Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Saturday, February 25, 2012

●不気味、ベテルギウス

●オリオン座・ベテルギウス

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

オリオン座にある、ベテルギウスが注目を集めている。
その星が、近く「爆発」するかもしれないという。
(実際には、すでに爆発している?)

星が爆発するのだぞ!

爆発すれば、何と、月ほどの大きさに見られるという。
「壮大な天体ショー」と浮かれている人もいる。
その一方で、その影響で、人類は滅亡すると説く人もいる。
どちらであるにせよ、注目を集めて当然。

そのベテルギウスについて、ウィキペディア百科事典は、つぎのように書いている。

『……2009年時点のベテルギウスは、15年前の測定時と比べると15%も小さくなっており、しかも加速的に収縮しているらしいことがわかった。
また、2010年1月にはNASAが、ベテルギウスが変型している事を示す観測写真を公開。
ガスが流出し表面温度が不均一になるなど、恒星が不安定な状態にあることが示された。近年の観測や研究により、その形状は球形ではなく、大きな瘤状のものをもった形状であるとされている』(以上、ウィキペディア百科事典)と。

何やらベテルギウスでは、とんでもないことが起きているらしい。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●ベテルギウス

 距離は、640光年(ウィキペディア百科事典)。
640光年とはいうが、銀河系の中でも、隣人のようなもの。
見かけの大きさは、太陽についで、2番目!
(夜空を見あげ、いちばん大きく、赤く輝いている星が、そのベテルギウス。)

『ベテルギウスは、地球からの見かけの大きさ(視直径)が2番目に大きい恒星である(1位は太陽)』(ウィキペディア百科事典)と。

 ベテルギウスは、実際、巨大な星らしい。

http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/6784318602/



 この写真は、グーグルの「ベテルギウス写真倉庫」に掲載してあったもの。
どこに許可を求めたらよいのかわからなかったので、そのまま使わせてもらった。
詳しくは:http://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%99%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%82%A6%E3%82%B9&hl=ja&rlz=1T4MOCJ_jaJP363JP363&prmd=imvns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=37pJT4WxN43wmAWlnNCbDg&ved=0CE0QsAQ&biw=1622&bih=949

 太陽の大きさは、左下、豆粒というより、針の先の大きさ。
その太陽と比べると、ベテルギウスは、とてつもなく大きな星であることがわかる。

 この星が、近く(明日~100万年後)に爆発するらしい。
表面が、でこぼこし、今、加速度的に収縮しているという。
爆発すれば、もちろん太陽や地球にも、大きな影響を及ぼすとも言われている。

MSNニューズはつぎのように書いている。

『……恒星は核融合反応で輝いており、燃料の水素が燃え尽きると一生を終える。
太陽の8倍以上の質量の星は、寿命が近づくと赤色超巨星となり、最期は大爆発を起こして突然、輝く「超新星」になる』と。

●ガンマ線

 「人類が滅亡する」と説く人たちは、ガンマ線の影響を問題にする。
「強烈なガンマ線で、人類は一瞬のうちに焼き殺される」と。

 この話がデタラメでないことは、NASAが、ベテルギウスの地軸を観測していることでもわかる。
大爆発を起こしたとき、強力なガンマ線を発生する。
そのガンマ線は、ベテルギウス自体がもつ磁場によって、指向性をもつ。
わかりやすく言えば、ベテルギウスの地軸の傾きを調べれば、どの方向にガンマ線が飛び散っていくかがわかる。

 で、それによれば、幸いにも、ベテルギウスの地軸は、地球に対して、20度ほど傾いているという(NASA)。
つまり地球に向かっては、ガンマ線は、飛んでこない。

 が、何といっても、未知の世界。
ガンマ線がまったく飛んでこないとも言えないし、さらに太陽がどのような影響を受けるかとなると、まったくの未知数。
すでにその影響を受け、太陽系のほかの惑星の温暖化が進んでいるという説もある。
あるいはすでに太陽が活動期に入っていおり、猛烈な太陽風が地球を襲うという説もある。

 もしそうなったら、人類に逃げる手だてはない。
どこに隠れても、猛烈な放射線で、みな、焼き殺されてしまう……という。

●400キロ先の野球ボール

 では、実際には、どの程度の大きさと考えたらよいのか。
ウィキペディア百科事典には、こうある。

『……ベテルギウスは、400キロメートル離れた所に置いた野球ボールと同程度である』と。

 福島第一原発から東京までが、約200キロメートル。
この浜松市までが、約400キロメートル(以上、直線距離)。

 浜松市から見ると、福島第一原発のところに野球ボールを置いた距離と、大きさということになる。
それが、爆発する。

 被害はあるのか?
それともないのか?
たかがボール1個。
……と言いたいが、どうやらそうでもないらしい。

 何でも爆発すれば、月ほどの大きさと明るさになり、しかも昼間でも見えるようになるという。
ふつうの核爆発とは、桁外れに大きな核爆発ということらしい。
となると、「天体ショー」と浮かれているようなばあいでもない。

 かなり深刻!

 ベテルギウス……赤くて不気味な星。
夕方になると、東の空に、ひときわ大きく輝いて見える。
毎晩そこに、そのままあればよし。
爆発すれば、数時間後には巨大な星になるという。
が、そのあと、何が起こるかわからない。

 まことにもって、不気味な星……ということになる。
私もワイフも、夕方になると、いつもそのベテルギウスをまっ先に、見る。

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Hiroshi Hayashi+++++++Feb. 2012++++++はやし浩司・林浩司