●ウソと小細工
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彡彡人ミミ 彡彡彡彡彡
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子育て最前線の育児論byはやし浩司 2月 4日号
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【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●ウソと小細工
++++++++++++++++
私は、「ウソ」に対して、過剰とも
言えるような反応を示す。
心の中に大きなトラウマがある。
それが反射運動的に激怒となって、
外に現れる。
小細工にしても、そう。
私の心は、同じように反応する。
それが小細工とわかったとたん、
その人への信頼感は、その瞬間、
粉々に壊れる。
ウソと小細工。
見た目には大きく違うが、中身は
同じ。
ウソつきは、小細工が好き。
小細工をする人は、ウソが好き。
++++++++++++++++
●小細工
小細工をする人は、繰り返し、小細工をする。
小細工しながら、生きている。
思考回路が、そうなっている。
だからそれが悪いこととは、思わない。
ごく日常的な行為として、それができる。
平たく言えば、一事が万事。
だれがそうとは言わない。
しかしこのタイプの人は、あなたの周囲にも、1人や2人はいるはず。
こまかいことに神経をつかい、それでもって相手を、自分の思い通りに動かそうと
する。
少し前に観た映画に、『君に読む物語』(The Notebook)というのがあった。
その中で、ボーイフレンドは、ガールフレンドに毎日手紙を書く。
が、ガールフレンドの母親が、その手紙をそのつど握りつぶしてしまう。
これも小細工。
そういうことが平気でできる人というのは、心がかなり壊れた人とみてよい。
●壊れた心
心というのは、一度壊れると、もとに戻すのがむずかしい。
一生、不可能ではないかとさえ、思う。
たとえば一度、人間らしい心を失ってしまった人、など。
そういう意味では、幼児期、少年期は、たいへん重要な時期と考えてよい。
この時期の子どもの心は、たいへん傷つきやすい。
当然のことながら、穏やかで、静かで、心豊かな環境で育てるのがよい。
もちろん両親の暖かい愛情も重要。
が、意外と甘く見過ごされてしまうのが、赤ちゃん返り。
下の子どもが生まれると、上の子どもにさまざまな変化が現れることがある。
そのひとつが、赤ちゃん返り。
嫉妬という、きわめて原始的な感情がからんでいるだけに、基本的な部分で人間性
そのものをゆがめる。
嫉妬がからむと、人間は、(動物の世界でも似たような現象が数多く報告されているが)、
相手を殺すというところまでする。
そういう事例を、数多く、私は見聞きしている。
だから「心」というのは、作るものではなく、壊さないようにするもの。
そういう意味では、私は性善説を支持する。
人間は本来、みな、やさしくて穏やかな心をもっている。
が、それが何らかの理由で壊れ、そして心をゆがめていく。
たとえば「悪人」とか、「犯罪者」という言葉がある。
しかし悪人も善人も、大きくちがうようで、それほどちがわない。
紙一重というか、どこかで歯車が狂っただけ。
最初は小さな狂いだったかもしれないが、それが時間とともに大きくなる。
大きくなって、悪人は悪人になり、犯罪者は犯罪者になる。
少し前、法務省の依頼で、40分x2本の、受刑者用の講演テープを作った。
横浜のラジオ局で収録した。
そのあと全国の刑務所に配布された。
そのときも、そういう話をした。
そこで重要なことは、まず自分を知ること。
その第一歩が、自分の幼児期を知ること。
「私」を知ることは、すべてそこから始まる。
その方法については、すでに何度も書いてきた。
話がそれたが、ウソをつく。
小細工を重ねる。
こうした症状も、「壊れた心」という視点に立ってみると、よく理解できる。
繰り返しになるが、「子どもの心は壊さない」。
これは子育てにおける、もっとも重要なポイントということになる。
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司
BW はやし浩司 小細工 ウソ 嘘 子育ての要 壊れた心)
Hiroshi Hayashi++++Dec. 2010++++++はやし浩司・林浩司
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●Happy Learners
BW子どもクラブbyはやし浩司
浜松・Japan
●2010年の終わりに……(年長児、5-6歳のみなさん)2010-12-20
Hiroshi Hayashi++++Dec. 2010++++++はやし浩司・林浩司
●12月20日、夜記
++++++++++++++++
PSPを使っての将棋は、連戦連勝。
しかし画面が小さく、私には見づらい。
根を詰めて指していると、すぐ頭が痛くなる。
これはどういう理由によるものなのか。
だからそのつど1試合が、限度。
間に1時間以上の休憩が必要。
・・・というより、将棋ばかりしている暇はない。
楽しいが、そこまで。
++++++++++++++++
●失聴
左の耳が聞こえなくなって、もう20年以上になる。
「突発性~~」という病名が使われ始めたころのことである。
正月も近いというある夜、左耳が焼けるように痛くなった。
熱もあった。
それが一昼夜つづいた。
いろいろな薬をのんだ。
扁桃腺か風邪かと思った。
が、その熱が冷めたとき、左耳は聴力を失っていた。
で、左耳というのは、右脳に直結している。
身体の神経と脳の神経は、左右逆に交差している。
その右脳は、音楽やグラフフィックなど、アナログ的な働きを得意とする。
一方左脳は、論理や分析、言語や計算などの、デジタル的な働きを得意とする。
だから芸術家には、左利きが多いとよく言われる。
一方、作家や数学者には、右利きが多いとよく言われる。
もっともこの日本では、以前は、左利きは全体の5%前後と言われていた。
左利きは、嫌われていた。
左利きの子どもは、無理に矯正された。
が、実際には、左利きにしても、人類の約5%が、左利きといわれている
(日本人は3~4%)。
原因は、どちらか一方の大脳が優位にたっているという大脳半球優位説。
親からの遺伝という遺伝説。
生活習慣によって決まるという生活習慣説などがある。
それはともかくも、左耳を失聴してから、ステレオ音楽がわからなくなった。
音の方向もわからなくなった。
教えていて困るのが、これ。
幼児の声は、みな、よく似ている。
口の動きをみて、その子どもがしゃべっていると知る。
が、もっと困ることがある。
たとえば一方向から、親の声と子どもの声が、耳に入ったとする。
こういうばあい、頭の中で、音を分離できない。
できないから、親の声と子どもの声が、混ざって聞こえる。
あるいは講演会の席などで、だれかが質問したとする。
そのとき講演会の外を走る車の音と、質問の声がまざって聞こえる。
つまり大きい音に小さい音が、負けてしまう。
質問した人の声が小さいと、声を聞き取れなくなる。
●右脳vs左脳
さらに論理的に考えると、こうなる。
左耳が聞こえないということは、右脳に直接信号が届かないということになる(?)。
音楽を理解する中枢は、その右脳にある。
が、私は音楽が好きだし、よく聞く。
しばらく聞いていると、よい気分になる。
脳の中で、モルヒネ系のホルモンが分泌されるためと考えられる。
つまり左耳からの信号はなくても、右脳はちゃんと機能している(?)。
大脳生理学の専門家が聞いたら、「おい、林、それはちがうよ」と言う
かもしれない。
右脳に音楽を司る中枢があるといっても、理解するのは脳の別の部分かも
しれない。
それに右耳から入った信号でも、右脳に届くということもあるかもしれない。
右脳と左脳は、脳梁(のうりょう)と呼ばれる、神経の太い束でつながっている。
左脳に入った信号が、右脳に伝わるということは、じゅうぶん考えられる。
さらに脳には、補完作用というのがある。
たとえば左脳がダメージを受け、言語中枢に支障が出たようなばあい、訓練に
よって右脳がそれをカバーする、など。
さらに最近の研究によれば、女性のばあい、右脳にも言語中枢があるという。
だから女性には、おしゃべりの人が多い、とか。
つまり脳というのは、私たちが考えるよりはるかに柔軟性や適応性がある。
わかりやすく言えば、脳は使えば使うほど、よくなるということ。
そればかりか、失われた機能まで、回復することもあるという。
これも何かの本で、読んだことがある。
(本といっても、ちゃんとした研究論文だぞ!)
●ボケ
一方、使わなければ、どうなるか?
・・・というより、50歳も過ぎると、脳の底に穴が開いたような状態になる。
それまで脳の中にあった知識や知恵が、どんどんと下へとこぼれ落ちていく。
みごとなほど(?)、下へとこぼれ落ちていく。
それが自分でも、実感として、よくわかるようになる。
つまり放っておいたら、バカになるだけ。
それを防ぐためには、2つの方法がある。
(1)頭をよく使う。(いろいろな刺激を多方面から与える。)
(2)失われた分以上に、新しい知恵や知識を脳の中に叩き込む。
これは私という人間の素人判断。
が、ときとしてボケは、その向こうで始まることがある。
血栓性の脳梗塞や、アルツハイマー病など。
こうなるとお手上げ。
言い換えると、自分ではどうしようもない。
その恐ろしさは、左耳を失聴した私にはよくわかる。
どんなに努力しても、一度切れた神経は、つながらない。
こうした状態が、脳全体で起こる。
●相手にされない
ボケになると、人に相手にされなくなる。
それがさみしい。
たとえば私たちでも、相手がボケているとわかると、相手にしない。
適当にあしらって、それですます。
「どうせボケた人の言うことだから・・・」と。
言い換えると、自分がボケになると、相手は私を適当にあしらって、
それですますようになる。
相手にされなくなる。
もっともボケた本人は、それに気づかない。
このことはボケた人と話していると、よくわかる。
「頭のほうは、だいじょうぶですか?」などと言おうものなら、即座に、こんな
返事が返ってくる。
「私は、だいじょうぶです。どこも悪くありません!」と。
アルツハイマー病の初期段階の人ほど、猛烈に反発するという。
取り繕(つくろ)いや、辻褄(つじつま)あわせ、弁解や言い訳が多くなるという。
何かの本で、そう読んだことがある。
が、それも限度を超えると、つまり本人があきらめてしまうのか、
ボケは急速に進む。
もっともそうなれば、自分がボケていることさえ、わからなくなる。
●メガネ店で
メガネ店では、補聴器も売っている。
補聴器といっても、ただ音を大きくするだけのものから、耳の状態に合わせて、
きめこまかく調整して使うものまである。
後者のばあい、耳鼻科の医師と相談して使うのがよい。
それはそれとして、先日、骨振動系の補聴器を貸してもらい、試してみた。
ボリュームは最大。
わずかだったが、左耳でも音を聞くことができた。
そのときのこと。
音がすばらしく奥行きのあるものに聞こえた。
絵画にたとえるなら、それまで白黒だったものが天然色になったような
気分だった。
けっして大げさなことを書いているのではない。
本当にそう感じた。
と、同時に「私は損をしている」と思った。
美しい音でも、その10分の1も味わっていない。
●相対的
賢明な人は、それを失う前にその価値を知る。
そうでない人は、それを失ってはじめて、その価値を知る。
健康というのは、そういうもの。
しかし脳の健康には、それが当てはまらない。
失ったことにすら気がつかない。
気がつかなくても、生きていくうえにおいては、ほとんど支障がない。
ボケた人はボケた人なりに、何とか生きていく。
しかもボケというのは、相対的なもの。
私やあなたにしても、若くて聡明な人たちから見れば、ボケて見える。
●今日もがんばろう!
今は、PSPを使って、脳トレをしている。
PSPの将棋(D3パブリシャー社「The将棋」)では、
レベル20まで難度を調整できる。
で、昨夜ふとんの中で、そのレベル20に挑戦してみた。
結果は、私の負け。
このゲーム機器で遊んで、はじめて負けた。
(もっともPSPのほうでは、そのつど30秒も思考を繰り返す。
私は、5秒以内の速攻。
これは負けたことの言い訳か?)
……しかし今朝は、脳がよく働かない。
目の前に、処理しなければならない書類が、4~5通、ある。
が、どれから手を付けようか……?
何かにつけて、投げやり。
迷っている間に、時間ばかりが過ぎていく。
やはり頭の働きが、悪くなったのか?
……ともかくも、今日も始まった。
12月22日。
みなさん、おはようございます。
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●ボケが始まるとき(グチ論・愚痴論)
++++++++++++++++++
今日(12月18日)、東名西インターの
少し北にある、「S」というレストランで、
遅い昼食をとった。
そのときのこと。
運悪く(?)、その席に案内されてしまった。
隣の席、つまり背側の席に、2人の女性が
座っていた。
1人は、65歳~70歳。髪の毛は根本が
白く、始末の悪いなりをしていた。
ボサボサの頭に、ヨレヨレの衣服。
この女性を、女Aとする。
もう1人は、40歳前後。
この女性を、女Bとする。
最初、2人は親子かなと思った。
似たような顔をしていた。
が、席についたとき、瞬間、「しまった!」と
思った。
耳のそばで、間断なく女Aがしゃべっていた。
ペチャペチャ、クチャクチャ……
ペチャペチャ、クチャクチャ……、と。
そのうるさいことといったら、なかった。
脳に飛来する情報を、そのまま口にしているだけ。
話の内容が、クルクルと変化していく。
愚痴につづく、愚痴。
ところどころで、わかったようなことを言う。
「人生、前向きにいきなきゃあ」と。
が、それらはすべて、だれかの受け売り。
それに対して、女Bが、適当に相づちを入れる。
女Aはさらに気をよくして、しゃべる。
……しゃべりつづけた。
私は覚悟を決めた。
どんな話をしているか、確かめてみようと。
そういう気になった。
最初は、話のストーリーがつかめず、
苦労した。
内容が理解できなかった。
話の内容が、ポンポンと飛ぶ。
つかみどころがない。
が、5分もすると、おぼろげながら、輪郭が
見えてきた。
どうやら娘のダンナの話をしているらしい。
親類の話をしているらしい。
昔の仕事の話をしているらしい。
よく誤解されるが、ペラペラとよくしゃべるから、
頭がよいということにはならない。
頭のよさは、思考力のあるなしで決まる。
思考の深さによって決まる。
頭のよい人ほど、(子どもでもそうだが)、
相手の言ったことを、一度頭の中で反すうする。
が、女Aのばあい、一方的にしゃべるだけ。
相手の話を聞かない。
聞く耳すら、ない。
私は女Aの話し方の特徴を、そこでメモした。
(1)間断なく、よくしゃべる。
(2)聞き手の意見を聞こうともしない。
(3)相手に意見を求めない。
(4)話のないようが、つぎつぎと変化する。
(5)無表情で、口先だけで話す。
(6)内容が浅い。つまり思考を反復しない。
(7)自己の優位性を、相手に押しつける。
(8)不平不満、愚痴が多い。
私は女Aの話を聞きながら、「人間は、こうして
ボケていくもの」と確信した。
++++++++++++++++++++
●不安神経障害
愚痴は、アメリカの精神医学会(DSM)の診断基準によれば、不安神経障害の
主症状のひとつになっている。
「Complaint」を「愚痴」と訳すと、そうなる。
つまり愚痴を言うのは、それ自体、心の病気。
だから愚痴は言わない。
聞かない。
相手にしない。
ある賢人は、こう言った。
「怒ったときは愚痴を言うな。愚痴を聞いても怒るな」と。
けだし名言である。
原稿をさがしてみたら、昨年、同じテーマについて書いたのを知った。
それをそのまま再掲載する。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●愚痴(Complaint or Grumble)
++++++++++++++++++++++++
英語と日本語を一致させることはできない。
微妙にニュアンスがちがうことが多い。
たとえば「愚痴」を、英語では、「complaint(不平・不満)」という。
しかし「愚痴」と、「complaint」は、どこかちがう?
そういうことはあるが、その「complaint」について、アメリカの精神医学会
(American Psychiatric Association)は、「不安神経障害(Anxiety Disorder)」
の主症状のひとつにあげている(DSMー4)。
愚痴をあれこれ言うこと自体、「障害(Disorder)」のひとつというわけである。
なるほど!
だから、愚痴は言わない。
APAのHPには、つぎのようにある(一部抜粋)。
In behavioral health care as in general medicine, when an individual complains of a
subjectively experienced disturbance or unpleasant perception such as pain or anxiety,
we call this a symptom. We distinguish this from a sign such as slurred speech which a
professional can observe.
(苦痛や心配ごとのような混乱や不快感について、不平、不満を訴えることを、「症状」と
いい、たとえばおどおどした態度のような、専門家でないと区別できないような症状を、「兆
候」という。)
+++++++++++++++++++++++++
●日本語
日本語を使っているとき、ときどき、こう感ずることがある。
「日本語って、すぐれているなあ」と。
とくに(心)を表現する用語が、きわめて豊富である。
たとえば10年ほど前から、欧米では、さかんに「attachment(アタッチメント)」
という言葉が使われるようになった。
「愛着行為(行動)」と翻訳されている。
が、これなどは、「赤ちゃん返り」の類義語と考えればよい(反論もあるだろうが……。)
心理学で言う「固着」にしても、日本語には、「わだかまり」とか、「こだわり」とか
いう言葉がある。その類義語と考えればよい。(反論もあるだろうが……。)
さらに日本語には、「取り越し苦労」とか、「ヌカ喜び」という言葉もある。
これなどは、まさに「不安神経障害(Anxiety Disorder)」の主症状のひとつと考えてよい。
(反論もあるだろうが……。)
精神的に不安定な人ほど、取り越し苦労とヌカ喜びを、いつも繰り返す。
私たちは専門家ではないから、(逃げるわけではないが……)、要するに、心理学と
いっても、よりよく自分の人生を生きるための道具にすぎない。
またそういう目的のために利用すればよい。
(それでお金を稼いでいる人は別だが……。)
冒頭にあげた、愚痴(complaint)にしてもそうだ。
「愚痴を口にしたら、精神状態はふつうでない」と考えてよい。
(反論もあるだろうが……。)
●K子さん(62歳)の例
当時、私は無料で、電話相談なるものを受け付けていた。
そんなある日、K子さんという女性から、家族の問題について、相談があった。
静かで、落ち着いた女性だった……と感じたのは、最初の1回目のときだけ。
それにつづく相談は、まさに「?」としか思えないようなものだった。
いくつか特徴があった。
(1)一方的にしゃべるだけ。
(2)不平、不満をしゃべるだけ。
(3)「では、どうすればいいのか」という話し合いができない。
(4)ことこまかに、どうでもよいことを、しゃべるだけ。
(5)つぎの相談のときには、前の相談のことを忘れてしまっている(?)。
(6)前回の相談のときの矛盾をつくと、パニックになる。
(7)「私はすばらしい」「まちがっていない」ということを強調する。
(8)私が反論的な意見をそえると、それに猛反発する。
(9)子どもの相談といいながら、ときとして、夫や姑の話になる。
(10)そういう電話が、毎回、ときに1時間以上も、ねちねちとつづく。
当時の私は、「愚痴を聞いてやるだけでもいいのでは」と考えて、K子さんの
言うままにしておいた。
しかしまともに聞いていると、こちらまで気が変になりそう。
そう感じたから、ときには受話器を耳からはずして、「そうですか」「そうですね」だけを
繰り返した。
一度だが、私の方から電話を切ろうとしたことがある。
とたん、K子さんは、パニック。
激怒。
「どうして私の話を聞いてくれないのですかア!」と。
●愚痴
「愚痴は言わない」というのは、さわやかに生きるための大鉄則。
だが、同時に、「他人の愚痴を聞かない」というのも、重要。
愚痴には、恐ろしい魔力がある。
仏教でも、肉体の奴隷になることを、強く戒めている。
もし肉体の命ずるままに、精神が動揺したら、人間はそのまま畜生と化す。
その中でも、とくに警戒すべきものが、『貪(どん)』『瞋(しん)』『痴(ち)』。
ここでいう『痴』というのは、仏教でいうところの『愚痴(ぐち)』をいう。
要するに、(愚かさ)が極まった状態を、『痴(ち)』といい、それが愚痴の語源に
なっている。
わかりやすく言えば、愚痴を言うこと自体、その人が愚かであることを意味する。
その(愚かさ)に接していると、接するこちら側まで、愚かになる。
だからある賢人は、こう言った。
「怒っていたら、愚痴を言うな。愚痴を聞いても、怒るな」と。
けだし、明言である。
ともかくも、愚痴を言うということ自体、アメリカでは、精神障害(mental disorder)
を疑われるということ。
日本では、愚痴を軽く考える傾向があるが、アメリカでは、そうでないということ。
気をつけよう。
(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi
Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 愚痴 愚痴論 complaint 不安神経障害)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●追加
昨年書いた原稿に、今日の経験を追加してみる。
私は女Aよりも、女Bのほうに、興味をもった。
介護士ではない。
ヘルパーでもない。
友人や娘でもない。
これについてワイフが、あとでこう話してくれた。
「今はね、ああいうふうに老人の話を聞くだけのヘルパーさんも、いるのよ」と。
知らなかった!
そこでネットを使って調べてみると、つぎのようなことがわかった。
介護ヘルパーのばあい、被介護者の話をよく聞くというのも、重要な仕事のひとつに
なっているということ。
「聞いてやるだけでも、老人は安心する」と。
ナルホド!
また聞き役専門のヘルパーというのはいないが、ある「何でも屋」の広告には、
「老人の話し相手になる」というのもあった。
つまり孤独な老人を相手に、聞き役になる、と。
話を聞いてもらえるだけでも、孤独な老人には、助けになるらしい。
しかしその老人自身は、どうなのか?
それで満足するのか?
見知らぬ相手に、愚痴を並べて、それで救われるのか?
相手は、仕事のひとつとして、話を聞いてくれる。
が、私なら、そんな相手に、内輪の話はしない。
ふつうの思考力のある人なら、そう考える。
しかし、そういう判断力も、ない。
ないから、やはりそういう話し方をする人は、ボケ症状が始まっているとみてよいのでは。
レストランを出てから、ワイフとこんな会話をした。
私「愚痴を言わないことだよね」
ワ「そうね」と。
ところで私はよく愚痴をこぼす。
しかしこと私のワイフにかぎっていえば、結婚してから40年近くになるが、私は
ワイフが愚痴をこぼしたのを聞いたことがない。
つまり不安神経障害とは、それだけ無縁ということ。
うらやましい。
で、この原稿の結論。
それは先に書いた。
つまり愚痴を口にしたら、精神状態はふつうでないと考えてよい。
あるいはボケの始まりと考えてよい。
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司
BW はやし浩司 愚痴 愚痴論 愚痴は聞いても怒るな 怒ったときは愚痴を言うな
グチ 不安神経障害(DSM))
【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●映画『トロン(TRON)』
+++++++++++++++++++++++
前作を見てから、25年(?)。
前作が衝撃的だったから、期待も大きかった。
当時主流になりつつあった、レーザーディスク版も買った。
当然、何度も観た。
が、時代は変わった。
映画も変わった。
昨夜、その映画、つまり『トロン』を観てきた。
星は2つか3つの、★★+。
(かなり、がっかり!)
3D映画だったが、それほどの迫力もなかった。
先週観た『ロビンフッド』が、よかったこともある。
そちらは、星4つの、★★★★+。
久々に、「これが娯楽映画!」と言わせるような映画だった。
その反動?
感覚が鈍化したため?
今では『トロン』程度の映画なら(失礼!)、いくらでもある。
たくさん観てきた。
ワイフはこう言った。
「前宣伝が派手な映画ほど、がっかりすることが多いわ」と。
半分、同感。
+++++++++++++++++++++++
●DVD『運命のボタン、THE BOX』
この原稿を書き始めたころ、ワイフもこたつの中で、『運命のボタン、THE BOX』
というDVDを観始めた。
劇場で上映されたとき、忙しくて見損ねた。
で、今夜になった。
私はパソコン、ワイフはDVD。
が、途中から、おもしろそうだったので、原稿を書くのをやめ、合流。
あら筋は、つぎのよう。
宇宙の知的生命体(たぶん、火星人?)が、人間の「質」を試すという筋書き。
そのために、ボタンのついたBOX(箱)を、人間に渡す。
「押せば、100万ドルをあげる。しかし押したとき、どこかでだれかが死ぬ」と。
が、どこでだれが死ぬか、それは当人たちにもわからないという。
その映画を観ながら、私なら、迷わず押すと思った。
100万ドルといえば、約1億円。
もともとインチキ臭い話。
押してダメもと。
第一、そんな話は信じない。
本当に100万ドルもらえるとは、思わない。
つまり欲望vs理性ということになれば、私のばあい、欲望のほうが、はるかに強い。
こういうケースでは、理性の力で欲望をコントロールするのは、たいへんむずかしい。
で、それを見て、火星人は、人間というか人類の「質」を判断する。
いうなれば投票のようなもの。
ボタンを押す人間がより多ければ、人類を絶滅させる。
押さない人間がより多ければ、人類を存続させる、と。
(しっかりと観ていたわけではないので、このあたりの展開は不正確。)
映画自体、少し回りくどい。
全体としてわかりにくい構成になっている。
何もそんな手のこんだ方法を使わなくても、人間の「質」を知る方法は、いくらでもある。
ストーリーは、1組の夫婦が、そのモニター(?)に選ばれるところから始まる。
●摂氏400度
この映画を別として、こんなことを考えてみたい。
つまり人間にはその価値があるかどうか。
地球上で存在する価値があるかどうかということ。
もしそれを判断せよと言われたら、あなたなら何と答えるだろうか。
たとえば地球温暖化が、温暖化程度ではすまなくなり、いよいよ火星化するとわかった
ときでもよい。
人間という一種類の動物のために、そんほかのありとあらゆる動植物が、犠牲になる。
それでもあなたは、「人間は存在すべき」と判断するだろうか。
どうせ人間も絶滅するなら、ほかの動植物を存在させるためにも、早めに人間を絶滅
させたほうがよい。
私ならそう考えるし、それが常識的な判断ということになる。
が、人間は、簡単には絶滅しない。
ありとあらゆる無間地獄を経験してでも、人間は最後の最後まで生き残ろうとする。
あがく。
もがく。
最終的に、地球の平均気温が摂氏400度になっても、だ。
(摂氏で、400度だぞ!)
実は、それがこわい。
●SFファンなら、必見映画
『BOX』の中では、火星人は人間の欲望の醜さを知り、全体として、人間を
絶滅させる方向に考えているようだ。
が、その1組の夫婦の「愛」を知り、考え方を少し改めたかな(?)というところで
映画は終わる。
映画の撮り方をまちがえると、とんでもない映画になりそうな映画。
が、そこはアメリカ映画。
実にたくみに、かつ、俳優の名演技でカバーしていた。
お金をかけ、ていねいに制作されていたこともある。
星は『トロン』より1つ多く、3つの、★★★。
SFファンなら必見。
で、先の話に戻る。
もしあなたにその選択が任されたら、あなたはどう判断するだろうか。
「人間は存続する価値があるか、どうか」と。
で、同じ質問をワイフにすると、ワイフはこう言った。
「神様なら、どうするかしら?」と。
私「実は旧約聖書にも、似たような話が出てくるね。キリストにしても、最後の
晩餐のあと、そういう選択を迫られる」
ワ「キリストは、すべての人間の罪を背負って、自ら犠牲になったというわけでしょ」
私「キリスト教では、そう教える」
ワ「……私なら、どうするかしら……」
私「ぼくなら、迷わず、押すよ。ハハハ」
ワ「そうね、ハハハ」と。
●批評
映画『BOX』では、「どこかでだれかが1人、死ぬ」という筋書きになっている。
しかしそれでは弱い。
つまり1人では、弱い。
私が製作者なら、「どこかでだれかが、一度に100人死ぬ」というような筋書きにする。
たとえばその主人公の夫婦がボタンを押したとき、近くで爆発事故が起き、ちょうど
100人が死ぬ、とか。
あるいは夫婦の年齢の数だけ、人が死ぬでもよい。
(あくまでも映画としての、話だぞ!)
主人公の夫婦は100万ドルを手にするが、同時にそれ以後、良心の呵責に苦しむ。
そのほかの展開は、映画どおりでよい。
どこかでだれかが死ぬといっても、病気や事故で亡くなる人は多い。
「どこかでだれかが、1人死ぬ」では、直接的な因果関係を結びつけるのは、むずかしい。
つまりそのあたりの結びつけが、少し甘い。
(偉そうなことを書いて、ごめん!)
●『トロン』
一方、『トロン』では、コンピューターの中に、人間が入る。
発想としては、最高におもしろい。
映画の中では、人間のDNAをデジタルDNA化してコンピューターの中に入るという。
そんな筋書きになっている。
が、観ているうちに、いくつかの疑問がわいてきた。
その第一が、感情の問題。
最近の脳科学によれば、感情=脳内ホルモン説が、主流になってきている。
私たちが感ずる喜怒哀楽など、もろもろの情感は、脳内ホルモンによるもの。
コンピューターの中に入った人間には、(仮に入れたとしても)、その情感があるのか。
あるとするなら、どうやってその情感を作り出すのか。
前作を観てから、いつもどこかで私はそれについて考えてきた。
で、私の得た結論は、コンピューターの内部というのは、おそろしく冷たく、機械的
な世界ということ。
コンピューター内部で、何かしらのホルモンでも分泌されれば、話は別だが、それは
ありえない。
このことは人間の脳を、そっくりそのままコピーしたばあいを考えてみればわかる。
たとえばあなたの脳を、そのままそっくり、1台のコンピューターにコピーできた
とする。
そのとき、そのコンピューターは、あなたそのもの。
カメラをつけ、マイクをつけ、ついでにスピーカーを取り付ければ、「あなた自身」。
見ることも、聞くことも、話すこともできる。
しかしそのコンピューターに感情があるかいなかということになれば、ない。
コンピューター内部で、どうやってホルモンを合成し、分泌するのか。
映画『トロン』の中では、コンユーターの中であるにもかかわらず、そこに出てくる
人間は、みな、地上の人間と同じように感情をもっていた。
さらに言えば、「時間」の問題もある。
映画の中では、コンピューターの中の8年間は、地上の1秒に相当するというような
ことを言っていた(記憶により、不正確)。
それはその通りだろうと思う。
であるとするなら、コンピューターの中の父親は、どうして年を取ったのか。
悪玉のコピーされた父親は、どうして年を取らなかったのか。
また「次元」の問題もある。
コンピューターの中は、上下、左右のない、異次元の世界のはず。
が、映画の中では、地上の様子とまったく同じ。
バイクが、地上を走るバイクと同じように、コンピューターの中を走る。
……とまあ、いろいろ考えながら、観た。
そういう点ではおもしろかったが、言い換えると、私自身も、前作から今日までに
観方が大きく変わったということ。
知識もふえた。
それで星は、2つということになってしまった。
『トロン』は、やはり前作だけで終わればよかった。
そのほうが、伝説的価値が残ったと思う。
●付記
DVD『BOX』を観終えたあと、ワイフとこんな話をした。
「ぼくが映画製作者なら、『未知との遭遇』のリメイク版を作るよ」と。
ワ「どんなふうに?」
私「今度は、宇宙人側に視点を置いた映画にする」
ワ「おもしろそうね」
私「そうだよ。人間とコンタクトするかどうか、宇宙人は迷う。そのためいくつかの
実験を重ねる。反対派や、人類滅亡を主張する宇宙人と、あれこれやりあう。そういう
筋書き」
ワ「おもしろそうね」
私「だろ……」と。
こういうバカ話は、本当に楽しい。
いつまでしていても、飽きない。
(2010年12月18日夜記)
Hiroshi Hayashi++++Dec. 2010++++++はやし浩司・林浩司
SK様へ (To Ms. SK:)
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今朝は、こんな実験をしてみます。
ちょっとおもしろい実験です。
グーグルの翻訳サービスを利用して、一度、日本語を英語に翻訳してみます。
つぎに今度は、その英語を、日本語に翻訳してみます。
元の日本語に、どこまで戻るか。
たいへん興味があります。
言い忘れましたが、おはようございます。
NJって、どんなところか、たいへん興味をもちました。
またいつかNJの話をしてください。
では、実験、開始です。
+++++++++++++++++
こんにちは!
昨日は、忙しい1日でした。
まず起きて、草刈り。
草払い機というエンジン付きの機械で草を刈ります。
それが終わると、1時間ほど、ランニングをしました。
歩いたり、駆け足をしたりのランニングです。
それから近くの大型DIYショップへ行き、電気ストーブを購入しました。
この寒さです。
家に帰り、寝室を、和室から洋間に移動しました。
和室はすきま風が入ります。
それでそうしました。
で、夕方になり、ワイフといっしょに買い物。
土日は、私が料理をすることが多いです。
また先日、SONYの、ゲーム機を買いました。
PSPというゲーム機です。
これが結構楽しくて、今、毎日のように楽しんでいます。
で、あちこちの店で将棋のソフトがないか、さがしてみました。
が、ありました。
2000円弱でした。
即、購入。
そのソフトを相手に、今のところ、5戦5勝です。
もともと子ども相手のソフトですから、弱いです。
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まずここまでを翻訳してみます。
以下がその結果です。
お笑いになると思います。
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Hello!
Yesterday was a busy day.
Wake up first mowing.
Mow the grass with a machine equipped with aircraft engine plant pay.
When you are done, about 1 hour for running.
Walking, and running the fast lane or to.
Then go to the nearby large DIY shop and bought the electric stove.
It is this cold.
Home, the bedroom, Hazama Hiroshi moved from the tatami.
Japanese-style room is filled with drafts.
To do so.
In the evening and went shopping with my wife.
The weekend is that I cook often.
The last Sun, SONY, and bought the game.
This is a PSP game.
This is quite fun, and now enjoys a daily basis.
, And if there are any chess software in stores everywhere, I'm looking.
, But there.
Was about 2000 yen.
Immediate purchase.
Against the software, so far, and five against five wins.
The software was originally from the other children. Weak.
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何となくわかる……という程度の英語みたいですね。
今度は、この英語を日本語に
翻訳してみます。
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こんにちは!
昨日は忙しい一日だった。
目覚め第一草刈り。
航空機エンジン工場支払いを備えたマシンで草を刈る。
あなたが実行するために、約1時間を行っている場合。
、ウォーキング、高速車線をまたは実行している。
その後、近くの大規模なDIYショップに移動し、電気ストーブを買った。
これは寒いです。
ホーム、ベッドルーム、ハザマ浩は畳から移動。
和室は、ドラフトで満たされている。
に行ってください。
夕方とでは、妻と一緒に買い物に行きました。
週末は、私がよく料理ということです。
最後の日は、ソニー、ゲームを買った。
これは、PSPのゲームです。
これは、とても楽しいです今毎日を楽しんでいます。
どこにでも店舗内の任意のチェスのソフトウェアがあるとしたら、私が探しています。
、しかし、そこ。
約2000円だった。
即時購入。
ソフトウェアに対しては、これまでのところ、5勝に対して5。
ソフトウェアは、他の子供たちから最初にあった。弱い。
++++++++++++++++++++++
ハハハ。
以上が、結果です。
やはりこうした翻訳ソフトを使うときは、最初に、きちんとした日本語で書かないと
だめのようですね。
「私は朝、7時に起きました。
それから草刈りをしました」というようにです。
それからできるだけ文を短くするのも、コツのようです。
あまりむずかしい漢字でもだめ。
しかしひらがなで書くと、誤解されてしまう。
いろいろあります。
今朝は、ちょっとした実験をしてみました。
何かの参考になれば、うれしいです。
では、ご家族のみなさんに、よろしく!
Merry Christmas!
はやし浩司
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