Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Wednesday, April 02, 2008

*It would be so, as I predicted on March 14th

●やはり、私の予想通りだった!

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決裂したかのように見えた、ジュネーブでの
米朝会議。

すべてのマスコミも、そう報じていた。

しかしその裏で……!

私が、3月14日に書いた原稿をまず、読んで
みてほしい。

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(3月14日、記)

●何か、臭うぞ、米朝会談!
(Something is strange! Really strange! US and N. Korea discussed about North Koreans Nuclear weapon development in Geneve. But did the conference come to rapture?)

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何か、おかしいぞ!
何か、へんだぞ!
何か、臭うぞ、米朝会談!

「怪談」それとも、「会談」?

まずヤフー・ニュースを分析して
みよう※。

(9) K国側の希望で、ジュネーブで米朝会談が開かれた(13日)
(10) 終日、にこやかな雰囲気で、「実質的な会談」(ヒル氏談)が行われた。
(11) K国側も、「満足している」と述べた。
(12) しかし会談は、そこまで。
(13) 14日に予定されていた会談は、流れて、ヒル氏は、シュネーブを離れた。
(14) ヒル氏の部下と、K国側の代表(金氏)が、ジュネーブに残った。
(15) K国側は、ウラン濃縮、海外への核拡散については、否定。
(16) ヒル氏は、日本人の拉致問題もとりあげたという。

これだけ読めば、今回の会談は、合意点を見いだせないまま、
またまた流れたということになる。

ほんとうにそうか? そう読んでよいのか?

もともと今回の会談について、ヒル氏は、二段階構えで臨んでいる。
ウラン濃縮と海外への核拡散については、「過去の話」として、不問にするとした。
K国側のメンツを立てるために、である。

一方、2月終わりの米朝会談を、K国側は、すっぽかしている。
「?」と思っていたら、K国側から、ジュネーブでの会談の申し入れがあった。
K国側に、何らかの変化があったとみるのが、自然である。

ところがフタをあけてみたら、この始末。

「当初会談は14日も続けられる予定だったが、
アメリカ側は『いまのところ(K国側と)会うつもりはない』としている」
(ヤフー・ニュース)と。

私は今回の会談は、最初から最後まで、世界をだますための茶番劇では
なかったと思っている。

つまり表の議題(=K国内の核開発問題)も、裏の議題(=ウラン濃縮と
核拡散問題)も、すでに双方で決着している。
少なくとも、ヒル氏と金氏の間では、決着している。

が、なぜか、会談の決裂を演出してみせた。

なぜか? なぜか? なぜか?

理由の第一。

今回の会談について、最初から(二段構え)ということが、バレてしまっている。
ならば、(裏の会談)イコール、(秘密会談)は必要ないはず。

そこでへたに、表の議題について合意すれば、国際世論は、当然、「アメリカは
K国と裏取引をした」ということが、明白になってしまう。

そこでアメリカは、(表の議題)も決裂したと見せかけることで、
「会談そのものの決裂」を演出する必要に迫られた。
わかりやすく言えば、表向き、会談そのものが、決裂した、と。
予定されていた14日の会談がなされなかったのは、そういう理由による。

が、実は、会談は、成功していた!
そう考えると、今回のヒル氏の不可解な行動が理解できる。
ヒル氏は、14日、たいした用事もないのに、腹心の部下を残して、ジュネーブを去った。

決裂したのなら、部下を残す必要はない。
また今のヒル氏にしてみれば、米朝会談にまさる重要な任務はないはず。

この謎を解くヒントは、K国側の金氏自身の言葉にある。
15日、金氏は、ジュネーブを去るにあたり、記者団にこう述べている。

「見解(の差)は大いに縮まった。もう少し前に進めればいい。妥協は可能だ」(同)と。

やはり合意はなされている。
でなければ、金氏が、こんなことを口にするはずはない。
あとは、その発表の時期をうかがっているだけ。

ヒル氏が何を考えているか、私にはわからない。
わからないが、またまたこの日本は、裏切られた。
アメリカは、裏の議題、つまりウラン濃縮問題と核拡散問題を優先させた。
K国内の核兵器など、アメリカにとっては、問題ではない。
(日本にとっては、死活問題だが……。)
ほんとうの問題は、ウラン濃縮問題と核拡散問題である。
もちろん拉致問題を会談で取りあげたというが、そんなのはヒル氏にしてみれば、
日本へのリップ・サービスでしかない。

もうひとつの可能性は、ヒル氏も金氏も、ポスト金xx(金xx死後)のK国を
念頭に置いているのではないかということ。
双方とも言葉には出せないのかもしれないが、当然、そういう前提で話しあっている。
その可能性も、まったくないとは言えない。

金xx亡きあとは、金氏が、K国の実権をにぎる?
アメリカは、それを後押しする?

私の予想では、今月(3月末)あたりか、4月のはじめに、電撃的な米朝会談が
開かれ、その合意が発表されると思う。
そのとき今回の謎が、解明されると思う。

注視!

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(注※)(以下、ヤフー・ニュース・3月15日より)

K国の核問題をめぐる6カ国協議の米朝首席代表による会談が13日、ジュネーブで行われた。K国は焦点の核計画の申告問題について、ウラン濃縮、海外への核拡散ともに否定するなど米朝の溝は埋まらず、合意には至らなかった。

 会談は米朝それぞれの国連代表部で計5時間行われた。ヒル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)とK国の金桂寛外務次官は昼食、夕食も共にした。

 金次官は会談後、記者団に対し、ウラン濃縮と核拡散について「これまでも、いまもやっていないし、これからもしない」と全面否定した。ヒル次官補も会談後の記者会見で、「K国は拡散とウラン濃縮でこれまでの立場を維持した」と述べ、対立が解消されなかったことを認めた。

 ヒル次官補は日本人拉致事件も提起し、K国側に解決に向けて取り組むよう促したことを明らかにした。

 会談では申告内容のほか、申告の形式、今後の協議の進め方などについて、「実質的な話し合いをした」(ヒル次官補)という。ヒル次官補は「一定の進展があった」と述べたが、具体的には言及しなかった。金次官も「(会談に)満足している」と語った。

 当初会談は14日も続けられる予定だったが、米側は「いまのところ(K国側と)会うつもりはない」としている。

++++++++++以上、3月14日、記+++++++++++

しかし、だ、
こんなニュースが、先ほど、飛び込んできた。
朝鮮N報発、聯合ニュース。

そのまま紹介させてもらう!

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【ソウル3日聯合】
北朝鮮と米国が外交ルートを使い核開発申告と関連した大詰めの協議を行っており、この結果により双方の6カ国協議首席代表による会合開催時期が決まるものとみられている。

 双方はまず、核開発申告書の形式を、プルトニウムとウラン濃縮、すべての形態の核協力の3つの項目に区分し、内容は北朝鮮がウラン濃縮計画(UEP)と、シリアとの核協力疑惑に介入していたことを間接的に認めることを骨子としているもようだ。

 政府消息筋は「米朝協議が先月のジュネーブでの協議以来、大きな進展を見せているが、まだ本質的な部分で調整すべきことが残っている。ウラン濃縮もそうだが、核協力の部分でも双方が折衝と文案整理作業をさらにしなくてはならない」と話している。別の消息筋は、「ジュネーブでの協議以降、大枠については共感に達しているが、一部項目で詰めの調整が残っていると考えればよい」とし、今週中に米朝首席代表による会合を開くのは困難だとの見通しを示した。

 米朝が協議している「間接的な是認」は、米国が北朝鮮との話し合いを基に「北朝鮮がウラン活動と核拡散活動に介入したということが米国の理解事項」と明記し、北朝鮮側はこうした内容に「反論しない」とすることを骨子としていると伝えられている。

双方はこうした趣旨に合う文案作成に入っており、プルトニウムの項目はほとんど整理され、UEPと核協力の一部をめぐって駆け引きが行われているようだ。

 政府消息筋は、ウラン活動と核拡散活動という大きな項目は簡単だが、その中に盛り込まれる細部の内容をどうするかがとても難しいことだとし、「これは後に検証の対象になるため、北朝鮮としてもむやみに同意するのは難しい問題だ」と話している。

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やはりヒル氏と金氏の間で、密約がなされていた。

(4月2日、記)


Hiroshi Hayashi++++++++APR.08++++++++++はやし浩司