひとつがコケても、アメリカはドミノ倒しのドミノのように、コケる。
もちろんこの日本もあぶない。
3・11大震災以前ですら、薄氷を踏むような経済運営を強いられてきた。
それが3・11大震災で、さらに悪化した。
直近の円は、現在78~79円/ドル。
超円高。
さらに60円台にまで進むと説く人もいる。
しかしそれを喜んでいてはいけない。
これは大津波の前の引き潮のようなもの。
このあと想像もつかないような、大津波がやってくる。
1ドルが120円前後で収まるなどと考えている経済学者は、まずいない。
へたをすれば、200円、300円……。
同時にハイパーインフレがこの日本を襲う。
タクシーの初乗りが、1万円とか2万円になる(某経済誌)。
そうなる。
もしアメリカが国家破綻したら、(=デフォルト(債務超過))、日本はそのまま奈落の底へと叩き落
とされる。
リーマンショック、ドバイショックの比ではない。
日本がかかえる330兆円と言われるドル札は、紙くずと化す。
では、どうするか……?
ほとんどの経済誌は、「現物資産に交換しろ」と説く。
現物資産とは、土地、貴金属をさす。
しかし目下、この日本でも土地バブルが進行中。
不動産屋は、売り物件をさがして、血眼をあげている。
空前の利益を、稼ぎ出している。
こんなときに土地に手を出せば、それこそ先のバブル経済の二の舞。
では貴金属ということになるが、こちらもすでに天井を打っている。
もっとも金(ゴールド)のばあい、いくら価格があがっても、困る人はいない。
困る人がいないから、さらにその天井を抜くということも、考えられなくはない。
方法としては、1~3か月ごとに、ドスンと値をさげているから、そのドスンと値をさげたあたりで、
買う。
そういう形で、資産を守る。
ともかくも、未曾有の金融危機が、刻一刻と迫りつつある。
その第一波が、8月3日(アメリカ)。
ただただ注視あるのみ!
2011/07/14早朝記
(注※)★韓国・第一銀行について
『英国に本部を置くスタンダード・チャータード銀行の最終持ち株会社である渣打集団有限公司[香
港上場、チャータード集団(スタンダードチャータードピーエルシー)、2888]は、買収に成功し
た韓国第一銀行(KFB)の社名を変更すると発表した。チャータード「ブランド」への結合が狙いと
している。13日付で香港・財華網が伝えた。
変更後の英社名は、「Korea First Bank」から「SC Jeil Eun Ha
eng」となる。この社名は、「SC第一銀行」の意味で、SCはスタンダード・チャータードの略称だ
という』(2005年6月)(Seechina HPより)。
★韓国シティ銀行について
『第一銀行時代、アジア通貨危機の際に主要取引先であった起亜自動車、大宇、韓宝鉄鋼の相次ぐ
経営危機に連鎖して破綻。米投資ファンドのニューブリッジ・キャピタルが経営権を買収。韓国の銀行
としてはじめての外国人CEOウィルフレッド・Y・ホリエが就任して話題となった。ウィルフレッド・
Y・ホリエは日本の消費者金融でCiti傘下のアイク(現ディック)で長年社長を務めた人物である。
韓国では欧米金融機関の名を冠した金融機関は、同行のほかに米シティバンク傘下の韓国シティ銀行
(旧韓美銀行)がある』(ウィキペディア百科事典より)。
★国民銀行について
『アジア通貨危機後の2001年、国策により優良銀行であった韓国住宅銀行と旧・国民銀
行が合併する形で発足。国民カードなどの子会社を保有するほか、宝くじの販売なども行う。
2009年現在、外資資本比率が55.76%であり、筆頭株主はシティバンク、エヌ・エイの13.76%
である。
対外的には「国民」という表現がドメスティックな印象を与えるため、KBという名称を用い
ることが多い』(ウィキペディア百科事典より)
★外換銀行について
『2009年5月、韓国の政府系金融機関韓国産業銀行(KDB)が、ローンスター保有の韓
国外換銀行株を買収する可能性を示唆したが、ローンスターからの売却先は二転三転した状況
が続いており、同行はなかなか安定基盤に軟着陸できない状況を続けている。
現行、ローンスター子会社であるLSF-KEBホルディングスSCAが51.02%出資している』(ウ
ィキペディア百科事典より)。
Hiroshi Hayashi+++++++July. 2011++++++はやし浩司・林浩司
●日本のアメリカ国債購入費(アメリカへの上納金)は、毎年48兆円!
++++++++++++++++++
毎年日本は、アメリカ国債を6000億ドル、
日本円に換算して、約48兆円分も
購入しつづけている。
つまりは貸し金。
もちろん返してくれるアテはない。
だから貸し金というよりは、上納金。
「脱原発」についての原稿を書いているうち、
途中から、その上納金の話になってしまった。
が、今、そのアメリカが限界に近づきつつある。
8月3日に、オバマ大統領がどのような
決断を下すか。
それによってアメリカのみならず、日本の
命運も決まる。
++++++++++++++++++++
●それでも私は、管直人首相を支持する(途中から、アメリカの債務問題)
原子力発電所が、いかに恐ろしいものであるかは、今回の福島第一原発事故でわかったはず。
わかったはずだが、まったくわかっていない(?)。
そんな人が、あまりにも多すぎる。
事故だけではない。
仮にどこかの国が、原子力発電所に向けてミサイルを発射したら、どうなるか?
原子炉に直接当たらなくても、その周辺設備に当たったばあいでもよい。
発電機に当たっただけでも、今回の福島第一原発と同じ状況になる。
管直人首相が、「脱原発」という言葉を使った。
これに対し、野党(自民党)からはもとより、与党内部(民主党)からも、非難ごうごう。
「首相の勝手な判断だ」「個人的意見だ」「党の見解ではない」「希望的意見だ」と。
さらに野党からは「独裁者の発言」という意見まで飛び出した。
ふつうの常識のある人なら、「脱原発」を唱えて当然。
いくら便利でも、ひとたび事故が起きたら最後。
へたをすれば、日本列島の半分以上に、それ以後人は住めなくなる。
そのふつうの常識のない人が、この日本には、あまりにも多すぎる。
福島第一原発事故は、まだ収束していない。
応急措置がやや軌道に乗ったかなというレベル。
「被害」ということになれば、その被害が現れてくるのは、これから。
その被害の規模もまだわからないうちから、原発再開は、ない。
●代替エネルギー
恩師に田丸謙二先生という人がいる。
1970年に知り合って、もう41年になる。
その田丸謙二先生率いる研究チームは、触媒による水の分解の研究に取り組んでいる。
理化学研究所で、2けたを超える人数の研究者たちが、懸命にその研究に取り組んでいる。
先月も先生に連絡を取ったら、先生は、こう言っていた。
「もうすぐ(研究の)成果が出てきますよ」と。
水を触媒により分解できれば、空気中の窒素と化合させ、アンモニアを作ることができる。
そうすれば人類は、無尽蔵かつ、まったくのクリーンエネルギーを手にすることができるようになる。
石油だけが燃料ではない。
原子力発電だけが、発電方法ではない。
この4月に書いた原稿を再掲載する。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
【水を触媒を使って、酸素と水素に分解する】
●希望
++++++++++++++++++++++
遠い昔……といっても、41年前。
1970年のこと。
田丸謙二先生は、自身のチュータールームで、
先生の夢を話してくれた。
「いつか水を、触媒を使って酸素と水素に分解
することができれば、人類は、無尽蔵のクリーン
エネルギーを手にすることができる」と。
夢のような話である。
当時の私は、そう感じた。
が、それから41年。
昨日(2011年4月18日)、日本人研究者の
書いた論文が、世界中を駆け抜けた。
時が時だけに、この論文は、一抹の涼風となって
世界中を駆け抜けた。
同時に、私たちに人類に、未来に向かった夢を希望を
与えてくれた。
『……水から燃料電池で使う水素を作り出すことにつながり、
太陽光の電気エネルギーへの効率的な変換が期待できるという』
(北海道新聞)と。
専門的な話で、わかりにくいが、平たく言えば、こうだ。
水は、水素と酸素で構成されている。
きわめて安定した分子構造で、水を水素と酸素に
分離するのは、容易なことではない。
よく知られた方法に、水の電気分解がある。
しかしこの方法だと、多量の電力を必要とする。
そこで目をつけられたのが、「触媒」。
触媒を使えば、少量のエネルギーでも、化学反応は
一気に加速する。
水を酸素と水素に簡単に分解できる。
もしそれが可能になれば、先にも書いたように、
人類は無尽蔵のクリーンエネルギーを手にする
ことができる。
田丸謙二先生は、その触媒の研究に没頭していた。
私はそのニュースを読んだあと、すかさず田丸謙二
先生に、電話した。
東京大学だけでも、先生の弟子が10~11人も
教授職に就いている。
先生に論文の概略を伝えると、「それは堂免君(東大教授)
のことだよ。今度日本化学賞を取り、おとといその
祝賀会をうちでしたばかりです」
「中にはゲロを吐いた者もいましてね」と。
私は北海道新聞に載った記事を、そのまま
田丸謙二先生に転送した。
北海道……つまり北海道大学と田丸謙二先生との
縁は深い。
田丸謙二先生は、北海道大学の何かの記念会に、
記念講演をしている。
加えて杉野目晴貞先生(北海道大学前学長)を介して、
私と田丸謙二先生はともに、縁があった。
田丸謙二先生の恩師でもあり、私がUNESCO
の交換学生として韓国に渡ったとき、杉野目晴貞
先生が、いっしょに渡韓してくれた。
韓国のあちことをいっしょに旅をしたこともある。
いろいろなサイトでその記事は紹介されていた。
私はあえて北海道新聞に載った記事を選んだ。
北海道の北海道新聞である。
電話でそれを伝えると、田丸謙二先生は、「読みたいから、
すぐ送ってほしい」と言った。
私はその場でパソコンを開き、田丸謙二先生に、
北海道新聞の記事を送った。
+++++++++++++以下、北海道新聞より+++++++++++++++
光合成の最初に起こる反応で、太陽光で水が分解されて電子や水素イオンが作られる際の
触媒となる「膜タンパク質複合体」の詳細な構造を、岡山大の沈建仁教授と大阪市立大の
神谷信夫教授のグループが解明した。成果は17日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載
された。
水から燃料電池で使う水素を作り出すことにつながり、太陽光の電気エネルギーへの効
率的な変換が期待できるという。
膜タンパク質複合体は、光合成をする藻類や植物の葉の中に含まれる。これまで19種
類のタンパク質が水分子と複雑に結合している全体構造は明らかになっていたが、原子レ
ベルでの詳細な構造は不明だった。
光合成の最初に起こる反応で、太陽光で水が分解されて電子や水素イオンが作られる際
の触媒となる「膜タンパク質複合体」の詳細な構造を、岡山大の沈建仁教授と大阪市立大
の神谷信夫教授のグループが解明した。成果は17日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲
載された。
水から燃料電池で使う水素を作り出すことにつながり、太陽光の電気エネルギーへの効
率的な変換が期待できるという。
膜タンパク質複合体は、光合成をする藻類や植物の葉の中に含まれる。これまで19種
類のタンパク質が水分子と複雑に結合している全体構造は明らかになっていたが、原子レ
ベルでの詳細な構造は不明だった。
+++++++++++++以上、北海道新聞より+++++++++++++++
●田丸先生からの返事
その夜(18日の夜)、家に帰ると、田丸謙二先生から、
メールが届いていた。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
林様:メール有難うございました。
このメールの話は私がお話した東大教授の堂免一成君の話とは異なります。
堂免君のは水から太陽エネルギーで水素と酸素とを直接作る光触媒作用で、先月、日本化
学会賞を受けた研究です。
勿論太陽電池も一方にあり、水を電気分解すると水素と酸素が得られますが、現在では堂
免君の直接の光触媒作用の方が優れています。
この分野は日本が世界でもトップの国ですが、世界中で多くの人が取り組み始めています。
沢山の人が各種の工夫をしていますので、人類の将来のエネルギー問題の重要な研究分野
になっています。
長い目で見ると矢張り人類は将来太陽エネルギーに頼ることになります。化石燃料も限ら
れた量ですので。
お電話でお伝えしたのは、空気と水と太陽エネルギーに頼って人類はエネルギー問題に取
り組むという話です。
空気から窒素を、水から太陽光を使って水素を、そして水素と窒素からアンモニアを作っ
てそれを燃料として自動車も走るという可能性が言われています。
くれぐれもお元気で。田丸謙二
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●ノーベル賞
もし水を酸素と水素に分解できるようなことが簡単にできれば……。
それはまさにノーベル賞級の研究ということになる。
すでに実際、3年ほど前、田丸謙二先生の研究を発展させたドイツの研究者が、
ノーベル賞を受賞している。
言い忘れたが、田丸謙二先生は、日本化学会会長、日本触媒学会会長、国際
触媒学会会長職を歴任している。
東京大学の元副総長(総長特別補佐)も経験している。
肩書きを並べたら、一枚の紙にはとても収まらない。
昨日の電話で、「ノーベル賞級の話ですね」と言うと、田丸謙二先生は、
うれしそうに笑った。
最近、田丸謙二先生は、『出藍の誉れ』という言葉をよく使う。
先日もらったメールには、孔子の言葉を引用しながら、「よき弟子をもつことが、
最高の道楽」と書いてあった。
堂免一成氏がノーベル賞を受賞するのは、時間の問題……私はそう感じた。
●歴史の生き証人
「歴史の生き証人」というと、少し大げさに感ずる人もいるかもしれない。
しかしいつかすぐ人類は、「水」という無尽蔵のクリーンエネルギーを手にする
ときがやってくる。
田丸謙二先生は、昨日も、41年前と同じように、自分の夢を語ってくれた。
「水から水素を取り出し、空気から窒素を取り出す。
水素と窒素で、アンモニアを合成し、それをエネルギー源にする」と。
水素燃料もあるが、扱い方が難しい。
アンモニアなら、ガソリンのように持ち運べる。
「化石燃料(ガソリン)は、やがて枯渇します。
原子力が危険なものであることは、今回の原発事故でもよくわかったでしょう。
だからアンモニアなのです」と。
私は41年間、田丸謙二先生の「夢」を聞く立場にあった。
その夢が、今、まさに着実に、一歩、一歩、前進している。
昨年(2010年)に会ったときも、田丸謙二先生はこう言った。
「理研(日本理化学研究所)でも、10数名の化学者がチームを作って、研究
していますから、そにうちすぐ成果が出てきますよ」と。
私が「いつ、成果が出てくるのですか?」と聞いたときのことだった。
いつかそのクリーンエネルギーが当たり前のものとなったとき、
それがいつだれによって、またどのようにして生まれたか。
この41年間を通して、私はそれを直接的に、知る立場にあった。
それを今、こうして書きとめることができることを、心から光栄に思う。
●希望
大震災、大津波、そして原発事故……。
しかしその一方で、この日本は、大きな希望が前に向かって進み始めている。
田丸謙二先生が書いているように、この分野では、日本がトップを走っている。
もちろんその原点を作ったのは、田丸謙二先生である。
1970年。
話は脱線するが、そのころに書いた原稿を、ここに添付する。
記事は、中日新聞に連載されたものである。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はや
し浩司 アンモニア燃料 堂免 光合成 光触媒)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●チリが積もって……
話はそれるが、こんなことがある。
携帯電話からインターネット時代になり、通信費は右肩あがりに、どんどんとふえつづけている。
それぞれの額は、小さい。
年額にして、2000円とか3000円。
しかし『チリも積もれば、何とか……』で、その額も、月にして10万円近くになりつつある。
放射能汚染もそれに似ている。
今朝のニュースによれば、基準値の10倍前後※も汚染された牛肉が、すでに42頭分集荷されていた
という。
7月8日の段階では、「汚染牛はない」ということになっていた。
(注※)『……(7月)12日、大阪府に持ち込まれた牛肉。
13日夜になって、1キロ当たり4350ベクレルの放射性セシウムが検出されたことがわかりました。
暫定規制値の8.7倍にあたり、これまでで最大の値です。
福島県南相馬市の農家から出荷された肉牛6頭から、次々と基準を超える放射性セシウムが検出されて
いる問題。
その波紋は、13日も広がりをみせました』(TBS-iニュース)。
それに応じて、あのいつもの会見。
『……1回食べたからといって健康影響を心配する必要はないと考えている。
(Q.流通先はほぼ特定された?)それで結構です」(東京都の会見)(同ニュース)と。
しかしこういうことが積もりに積もって、やがて大惨事へとつながっていく。
子どもの尿から、セシウムが検出された。
静岡茶から、放射能が検出された。
飲料水から、放射能が検出された……と。
牛肉にしても、食料品の一部。
さらに付け加えれば、内臓については、流通経路が把握できていないという。
内臓のほうが、より危険ではないのか?
●管直人首相
現場の最高責任者として、管直人首相は、その深刻さを、日々に肌で感じているにちがいない。
その上での、「脱原発」発言である。
それを「希望的意見」とか「個人的発言」と片づけてよいものか。
この日本では、財界(ゼネコン)と官僚に背を向けたら、生きていけない。
総理大臣の椅子とて例外ではない。
そういう構造が、完ぺきに近いほどまでに、できあがってしまっている。
「言論の自由」という言葉があるが、それはバラエティ番組のような場で、チャラチャラしたことをし
ゃべるようなことをいう。
が、そのワクを超えたら、とたん、猛攻撃にさらされる。
金と権力によって、押しつぶされる。
現に今、管直人首相の発言は、それによって押しつぶされようとしている。
2010年度においてですら、「報道の自由世界ランキング」で、日本は第11位(国境なき記者団)。
私にも人を見る目は、多少、ある。
この40年間、私の仕事は、その(人)を見る仕事だった。
が、いくら否定的な見方をしても、管直人首相が、「権力の座にしがみつく独裁者」には、私には見え
ない。
むしろ逆で、その信念のほうにこそ、私は感服する。
もし管直人首相がずるい人間であったら、自分が生き残る道を模索しながら、財界や官僚に適当に迎合
していただろう。
が、管直人首相は、政治生命のすべてをそこにかけている。
私には、そう見える。
●日本人の「甘さ」
日本人というのは、最悪の事態を考えて行動しない。
希望的観測だけで、行動する(「超大恐慌」)。
「明日があるさ」「何とかなるさ」と。
つまりものの考え方が、甘い。
わかりやすく言えば、目先の利益だけに目を奪われ、思考力を働かせない。
たとえば今回の福島第一原発事故に関しても、管直人首相は、当初アメリカの支援を断ったと報道され
た。
それも管直人首相が非難される理由のひとつになっている。
しかし今度は日米関係に目を向けるなら、日本のバブル経済をしかけたのもアメリカなら、崩壊させ
たのアメリカ。
その後、失われた20年を創出したのも、アメリカということになる。
その間も、そして今も、日本は毎年30兆円前後(日本の国家税収の約75%!)もの上納金(アメリ
カ国債の購入費)を、アメリカに納めている。
それだけではない。
ないが、いったい、いくらの上納金を納めているか、それすら定かではない。
「日本からは絞れ取れるものは、みんな取ってやれ!」というのが、アメリカ政府の本音ではないのか。
(注:ここから話が脱線し、反米的な原稿になる。許してほしい!)
その上での、「支援」である。
いくら大震災とはいえ、それに飛びつく宰相はいない。
慎重になって、当然。
アメリカの動きには、かならず、「裏」がある。
百歩譲って、あのときアメリカに支援を求めていたとしても、その後の状況は変わらなかっただろう。
軍事的に見れば、日米関係は、日本の安保の要。
しかしその要も揺らいでいる。
韓国がなぜああまで日本に強気で出られるのかといえば、その裏にこの「揺らぎ」がある。
韓国政府は、こう読んでいる。
「もし日韓戦争ということになれば、アメリカは韓国側につく」と。
「Rescue Force SOG」(Plala)HPには、つぎのようにある。
「……日本の国債発行の抑制にこだわりを見せながら、一方では大きな借金をして、毎年50兆円前
後のアメリカの国債を購入し続けるのはなぜなのか。アメリカ国債は赤字であり、我々国民が「泣き寝
入り」することは決まっている。未来に生まれる日本国民も含めて、その借金を無理矢理背負わせてい
るこの大きな不条理。
(中略)
現在までの国の借金は、そのほとんどがアメリカ国債購入と、国際連合国への不当に高額な献上金、
そして癒着構造で私腹を肥やすための身勝手な血税流用の3本立てである。
日本が持っているアメリカ国債は、民間と合わせると430~500兆円と言われる。
それは、アメリカ国債の約40パーセントが、日本からの購入で支えられていることを指し示す』(2
008年)と。
この記事の中では、「30兆円」ではなく、「50兆円」になっている(2008年)。
(私は知らなかった! あなたは知っていたか?)
では、実際にはどうなのか。
ネットを使って調べてみる。
(注:ここからさらに話が脱線し、反米的な原稿になる。許してほしい!)
●日本のアメリカ国際購入費
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2008/06/post_3592.html
このサイト(公式)によれば、日本は、2003~2008年において、7000億ドルから600
0億ドルものアメリカ国債を購入していることになる。
つまり金を貸している。
が、この貸し金は、二度と戻らぬ貸し金である。
その上で、6000億ドルを現在のレートで換算してみると、1ドル80円として、48兆円。
やはり30兆円ではなく、50兆円というのが正しい。
やはり、バカげている。
50兆円(1年分)もあれば、3・11大震災の復興費など、何でもない。
もちろん管直人首相なら、それをよく知っている。
つまりそういうことを全体に考えながら、「政治」というのは動く。
「支援を断った管直人首相はバカだ」と言い切るほうこそ、問題。
首相には首相の、言いたくても言えない事情がある?
●話を戻す
原発はいらない……とまでは言い切れないが、しかし「脱原発」の方向はまちがっていない。
少なくとも「推進」しなければならないような、代物ではない。
そういうことが、今回の一連の事故で、私たちも、よくわかったはず。
今は、国家存亡をかけた、危急のとき。
言うなれば戦争状態。
支持率がどうのこうのと騒いでいる場合ではない。
国民が一致団結して、管直人首相に協力する。
責任問題の追及は、その戦争が終結したときでよい。
仮にここで首相が交代しても、事態が悪化することはあっても、好転することはない。
事故は今の今もつづいている。
現場では、最大限の事故処理がつづいている。
それがわからなければ、こう想像してみたらよい。
あなたが先週食べた牛肉は、汚染牛の肉だった、と。
それでもあなたは、平静でいられるだろうか。
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はや
し浩司 アメリカ国債購入費 50兆円 日本の上納金)
(補記)
それにしても、年額50兆円とは!
アメリカの人口は、2010年度で、3億人と少し。
50兆円をその3億人で割ると、約17万円。
つまり日本人は、アメリカ人1人ひとりに、年額17万円のお金を貸していることになる。
「貸す」といっても、返してくれるアテのない、貸し金である。
つまりプレゼント。
もちろんアメリカにお金を貸しているのは、日本だけではない。
つづいて中国、EUもいる。
そういう国々から、アメリカはお金を借りつづけている。
アメリカの総債務の対GDP比は、軽く350%を超え、400%に近づきつつある。
わかりやすく言えば、「アメリカ人は、収入の4倍の借金をしながら生活している」。
さらにわかりやすく言えば、アメリカ人というのは、「ロクに働きもせず、世界中からお金を借り、
遊びまくっている」。
それが近く破綻する。
こんなバカな経済が、長続きするはずがない。
今は、第二次ITバブルに浮かれているが、それがつづいてはじける。
管直人首相の「脱原発」を支持するつもりで、この原稿を書き始めたが、途中から、反米感情がムラ
ムラと湧いてきた。
50兆円!
その10分の1で、よい。
5分の1でよい。
「今年は、上納金を減らしてほしい」と、どうして日本はアメリカに言えないのか?
「その分を、東北地方の復興費にあてる」と、どうしてアメリカに言えないのか?
Hiroshi Hayashi+++++++July. 2011++++++はやし浩司・林浩司
【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●今朝のニュースから(はやし浩司 2011-07-12)
++++++++++++++++++++++
中国が揺らいでいる。
北朝鮮が揺らいでいる。
その陰で、アメリカが揺らいでいる。
中国と北朝鮮は、独裁国家。
彼らがどう言い訳をとりつくろおうと、独裁国家。
北朝鮮は、金正日が倒れたとき、(すでに何度か倒れているが)、
また中国は、一連のバブル経済がはじけたとき、
それぞれ危機的状況を迎える。
さらに……、それ以上にあぶないのが、アメリカ。
今、国家破綻の瀬戸際に立たされている。
最終的には、ドル札の増刷によって回避はするだろうが、
日本や世界に与える影響は、甚大。
8月1日に、オバマ大統領がどのような決断を下すか。
それによって、世界の命運は決まる。
が、忘れてならないのは、EU。
それに日本。
+++++++++++++++++++++
●EU
日本経済新聞社のHPは、以下のように伝える。(7月12日)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司(日本経済新聞社)
省略
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司(日本経済新聞社)
「緊急会合を開いた」というのは、それだけ事態が急変していることを意味する。
ギリシアやポルトガルはともかくも、イタリアやスペインがコケたら、EU経済は一気に崩壊へと向か
う。
ドイツやフランスの力にも、限界がある。
回り回って、日本にも影響が及ぶ。
そのドイツやフランスにお金を貸しているのが、日本やアメリカ。
つまり最終的には、日本が、ババを引く。
●汚染牛肉
汚染牛肉が、すでに全国に広がっている。
TBAーiニュースはつぎのように伝える。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司(TBSーiニュース)
……6頭のうち、東京都府中市の食肉処理業者が購入した肉牛からは、国の暫定規制値500ベクレ
ルのおよそ7倍にあたる1キロ当たり3400ベクレルの放射性セシウムが検出されています。
これは、これまでに肉牛から検出されたなかで最も高い値で、肉の一部については既に飲食店で提供さ
れるなど、一般に消費されているとみられます。
このほか、新宿区の業者が購入した肉からは2200ベクレル、静岡市や横浜市などの業者が購入し
た肉からは1998ベクレルが検出されました。(TBS-i)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司(TBSーiニュース)
この静岡県にも、その一部が流通していたという。
「飲食店などに提供された」とある。
しかし福島県の人には悪いが、こんなことは常識ではないのか。
今になってあわてて検査をすると言っている。
が、私はとっくの昔に出荷停止になっているものとばかり思っていた。
放棄された牛やブタが、農地をフラフラと歩いている姿をテレビなどで何度も見たことがある。
こういうことを繰り返しているから、風評とやらが、さらにひとり歩きをし始める。
つまり一方で信頼をこなごなに破壊しながら、「風評被害」はない。
昨日、栃木県から来ていた男性(H自動車会社社員・40歳)も、こう言っていた。
「(栃木県の)、飲食店では、ものを食べないようにしています」と。
理由を聞くと、「何を食べさせられているか、わからないからです」と。
セシウムならまだよいが、これがプルトニウムだったら、どうするのか。
あるいはプルトニウムについても、検査しているのか。
不安が不安を呼ぶ。
そして自分にこう言って聞かせる。
「飲食店では、肉は食べないぞ」と。
汚染牛肉を出荷していたのは、その農家1軒だけだったのか。
あるいはほかにも出荷していた牛はいなかったのか。
原因は、汚染された干し草を与えたということだが、それを知っていたのなら、罪深い。
で、その日本経済も、あぶない。
3・11震災以前から、細い綱を渡るような経済運営を強いられてきた。
その状況は、3・11震災で、さらに悪化した。
それに加えて原発事故。
●勤勉性
が、悪いことばかりではない。
その男性(H自動車会社社員・40歳)は、こうも話してくれた。
「H社の栃木工場は、天井が落ち、操業できなくなりました。
そのとき浜松市を中心に、2500人の応援部隊が来てくれました。
一方、栃木のIT技術者たちは、K市(浜松市郊外にある町)にある工場へ来て、電子部品の増産をし
ました」と。
その男性は、今は栃木工場に戻り、震災以前と同じように働いている。
「どこかへ避難するということは、考えていないのですか」と聞くと、きっぱりとこう答えた。
「考えていません」と。
つまりこの勤勉さこそが、日本人の美徳ということになる。
またこの勤勉さがあるからこそ、今の今も、日本は日本でいられる。
私たち日本人の未来は、こういう勤勉な人たちによって、支えられている。
Hiroshi Hayashi+++++++July. 2011++++++はやし浩司・林浩司
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