*Feb.20th 2009
●2月20日
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昨日、二男とスカイプで話す。
元気そうで、よかった。
「アメリカはだいじょうぶか?」と聞くと、
「だいじょうぶだよ」と。
安心した。
私たちに心配をかけまいとしている気配りが、よくわかった。
二男は、子どものときから、おかしなところで、がんこになる。
無理にがんばる。
すなおに負けを認めない。
ワイフ譲りの性格。
そういう二男が、いじらしい。
一方、長男の車がパンク。
そのまま会社へ行ってしまったので、
私がタイヤ交換をした。
ワイフが「あなたにできるの?」と、さかんに心配した。
が、自動車のタイヤ交換など、朝飯前。
本当に朝飯前に、それをした。
午後から人と会ったが、意味のないミーティングだった。
時間を無駄にした。
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●消息
20年ほど前、いっしょに仕事をしたことがあるNMさんと、しばらく電話で話す。
声を聞くのは、20年ぶり。
10年ほど前まで年賀状を交換していたが、そこまで。
元気な声だった。
一声で、NMさんと、すぐわかった。
が、そのうち知人の話になった。
「あの人も亡くなりましてねえ」「この人も亡くなりましてねえ」と。
20年という時間は、人と人の距離まで遠ざける。
言い忘れたが、NMさんは、今、77歳だそうだ。
私より少し年上かと思っていたが、16歳も年上とは知らなかった。
こうして『人、来たりて、また去る。あたかも、何ごともなかったかのように……』
(ジャン・ダルジー)か。
●不況
長男の会社も、今週から、金曜日も休みになった。
昨年の夏までは、土日出勤もあったが、今は、金、土、日が休み。
うらやましいような、かわいそうなような、プラス申し訳ないような……。
(どうして私が申し訳ない気持ちになるのか、不思議だが、そう感ずるのは事実。)
加えて、三男の会社でも、いろいろあるらしい。
が、「会社のことは何も書かないでほしい」と、釘を刺されている。
どこの会社も、こういう時代だから、みな、ピリピリしている。
ゆいいつの希望は、中国の上海B株が、わずかだが、上昇に転じてきたこと。
中国政府は、人為的に、ミニバブルを起こそうとしているらしい。
そんな動きが、素人の私にも、わかる。
Hiroshi Hayashi++++++++FEB09++++++++++はやし浩司
●AS首相
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私は最初から、現在の首相をAS首相と
書いてきた。
昨日の新聞によると、支持率は13%。
(13%でも、首相をつづけるつもりなのか?)
一方、不支持率は、80%に近づいている。
が、当の本人は、「9月まで、任期をまっとうする」と。
ギョーッ!
これからも、軽蔑の念をこめて、「AS首相」と書く。
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●権力の亡者
「支持率が1桁になるのも時間の問題」(某、ニュース・サイト)とか。
いまや、日本中が、「やめろ」「やめろ」の、大合唱。
しかし当の本人は、「9月まで、任期をまっとうする」と。
いろいろな政治家がいたが、AS首相ほど、醜い政治家を、ほかに知らない。
「おバカ」(週刊B春)というよりは、「権力の亡者」。
1週間だけのつなぎ首相だったはずなのに、経済危機を理由に居座り、
予算案通過を理由に居座り、今度は「任期満了」を口実に居直り始めた。
こういうズルイ人は、いくらでもいる。
その場その場で、適当な約束をし、状況が変わったことを理由に、約束を反故に
していく。
あとはなし崩し的に、自分の立場を作っていく。
ずるいぞ、AS首相!
●日韓経済戦争
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日本経済も危ういが、韓国経済は、
もっと危うい。
もうあれこれ書く必要は、ない。
いちいちデータを並べて説明する必要も、ない。
なるようにしかならないし、その先も、
わかりきっている。
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言うなれば、消耗戦。
日韓経済戦争も、今は、そういう状態。
で、韓国の戦略は、こうだ。
今のような大不況も、必ず回復期に向かうときがやってくる。
そのときイチ早く、その波に乗る。
日本を追い抜くのも、そのとき、と。
1週間ほど前も、こんなことを書いている新聞があった。
「韓国は、いちばん乗りができるはず」と。
そうかな?
そうはうまくいくかな?
こんな状況があと数1、2月もつづいたら、韓国経済は、足腰を折られてしまう。
再び立ち上がることさえ、難しくなる。
そういう深刻さが、まるでわかっていない。
一方、この日本だが、こうまでガタガタになるとは、私も思っていなかった。
トヨタやパナソニック、ソニーを例にあげるまでもない。
つまりはそれほどまでに、今度の大不況は、深刻ということ。
あるいはみな、綱渡り操業をつづけていた(?)。
根が深いというよりは、底なし。
「どこまで落ちるのか?」と、みな、頭をかかえて見ているだけ。
なすすべも、ない。
日本より先に、韓国が破綻するのはしかたないとしても、日本にしても、
どこまでふんばることができるか。
あるいはどうすれば、ふんばることができるか。
今は、そういう状態。
はっきり言えば、日韓経済戦争どころでは、なくなってしまった。
が、韓国よ、これだけは覚えておくとよい。
反米、反日も結構だが、アメリカあっての韓国、日本あっての韓国。
それだけは忘れてはいけない。……いけないよ。
●K国の遠吠え
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K国が、さかんに危機感をあおっている。
だれにも相手にされていない。
だれも相手にしていない。
今、世界は、それどころではない。
K国自身もそれがわかっているのか、
まさに言いたい放題。
周辺の国々は、「自国向けの引き締め」と
解釈しているようだ。
しかしひとつの国家の末期的症状ととらえるなら、
油断は禁物。
と、同時に、K国が何をしてきても、相手にしない。
ただひたすら冷静に、6か国協議の開催に向けて、
準備する。
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●忍耐
ところで話は変わるが、私は前回、バス旅行の中で、
忍耐について、学んだ。
せっかくの旅行だったが、真後ろ席に座った
オバチャンたちのおしゃべりには、心底、閉口した。
何しろ、午前中4時間、午後4時間、である。
オバチャンたちは、カラカラ、ケラケラ、
ペラペラ、ペチャクチャと話しつづけた。
私は、その間、ただひたすら、「忍」の一文字。
で、そのあと、私は自分自身の中の変化に気づいた。
少し、ものの考え方が変わった。
●ある男性
これは近所に住む、ある男性の話である。
今年80歳くらいになるのではないか。
現役時代は、警察署のエラーイ人だったらしい。
そういうこともあって、道路にある車がやたらと
気になるらしい。
どこかの工事車両がしばらく止まっただけで、
すぐパトカーを呼ぶ。
たぶんそういう男性だから、警察署も断れないの
かもしれない。
それはわかるが、しかしそのつどパトカーを
呼ぶのは、どうか?
常識のある人だったら、呼ばない。
つまりその男性には、忍耐力がないということになる。
●忍耐
よく子どもの世界でも誤解されるが、
好きなことを一日中しているからといって、
忍耐力のある子どもということにはならない。
忍耐力というのは、(いやなことをする力)をいう。
たとえば台所のシンクにたまった生ごみの始末や、
風呂の排水口にたまった毛玉などを始末できる。
そういう子どもを、忍耐力のある子どもという。
その反対側、つまり忍耐力のない人は、道路に
車が止まった程度でも、パトカーを呼ぶ。
(もっともその男性のばあい、脳のある病気が
疑われているが……。)
●忍耐力の鍛練
今回のバス旅行を通して、私はひとつのことを学んだ。
「忍耐力は、鍛練によって、鍛(きた)えられるものである」と。
旅行としては、さんたんたるものだったが、しかし
私はその計8時間の修行を通して、忍耐力というものを
学んだ。
仏道の修行には、荒行(あらぎょう)という訓練方法が
あるという。
それとはちがったものだが、しかし目的は同じ(?)。
言い換えると、私たちは日常生活の中でも、
行者の修行に似たこともできる、ということ。
●変化
ともすれば、私たちは安易な生活の中で、楽な生活のみを
追い求めてしまう。
「耐える」ということを避けてしまう。
結果、忍耐力のない人間になってしまう。
そういう意味でも、世俗との接点を忘れてはいけない。
ときには電車に乗る。
ときにはバスに乗る。
(私は、しょっちゅう、乗っているが……。)
そういう世俗の中でもまれてはじめて、忍耐力が身につく。
女性のおしゃべりはいやだ、騒音はいやだ……と言っていると、
自分自身が社会から、はじき飛ばされてしまう。
とは、いえ、バス旅行について言えば、今、しばらくは、
コリゴリ。
なお帰りのバスの中では、「アヤノコージなんとか」という
タレントのビデオが流された。
意味のないギャグの連続。
人をもちあげながら、一転、今度はこき下ろす。
この繰り返し。
ワンパターン。
1、2度は、私も、ハハハと笑ったが、そこまで。
オバチャンたちは、ゲラゲラと笑っていたが、私は静かに
目を閉じて、音楽を聴いていた。
Hiroshi Hayashi++++++++Feb. 09++++++++++++はやし浩司
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