*What is the Instinct?
●本能
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私たち人間の行動、心理、精神作用を
ながめていると、どこからどこまでが
本能で、どこから先が本能でないか、
それがわからなくなる。
まず、本脳について、調べてみる。
+++++++++++++++++
深堀元文著「心理学のすべて」(日本実業出版社)によれば、本脳は、つぎの4つに分類
されるという。
(1) 種別性(種のちがいによって、本脳の内容が異なる。)
(2) 生得性(生まれながらにしてもっている。)
(3) 固定制(学習性がない。)
(4) 不可逆性(順序が変わると、できなくなる。)(かっこ内は、私のコメント。)
同書は、具体的に、つぎのような例をあげている。
(1) 種別性(種のちがいによって、本脳の内容が異なる。)
同じヒナでも、ニワトリのヒナは水に入ることを嫌がるが、アヒルのヒナは、
水に入ることをいやがらない。このように同じ鳥の、同じヒナでも、種の
ちがいによって、本脳の内容も異なる。
(2) 生得性(生まれながらにしてもっている。)
同書は、クモの巣づくりを例にあげて、説明している。
クモはだれに教わったわけでもないのに、精巧な巣を自分で作ることができる。
生まれながらにして、そういう本脳を身につけている。
(3) 固定制(学習性がない。)
本能と学習はいつも対比して考えられている。人間は学習によって、自らを
進歩させることができる。
しかし本脳には、それがない。
同書は、こんな興味深い例をあげている。
たとえばカモメは、貝殻を拾うと、それを空中から落とす習性があるそうだ。
私自身は、そういう光景を見たことがないので、同書の説明に従うしかない。
で、そのとき、落とした貝殻のうち、岩場などに当たった貝殻が割れる。
そうでない、たとえば砂浜に落とした貝殻などは、割れない。
が、カモメはそれを見ながらも、拾った貝殻を、無分別に、地面に落とし
つづけるという。
もしカモメに学習能力があるなら、つぎに落とすときは、岩場をめざして
落とすはず。
(4) 不可逆性(順序が変わると、できなくなる。)(かっこ内は、私のコメント。)
「産卵前のジバチは、地面に穴を掘り、アオムシを見つけると、麻酔で眠らせ、
穴に引き入れる。
その体内に産卵し、穴を埋めてしまう」
「(しかしその作業の途中で、ほかの虫などのよる)妨害を受けると、(作業を)
継続できなくなる。つまり順序を変えて行動できない」(同書P63)と。
わかりやすく説明すると、ジバチは、(穴を掘る)→(アオムシを麻酔で
眠らせる)→(アオムシの体内に産卵する)→(穴を埋める)という一連の
行動をする。
しかしその途中で、ほかの虫などの妨害が入ると、そこで作業を中断してしまい、再び、途中から作業をすることができなくなるという。
たとえば(アオムシを麻酔で眠らせた)とき、ほかの虫の妨害が入ったとする。
するとジバチは、その虫と対峙するが、それが終わったとき、その途中から
もとの作業に戻ることができない、と。
以上の話を、「では、人間なら……」と、自分に当てはめて考えてみると、おもしろい。
(1)人間だから水の中に入るのを嫌がるとか、嫌がらないとかいうことはない。
(2)クモは、精巧な巣づくりをするというが、人間にも似たような習性がある。
これは哺乳動物一般に共通する本脳だそうだが、巣づくりをするときは、中央に自分の
巣をつくり、余計なものを周囲に積み重ねる。
イヌもネコも似たような行動をする。
人間も、モノを壁にそって周囲に置く。
(3)人間なら、貝殻の殻がどういうときに割れて、どういうときに割れないかを
観察して、そこで学習をする。
そしてつぎに貝殻を落とすときは、岩場に向けて落とす。
(4)何が本当的な作業で、また何が本能的な作業でないのか、人間自身もよくわかって
いないので、安易に「人間なら……」とは、書けない。
書けないが、作業が途中で中断しても、人間なら、つぎは、途中からまた作業を再開
するだろう。
たとえばワイフとセックスをしている最中に、電話がかかってきたようなばあいを、
考えてみればよい。
(電話の内容にもよるだろうが……。)
●本脳論
ここまで予習して、さて本脳論。
先にも書いたように、本脳と学習は、常に対比して考えられていれる。
しかし(学習)といっても、個人差がはげしい。
歳をとればとるほど、学習能力も劣ってくる。
脳は柔軟性を失い、それまでにできあがった固定観念に、より固着するようになる。
しかも人間の行動、心理、精神作用のほとんどが、実は本脳に根ざしている。
「性」を例にあげるまでもない。
これも順に考えてみよう。
(1)人間の男性は、女性の裸体を見ると、性的に興奮する。
しかしイルカの裸体を見て、興奮する人はいない。
これなどは、「種のちがい」とは、言わないのだろうか。
(2)人間は自分の住居を構えるとき、四角形、もしくは円形の住居にする。
これに対して、ハチなどは、六角形を基本とする。
これなどは、「本能」とは、言わないのだろうか。
(3)基本的には、人間は怠け者である。
「学習」にしても、そこに至る過程で、ものごとを分析しなければならない。
分析したものを、つぎに論理的に組み立てなければならない。
これがけっこう、めんどうな作業で、たいていの人は、できるならそうした
作業を避けようとする。
そのかわり、てっとり早く、だれかに方法だけを教えてもらおうとする。
子どもに例えるなら、解答用紙だけをまる写しにして、宿題をすますようなことを、
平気でする。
では、(4)の不可逆性はどうか?
ジバチは、途中で作業が妨害されると、その作業を中断してしまうという。
そしてまたイチから作業を始めるという。
要するにジバチには、脳の柔軟性がないということになる。
しかしこれも程度の差こそあれ、人間も共通して経験することである。
とくに思想の世界で、それを経験する。
たとえば私の近くに、「親は絶対」と説く人がいる。
が、何度話を聞いても、同じ話を最初から、する。
時間がないので、途中で話をやめて別れるが、つぎに会ったときも、また同じ話を
最初からする。
「この前は、ここまで話したから、今日はここから話しましょう」ということが、
できない。
あるいは「親は絶対」という話を基盤にして、「親孝行論」を説いたり、「最近の
若者は……」とか言ったりする。
そういう人は、先にあげたジバチと、どこがどうちがうのかということになる。
あるいは話が、少し脱線しているかな?
しかしこういうことは言える。
私のような年齢になると、性欲からかなり解放される。
と、同時に、性欲といったものが、どういうものか、それがわかるようになる。
そういう視点で自分の過去を振り返ってみると、逆に私の人生のほとんどが、
その性欲に支配されていたことを知る。
学生時代には、1日24時間のち、20時間以上は、女性のことを考えていた。
(性欲)、さらにはその基盤になっている(種族保存)のための本脳は、まさに本脳。
自分からそれを取り除いたら、(私)と言えるものが、ほとんど残っていないのを
知る。
タマネギの皮を順にむいていったら、最後には何も残らない……といったことが、
自分の中でも起こる。
つまり私たちは動物の本能を知ることで、「私たち人間はちがう」と思うかもしれないが、
私たち人間も、やってきることと考えていることは、そこらの虫と同じ。
ちがうと考える方が、おかしい。
脳みそにしても、「昆虫のような脳みそ」(田丸先生弁)をもった人間は、いくらでもいる。
そこで(学習)ということになる。
人間は学習によって、本脳から自分を解放させることができる。
またそれができる人を、(人間)という。
釈迦も、それを「精進」という言葉を使って、説明した。
が、その力は、弱い。
本脳のもつ力を巨大なブルドーザーにたとえるなら、(学習)がもつ力は、
スコップで穴を掘る程度の力しかない。
だから誤解がないように言っておくが、(性欲からの解放)は、けっして悪いものでは
ない。
私も50代の半ばごろ、男性の更年期症候群とやらで(?)、一時、性欲から解放された
気分を味わったことがある。
そのとき感じた軽快感というか、総快感は、いまだに忘れない。
私が(私)に、ぐんと近づいたような気分になった。
……本能、されど本能ということか。
(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司
本脳論 本脳 本脳と学習)
Hiroshi Hayashi++++++++Feb. 09++++++++++++はやし浩司
●金を受け取った人も逮捕?
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少し前、浜松市で、郵便局強盗がつづいた。
その事件に関して、2人の男性が、逮捕された。
2人は、共同で郵便局強盗を働いた。
強盗罪の適応は、当然である。
しかし、である。
新聞の報道によれば、その強盗犯から、
お金を受け取った別の男性まで、今回、
いっしょに逮捕されたという。
相手が強盗で得たお金であることを
知りつつ受け取ったのが、その理由で
あるという。
が、これはおかしい!
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古物に関しては、古物営業法というのがある。
最近では、古物のほか、商品券や乗車券、それにチケットなども含まれるようになった。
こういった商品を、盗品と知りつつ、古物商が受け取ったり、買い取ったりしたら、
古物営業法により処罰される。
それはわかる。
しかし古物でなく、現金だったら、どうなのか。
さらに古物営業法になじまない、個人であったらどうなのか。
今回の事件は、あくまでも新聞によって報道された範囲での話だが、こういうことだ。
郵便局で強盗を働いた犯人の1人が、強盗で得たお金であることを話しつつ、別の
男性に、お金を渡した。
その別の男性は、相手が、郵便局強盗で得たお金と知りつつ、それを受け取った。
で、今回の逮捕劇へとつながっていった。
しかし、どうして?
その第一、お金を受け取った男性に、警察への通報義務はない。
郵便局強盗をしたのがだれか知っていたとしても、それはその人たちの範囲での話。
通報しなかったからといって、罪に問われることはない。
その第二、古物のばあいは、そのモノが特定できる。
カメラにせよ、絵画にせよ、ほかに2つとて、同じものはない。
しかし現金のばあいは、それはどうか。
だいたい、どれがどのお金か、特定できない。
仮にお金を受け取ったとしても、そのお金はべつのところから得たお金かもしれない。
たとえば郵便局で強盗を働いた男に、それなりの貯金があったばあいを考えてみれば
よい。
いくら相手が、「これは強盗で得たお金だ」と言っても、お金に名前があるわけではない。
札の番号を照合することもできない。
百歩譲って、現金を受け取った男性が、「あれは冗談だと思いました」と法廷で述べたら、
どうなのか?
それですべておしまい。
それとも刑法が改正になったのだろうか。
大学を卒業して以来、それなりにつきあったのは、民事訴訟法だけ。
もしこんなことで逮捕されるようになったら、世の中はメチャメチャになってしまう。
それこそ連座制にまで発展してしまう。
たとえば夫が銀行強盗を働いたとしよう。
妻はそのときは、まったく知らなかった。
関係もしていなかった。
しかしあとになって、それを夫から告白されたとする。
「なあ、お前、このお金はなあ、オレが銀行から強盗したものだよ」と。
ついでに息子に、「お前の学費は、オレが銀行から強盗したものだよ」と。
妻も息子も、それをだれにも告げないで、だまっていた。
そしてしばらくして、夫は、銀行強盗で逮捕された。
容疑も固まった。
こういうケースのばあい、妻も息子も逮捕されることになる。
フ~~~ン?
今度金沢で同窓会があるから、弁護士をしているK君に、聞いてみる。
どうも納得できない。
Hiroshi Hayashi++++++++Feb. 09++++++++++++はやし浩司
● 2月6日(Feb. 6th, 2009)
X日、近江八幡から、私は安土城跡をめざして、10キロの道のりを歩く。
10キロといえば、中級コース。
そのため今週は、2度、7~8キロの距離を歩いてみた。
万歩計で、約1万2000歩。
10キロともなると、1万5000歩を超える。
だいじょうぶかな?
途中で疲れたら、タクシーにでも乗ろうと、まあ、そんなずるいことを、
今、考えている。
● 地球温暖化一考(Global Warming)
オーストラリアでも、100年来の~~、中国でも、100年来の~~という、
異常気象がつづいている。
オーストラリアでは熱波と大洪水、中国では干ばつなどなど。
その深刻さは、ひょっとしたら日本という島国に住んでいる私たちには、
理解できないかもしれない。
熱波で家が焼かれていく。
干ばつで、家畜がつぎつぎと死んでいく。
世界各地で、今、生き地獄というにふさわしい現実が、進行している。
が、その半面、ラッキーなことに、本当にラッキーなことに、日本は四方を海に囲まれ、
そこを南北に、3000メートル級の山脈が貫いている。
四方を海に囲まれているため、気候の変動を受けにくい。
3000メートル級の山脈が貫いているため、雨が降り、干ばつになりにくい。
世界が滅んでも、日本は最後の最後まで、生き残る。
それを喜ぶわけではないが、そのため日本がすべきことは、多い。
言うなれば、まわりの国々がみな、家庭騒動でゴタゴタしている。
が、日本だけが、夫婦円満、家族円満。
あまりたとえはよくないかもしれないが、であるからこそ、日本は世界の国々に対して、
よきアドバイザーとなる。
それを目指す。
ところで今回の大不況は、地球温暖化の伏線と考えたらよい。
モノ、モノ、モノ……。
あふれかえるモノ、モノ、モノ……。
そのモノが一方で、地球温暖化の原因となり、そのモノが売れなくなって、今回の
大不況を引き起こした。
(モノ)を間において、地球温暖化と大不況が、つながっている(?)。
少し飛躍した考えに聞こえるかもしれないが、しかし地球温暖化がさらに進めば、
その深刻さは、大不況どころではなくなる。
貯金通帳がゼロになる程度ですめば、まだよいほう。
家ごと、山火事に燃やされたり、洪水で流されたりする。
命だって奪われるかもしれない。
「火災保険に入っているから、だいじょうぶ」などとあなたが考えているとしたら、
とんでもないまちがい。
その前に保険会社が、消えてなくなる。
もちろんだからといって、大不況がよいというわけではない。
しかしこんなのは、まだ序の口。
地球温暖化が、やがて人々の心を不安にし、それが社会を混乱させる。
暴動や戦争を引き起こす。
が、私が心配するのは、地球温暖化そのものではない。
そこに至るプロセス。
過程。
略奪、暴行、犯罪が頻発するようになる。
それがこわい。
簡単に言えば、人間には、その心の準備ができていない。
ガソリンの値上がりについては心配するが、ガソリンの消費が引きこす地球温暖化
にまでは、まだ気が回らない(?)。
その視野の未熟さこそが、問題と考えてよい。
もちろん今回の大不況も、大不況とはいうものの、一時的なもので終わる。
1~2年もすれば、過去の笑い話となるだろう。
しかしこうした大不況は、そのあとも頻繁に起こるようになる。
繰り返し起こるようになる。
50年来の大不況、100年来の大不況、さらには有史始まって以来の大不況、と。
理由は明白。
地球あっての人間。
人間あってのモノづくり。
モノづくりが地球を滅ぼすとしたら、モノづくりにブレーキをかけるしかない。
●宇宙人一考
宇宙人は、たしかにいる。
もしいないというなら、私とワイフがあの夜見た、巨大なUFOは、いったい
何かということになる。
目撃例がないわけではない。
クラリオン星人、金星人オーソン、プレアデス星人、宇宙人ラーマなどなど。
こうした名前は、その種の本に、よく登場する。
昔から知られているのに、火星人というのもいる。
真偽のほどはともかくも、地球人だけがこの宇宙の、(太陽系でもよいが)、
住人と考えるほうが、おかしい。
私は、自分が死ぬまでに、あの夜見た巨大なUFOの正体を知りたい。
何としても、知りたい。
当時、みなが私たちに、こう言った。
「飛行機の見まちがいではないか」と。
さらに「君は教育評論家を名乗っているから、そういうことは口にしないほうがいい」と
言った人もいた。
しかしあれは飛行機などというものではない。
飛行機はそれ以前も、そのあとも、毎日のように見ている。
見まちがえるはずがない。
それに見たものは、見た。
ブーメラン型のもので、幅だけでも、数キロはあった。
しかも飛び去るとき、飛び去りながら消えたというよりは、少しずつ透明になって、
まるで空に溶け込むかのようにして消えていった。
とても人間が作った飛行体には、見えなかった。
が、あれは何だったのか?
私自身の名誉を回復するためにも、あのUFOの正体を知りたい。
……ということで、私とワイフは、そのつど夜空を見あげている。
このところ澄んだ夜空がつづいている。
ただしUFOを見たり、宇宙人を見たら、逃げたほうがよいそうだ。
過去にも、いろいろな人がいわゆる第三種接近遭遇というのを経験しているというが、
みな、ひどいめにあっている。
殺された人もいる。
向こうは向こうで、人間をこわがっているらしい。
100にひとつでも、その危険性があるなら、逃げたほうがよい。
●巨額詐欺事件
数年前、近未来通信という名前の、あやしげな通信会社が、巨額の投資詐欺事件を
引き起こした。
実は、私も、ある人に、その投資に強く勧誘されたという経緯がある。
一口、1000~1200万円ではなかったか。
投資すれば、私の地域の中継局を任してもらえるという話だった。
しかし、最初からこの話は、おかしい。
中身は、IP電話。
テレビ電話もできるという。
しかし当時すでに、IP電話は常識。
プロバイダー(サーバー)に申し込めば、だれでも簡単にでできた。
テレビ電話については、SKYPE(スカイプ)があった。
こちらは無料。
どうしてそんなときに、有料で、しかも別枠で、IP電話に加入する人がいるだろうか。
何よりもおかしいのは、中継局。
インターネットを利用したIP電話に、中継局は必要ない。
で、その投資に私を勧誘したのは、大学の1年先輩のX氏。
今から思うと、とんでもない先輩である。
あのころの時計を逆に回してみると、すでにそのとき、近未来通信は、
あやしげな経営を繰り返していた。
そういうときに私を勧誘した。
つまりその先輩は、私を投資に誘うことで、自分の投資を救済しようとした(?)。
……ということで、これからもこうしたあやしげな投資に関する話は、つぎつぎと
飛び込んでくるだろう。
その第一に選ばれるのが、健康食品。
カモとして選ばれるのが、老人。
今回のL社による巨大詐欺事件にしても、もとはといえば、健康食品の販売が
ベースになっていたという。
しくみは、こうだ。
10万円投資すれば、10万円分の買い物ができる電子マネー(「円天」という
名前のカード)を送ってくる。
投資した人は、そのカードを使って、買い物をする。
しかし1年後、また10万円がそのカードに振り込まれ、投資した人は、また
10万円分に買い物ができる。
こうして不思議なことに、そのカードをもっている人は、永遠にそのカードを
使うことができる。
しかしどこでもそのカードが使えるわけではない。
その会社が指定した提携ショップのみ。
しかもその提携ショップにしても、L社に請求をしても、25%しかお金が戻って
こなかったという。
だからどの店も、そのカードで買い物をする人には、4倍の値段をつけていたという。
わかるかな?
しくみは、こうだ。
だれかがあなたのショップにやってきて、10万円の買い物をしたとする。
あなたは10万円分の商品を渡す。
で、そのあと、L社に払い戻しの請求をする。
当然、あなたは10万円、払い戻してもらえると思うかもしれない。
しかし答は、NO!
請求しても、売上代金の25%、つまり2万5000円しか返ってこない。
あなたは7万5000円の損ということになる。
そこであなたは、そのカードで買い物をする客については、4倍の値段で売る。
カードを使う側にすれば、10万円のカードで、2万5000円分の買い物しか
できない。
健康食品というのは、もともと値段があってないようなもの。
だから4倍の値段で売ったところで、客には、それがわからない。
では、どうやってL社は、経営をつづけるか。
単純に計算すれば、10万円の投資家に対して、10万円分の商品を渡すのに、
4年の猶予があることになる。
(毎年、2万5000円ずつ、返すことになるから、4年間。)
その4年間に、さらに会員をふやせばよい。
(実際には会員に、会員を勧誘させる。)
1人の会員が毎年、さらに1人の会員を連れてくればよい。
つまりここでネズミ講方式の詐欺が始まる。
新たに会員を連れてきた人には、ボーナスを支払う。
こうして勧誘を奨励する。
が、この方式は、やがて行きづまる。
……しかし、こういうことを考える人も、頭がよい。
それを実行するのだから、行動力もある。
ある週刊誌にはこう書いてあった。
「そうした能力をもっと別の方面に使えば、あの人(主犯格の男)も、すばらしい人物に
なっていただろう」と。
が、同じ報道によると、その男は、若いときから詐欺事件を繰り返していたという。
金の亡者というのは、そういう男をいう。
●今朝は5時起き(2月7日)
今朝は、5時起き。
私とワイフは、結婚以来、ひとつのふとんの中で寝ている。
そのこともあって、たがいに、ひとりでは寝られない。
とくに冬場は、そうだ。
が、ときどき体が離れるときがある。
そういうとき、私は、恐ろしい夢を見る。
今朝の夢は、どこかの宇宙人に追いかけられるという夢だった。
ギコギコと機械じかけのロボットが、どこまでも私を追いかけてくる。
私は知恵をふりしぼって、あちこちに隠れる。
しかしロボットは、私の行動を先に読んで、どこまでも追いかけてくる……。
(このあたりは、映画『ターミネーター』の影響かな?)
で、5時起き。
昨夜は、午前1時ごろまで、ワイフと雑談をしていたので、睡眠時間は、
たったの4時間。
あとで朝風呂に入って、もう一度寝なおすつもり。
しかしそれにしても、静かな朝だ。
遠くで、カラスが鳴いた。
あとはいつもの耳鳴り。
どこか風邪ぽくなると、耳鳴りがひどくなる。
そういえば、この数日、鼻水が出る。
ほかに症状はない。
P.S.
私のワイフについて、常々、うらやましいと思うのは、ワイフは、一度眠ったら、
ぐっすりと、朝まで目を覚まさないということ。
不眠症という言葉は、ワイフには、ない。
夢も見ないという。
見た目はともかくも、ほんとうにのんきな性格と思う。
●パソコン中毒
私は、いつも近くにパソコンがないと、落ち着かない。
が、私がパソコン中毒と考えるのは、少し待ってほしい。
もう少し詳しく分析すると、私の指先が、(指先が、だぞ!)、パソコンを求めている。
これは一種の神経症のようなもの。
子どものモノいじりに、似ている。
指しゃぶりに始まって、毛布の先をいじったり、ボタンをいじったり、
さらにひどくなると、髪の毛をいじったりする。
鉛筆の先をかんだり、自慰をするのもその仲間に入る。
指先からの刺激が、脳内に作用して、エンケファリン系、エンドロフィン系の
脳内ホルモンを分泌すると考えてよい。
わかりやすく言えば、モルヒネ系の物質が脳内を満たす。
そのことは、それをしている子どもたちの表情を見ればわかる。
うっとりとした、陶酔感に浸っている。
で、私も、指先でパソコンのキーボードをいじっていると、気分が落ち着く。
気持ちよい。
が、悪いばかりではない。
中国では、昔から、老人たちはモノをいじることで、ボケ防止をしている。
石や金属でできた丸い玉を、手の中でクルクルといじって、それをしている。
指先からの刺激は、脳みそを活性化させるという。
だからパソコンでものを書くというのは、あくまでもその結果でしかない。
ピアノの演奏家の中には、いつも鍵盤に指が触れていないと落ち着かないという人も
いるそうだ。
何かの本で、ある演奏家が、鍵盤の材質にこだわっているという話を読んだことがある。
材質というよりは、感触か?
私もパソコンを選ぶときは、キーボードの感触を大切にしている。
いくら性能がよくても、キーボードの感触の悪いのは、だめ。
その点、最近のパソコンは、とくにミニやノートは、キータッチがソフトすぎて、
物足りない。
もう少し、歯ごたえのあるものにならないものか。
そのほうがキーを叩いていて、気持ちよい。
●テポドン2号(A Missile of North Korea)
もし私がAS首相なら、今ごろオバマ大統領に、こんな電話をしているだろう。
「Mr. President, as to the missile of North Korea, the best choice we can do is just to ignore it whatever it is. But if you want to shoot it down, we would cooperate with you to do so. If not, what we can do is just to ignore it, since we have no power or ability to shoot it down by ourselves. They would probably insist it IS a satellite and it is not a Missile. But how can we distinguish a satellite from a missile, at the initial stage of the launch while it flies over the Japan Sea? If we shoot it down they will be crazy and noisy against us. Now is not the time, however, when we can cope with such and such tiny problem of a tiny nation. Again therefore I think the best way is just to ignore it, which will work most effective against them. What do you think about this?
久しぶりに、英文のほうを先に考えた。
ふだんは日本語で書いてから、それを英文に翻訳する。
こう書いた。
「K国のミサイルについて、それが何であれ、今は無視するのが、最善かと思います。
が、もし貴殿がそれを迎撃するというのであれば、協力いたします。
ただ日本としては、単独で迎撃することはできません。
K国はそれを衛星と主張し、ミサイルではないと主張するかもしれません。
発射初期の段階で、つまり日本海を飛んでいるときに、それを見極める方法はあるの
でしょうか。
もしわれわれが迎撃すれば、K国は発狂するでしょう。
しかし今は、小さな国のこうした問題にかまっているべきときではありません。
それゆえに、もっとも効果的な方法は、やはり無視することです。
どうお考えですか」と。
+++++++++++++++++++
私のHPへのアクセスについては、どこのだれが、いつ、何時にアクセスしてきたが、
それがわかるようになっている。
その中でも、最近多くなったのが、「アメリカ軍」。
ズバリ、「アメリカ軍」(FC2)と、日本語で表記してある。
つまり私のHPやBLOGを、アメリカ軍が見ている(=監視している?)。
だったら英語で書かない手はない。
うまくいけば、私の書いたことが、オバマ大統領に、直接、伝わる。
イヒヒヒ……。
これは楽しい。
●YOU TUBE
++++++++++++++++++
このところ毎日のように、YOU TUBEに
動画をアプロードしているが、無制限なのが
驚き。
1回に10本までとか、一本につき1GBまでとか
いう制限はあるが、その気になれば、無制限。
どういうしくみになっているのだろう。
おそらくYOU TUBE社のほうへは、毎分、毎時間、
大河のように情報が流れ込んでいるはず。
それを蓄積する能力もすごいが、逆に瞬時にファイルを
呼び出せるしくみも、すごい!
あるいはそのうち、制限が加えられるようになるかも
しれない。
が、ともかくも今は、無制限。
だから今のうちに、動画をどんどんとアプロードしていく。
++++++++++++++++++++
●新しい試み
書店へ行けば、当然そこには本しかない。
育児本については、さらにそうである。
(CDブックというのはあるが……。)
そこで新しい試み。
育児書を音声で作る。
しかもインターネットを利用すれば、自分の
聞きたいところだけを、選択して聞くことが
できる。
これはおもしろい!
未来性を秘めている!
これからはそういう時代になるかもしれない。
問題は、それをどうやって収入につなげて
いくかだが、私のばあい、もとから収入は
考えていない。
私が楽しければ、それでよい。
それにまさる目的はない。
が、受け取る側の人たちは、どうなのだろう?
どんな思いで、見たり、聞いたりしてくれるのだろう。
それを知るひとつの方法が、アクセス数という
ことになる。
アクセス数がふえれば、よし。
そうでなければ、そうでない。
しかしとにかく、この1年は、それをつづけてみよう。
そこに何があるかわからない。
未知の世界。
言うなれば、これは冒険の旅。
どうか読者のみなさん、私のHPをのぞいてみて
ください。
HPのトップページから、『芽衣の部屋』へ
進んでみてください。
(付記)
だれも行ったことのない世界へ、自分だけが行ってみる。
そこに何があるかわからない。
何が待っているかもわからない。
それを「冒険」という。
生きる楽しさは、その冒険をするところにある。
またそれで失敗しても、悔いはない。
しないで後悔するよりも、そのほうが、ずっと楽しい。
他人のうしろについて、コソコソと歩くのは簡単なこと。
他人の失敗を見ながら、それを笑いながら生きるのも、
これまた簡単なこと。
しかしそんな人生に、どんな意味があるというのか。
私は私だけの道を歩いてきたし、これからも歩いていく。
そうそう言い忘れたが、冒険といっても、何も、
旅行だけが冒険ではない。
本当の冒険は、その人の生きざまの中にある。
思考の中にある。
さあ、あなたも勇気を出して、冒険の旅に出てみよう。
未知なる世界へ、飛び出してみよう。
すべての束縛から、解放されて!
Hiroshi Hayashi++++++++Feb. 09++++++++++++はやし浩司
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