Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Friday, April 04, 2008

*Chinese Medical Science-2-

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ここから先は、ロマンです。
壮大なロマンです。

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●火星探査機

 二〇〇四年一月五日。アメリカ航空宇宙曲の無人火星探査機『スピリット』が、火星への着陸に成功した。

 アメリカから日本のどこかにホールインワンをしたようなものだと、マスコミは書いていた。着陸地点はかつて湖があったと推測される、赤道付近のグセフ・クレーターだ、そうだ。水があったとするなら、生物がいた可能性は、きわめて高い。

 このニュースを聞いたとき、またまた私のロマンが、かぎりなくふくらんだ。火星には、生物がいたのではないか。しかもその生物は、自ら、火星そのものを破壊してしまうほど、高度な文明をもっていたのではないか、と。

 一説によれば、火星が今のような火星になってしまったのは、そこに住む生物によって、環境破壊が進んだからだという。ちょうど、今の地球で起きていることと同じようなことが、火星でも起きたということになる。

 この地球も、あと一〇〇年とか、二〇〇年もすると、温暖化がさらに加速され、ゆくゆくは、今の火星のようになるかもしれないと言われている。つまり、火星にも、かつて環境破壊を起こすほどの生物がいたということになる。

 犬やネコのような生物ではない。人間のような生物である。

●人間は、火星人の子孫? 

 ここから先は、荒唐無稽(こうとうむけい)な、ロマン。空想。そういう前提での話だが、しかしもし、人間が、それらの火星人によって作られた生物だとするなら、これほど、楽しい話は、ない。

 最近、人間は、遺伝子の中のDNAを組みかえる技術を、身につけた。この方法を使えば、陸を歩く魚だって、作れることになる。空を飛ぶ、リスだって、作れることになる。

 もし火星人たちも同じような技術をもっていたとしたら、自分たちの脳ミソをもった、サルを作ることなど、朝飯前だっただろう。いや、ひょっとしたら、人間は、そうした技術によって、火星人ではないにしても、だれかによって作られたのかもしれない。

 そこで、これはあくまでも、仮定の話だが、もし火星人たちが、地球に住んでいたサルを見つけ、そのサルの遺伝子の中に、自分たちの遺伝子を組みこんだとする。そしてこの地球上に、新しい生物が生まれたとする。で、そのあとのこと。火星人たちは、その新しく生まれた生物に、何をするだろうか。

 私が、火星人なら、その生物たちを、教育しただろうと思う。言葉を教え、文字を教え、そして生活に必要な知識を教えただろうと思う。

 もちろんこれは、ロマン。空想。しかし順に考えていくと、どうしても、そうなる。つまり、私が若いころ出あった、東洋医学、なかんずく黄帝内経(こうていだいけい)は、こうして生まれた本ではないかと、いつしか、私は、そう考えるようになった。

●壮大なロマン

 私は、いつでも、どこでも、コロリと眠ってしまう割には、よく、夜、ふとんの中に入っても、眠られないときがある。

 そういうとき、私は、この壮大なロマンを、頭の中に描く。

 かつて仰韶人と、シュメール人は、同一の「神」をもっていた。仰韶人の神(帝王)は、黄帝。シュメール人の神は、エホバ。天を駆けまわる神々は、黄河流域に住む仰韶人に、科学を。そしてチグリス・ユーフラテス川にすむ、シュメール人には、宗教を与えた。

 こうして地球上で、人間による文明は、始まった……。

 しかしこういう話をまともに書くと、まず、私の脳ミソが疑われる。実際、こうした荒唐無稽な話をかかげて、おかしな活動をしている宗教団体は、いくつか、ある。

 ただ私のばあい、こうした話はこうした話として、生活の一部に、しまっておくことができる。ロマンは、ロマン。空想は、空想。いつもいつも、頭の中で、考えているわけではない。

 が、こういう壮大なロマンを頭の中でめぐらせていると、いつの間にか、眠ってしまう。それはちょうど、私が子どものころ、『鉄腕アトム』や、『鉄人28号』を、頭の中で想像しながら眠ったと同じ。そのころの習慣が、そのまま残っている。そう、私には、その種の話でしか、ない。また読者のみなさんも、そういうレベルの話として、このエッセーを読んでほしい。

 では、おやすみなさい!
(040105)

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謎の民族、それがシュメール人です。
何でも乾電池まで使っていたという説
があります。

よくオーパーツの一つとして、あちこちの
雑誌にもよく登場します。

しかし知れば知るほど、不思議な民族で
あるのは、事実です。

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●シュメール人

 古代メソポタミアに、不思議な民族が住んでいた。高度に知的で、周囲文化とは、かけ離れた文明を築いていた。

 それがシュメール人である。

 彼らが書き残した、「アッシリア物語」は、そののち、旧約聖書の母体となったことは、よく知られている。

 そのシュメール人に興味をもつようになったのは、東洋医学を勉強していたときのことだった。シュメール人が使っていた楔型(くさびがた)文字と、黄河文明を築いたヤンシャオ人(?)の使っていた甲骨文字は、恐ろしくよく似ている。

 ただしメソポタミア文明を築いたのは、シュメール人だが、黄河文明を築いたのが、ヤンシャオ人であったかどうかについては、確かではない。私が、勝手にそう思っているだけである。

 しかしシュメール人がいう「神」と、甲骨文字で書く「神」は、文字の形、発音、意味が、同じであるということ。形は(米)に似ている。発音は、「ディンガー」と「ディン」、意味は「星から来た神」。「米」は、「星」を表す。

 ……という話は、若いころ、「目で見る漢方診断」(飛鳥新社)という、私の本の中で書いた。なぜ、東洋医学の中で……と思われる人も多いかと思うが、その東洋医学のバイブルとも言われている本が、『黄帝内経(こうていだいけい)・素問・霊枢』という本である。この中の素問は、本当に不思議な本である。

 私は、その本を読みながら、「この本は、本当に新石器時代の人によって書かれたものだろうか」という疑問をもった。(もちろん現存する黄帝内経は、ずっとあとの後漢の時代以後に写本されたものである。そして最古の黄帝内経の写本らしきものは、何と、京都の仁和寺にあるという。)

 それがきっかけである。

 で、このところ、再び、そのシュメール人が、宇宙人との関係でクローズアップされている。なぜか?

 やはりシュメールの古文書に、この太陽系が生まれる過程が書いてあったからである。年代的には、5500年前ごろということになる。仮に百歩譲って、2000年前でもよい。

 しかしそんな時代に、どうして、そんなことが、シュメール人たちには、わかっていたのか。そういう議論はさておき、まず、シュメール人たちが考えていたことを、ここに紹介しよう。

 出典は、「謎の惑星『ニビル』と火星超文明(上)(下)・ゼガリア・シッチン・ムーブックス」(学研)。

 この本によれば、

(1) 最初、この太陽系には、太陽と、ティアトマと水星しかなかった。
(2) そのあと、金星と火星が誕生する。
(3) (中略)
(4) 木星、土星、冥王星、天王星、海王星と誕生する。
(5) そこへある日、ニビルという惑星が太陽系にやってくる。
(6) ニビルは、太陽系の重力圏の突入。
(7) ニビルの衛星と、ディアトマが、衝突。地球と月が生まれた。(残りは、小惑星帯に)
(8) ニビルは、太陽系の圏内にとどまり、3600年の楕円周期を描くようになった、と。

 シュメール人の説によれば、地球と月は、太陽系ができてから、ずっとあとになってから、ティアトマという惑星が、太陽系の外からやってきた、ニビルという惑星の衛星と衝突してできたということになる。にわかには信じがたい話だが、東洋や西洋に伝わる天動説よりは、ずっと、どこか科学的である。それに現代でも、望遠鏡でさえ見ることができない天王星や海王星、さらには冥王星の話まで書いてあるところが恐ろしい。ホント。

 どうしてシュメールの人たちは、そんなことを知っていたのだろうか。

 ここから先のことを書くと、かなり宗教的な色彩が濃くなる。実際、こうした話をベースに、宗教団体化している団体も、少なくない。だからこの話は、ここまで。

 しかしロマンに満ちた話であることには、ちがいない。何でも、そのニビルには、これまたとんでもないほど進化した生物が住んでいたという。わかりやすく言えば、宇宙人! それがシュメール人や、ヤンシャオ人の神になった?

 こうした話は、人間を、宇宙規模で考えるには、よい。その地域の経済を、日本規模で考えたり、日本経済を、世界規模で考えるのに似ている。視野が広くなるというか、ものの見方が、変わってくる。

 そう言えば、宇宙へ飛び出したことのある、ある宇宙飛行士は、だれだったか忘れたが、こう言った。「人間の姿は、宇宙からはまったく見えない。人間は、地上をおおう、カビみたいなものだ」と。

 宇宙から見れば、私たち人間は、カビのようなものらしい。頭の中で想像できなくはない。ただし、カビはカビでも、地球をむしばむ、カビ? が、そう考えていくと、日本人だの、中国人だのと言っていることが、おかしく見えてくる。

 それにしても、周期が、3600年。旧約聖書の時代を、紀元前3500年ごろとするなら、一度、そのころ、ニビルは、地球に接近した。

 つぎにやってきたのが、キリストが誕生したころということになる。

 で、今は、西暦2005年だから、この説に従えば、つぎにニビルがやってくるのは、西暦3600年ごろ、つまり1600年後。

 本当にニビルには、高度な知能をもった生物がいるのだろうか。考えれば考えるほど、ロマンがふくらむ。若いころ、生徒たちを連れて、『スターウォーズ』を見に行ったとき感じたようなロマンだ。「遠い、遠い、昔、銀河系の果てで……」というオープニングで始まる、あの映画である。

 ワイフも、この話には、たいへん興味をもったようだ。昨日もいっしょに書店の中を歩いていると、「シュメール人について書いた本はないかしら」と言っていた。今日、仕事の帰りにでも、またさがしてみよう!

 待っててよ、カアーチャン!(4・29)