Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Tuesday, May 31, 2011

●6月1日、朝記

●6月1日

+++++++++++++++++++++++++

●消えた2時間

 今日は7時起き。
よく眠った。
頭痛もなし。

 ……先週は、軽い頭痛がつづいた。
朝方、いつも頭が重かった。
それが毎日、昼ごろまでつづいた。
おかしな神経痛もあった。
左耳の下から脳を突き抜けるような神経痛。
偏頭痛(?)と判断しかねているうちに、週末になって風邪の症状が出てきた。
くしゃみと発熱。
市販の風邪薬をのんだ。
頭痛も消えた。
風邪だった。
よかった。

 で、今朝も、いつもの日課。
起きるとすぐ、ウォーキングマシンに。
30分もすると、全身から汗が噴き出す。
それが気持ちよい。

そのまま書斎へ。
パソコンに電源を入れる。

……

 時刻は……ギョッ!
現在、時刻は午前9時!

メールを読み、ニュースサイトに目を通した。
いくつかの原稿をBLOGにアップした。
それだけで、午前9時!

2時間は、どこへ消えたのか?

++++++++++++++++++++++++++++++++++

●時間がない!

 週末にK市で某大会がある。
その大会の記念講演の講師を務める。
今は、その準備。
準備といっても、私のばあい、体調を整えること。
運動量をふやすこと。
食事の量を減らすこと。
眠った脳みそでは、講演はできない。
が、この緊張感がたまらない。
楽しい。

 ところで先週、ワイフと映画を観に行ったときのこと。
映画館は、市内のZ・シティというショッピングセンターの
中にある。
その地下街を通ったときのこと。
明らかに私と同年齢、あるいは私より若いと思われる
男たちが、ぼんやりとした様子で、椅子に座っていた。
3、4人もいた。

それなりの服装はしていたが、緊張感がなかった。
うつろな目つきで、空(くう)を見つめていた。
私はそれを見て、ドキッとした。
ドキッとして、口を閉じてしまった。

ワ「どうしたの?」
私「……」と。

 明日は我が身。
明らかに退職者たちだった。
仕事もなく、かといって、家の中では粗大ゴミ(?)。
行くところもなく、そういうところで時間をつぶす。
もちろん遊ぶお金もない。

 ……エスカレーターに乗って1階へ出ると、
そこにも小さなたまり場があった。
が、そのたまり場にも、2、3人!

私「これから先、ああいう人たちがふえるだろうね」
ワ「そうね」と。

++++++++++++++++++++++++

●パソコン

 パソコンを相手に仕事をしている人なら、異論はないだろう。
パソコンというのは、「時間を食う」。
たいした仕事はしていないのに、時間ばかり過ぎていく。
パソコンというのは、そういうもの。

 数日前も、マガジンの過去版を整理した。
6月1日(2011年)で、1526号を数えた。
2001年6月、創刊。
以来、ちょうど10年。
コピーして張りつけていくだけの単純作業。

 朝から作業を始め、ホッと一息ついたのが、午後3時。
1日仕事になってしまった。
……ということで、今の今も、時間が足りなくて、困っている。
やりたいことは山のようにある。
書きたいことは山のようにある。
が、その時間がない!
時間が足りない!
忙しくはないが、時間が足りない!

 ……だからといって、ショッピングセンターで無意味に時間を
つぶす人を、どうこう言っているのではない。
先にも書いたように、「明日は我が身」。
「私はああいう人たちとはちがう」と思うのは、その人の勝手。
しかしどこもちがわない。
ちがわないというより、中身は同じ。
言うなれば、今の私は「包装紙」のようなもの。
包装紙をはがしたら、中身は同じ。

 ただ、そうはなりたくないと思い、懸命にふんばっている。
がんばっているというより、ふんばっている。
もしその気力が途絶えたら、私も明日からショッピングセンターで
時間をつぶすようになる。
そういう自分をよく知っているから、ふんばるしかない。

 ……おとといも、静岡県教育委員会の担当者の方が、講演の仕事を回してくれた。
そのときのこと。
いつもなら「ありがとうございます」で終わる電話だった。
が、思わず私は「生きがい」という言葉を使ってしまった。
「いつも、生きがい、ありがとうございます」と。

 ……ということで、この先、死ぬまでハラハラとした人生がつづきそう。
肉体の健康、精神の健康、心の健康、それに脳みその健康。
が、何よりも大切なのは、「気力」。
前に向かって生きるという気力。
いつまでつづくかわからないが、とにかくつづけるしかない。

 で、そのあとは、ピンポク。
願わくは、ピンポク。
前日までピンピンしていて、その翌朝、ポックリと逝く。

 しかしみなさん、誤解してはいけない。

 ああしてショッピングセンターで、ぼんやりと時間をつぶしている人たちは、
本当は苦しんでいる。
けっして、したくて、そうしているのではない。
もちろん楽しんでいるのでもない。
苦しんでいる。
その苦しみがほんの少しでも理解できたら、けっして責めたり、バカにしてはいけない。
なぜなら、明日は、それがあなたの姿。
あなた自身の姿。
それを忘れてはいけない。


Hiroshi Hayashi+++++++June. 2011++++++はやし浩司・林浩司