Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Friday, June 27, 2008

Plagiaism Doubt in the case of Wahei Tatematsu

●盗作事件・立松W氏のばあい(Plagiarism doubt by Wahei Tatematsu)
Wahei Tatematsu, a well-known writer in Japan, plagiarized someone’s else book in 1993 and this time again. When his plagiarism was disclosed, he was crying against TV monitors, “I was forgiven (by the author)”. This is not the matter which may be forgiven or not forgiven. Whatever he is, he is such a writer on such a level.

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テレビ画面に向かって、「許してもらえました」と、
泣きじゃくっていた。
当時の立松W氏は、そういう作家だった。

盗作を、「許してもらえた」というのも、おかしな
話である。
相手に「許してもらう」とか、「許してもらえない」とか、
そういうレベルの問題ではない。

ことの発端は、『1993年に、小説「光の雨」を
文芸誌に連載中、小説が連合赤軍事件の坂口H死刑囚の
自伝的著作に、酷似していた』(毎日新聞)こと。

坂口H氏の支援者たちは、「盗用だ」と、立松W氏に、抗議した。
で、立松W氏は、坂口氏と直談判。
冒頭の謝罪会見となった。

が、それから15年。

今度は、『小説「二荒(ふたら)」(新潮社)の記述の一部が、
栃木県日光市職員、福田Kさんの著書「日光鱒釣紳士物語」
(山と渓谷社)と類似していることが分かった』(同紙)という
(08年6月27日)。

『「二荒」は、日光市を舞台に、実在の人物をモデルにした、
恋愛小説。昨年9月に刊行され、今年2月、福田さんが、
自分の本に似ていると指摘。新潮社が調査したところ、
第2章の冒頭、登場人物のせりふなどが、福田作品の
創作部分と似ていた。新潮社は「参考文献として挙げて
いたものの、参考の域を超えて使用していると判断せざるを
得ない」と、4月末に絶版を決めた』(同紙)という。

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同じ盗作でも、有名な人が、無名の人の作品を盗作するというのは、
タチが悪い。
許せない。

立松W氏は、自然派作家を売り物にしているが、どこかウサン臭い。
テレビ画面に向かって泣きじゃくる、あの顔を見ながら、私は
そう感じた。

(当時の私は、泣きじゃくるという、その子どもじみた様子に
驚いたが……。)

で、今回の盗作疑惑。

今度は、日光市の職員、福田Kさんの著書から。

こうした盗作が発覚するのは、偶然に、さらに偶然が重なった
ばあいのみである。
つまりめったに発覚することはない。
言いかえると、2度も発覚したということは、立松W氏は、
かなり常習的に盗作を繰りかえしていたとみてよい。

というのも、これは(もの書き)と呼ばれる人たちの共通の心理と
言ってもよい。
自分の名誉にかけて、盗作だけはしたくないというブレーキが、常に働く。

「一度、したら、おしまい」というプレッシャーもある。
つまり私のような、まったく無名の(もの書き)ですら、
いつも心のどこかで、それを念じながら、ものを書く。

いわんや、立松W氏のような、有名な作家だったら、なおさら。
盗作すれば、発覚する可能性は、はるかに高い。

が、そのブレーキは、ない人にはない。
自分の文章であろうが、他人に文章であろうが、それを平気で
金儲けにつなげていく。

新潮社が、「参考文献として挙げていたものの、参考の域を超えて、
使用していると判断せざるを得ない」、そのため、「絶版を決めた」と
判断したほどだから、盗作と断定してよい。

が、立松W氏には、そのブレーキが働かなかった?
「たまたま今回、一度だけ」という弁解は、もう通用しない。

作家が、盗作をするというのは、教師が女子トイレをのぞき見る
ようなもの。
一方でいくら高邁な教育観を説いても、その時点で、作家生命は
終わる。

さあ、どうする、立松W氏?

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