Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Saturday, May 31, 2008

*A groundless rumor of Kim's Death

●謎の報道

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朝鮮N報の英語版のほうに、つぎのような
記事が載っていた。
(日本語版のほうには、掲載なし。)

まず、それをそのまま紹介する。
先週(5月末)のある日、金xx死亡説が、
世界中をかけめぐった。

そのニュースで、日本の株価は上昇、
韓国の株価は、さがった。

金xxのその死亡説について、
そのニュースの出所が、謎、という内容のもの。

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++++++++++以下、朝鮮N報、英語版より転載++++++++++++++

South Korean authorities are trying to discover the source of dubious Internet rumors that North Korean leader Kim Jong-il is dead, which first emerged in South Korea on Monday and spread even to China. Intelligence authorities and the Ministry of Unification officially denied the rumors as groundless, and they were proved false when North Korea's state-run Korean Central Broadcasting Station reported on Monday night that Kim had inspected a military unit.

Quoting a source with "an information network inside the North Korean military", a report posted on a South Korean Internet portal on Wednesday afternoon claimed that Kim was assassinated in an attack on the road between Pyongyang and Anak County, Hwanghae Province around 7 to 8 p.m. on Monday. The Ministry of Unification dismissed this rumor as well, and the report was pulled from the portal on Thursday.

An intelligence official said, "Rumors about Kim's death or serious illness emerge every so often, but the persistency of the latest rumors is peculiar. We're trying to find their source, but we're having trouble because they are unfounded." Another official said that other groundless rumors are also circulating which claim that the rumors about Kim's death were aimed at deflecting attention from the controversy over U.S. beef imports.

South Korea's foreign exchange market and the Japanese stock market reacted differently to the rumors of Kim's death. The Seoul market gave more weight to the fact that they were unfounded, while the Japanese market seemed to give them some credence.

The won strengthened for a third consecutive day on the Seoul foreign exchange market on Thursday, climbing W6.70 to close at W1030.30 to the U.S. dollar, a three-week high. Had the rumors been believed, the won would likely have weakened on worries of a costly war or national unification.

In contrast, the Nikkei stock average rose 3.03 percent on Thursday, ending up 415.03 points at 14,124.47. Quoting traders and fund managers, Reuters reported that Japanese stocks rose as rumors of Kim's death circulated Thursday morning.

+++++++++++++以上、朝鮮N報、英語版より転載+++++++++++

脳みその体操のため、この英文を翻訳してみる。

『韓国政府筋は、K国の金xxが脂肪したというインターネットに流れたニュース源の究明を試みている。当ニュースは、月曜日(5月26日)に最初に韓国で流され、中国へと広がった。

情報当局と統一部は、公式的には、そのデマには根拠がないと否定している。そしてそのニュースは、K国の朝鮮中央放送局が、月曜日の夜、軍事施設を検問したというニュースによって、ニセと証明された。

K国内部の情報ネットワークがニュース源であるとし、水曜日(5月28日)の韓国インターネット・ポータルに、次のようなレポートが投函された。つまり、金xxが、ピョンヤンからハンガエ、アナク郡へ行く途中の道で、月曜日(5月26日)の7時から8時までの間に、攻撃され、暗殺された、と。統一部長官も、このウワサを、流した。が、このニュースは、木曜日(5月29日)に、ポータル・サイトから消された。

情報部の高官は、「金xxの死もしくは深刻な病気のデマは、しばしば流れる。しかし今回のデマは、特異である。我々はニュースの発生源を見つけようと試みている。が、それが見つけられないというトラブルに見舞われている」と述べている。もう1人の高官は、他の根もないデマは、金xxの死が、アメリカの牛肉輸入論争から注意をひくことを目的として流布されたと述べている。

韓国の外国為替と、日本の株式市場は、金xxの死のデマに、異なった反応を見せた。ソウル市場は、ニュース源が見つからなかったということにウエートを置き、日本の市場は、それが信じられるものとした。

韓国ウォンは、韓国外為市場で、木曜日(5月29日)、3日間連続で、ウォン高になり、この3週間ぶりに、1ドル1030ウォン(6・70ウォンのウォン高)となった。もしそのデマが信じられていたなら、戦争もしくは、統一への不安から、ウォンは、弱くなっていただろう。

これに反して、日経市場は、木曜日(5月29日)に、平均3・03パーセント上昇し、415円高の1万4000円を示した。ロイター電によれば、トレーダー、ファウンド・マネージャーは、木曜日(5月29日)の朝、金xxの死のデマが流されたとき、日本の株価は上昇したと報告している』(以上、朝鮮N報記事の翻訳)。

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このところ英語を日本語に翻訳するとき、おかしな疲れを感ずるようになった。
(英文だけを読むのなら、それほど疲れを感じないのだが……。)

日本語は左脳、英語は右脳。
その両者をつなぐのが、「脳梁(のうりょう)」。
脳梁というのは、高圧電線のようなものと考えるとわかりやすい。
その脳梁の働きが、悪くなったように感ずる。
ともかくも、この英文を訳すとき、辞書で意味を確かめたのは、「credence」という単語だけ。
今のところ、右脳の働きは、まだだいじょうぶなようだ。
そのうち、脳みその働きが衰えてくるかもしれない(?)。

しかしあの田丸謙二先生は、昨年の春(2007)、アメリカの化学教育の本を、一冊翻訳出版している。
そういう人もいるから、希望を捨ててはいけない。
そう、自分に今、言って聞かせる。

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(あとがき)

ヒル氏は、結局は、あの独裁者に、よいように弄(もてあそ)ばれただけ。
おまけに時間と援助を与えてしまった。
ついでに日米関係を破壊してしまった。

「私が解決してみせる」と、アジアに乗り込んできたまではよかったが、アメリカ流合理主義は、ことこの極東アジアでは、通用しない。
とくにあのK国には、通用しない。

ヒル氏を見ていると、悪しきアメリカ人をそのまま代表しているかのようにさえ思える。
「自分たちは正しい」と思うのはヒル氏の勝手だが、それを「自分たちだけが正しい」と置きかえてしまう。
そしてその返す刀で、「君たちはまちがっている」と切り込んでくる。

なぜアメリカがベトナム戦争で敗北し、イラクで苦戦しているか。
アメリカ人も、もう少し謙虚になったらよい。

が、悲しいかな、日本にはそれだけの外交能力はない。
ないから、今しばらくは、ヒル氏のうしろを、静かについていくしかない。
しかし、「既存核兵器を不問にしたまま、K国を核保有国として認める」という動きには、断固、反対しなければならない。

もしヒル氏が、自己の名声獲得のため、こうした動きに同調するようであれば、そのときは、日本は、6か国協議からの離脱、日米関係の見直しまで、踏み込まなければならない。
この日本にも、譲れない最後の一線というものがある。
(2008年6月1日記)