●易経とDNA、底なしの謎
●DNAと易経(3)(さらなる謎解き)
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DNA DATA BANK of Japan
のHPで、アミノ酸のDNA配列を公表している。
それによれば、つぎのようである。
(86番目の塩基から、450番目の塩基について。)
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86 atg gcg aag att aag atc ggg atc aat ggg ttc ggg agg atc ggg
aa: M A K I K I G I N G F G R I G
131 agg ctc gtg gcc agg gtg gcc ctg cag agc gac gac gtc gag ctc
aa: R L V A R V A L Q S D D V E L
176 gtc gcc gtc aac gac ccc ttc atc acc acc gac tac atg aca tac
aa: V A V N D P F I T T D Y M T Y
221 atg ttc aag tat gac act gtg cac ggc cag tgg aag cat cat gag
aa: M F K Y D T V H G Q W K H H E
266 gtt aag gtg aag gac tcc aag acc ctt ctc ttc ggt gag aag gag
aa: V K V K D S K T L L F G E K E
311 gtc acc gtg ttc ggc tgc agg aac cct aag gag atc cca tgg ggt
aa: V T V F G C R N P K E I P W G
356 gag act agc gct gag ttt gtt gtg gag tac act ggt gtt ttc act
aa: E T S A E F V V E Y T G V F T
401 gac aag gac aag gcc gtt gct caa ctt aag ggt ggt gct aag aag
aa: D K D K A V A Q L K G G A K K
446 gtc tg
aa: V ?
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この配列表の中で、とくに注目してほしいのは、冒頭の「atg」。
「atg」は、「開始コドン」と呼ばれ、コンピューターのプログラム言語で言えば、
「スタート」を意味する。
「ここからプログラムが始まりますよ」という意味である。
その「atg」は、中国の易経によれば、「土偏に欠」と書いて、「かん」、
十進数表示では、0から始まって、18番目に位置する。
二進数表示では、「01・00・10」となる。
そこで無理に(?)、「atg」と「01・00・10」を組み合わせてみると、
(1)
a……01
t……00
g……10
あるいは、
(2)
a……10
t……00
g……01、となる。
どちらが正しいかはわからない。
が、仮にここでは(1)が正しいとすると、塩基の並び方は、そのまま二進数で
表すことができる。
もちろん、ここにない「c」は、残りの「11」となる。
(塩基は、A、G、C、Tが基本になっている。)
アミノ酸の最初から、5番目までを、二進数で表してみる(上記(1)が正しいと
仮定して……。)
atg……01・00・10
gcg……10・11・10
aag……01・01・10
att……01・00・00
aag……01・01・10
これらを十進数で表すと、つぎのようになる。
atg……18
gcg……46
aag……22
att……16
aag……22
これらの数字を、易経の漢字に当てはめてみると、つぎのようになる。
atg……(かん、土偏に欠)
gcg……革
aag……困
att……師
aag……困、となる。
もちろん最初の仮定、つまり「a」が、「01」であるという仮定が崩れると、
ここに書いた表は、まったく意味をなさない。
DNAと漢字を無理に結びつけても意味はない。
しかし4つの塩基というのは、それぞれ(00)(01)(10)(11)のどれかで
はないだろうか。
もう少しわかりやすく言えば、仮に(0)を(マイナス)、(1)を(プラス)とすれば、
(--)(-+)(+-)(++)のどれかということになる。
もちろんこの段階では、どれが「A(アデニン)」であり、どれが「G(グアニン)」
であるかまでは、特定できない。
ただ北周一郎氏は、『ニビルの謎』(学研)の中で、「こん(土偏に欠)」は、「開始」を
意味すると書いている。
もしそうであるとするなら、偶然の一致というには、あまりも偶然すぎる。
つまりこうしたことから、北氏は、「易経はDNAの配列を示したもである」と書いている。
が、もしそうなら、これは天地をひっくり返すほど、重大な事実ということになる。
5000年前の人が、DNAの配列を知っていた!
考えれば考えるほど、謎が深まる。
プラス、おもしろい!
本当におもしろい!
その先は、底なしの謎に包まれている。
このつづきは、また後日に書いてみたい。
ともかくも私はそのドアウェイ(玄関先)に立ったばかり。
DNAが何であるか、本当のところ、私はまったくわかっていない。
この先は、みなさんといっしょに、少しずつ勉強しながら、さらなる
謎解きに挑戦してみたい。
●参考資料
Hiroshi Hayashi+++++++Sep. 2010++++++はやし浩司
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