*News on Today, May 24th 2008
【ニュースを読む】(2008年5月24日)(From News of the Day, May 24th)
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夕食後、うたた寝したのが悪かった。
1時間半ほど、眠ってしまった。
おかげで、そのあと頭が冴(さ)えてしまった。
時刻は今、午前0時30分!
書斎に入って、パソコンに電源を入れる。
あちこちのニュース・サイトに目を通す。
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●原油価格(Crude Oil Price)
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23日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、押し目買いが優勢となって、また値をあげたという(ヤフー・ニュース)。
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現在、7月物は、前日終値比2・54ドル高の、1バレル=133・35ドル。
「押し目買い」とは、何か?
国語大辞典には、つぎのようにある。
「あがっていた株価が、少しさがって安くなること」(経済)と。
このばあいは、「安くなって、値ごろ感が出て、買いが入った」ということらしい。
それにしても、133ドルとは!
言うまでもなく、アメリカ経済の最大の強みは、ドル紙幣を印刷する、(ドル印刷機)をもっていること。
だれに遠慮することもなく、まただれに相談することもなる、アメリカ政府の一存で、必要となれば、いくらでもドル紙幣を印刷できる。
こうして印刷されたドルが、原油に向かった。
ほんの半年前には、1バレルが30ドル前後だったから、4倍以上になったことになる。
つまり、単純に計算すれば、ドルの価値が、こと原油価格についてみるかぎり、4分の1になったことになる。
つまりそれだけのドルを、世界にバラまいた!
わかりやすく言えば、アメリカは、なりふり構わず、自国の経済防衛に打って出たことになる。
「自国が滅ぶなら、世界もろとも……」ということらしい。
しかしそれこそ、世界にとっては、えらい、迷惑。
日本など、先進国には、それほど大きな影響は出ないが、発展途上にある国々にとっては、そうではない。
シワ寄せは、そうした貧しい国々に集まる。
つまりその分だけ、世界は、不安定化する。
●汚職問題(Corruption of a Politician)
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民主、共産、社民、国民新の野党4党は23日、国会内で幹事長・書記局長会談を開き、防衛装備品の調達を巡る汚職事件に関連し、自民党の久間A元防衛相と、社団法人「日米平和・文化交流協会」の専務理事だった、秋山N氏に対する証人喚問要求することで一致したという(ヤフー・ニュース)。
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「社団法人」といえば、基本的には、営利を目的としない法人をいう。
税法上の恩恵も多いが、その分だけ、設立に関しては、審査もきびしい。
そういう法人の理事長が、YD貿易会社の元専務から、何かの名目で1億円も受け取っていたという(同)。
つまり(YD貿易会社の元専務)→(社団法人の秋山N)→(久間A元防衛相)の3者が、こうしてつながった。
単純に推理すれば、久間A元防衛相は、社団法人を隠れ蓑にして、YD貿易会社から、ワイロを受け取っていたということになる。
その疑いは、濃厚ということになる。
そこで、野党4党は、「秋山N氏に対する証人喚問要求することで一致した」(同)という。
秋山N氏が、どこまで真実を話すか。
また話さないか。
久間A元防衛相の命運は、それで決まる。
●生きたまま、祖父に火!(An Old Couple, that were burnt to Death)
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島根県T町で22日、AKさん(81)と妻Tさん(76)夫妻が自宅で殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された孫の無職NK容疑者(23)は、AKさんが生きていた際、火をつけていたことが23日、T署捜査本部の調べで分かった(ヤフー・ニュース)。
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23歳の孫が、祖父母を殺害した!?
報道によれば、AKさんは上半身が黒こげ状態で、背中に包丁が2本刺さり、1本が近くに落ちていたという。
約3メートル離れた所で倒れていた妻Tさんは首を切られ、いずれも死亡していたという。
何があったのか?
近所の人の話では、AKさん夫婦は、孫のNK容疑者を、ことのほか、かわいがっていたという。
またNK容疑者は、おとなしく、静かな男性だったという(報道)。
家族の問題は、その家族にしかわからない。
私のような外部の第三者が、あれこれとコメントするほうが、まちがっている。
が、それにしても……?
(家族)というのは、良好な人間関係で結ばれている間は、すばらしい(力)を発揮する。
しかしひとたび、その人間関係が崩れると、その分だけ、たがいに憎しみあうようになる。
ふつうの(憎しみあい)ではない。
仏教の世界にも、「怨憎会苦(おんぞうえく)」という言葉がある。
四苦八苦のひとつになっている。
それこそ殺しあうところまで、憎しみあう。
今回の事件も、その一例?
よい家族でなくても、悪い家族でなければ、ほどほどのところで、満足する。
それが家族円満の秘訣ということか。
●四川大地震(Shi-Sen Earthquake)
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香港紙・明報(電子版)は、23日、つぎのような記事を載せている。
『大地震の被災地・四川省羅江県で21日、地元当局による救援物資の横流しを疑う住民数1000人が、警官隊と衝突したと報じた。地元公安局の副局長らが負傷した。12日の地震発生以降、被災地で大きな抗議行動が起きたのは初めてという』と。
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四川大地震は、いろいろな方面に、まったく予想外の波紋を広げつつある。
このニュースもそのひとつ。
「地元当局の救援物質の横流しを疑う住民らが、警官隊と衝突した」と。
事実か、事実でないか、私にはわからないが、もし事実だとするなら、「あきれて、ものも、言えない」ということになる。
が、これだけではない。
四川省では、一部の放射性物質が未発見のままだという。
さらにその周辺では、致死性の感染症が、住民を襲い始めているという。
「放射性物質」とは何か?
「致死性の感染症」とは何か?
ひょっとしたら、放射性物質というのは、核兵器の一部のことではないのか。
また致死性の感染症というのは、細菌兵器の一部ではないのか。
つまりこれらの物質や最近が、今回の地震で、外に漏れ出た?
その可能性はないとは言えない。
現に、化学薬品工場などが倒壊し、化学薬品が漏れ出るという事故が多発している。
日を追うごとに、四川大地震が、(大地震)だけですまなくなってきている。
だいじょうぶか、中国!
●日本は、サラ金国家(Japan is a country of Cosumer Finance)
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額賀福志郎財務相は23日の閣議に、07年末の対外資産負債残高を報告した。日本の政府や企業、個人が海外に保有する資産から、外国人投資家の対日投資など負債を差し引いた 額賀福志郎財務相は23日の閣議に、07年末の対外資産負債残高を報告した。日本の政府や企業、個人が海外に保有する資産から、外国人投資家の対日投資など負債を差し引いた対外純資産残高は、前年末比16.3%増の250兆2210億円となり、2年連続で過去最高を更新した。(毎日新聞) (以上、毎日新聞)。
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日本は、戦後、稼いだお金を、一度ドルにかえつづけた。
わかりやすく言えば、紙くずになりつつあったドルを、懸命に買い支えた。
月によっては、3兆円もアメリカの国債を買い支えたこともある(2006年度)。
で、たまる一方の外貨。
そこで日本は、その外貨を、外国に投資した。
その結果が、今。
毎日新聞によれば、「……対外純資産残高は、前年末比16.3%増の、250兆2210億円となり、2年連続で過去最高を更新した」(毎日新聞)とある。
つまり日本は、世界のサラ金国家として、さらにその地位を不動のものとしたということ。が、それにしても、スゴイ!
250兆円とえいば、人口の1億2000万人で割ると、1人あたり、208万円ということになる。
私の家族は5人だから、約1000万円の対外資産ということになる。
が、喜ぶのは、早い!
もっともこれらの資産は、大半が、銀行や証券会社、それに企業のもの。
私たち個人による外国証券購入も、それに含まれるが、まだまだ一部。
ついでながら、「対外純資産」とは何か。
東奧日報のHPには、つぎのようにある。
「国全体として海外で保有する資産と、外国からの国内投資(負債)の差を表す。対外資産は銀行の対外融資、日本企業の対外直接投資のほか、外貨準備や政府開発援助などが含まれ、最近は個人の外国証券購入も増加している。対外負債は外国人の対日証券投資や邦銀による外貨資金の借り入れなど。財務相が毎年末の実績を閣議に報告することが法律で定められている」と。
さらに言えば、こういうことにもなる。
本来なら、日本が稼いだお金は、日本国内で投資するのが、正道。
それをしないで、日本の金融機関は、外国ばかりに投資している。
言いかえると、日本のマーケットは、それだけ魅力がないということになる。
わかりやすく説明してみよう。
あなたはたいへんな勤勉家である。
毎日、朝から晩まで、汗水をたらして仕事をしている。
が、稼いだお金は、自分では使わず、せっこらせっこらと貯金に回す。
狭い家に住み、食べるものも食べず、貯金に回す。
通帳の数字を見ながら、「ふえた、ふえた」と喜んでいるだけ。
しかしそんな生活が、本当に、豊かな生活と言えるのだろうか。
●6か国協議(6-Nation Conference)
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ロイター通信は22日、外交筋の話として、K国の核問題をめぐる6か国協議の米首席代表クリストファー・ヒル国務次官補が、来週、K国首席代表の金桂寛(キムケグァン)外務次官と、北京で会談する見通しだと報じた。
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裏に何があるのか?
それとも、ないのか?
私には知るよしもないが、金xxの健康問題がからんでいる?
あるいは金xxは、すでに統治能力を失っている?
ブッシュ大統領は、なぜに、こうまで方向転換をしてしまったのか?
今では、あのアメリカが、金xxという独裁者の延命に、手を貸している?
「日本より、K国のほうが、信頼できる」と言わんばかり。
ヒル国務次官補の一連の行動を見ていると、どこかカルト的?
まるで金xxの毒気に、洗脳されてしまったよう。
「ジャンク(ガラクタ)化したミョンビョンの核開発関連施設を爆破してみせる」とまで、言い出した。
わかるかな?
ミョンビョンの核開発関連施設を視察したアメリカの専門家ですら、「1940年代で時計が止まったままの、ジャンク(ガラクタ)」と評している。
そんな施設を、爆破してみせる、と?
ヒル国務次官補は、それによって自分の成果(?)を、世界にアピールしたいのだろう。
一方、K国側は、それで核開発問題は、終わったことにしたいのだろう。
が、そんなショーにだまされてはいけない。
既存の核兵器はどうする?
ウラン抽出問題は、どうする?
拉致問題は、どうする?
ヒル国務次官補をうしろで操る、ライス国務長官。
そのライス国務長官の顔が、日本では、まったくといってよいほど見えてこない。
あの方は、よほど、日本という国が、嫌いらしい?
このままでは、日米関係は、さらに悪化する。
日米関係そのものに、大きなキレツが入る。
つぎの6か国協議は、その起爆剤になりそう?
(08年5月24日記)
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