*Feb 2nd 2009
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子育て最前線の育児論byはやし浩司 09年 2月 2日号
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2月2日……1156号
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【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●セックスレス夫婦が、40%!
++++++++++++++++++++
このほど、日本家族計画協会の北村邦夫氏が、
こんな調査結果を公表した。
で、何と、驚くことなかれ、(驚いているのは、私だけかも
しれないが……)、10代~40代の夫婦の40%
近くが、セックスレス(1か月間、セックスがない)
という。
その北村氏の調査の特徴は、サンプル数が多いということ。
そのため、信頼性がたいへん高い。
++++++++++++++++++++
●セックスレス
少し前までは、「30%」という数字が、ごく常識的な数字だった。
しかし今回の調査によれば、「36・5%」、つまり四捨五入して、約40%。
何と40%近い夫婦が、今、セックスレスという。
時事通信は、つぎのように伝える。
++++++++++++++以下、時事通信++++++++++++++++
10代-40代夫婦の4割近くが、1カ月以上性交渉のないことが、性の意識や行動に関する
厚生労働省研究班の調査で分かった。理由は「仕事疲れ」が男性のトップ、女性でも3番
目で、調査を担当した日本家族計画協会の北村邦夫常務理事は、「少子化対策を考える上で、
ワークライフバランス(仕事と生活の調和)が重要」としている。
調査は昨年9月、16-49歳の男女3000人を無作為に抽出し調査票を直接配布、1468人
から回答を得た。
既婚者で1カ月間性交渉のない人は36.5%で、前回2年前の調査より1.9ポイント増
加。2001年の28.0%から増加が続いている。
理由は男性では「仕事で疲れている」が24.6%と多く、「出産後何となく」(13.6%)
「面倒くさい」(9.3%)と続いた。女性は「出産後何となく」(21.0%)「面倒くさい」
(18.8%)「仕事で疲れている」(15.1%)の順だった。(時事通信・09・1・3)
+++++++++++以上、時事通信+++++++++++++++
報道された数字だけではじゅうぶんでないかもしれないが、ここにある数字を
整理してみる。
既婚者で1カ月間性交渉のない人……36.5%
(前回2年前の調査より1.9ポイント増加。
2001年の28.0%から増加が続いている。)
その理由として、
(男性側の理由)
「仕事で疲れている」……24.6%
「出産後何となく」……13.6%
「面倒くさい」……9.3%
(女性側の理由)
「出産後何となく」……21.0%
「面倒くさい」……18.8%
「仕事で疲れている」……15.1%
北村氏が述べているように、2001年の28・0%から、今回の調査の36・5%へと、
数字だけをみると、8・5%も増加しているのには、驚かされる。
50代や60代の夫婦の話ではない。
10代~40代の夫婦の話である。
また理由として、夫婦は、出産を契機として、セックスレスになることが多いのがわかる。
フ~~~ンと考えたところで、私の偏見的コメント。
なぜ、妻の出産を契機として、夫婦はセックスレスになるのか?
●私の偏見?
最近、夫が妻の出産場所に立ち会うケースがふえている。
夫が出産の介助をすることもある。
ある産婦人科のHPには、「立ち会い出産」と称して、つぎのようにある。
++++++++++++++++++++
最近では、分娩時に家族(ご主人)の立ち会いを容認する医療機関が増えてまいりました。
確かに、近年において妊娠出産は妻のみでなく、夫も共に協力するのが当然であるという
認識が高まり、出産の瞬間を夫婦で体験することが、その後の家族愛の形成にも大きく貢
献するという考えを各医療機関が受け入れての現状だと思われます。(T・Women‘s
Clinic)
++++++++++++++++++++
しかし、だ。
これは私の偏見かもしれないが、男である夫は、ああいうものは、あまり見ない方が
よいのではないかと思っている。
生々しいというか、毒々しさを通り越して、血なまぐさい。
血なまぐさすぎる。
というのも、多くの男性にとっては、女体はつねに神秘的で、美しいもの。
またそうであって、どうしていけないのか?
つまりそれがあるから、夫は、夜な夜な妻を抱き、セックスに励むことができる。
たとえば思春期の男子たちは、そういう幻想を無限にふくらませつつ、女体に興味をもつ。
それが夢精や射精につながっていく。
それを、だ。
ドロドロした血や胎盤が、ゾロゾロと噴き出すような出産シーンを見せつけられたら、
男性である夫は、どういう印象をもつようになるだろうか。
ついでにウンチも、オシッコも飛び出す!
女性のばあい、出産と同時に、羞恥心をなくすと言われている。
同じように男性のばあい、「いっぺんに興ざめ」ということにもなりかねない。
●私のばあい
私の時代には、まだ「立ち会い出産」という言葉すらなかった。
産婦人科医院から連絡があり、かけつけてみると、すでに赤子(息子)が、
湯船で洗われたあとだった。
それまでにいろいろあったのだろうが、もちろん私には、知る由もなかった。
「赤ん坊って、本当に赤いんだなあ」というのが、私の第一印象だった。
また、それですんだ。
で、ワイフのほうを見ると、ワイフは浴衣(ゆかた)で身を包み、私のほうを
ながめながら、微笑んでいた。
そういうワイフが、たいへん、なまめかしく見えた。
さらにその前はといえば、私にとっては、女体というのは、神秘そのものだった。
あるときはこう思ったこともある。
「犬って、いいなあ。いつだって、好きなときに交尾ができる」と。
高校生のときには、大きな枕を女体にみたてて、それを抱き、射精したこともある。
で、今は、どうかというと、男女の性差の距離は、たしかに縮まった。
ときどき男と女の(ちがい)がわからなくなるときもある。
しかし神秘性は、まだかすかだが、残っている。
その神秘性が残っているからこそ、今でも、ワイフとセックスを楽しむことができる。
●ケース・バイ・ケース
個人差があるのかもしれないが、私は、「血」が苦手。
どこかの大病院へ見舞いに行ったようなときでも、廊下に血が落ちているのを見ただけで、
ゾッとする。
そういう私が、あの出産シーンを見たら、どうなるか?
実は、何度か、立ち会ったことがある。
20代のころ、針麻酔に興味をもち、ついでそれを使った帝王切開術に興味をもつように
なった。
それであるドクターの助手として、その横で針麻酔器(低周波電流発生装置)や、
オシロスコープの調整をしていた。
通常分娩のときも、データの測定が必要で、立ち会ったことがある。
が、それがひどいなんてものではない。
大便、小便の臭いに混ざって、生臭い血のにおい。
それに加えて消毒のにおい、などなど。
そこはまさに醜悪の世界。
修羅の世界。
女性によっては、ギャーギャーと泣きわめきながら、出産していた。
私は顔をそむけ、口で息をしながら、いつも機器の中に顔をつっこんでいた。
……とまあ、話がとりとめもなく脱線してしまったが、立ち会い出産をしてよいケースと、
そうでないケースもあるのではないか、ということ。
北村邦夫氏の調査結果によると、繰り返すが、「出産を契機にセックスレスに……」という
ケースが多いのも事実。
そしてその一因として、あの出産場での、修羅(しゅら)があるのではないかということ。
私のような気の弱い人間なら、もしあのとき、ワイフの出産シーンを見ていたら、
それだけで、ワイフへの興味をなくしてしまっていたかもしれない。
だからあえて、念を押したい。
「気の弱い男性は、ああいうものは、あまり見ない方がよいのでは」と。
●セックスは重要
夫婦生活において、セックスがいかに重要なものであるかは、今さら改めて
ここに書くまでもない。
肉体の同一性が、精神の同一性を招く。
そしてそれが夫婦の基盤になり、家庭、家族の基盤になる。
セックスレスの問題を、けっして、少子化の問題だけに結びつけてはいけない。
これはきわめて、深刻な問題と考えてよい。
(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司
セックスレス セックスレス夫婦 出産 立ち会い出産 立会出産)
(付記)
セックスを楽しむために、たとえば、スワッピング・パーティや、ヌーディスト・クラブ
などがある。
私のオーストラリアの友人家族は、若いときから、ヌーディスト・クラブのメンバー
である。
驚いたことに、当時、10代はじめの息子や娘も、それに参加していたということ。
まさに家族ぐるみ。
何度か写真を送ってきてくれたこともあるが、実にあっけらかんとしていていた。
つまり頭の中で想像するような、(いやらしさ)がどこにもなかった。
この日本でも、もっとオープンにセックスを楽しむ機会と場所が、あってもよいのでは?
またそういう会話を、みなでしてもよいのでは?
40%近い夫婦がセックスレスというのは、どう考えても異常である。
その異常さとくらべたら、スワッピング・パーティやヌーディスト・クラブのほうが、
よほど健康的である。
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【疑わしきは、罰する】
●心が壊れる子ども(無関心、無表情は要注意)(精神的に不安定な環境が原因?)
A小学校のA先生(小一担当女性)が、こんな話をしてくれた。「一年生のT君が、ヘビ
をつかまえてきた。そしてビンの中で飼っていた。そこへH君が、生きているバッタをつ
かまえてきて、ヘビにエサとして与えた。私はそれを見て、ぞっとした」と。
A先生が、なぜぞっとしたか、あなたはわかるだろうか。それを説明する前に、私にも
こんな経験がある。もう一五年近くも前のことだが、一人の園児(年長男児)の上着のポ
ケットを見ると、きれいに玉が並んでいた。私はてっきりビーズ玉か何かと思った。が、
よく見ると、それは虫の頭だった。その子どもは虫をつかまえると、まず虫にポケットの
フチをかませる。かんだところで、体をひねって頭をちぎる。ビーズ玉だと思ったのは、
その虫の頭だった。また別の日。小さなトカゲを草の中に見つけた子ども(年長男児)が
いた。まだ子どもの小さなトカゲだった。「あっ、トカゲ!」と叫んだところまではよかっ
たが、その直後、その子どもはトカゲを足で踏んで、殺してしまった!
原因はいろいろある。貧困(それにともなう家庭騒動)、家庭崩壊(それにともなう愛情
不足)、過干渉(何でも親が決めてしまう)、過関心(息が抜けない)など。威圧的(ガミ
ガミ)な家庭環境や、権威主義的(問答無用の押しつけ)な子育てが、原因となることも
ある。要するに、子どもの側から見て、「精神的に不安定な家庭環境」が、その背景にある
とみる。不平や不満、それに心配や不安が日常的に続くと、それが子どもの心を破壊する。
言いかえると、愛情豊かな家庭環境で、心静かに育った子どもは、ほっとするような温も
りのある子どもになる。心もやさしくなる。
さて冒頭のA先生は、ヘビに驚いたのではない。ヘビを飼っていることに驚いたのでも
ない。A先生は、生きているバッタをエサにしたことに驚いた。A先生はこう言った。「そ
ういう残酷なことが、平気でできるということが信じられません」と。
このタイプの子どもは、総じて他人に無関心(自分のことにしか興味をもたない)、無感
動(他人の苦しみや悲しみに鈍感)。情意(喜怒哀楽の情)の動きも平坦になる。よく誤解
されるが、このタイプの子どもが非行に走りやすいのは、そもそもそういう「芽」がある
からではない。非行に対して、抵抗力がないからである。悪友に誘われたりすると、その
ままスーッと仲間に入ってしまう。ぞっとするようなことをしながら、それにブレーキを
かけることができない。だから結果的に、「悪」に染まってしまう。
そこで一度、あなたの子どもが、どんなものに興味をもち、関心を示すか、観察してみ
てほしい。子どもらしい動物や乗り物、食べ物や飾りであればよし。しかしそれが、残酷
なゲームや、銃や戦争。さらに日常的に乱暴な言葉や行動が目立つというのであれば、家
庭教育のあり方をかなり反省したらよい。子どもの場合、「好きな絵を描いてごらん」と言
って紙と鉛筆を渡すと、心の中が読める。心が壊れている子どもは、おとなが見ても、ぞ
っとするような絵を描く。ただし、小学校に入学してからだと、子どもの心を修復するの
はたいへんむずかしい。子どもの心をつくるのは、四、五歳くらいまでが勝負だ。
●疑わしきは、罰する(流産率、10階以上で39%)(紫外線対策を早急に)
今、子どもたちの間で珍現象が起きている。四歳を過ぎても、オムツがはずせない。幼
稚園や保育園で、排尿、排便ができず、紙オムツをあててあげると、排尿、排便ができる。
六歳になっても、大便のあとお尻がふけない。あるいは幼稚園や保育園では、大便をがま
んしてしまう。反対に、その意識がないまま、あたりかまわず排尿してしまう。原因は、
紙オムツ。最近の紙オムツは、性能がよすぎる(?)ため、使用しても不快感がない。子
どもというのは、排尿後の不快感を体で覚えて、排尿、排便の習慣を身につける。たとえ
ば昔の布オムツは、一度排尿すると、お尻が濡れていやなものだった。この「いやだ」と
いう感覚が、子どもの排尿、排便感覚を育てる。
このことをある雑誌で発表しようとしたら、その部分だけ削られてしまった(M誌九八
年)。「根拠があいまい」というのが表向きの理由だったが、実はスポンサーに遠慮したた
めだ。根拠があるもないもない。こんなことは幼稚園や保育園では常識で、それを疑う人
はいない。紙オムツをあててあげると排尿できるというのが、その証拠である。
……というような問題は、現場にはゴロゴロしている。疑わしいが、はっきりとは言え
ないというようなことである。その一つが住環境。高層住宅に住んでいる子どもは、情緒
が不安定になりやすい……? 実際、高層住宅が人間の心理に与える影響は無視できない。
こんな調査結果がある。たとえば妊婦の流産率は、六階以上では、二四%、一〇階以上で
は、三九%(一~五階は五~七%)。流・死産率でも六階以上では、二一%(全体八%)(東
海大学医学部逢坂文夫氏)。マンションなど集合住宅に住む妊婦で、マタニティブルー(う
つ病)になる妊婦は、一戸建ての居住者の四倍(国立精神神経センター北村俊則氏)など。
母親ですら、これだけの影響を受ける。いわんや子どもをや。が、さらに深刻な話もある。
今どき野外活動か何かで、真っ赤に日焼けするなどということは、自殺的行為と言って
もよい。私の周辺でも、何らかの対策をこ講じている学校は、一校もない。無頓着といえ
ば、無頓着。無頓着過ぎる。オゾン層のオゾンが一%減少すると、有害な紫外線が二%増
加し、皮膚がんの発生率は四~六%も増加するという(岐阜県保健環境研究所)。実際、オ
ーストラリアでは、一九九二年までの七年間だけをみても、皮膚がんによる死亡件数が、
毎年一〇%ずつふえている。日光性角皮症や白内障も急増している。そこでオーストラリ
アでは、その季節になると、紫外線情報を流し、子どもたちに紫外線防止用の帽子とサン
グラスの着用を義務づけている。が、この日本では野放し。オーストラリアの友人は、こ
う言った。「何も対策を講じていない? 信じられない」と。ちなみにこの北半球でも、オ
ゾンは、すでに一〇~四〇%(日本上空で一〇%)も減少している(NHK「地球法廷」)。
法律の世界では、「疑わしきは、罰せず」という。しかし教育の世界では、「疑わしきは、
罰する」。子どもの世界は、先手先手で守ってこそ、はじめて、守れる。害が具体的に出る
ようになってからでは、手遅れ。たとえば紫外線の問題にしても、過度な日焼けはさせな
い。紫外線防止用の帽子を着用させる、など。あなたが親としてすべきことは多い。
●疑わしきは、罰する(ふえる排尿異常)(紫外線対策を早急に)
今、子どもたちの間で珍現象が起きている。四歳を過ぎても、オムツがはずせない。幼
稚園や保育園で、排尿、排便ができず、紙オムツをあててあげると、排尿、排便ができる。
六歳になっても、大便のあとお尻がふけない。あるいは幼稚園や保育園では、大便をがま
んしてしまう。反対に、その意識がないまま、あたりかまわず排尿してしまう。原因は、
紙オムツ。最近の紙オムツは、性能がよすぎる(?)ため、使用しても不快感がない。子
どもというのは、排尿後の不快感を体で覚えて、排尿、排便の習慣を身につける。たとえ
ば昔の布のオムツは、一度排尿すると、お尻が濡れていやなものだった。この「いやだ」
という感覚が、子どもの排尿、排便感覚を育てる。
このことをある雑誌で発表しようとしたら、その部分だけ削除されてしまった(M誌九
八年)。「根拠があいまい」というのが表向きの理由だったが、実はスポンサーに遠慮した
ためだ。根拠があるもないもない。こんなことは幼稚園や保育園では常識で、それを疑う
人はいない。紙オムツをあててあげると排尿できるというのが、その証拠である。
……というような問題は、現場にはゴロゴロしている。わかってはいるが、はっきりと
は言えないというようなことである。その一つが住環境。子どもには、高層住宅よりも、
土のにおいのする一戸建ての家のほうが好ましいことは、言うまでもない。実際、高層住
宅が人間の心理に与える影響は無視できない。こんなデータがある。たとえば妊婦の流産
率は、六階以上では、二四%(一~五階は六~七%)、帝王切開などの異常分娩率は、二七%
(一戸建ての居住者は一五%)、妊娠関連うつ病(マタニティブルー)になる女性は、一戸
建ての居住者の四倍(国立精神神経センター、北村俊則氏)など。子どもは当然のことな
がら、母親以上に、住環境から心理的な影響を受ける。が、もっと深刻な話もある。
日本では昔から、真っ黒に日焼けした顔は、健康のシンボルとされてきた。今でも子ど
もの日焼けについて、何らかの対策をこうじている学校は、ほとんどない。無頓着といえ
ば、無頓着。無頓着過ぎる。オゾン層のオゾンが、一%減少すると、有害な紫外線が二%
増加し、皮膚がんの発生率は四~六%も増加するという(岐阜県保健環境研究所)。実際、
オーストラリアでは、一九九二年までの七年間だけをみても、皮膚がんによる死亡件数が、
毎年一〇%ずつふえている。日光性角皮症や白内障も急増している。そこでオーストラリ
アでは、その季節になると、紫外線情報を流し、子どもたちに紫外線防止用の帽子とサン
グラスの着用を義務づけている。が、この日本では野放し。
オーストラリアの友人は、こう言った。「何もしていないだって? 日本も早急に、対策
をこうずるべきだ」と。ちなみにこの北半球でも、オゾンは、すでに一〇~四〇%も減
少している(NHK「地球法廷」)。
そこでどうだろう。私たちの住む地域だけでも、子どもたちに紫外線防止用の帽子とか、
サングラスの着用を試してみたら。害が具体的に出始めてからでは、手遅れ。法律の世界
では、「疑わしきは、罰せず」という。しかし教育の世界では、「疑わしきは、罰する」。子
どもの世界は、先手先手で守ってこそ、はじめて、守れる。
●高層住宅の問題点(「疑わしきは罰する(2)」)(ストレスの発散をじょうずに)
以前このコラムで、「疑わしきは罰する」を書いた。その中で、「高層住宅の一〇階以上
に住む妊婦の流産率は、三九%」「(マンションなど高層住宅に住む人で)、マタニティブル
ー(妊娠関連うつ病)になる人は、一戸建ての家に住む人の四倍」などと書いた。このコ
ラムは大きな反響を呼んだ。と同時に、多くの人に不安を与えてしまった。しかしそこに
書いたことに、まちがいはない。私はそのコラムを書くにあたって、前もってそれぞれの
研究者と手紙で連絡を取り、元となる論文を入手した。しかもある程度の反響は予測でき
たので、中日新聞東海本社の報道部のI氏に、論文のコピーを渡しておいた。
ただし流産の原因については、高層住宅とそのまま結びつけることはできない。高層住
宅のもつ問題点を知り、対応策を考えれば、流産は防げる。逢坂氏も流産率が高いことに
ついて、「居住階の上昇に伴い、外に出る頻度(高さによる心理的、生理的、物理的影響)
が減少する」(「保健の科学」第36巻1994別冊783)と述べている。高層階に住ん
でいると、どうしても外出する機会がへる。人との接触もへる。それが心理的なストレス
を増大させる。胎児の発育にも悪い影響を与える。そういういろいろな要因が重なって、
それが流産につながる、と。
このことを言い換えると、高層階に住んでいても、できるだけ外出し、人との交流を深め
るなど、心理的な風通しをよくすれば、流産は防げるということになる。事実、高層階に
なればなるほど、心理的なストレスが大きくなることは、ほかの多くの研究者も指摘して
いる。たとえば平均死亡年齢についても、マンション住人の平均死亡年齢は、五七・五歳。
木造住宅の住人の平均死亡年齢は六六・一歳。およそ九歳もの差があることがわかってい
る(島根大学中尾哲也氏・「日本木材学会」平成七年報告書)。さらにコンクリート住宅そ
のものがもつ問題点を指摘する研究者もいる。マウスの実験だが、木製ゲージ(かご)で
マウスを育てたばあい、生後二〇日後の生存率は、八五・一%。しかしコンクリート製ゲ
ージのばあいは、たったの六・九%。ほかにコンクリート製ゲージで育ったマウスは、生
殖器がより軽い、成長が遅いなどということも指摘されている(静岡大学農学部水野秀夫
氏ほか)。さらに高層住宅にいる幼児は、体温そのものが低く、三六度以下の子どもが多い
(「子どもの健康と生活環境」VOL41、小児科別冊)など。こういう事実をふまえて、私
は、「子どもは当然のことながら、母親以上に、住環境から心理的な影響を受ける」と書い
た。
こうした事実があるにもかかわらず、日本の政府は、ほとんど対策をとっていない。一
人、「そうは言っても、都会で一戸建てを求めるのは難しいです」「日本の住宅事情を考え
ると、高層住宅を否定することもできません」と言った人もいた。あるいは「こんなこと
を書いて、建設会社からクレームがきませんでしたか」と心配してくれた人もいた。しか
しここから先は、参考にする、しないの問題だから、判断は、読者の方がすればよい。た
だこういうことは言える。あなたや子どもの健康を守るのは、あなた自身であって、国で
はないということ。こうした建設がらみの問題では、国は、まったくあてにならない。
●すさまじい反響
月※日、「子どもの世界」で、「疑わしきは罰する」を書いた。その中で、私は東海大学
地域保健学の逢坂文夫氏の論文を引用して、「妊婦の流産率は、六階以上では二四%。一〇
階以上では、三九%(一~五階では、五~七%)。流・死産率は、六階以上では、二一%(全
体では八%)」などと書いた。わかりやすく言うと、高層住宅の六階以上に住む妊婦のうち、
四人に一人が流産し、五人に一人が流・死産しているということになる。
さらに一〇階以上では、約二人に一人が、流産していることになる。驚くべき調査結果と
いってよい。これについて、それまで経験したことがないほど、読者からすさまじい反響
があった。「事実か?」という問い合わせが多かったが、中には「いいかげんなことを書い
てもらっては困る」というのもあった。私の記事が、かえって高層住宅、日本でいう高層
マンションに住む人たちの不安をかきたてるというのだ。
原稿を書いた経緯
そこで今回、「疑わしきを罰する」を書くに至った、経緯をここに説明する。まず高層住
宅のもつ危険性については、すでに三〇年以上も前から、欧米では広く議論されているこ
とである。私がメルボルンにいたときすでに、メルボルンでは高層住宅が問題になってい
た。これはあいまいな記憶によるものだが、高層住宅の住人ほど自殺者が多いというのも
あった。一方、この日本でも散発的にではあるが、そのつど指摘されている。そこで私は
インターネットを使って、「高層住宅→心理的影響」という名目で検索してみた。
結果、無数の情報を手に入れることができた。その中でも特に目を引いたのは、A社の情
報コーナーであった。しかしこのA社は、どこか宗教団体的な雰囲気がしたので、私はそ
の中に出ている「事実」と「出典先」だけを取りだし、独自の立場で調べた。結果、今回、
その原稿を書くにあたって、次の四人の研究者、教授、元教授と連絡を直接とることに成
功した。連絡は手紙によるものであり、うち三人(北村、逢坂、中尾氏)は直接、手紙で
返事をくれた。それには元となる論文も同封されていた。一人(水野氏)は、電話で連絡
をとった。
国立精神神経センター、北村俊則氏
東海大学医学部地域保健学、逢坂文夫氏
鳥取大学総合理工学部教授、中尾哲也
静岡大学名誉教授、水野秀夫氏の四氏である。
私はこの「子どもの世界」を書くにあたって、実名を使うときは、その人物と事前に連
絡をとり、実名の使用について許可を得るようにしている。そして許可を得たときだけ、
実名を使い、そうでないときは、必要に応じて、アルファベットによるイニシャルを使う
ようにしている。こうした研究者から論文を直接手に入れた後、数値を自分で確認し、な
おかつ、私の元原稿のコピーをこれらの研究者に送った。そのあと、「疑わしきは罰する」
を新聞紙上で発表した。
危険な高層住宅?
逢坂文夫氏は、横浜市の三保健所管内における四か月健診を受けた母親(第一子のみを
出生した母親)、1615人(回収率、54%)について調査した。結果は次のようなもの
であったという。
流産割合(全体) …… 7.7%
一戸建て …… 8.2%
集合住宅(1~2階) …… 6.9%
集合住宅(3~5階) …… 5.6%
集合住宅(6~9階) ……18.8%
集合住宅(10階以上)……38.9%
これらの調査結果でわかることは、集合住宅といっても、1~5階では、一戸建てに住
む妊婦よりも、流産率は低いことがわかる。しかし6階以上になると、流産率は極端に高
くなる。また帝王切開術を必要とするような異常分娩についても、ほぼ同じような結果が
出ている。一戸建て、14.9%に対して、六階以上では、27%など。
これについて、逢坂氏は次のようにコメントしている。「(高層階に住む妊婦ほど)妊婦の
運動不足に伴い、出生体重値の増加がみられ、その結果が異常分娩に関与するものと推察
される」と。ただし「流産」といっても、その内容はさまざまであり、また高層住宅の住
人といっても、居住年数、妊娠経験(初産か否か)、居住空間の広さなど、その居住形態は
さまざまである。その居住形態によっても、影響は違う。逢坂氏はこの点についても、詳
細な調査を行っているが、ここでは割愛する。興味のある方は、「保健の科学」第36巻1
994別冊781頁以下をご覧になってほしい。
子どもの心理との関連性
「子どもの世界」の中で、私は、「母親ですらこれだけの影響を受けるのだから、いわん
や子どもをや」と書いた。もちろん集合住宅であることから子どもが直接影響を受けるこ
とも考えられるが、母親が影響を受け、その副次的影響として、子どもが影響を受けるこ
とも考えられる。どちらにせよ、あくまでも「考えられる」という範囲で、私は「疑わし
きは罰する」と書いた。逢坂氏の論文で、私が着目したのはこの点である。逢坂氏は、流・
死産の原因の一つとして、「母親の神経症的傾向割合」をあげ、それについても調査してい
る。
神経症的傾向割合 全体 …… 7.5%
一戸建て …… 5.3%
集合住宅(1~2階) …… 10.2%
集合住宅(3~5階) …… 8.8%
集合住宅(6階以上) …… 13.2%
この結果から、神経症による症状が、高層住宅の6階以上では、一戸建て住宅に住む母
親より、約2.6倍。平均より約2倍多いことがわかる。この事実を補足する調査結果と
して、逢坂氏は、喫煙率も同じような割合で、高層階ほどふえていることを指摘している。
たとえば一戸建て女性の喫煙率、9.0%。集合住宅の1~2階、11.4%。3~5階、
10.9%。6階以上、17.6%。
つまりこれらの調査結果を総合すると、高層住宅の高層階(特に6階以上)に住む母親
は、より神経症による症状を訴え、その症状をまぎらわすため、より喫煙に頼る傾向が強
いということになる。母親ですらそうなのだから、「いわんや子どもをや」ということにな
る。
好ましい木造住宅?
住環境と人間の心理の関係については、多くの研究者が、その調査結果を発表している。
コンクリート住宅と木造住宅について、静岡大学の水野名誉教授は、マウスを使って興味
深い実験をしている。水野氏の調査によれば、木製ゲージ(かご)でマウスを育てたばあ
い、生後二〇日の生存率は、85.1%。しかしコンクリートゲージで育てたばあいは、
たったの6.9%ということだそうだ。水野氏は、気温条件など、さまざまな環境下で実
験を繰り返したということだが、「あいにくとその論文は手元にはない」とのことだった。
ただこの調査結果をもって、コンクリート住宅が、人間の住環境としてふさわしくない
とは断言できない。マウスと人間とでは、生活習慣そのものが違う。電話で私が、「マウス
はものをかじるという習性があるが、ものをかじれないという強度のストレスが、生存率
に影響しているのではないか」と言うと、水野氏は、「それについては知らない」と言った。
また私の原稿について、水野氏は、「私はコンクリート住宅と木造住宅の住環境については
調査はしたが、だからといって高層住宅が危険だとまでは言っていない」と言った。水野
氏の言うとおりである。
中尾哲也氏の研究から
住環境について、鳥取大学の中尾哲也教授は詳しい調査をしている。
●疑わしきは、罰する(2)(高層住宅は危険?)(国はまったくあてならない)
前々回、『疑わしきは、罰する』で、高層住宅について書いた。私はこの中で、東海大学
医学部地域保健学教室の逢坂文夫氏の研究論文を引用した。そして「妊婦の流産率は、一
〇階以上では、三九%(一~五階では五~七%)」などと書いた。このコラムは大きな反響
を呼んだ。「事実か?」という問い合わせも、いくつかあった。が、前々回のコラムを発表
するにあたって、情報の一部を入手したあと、私は逢坂氏、北村両氏に直接手紙を書いて、
内容を確認している。両氏は、わざわざ論文(「保健の科学」94-36別刷)を送り届けてく
れた。その上で、前々回のコラムを発表した。一人、「いいかげんなことを書いてもらって
は困る」と言ってきた読者もいるが、私は決していいかげんなことを書いていない!
高層住宅が危険な住宅であるという資料は、山のようにある。たとえば平均死亡年齢に
ついても、マンション住人の平均死亡年齢は、五七・五歳。木造住宅の住人の平均死亡年
齢は六六・一歳。およそ九歳もの差があることがわかっている(島根大学中尾哲也氏・「日
本木材学会」平成七年報告書)。さらにコンクリート住宅そのものがもつ問題点を指摘する
研究者もいる。マウスの実験だが、木製ゲージ(かご)でマウスを育てたばあい、生後二
〇日後の生存率は、八五・一%。しかしコンクリート製ゲージのばあいは、たったの六・
九%(静岡大学農学部水野秀夫氏ほか)。ほかにコンクリート製ゲージで育ったマウスは、
生殖器がより軽い、成長が遅いなどということも指摘されている。さらに高層住宅にいる
幼児は、体温が三六度以下の子どもが多いなど。こうした事実があるにもかかわらず、国
は誰に遠慮しているのか、まったく対策をとろうとしない。「環境」ということを考えても、
高層住宅は、決して好ましい建築物とは言えない。オーストラリアのメルボルンでは、す
でに三〇年も前に、大きな社会問題になっていた。
私は『疑わしきは、罰する』と言っているのである。そしてそれが子どもたちの世界を
守る、一つの方法だと言っているのである。こんな話も紹介しよう。私は二八歳のとき、
国際産婦人科学会の通訳として、南米のアルゼンチンへ行ったことがある。そこでのこと。
ある夜、日本を代表する産婦人科のドクターがこんなことを話してくれた。「新生児の奇形
がふえている。原因はタバコだ。しかし証明できない」(京都大N教授)と。動物実験では
確認できても、人間では人体実験することができない。だから最後の一歩のところで、確
証がとれない、と。当時、日本では、上も下も、「タバコ無害キャンペーン」を展開してい
た。全国の主要な駅前では、専売公社の職員たちがパネルを並べて、「タバコには害はあり
ません」と叫んでいた。今から思うと、何と、おぞましいキャンペーンであったことか!
ここから先は、参考にする、しないの問題だから、判断は、読者の方がすればよい。そ
れでも見晴らしがよい高層階のほうがよいと思えば、それはそれで、その人の勝手だ。私
がとやかく言う問題ではない。ただ一言。私が書いたことが気に入らないからといって、
私を個人攻撃をしても、意味はない。いくら私の口にフタをしようとしても、それはでき
ない。ただこういうことは言える。あなたや子どもの健康を守るのは、あなた自身であっ
て、国ではないということ。こういう問題では、国は、まったくあてにならない。
(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司
高層住宅 高層マンション 流産率 神経症 発症率 はやし浩司 高層住宅と子供
子供の情緒 高層マンション)
【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●頭脳・リローディド(再起動)
+++++++++++++++++
昨夜になって、やっと脳みそが回転し始めた。
三日酔いが、抜けた。
よかった!
で、今日は、パソコンの保守。
昨日買ってきたHDに、コピー・コマンダーという
コピーソフトを使って、現在のHDを丸ごとコピー
する。
そしてコピー元のHDと、コピー先のHDを、
置き換える。
コピー元のHDは、そのまま保存。
万が一のときのために、備える。
++++++++++++++++++
●胃が内分泌器官?
昨日読んだニュースで、「おもしろい!」と感じたのがこれ。
何でも胃そのものも、ホルモンを分泌しているという。
しかもそのホルモンというのが、驚くことなかれ、(若返りのホルモン)とか!
その発見者は、今のところノーベル科学賞候補のNo1にあげられているそうだ。
で、数年前、大腿筋も、運動によりホルモンを分泌するという研究成果を読んだことが
ある。
これは大腿筋にかぎらないことかもしれないが、大きな筋肉は、運動すると、ある種の
ホルモンを分泌するという。
そしてそのホルモンも、(若さを保つために)作用するという。
しかしこれは経験則上も、正しい。
60歳を過ぎても、規則正しく、きちんと運動をつづけている人は、若々しい。
肉体的にも、精神的にも、若々しい。
しかし今度は、「胃」という。
胃はただの消化器官だけではないということになる。
Hiroshi Hayashi++++++++JAN. 09++++++++++++はやし浩司
【モノ論】
●大掃除
私が元気になって、今度は、ワイフが交代で、ダウン。
風邪らしい。
朝から、ずっと床で横になったまま、起きてこない。
「どうしたの?」と聞くと、「体がだるい」と。
今年は喪中ということで、だれも、来ない。
どこへも、行かない。
年末に旅行を計画していたが、これは当日の朝、キャンセル。
これは私の二日酔いが理由だった。
この分だと、1月x日の旅行も、あぶない。
そのことをワイフに言うと、「それまでには治るわよ」と。
息子たちは、夜中じゅう起きていて、いつも昼過ぎに食事をとるために
台所へやってくる。
炊事、洗い物は、私の仕事。
ついでに大掃除も。
我が家にも、モノがあふれかえっている。
これから先、少しずつ、(一部屋ずつ)、モノを整理していく。
つまり思い切って、捨てていく。
●モノ
(モノ)の話が出たので、ついでに……。
正月の新聞には、100枚以上ものチラシが入っていた。
そのほとんどが、モノ、モノ、モノ、またモノ……の広告。
言うなれば、部屋中が、家中が、そして日本中がモノで、あふれかえっている。
足の踏み場もないほど、あふれかえっている。
先ほど、物置を少し整理してみたが、懐中電灯だけで、5~6個も出てきた。
もちろん1個あれば、じゅうぶん。
そこで思い切って、残りの4~5個を袋につめた。
こういう(整理)では、容赦なく捨てる。
捨てて、捨てて、捨てまくる。
これは庭木の剪定(せんてい)のときのコツに似ている。
剪定するときも、思い切って、切る。
切って、切って、切りまくる。
遠慮は無用。
放っておいたら、夏までに、庭中が木々の枝で覆いつくされてしまう。
で、そのチラシを見ながら、こう思う。
「こうまで人間に、モノが必要なのか?」と。
答は、もちろんNO!
部屋や家には、(何もない美)というものがある。
そのほうが、すっきりしていて、居心地もよい。
一方、その反対が、ゴミ屋敷ということになる。
ゴミ、ゴミ、ゴミ……ゴミの山。
そこで教訓。
(1)モノは買わない。できるだけ、買わない。
(2)少なくとも2年以上使っていないものは、捨てる。
(3)衣服でも、1着買ったら、別の1着は捨てる。
(4)不便であることを旨とし、不便を感じても、補わない。
実は、私はこのことを、今度実家の整理をしながら、知った。
母は、若いころから、モノへの執着心が強かった。
そういう人だった。
一説によれば、戦時中に貧しい思いをした人ほど、モノ、イコール財産という
考え方をするそうだ。
モノをことさら、大切にする。
しかしひとつまちがえば、そのまま(ため込み屋)になってしまう。
で、母もその1人だった。
実家の箪笥(たんす)という箪笥には、モノがぎっしりと詰まっている。
衣類が中心だが、たとえば風呂敷にしても、数えたわけではないが、数十枚
近くあるのでは……!
今は着ることのない和服も、多い。
祖父母の代からの和服もある。
で、それを整理する私も、たいへん。
呉服屋で買えば、一着、少なくとも10万円以上はするだろう。
が、思い切って、捨てる。
捨てて、捨てて、捨てまくる。
最初は、「もったいない!」と思いが、かなりはげしく抵抗する。
が、それを超えると、今度は、爽快感に変わる。
ポンポンとダンボール箱に、詰める。
が、同時に、モノを集める虚しさを、知る。
母が死んだとき、枕元にあった財産らしい財産といえば、コップと、歯ブラシくらいな
ものだった。
あとは決められた枚数の浴衣と、タオル数枚。
しょせん、財産というのは、そういうもの。
モノというのは、そういうもの。
●大恐慌とは何か?
ところで今、世界中が、大恐慌に苦しんでいる。
株価は暴落し、日本だけでも、約200兆円あまりの金融資産が「消えた」という。
200兆円といえば、国民(成人)1億人で割っても、1人当たり、200万円という
ことになる。
国家税収の約5倍!
4人家族で、800万円。
5人家族で、10000万円。
が、実際には、証券会社などを通して、債権を購入した人も多いから、その数倍以上の
お金が、消えたのではないか。
あまりこういう話はみなしたがらないようだが、知人の中には、退職金のほとんどを
失った人もいる。
追証(証拠追加金)をつぎつぎと取られ、自己破産寸前の人もいる。
が、その中身は何かといえば、結局は、モノ、モノ、モノ……ということになる。
わかりやすく言えば、モノ、モノ、モノ……の世界が、今度、土台から、こけた!
ひっくり返った!
もちろん頂点は、家、自動車、電機製品……。
それが今の大不況ということになる。
もちろんモノといっても、生きていくためには、必要なモノもある。
しかしたいはんは、どうでもよいモノばかり(?)。
たとえばこの書斎の中にも、スキャナーだけでも、4台もある。
DVDレコーダーだけでも、3台もある。
プリンターも、3台。
新製品を追いかけていたら、いつの間にか、そうなってしまった。
だから捨てる。
思い切って捨てる。
今日は、私にとっては、大掃除の日。
……先ほどワイフを見舞ったら、「熱が出てきた」とのこと。
やはり風邪だったようだ。
今度の大恐慌をきっかけに、モノに対する考え方を、少しは改めてみたい。
(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司
モノ ため込む ため込み屋 ためこみ屋 取り込み屋 取りこみ屋)
Hiroshi Hayashi++++++++JAN. 09++++++++++++はやし浩司
●金xxは、やはり影武者?
+++++++++++++++++++
常識で考えてみよう。
こういうことだ。
正月(09年1月3日)になって、すぐさま、
金xxの動静が、伝えられた。
どこかの軍隊を、視察したらしい。
どこでもよい。
どうせ、ウソ。
が、もしそれほどまでに金xxが元気なら(?)、
彼には、すべきことがあるはず。
まっさきにすべきことである。
とくに、去年(08年)の夏から秋にかけて、
死線をさまよった肉体なら、なおさら。
そのすべきことというのは、言うまでもなく、
後継者選びである。
それをさておいて、軍隊の視察など、ありえない。
今の金xxにとっては、ありえない。
常識で考えれば、そうなる。
つまり現在、各地を視察している金xxなる
将軍様は、影武者。
偽者。
+++++++++++++++++++
ときとして常識は、100の情報より役にたつ。
それがわからなければ、金xxの立場に、自分を置いてみれば、わかる。
こういうことだ。
あなたは絶対的な権力者だ。
それはそれ。
その権力者だったあなたが、大病を患った。
死線をさまよった。
漏れ伝わってきた情報によると、脳内出血、もしくは脳梗塞。
持病の腎臓病、肝臓病、それに心臓病が、一気に、悪化した。
で、手厚い看護のかいがあって、一命をとりとめた。
しかしそれだけでも、そのたった数か月後に、各地を視察したり、
サッカーの試合を観戦したり、あるいは音楽会に顔を出すというのは、
たいへんなこと。
が、仮にそれができるほどまでに回復したとしよう。
元気になったとしよう。
そのとき、あなたは、何を、最大の優先課題とするだろうか。
私やあなたではない。
K国イチの、独裁者である。
「すべてのモノは、私のモノ」「すべての人民は、私の奴隷」を豪語する、独裁者である。
そういうあなたなら、何を、最大の優先課題とするだろうか。
……とまあ、書くだけ、ヤボ。
言わずと知れた、後継者問題である。
その後継者問題に触れず、あなたは、各地の軍隊の視察などするだろうか。
後継者問題だけ片づけておけば、視察は、その後継者に任せればよい。
あなたは、完全看護の桃源郷で、ゆっくりと体を休めればよい。
が、一連の報道は、どこかおかしい。
「将軍様は元気だ」「元気だ」と言うだけで、その周辺の動静が伝わってこない。
しかもK国の外交政策が、どこか薄っぺらくなってきた(?)。
昨年の終わりから、「反韓、親米路線」を強くにじませるようになった。
金xxらしい、あの(いじけ)や(ゆがみ)が感じられない。
言っていることが、通り一遍というか、わかりやすい。
その(わかりやすいところ)が、おかしい?
つまり実権を握った軍部が、だれかの意向を受けて、YES・MAN式に、
動いているだけ。
ノーブレインの状態になっている。
私には、そう見える。
だから、各地を視察している金xxなる将軍様は、影武者、つまりニセモノという
ことになる。
くどいようだが、もし金xxが、視察できるほどまでに元気なら、もっと
金xx色が表に出てきても、おかしくない。
常識で考えれば、そうなる。
(拉致問題に抗議の念をこめて、金xxと記述しています。)
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