*Alzheimer's Disease
●3月19日
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春のような陽気。
鴨江寺(かもえじ)の彼岸会も始まった。
こういう日は、心までウキウキしてくる。
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●Goo-Blog
このところGoo-Blogだけでも、アクセスが、毎日、1500~2000件
もある。
数10万もあるBLOGの中でも、アクセス数順位で、1000~2000番前後を
キープしている。
今週中には、1000番以内に入るかもしれない。
Goo-Blogでは、毎日の集計のほかに、週ごとの集計もしてくれる。
週ごとの順位でも、1000番以内に入るかもしれない。
ほかに、「はてなBLOG」「楽天BLOG」も、発行している。
こちらのほうは、アクセス数は、Goo-Blogの、約半数というところか。
それでも合計すると、1日、3000件程度となる。
これにHPへのアクセス数を加えると、1日、5000~6000件。
実際には、HPのトップページを経由しないでアクセスしてくる人も多いので、
(むしろ、そちらのほうが多いのでは?)、
1日、1万件前後ということになる。
がぜん、やる気が出てきた。
Hiroshi Hayashi++++++++MARCH・09++++++++++++はやし浩司
●経済危機のつぎは、食糧危機?
どこかの週刊誌の見出しに、こうあった。
『経済危機のつぎは、食糧危機』と。
私も、以前からそれを心配していた。
というのも、食料不足は、すでに1970年当時から予想されていた。
当時は、気候変動よりも、食料不足のほうが、危惧されていた(ローマ会議)。
それが地球温暖化によって、さらに現実味を帯びてきた。
今の今でさえ、食糧は、絶対的に不足している。
地球の人類の3分の1が、飢餓状態にある。
食糧危機……現実には、食糧の値段が高騰する。
世界的な水不足が、それに拍車をかける。
貧しい国々では、さらに飢餓が広がる。
社会が不安定になる。
人心が荒廃する。
あとはこの悪循環。
Hiroshi Hayashi++++++++MARCH・09++++++++++++はやし浩司
●アルツハイマー病
知人の妻が、アルツハイマー病と診断された。
数日前、夫である知人が、そう話してくれた。
妻の年齢は、65歳。
65歳でも「若年性アルツハイマー病」と呼ぶのだそうだ。
が、「おかしい?」と思い出したのは、知人にしても、ここ1、2年とのこと。
それまでは、おかしいと思っても、それを認めたくないという思いが働いて、
自分でそれを打ち消してしまっていたという。
また妻にしても、「お前、最近、おかしいぞ」と声をかけただけで、
激怒し、パニック状態になってしまったという。
夫である知人の言葉を借りるなら、そういうとき、「手がつけられない状態になった」
らしい。
が、会って話をするかぎり、今でも、私のような素人には、ごくふつうの女性に
見える。
とくに大きな変化はない。
最後に会ったのは、昨年の12月(08年)のことだった。
が、そのときも、私とワイフは、ふだんどおりの会話をして、ふだんどおりに別れた。
「本当ですか?」と聞くと、「本当です」と。
「私にはふつうの人に見えます」と言うと、「それがちがうのです」と。
たとえばいっしょに映画を見に行っても、その翌日には、映画の内容はもちろん、
映画に行ったことすら、忘れてしまう、と。
そう言えば……?
思い当たることは、いくつかある。
私が最初におかしいと感じたのは、もう3年近くも前になる。
その女性の名前をMさんとしておく。
いろいろな約束をするのだが、約束を守らないばかりか、約束したこと自体を
忘れてしまう。
私は、当初、「自分に都合が悪いから、忘れたフリをしているのかな?」と思った。
一度は、私のほうが、怒ってしまったこともある。
つぎに、何かのことで、電話番号を電話で伝えたときのこと。
私が、「053-452-80XX」と言ったのだが、受話器の向こうで、
あたふたしている様子が、よくわかった。
何かにメモをしている様子なのだが、そのメモに手間取った。
私は、何度も、ゆっくりと数字を繰り返した。
が、驚いたことに、その翌日、自宅のほうに電話が入り、Mさんは、こう言った。
「昨夜は、息子のことで気が動転していて、電話番号がよく聞き取れませんでした」と。
どこかつっけんどんな言い方だった。
が、それから3年。
病状が少しずつ悪化したらしい。
それが夫である知人の目にも、はっきりとわかるようになった。
知人は、こう言った。
「M(妻)は、あれほどしっかりした女性だったのに……」と。
そう、30代のころのMさんを私はよく知っている。
セカセカとしたところはあったものの、よく気がつき、よくしゃべる人だった。
機転もきき、反応も速かった。
そのMさんが、アルツハイマー病?
この病気だけは、相手を選ばないようだ。
また「今はだいじょうぶ」と思っていても、明日のことはわからない。
東大で、○○部長をしていたような研究者でも、なる人は、なる。
ならない人は、ならない。
で、そういう話を聞くと、私はいつも、「私はだいじょうぶか?」と
考えてしまう。
現在、私は61歳。
その女性も、60歳ごろから、どこかおかしくなったという。
「私には、そういうところがないか?」と。
そこで、先週からの行動を思い出してみる。
先週の土日は、ろ過器の部品を、販売店まで取りに行った。
ろ過器の修理を試みたが、失敗した。
土曜日夜は、山荘に泊まった。
そのときワイフは、ビデオを見ていた。
名前も内容も、思い出せない。
何だったかな?
(この間、数分……。)
ああ、そうだ。
1人のドイツ軍捕虜が、ソ連の強制収容所から脱獄したという映画だった。
数年かけて、9000キロの距離を逃げた。
どこかかったるい映画だった。
で、翌日の月曜日は、町まで歩いたが、途中で疲れて、バスに乗った。
いや、あれは火曜日だったかもしれない。
水曜日は、ワイフと2人で、熱海まで行ってきた。
食べた料理は、私は刺身定食。
ワイフは海苔丼。
ほかにイカの姿焼き。
しめてちょうど、4000円。
……何か記憶が抜けていないだろうか。
あれこれと頭の中をさぐってみる。
もしアルツハイマー病なら、どこかで記憶が抜けているはず。
あるいは抜けていても、それに気がつかないはず。
そこでさらに順を追って、思い出してみる。
「ろ過器の修理をしたあと、何をしたか?」と。
そのあと、朝風呂に入り、朝食を食べた。
朝食は、その前の晩の残りのパンだったかな?
いや、その帰り道、国道沿いにあるファースト・フード店で、私は、
ブタ丼を食べた。
ワイフは、サケ定食を食べた。
そのあと、パソコンショップへ行って、SDカードを2枚、買った……。
抜けた記憶はないだろうか?
いろいろ思い出しているだけで、不安になる。
それにいくら自分ではだいじょうぶと思っていても、他人の脳みその中を
のぞくことはできない。
他人は、もっと鮮明に、覚えているかもしれない。
その基準がわからない。
わからないから、不安になる。
……とまあ、自分のことばかり書いたが、本当の被害者は、夫であるその
知人ということになる。
これから先のことを思うと、私のほうまで気が重くなる。
「たいへんですね」とまでは言うことはできても、その先が言えない。
「がんばってください」と言うのも、失礼。
いいかげんな同情や約束は禁物。
ただこういうことは言える。
アルツハイマー病の初期症状のひとつとして、繊細さが消えるというのがある。
そのため他人に対して、暴言を吐いたりしやすくなるという。
そのため、その周囲の人が、傷つくということも珍しくない。
知人の妻にしても、あるとき、こんなことがあった。
私が、「あなたが先日、○○市とおっしゃったから、○○市のほうへ、連絡
してみましたが……」と言ったときのこと。
突然、その女性は金切り声をあげて、こう叫んだ。
「私は、○○市などとは、一言も言っていません! △△市です。どうして
そういうウソをつく!」と。
私はあまりの過剰反応に、驚いてしまった。
ふつうならそういうとき、「あら、そう? 私、○○市って、言いました? あら、
ごめんなさい。△△市のまちがいです」というような言い方をする。
また、それですます。
それほど、大げさな話ではない。
心の余裕がないというか、その余裕を感じることができなかった。
だから身内にそうした病気の人がいたら、できるだけ早く、親しい人たちには、
それを伝えておいたほうがよい。
それが原因で、それまでの人間関係が破壊されてしまうこともある。
ともあれ、「明日はわが身」。
自分の心配ばかりしていて恐縮だが、この病気ほど、周囲の人たち、とくに
家族に迷惑をかける病気はない。
そのために私は自分の心配をする。
自分がアルツハイマー病になるのは、それはそれでしかたない。
自分でも訳がわからなくなる。
自分が病気ということすら、わからなくなる。
が、周囲の人たちは、ちがう。
それによって、迷惑を受ける。
今の私は、そのほうがつらい。
とくに家族のみなには、迷惑をかけたくない。
だから、自分のことを心配する。
Hiroshi Hayashi++++++++MARCH・09++++++++++++はやし浩司
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