*I am against shooting down the Missile (April 2nd)
●ミサイル、迎撃、反対!
I am against shooting down the Missile from North Korea!
『But on that September day we were unprepared. We
did not grasp the magnitude of a threat that had
been gathering over time. As we detail in our report,
this was a failure of policy, management, capability,
and – above all – a failure of imagination』
Commission Report of USA)
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「やれ、やれ、やっちまえ! ケリをつけろ!」
という意見は論外であるとしても、こんな意見も
あった。
「ミサイル迎撃反対という意見があるのには、
驚きました。あなたはミサイルが落ちてきてら、
死ねというのですか。あなたは死ぬ覚悟が
できているのですか」(女性?)と。
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相手がまともな国であるなら、そういう意見も、
よいだろう。
通るだろう。
「驚きました」と書くのも、よい。
しかしまともでないから、私は反対する。
ここで迎撃すれば、日本とK国は、そのまま
交戦状態へと突入する。
戦争というのは、何度も書くが、始めるのは簡単。
しかし終えるのは、むずかしい。
たいへん、むずかしい。
ブッシュのイラク戦争を見れば、それがわかるはず。
仮に戦争ということにでもなれば、たとえ被害は
なくても、日本の経済は、そのまま奈落の底に。
今の今ですら、日本は、薄氷の上を歩くような国家運営を
強いられている。
わかるか?
K国は、日本を攻撃することはできても、
日本はK国を攻撃することができないのだぞ!
その武器もない。
「アメリカが何とかしてくれる」という意見もあるが、
それは甘い。
アメリカには、もうその力はない。
余力もない。
アメリカ人の立場になってみれば、それがわかるはず。
「どうして日本を守る義務が、アメリカにあるのだ」と。
で、日本は、あんな国と、心中などしてはいけない。
その価値もない。
また「正義」を説くなら、相手を選ぶ。
あんな国を相手に、正義を説いても意味はない。
「狂った犬」(アメリカ政府高官)を相手に、
正義を説いて、どうする?
どうなる?
私が「ミサイル迎撃、反対」を唱えるのは、
何もK国に味方しているからではない。
日本がどうなってもよいと考えているからでもない。
日本がたいへん危険な状況に立たされることになるから、
「反対!」と言っている。
何もテポドンだけが、K国のミサイルではない。
テポドン1、テポドン2のほかに、
最近開発したと言われている、新型IBM、
ノドン、スカッドB、スカッドCなどがある。
ノドンについては、320基。
すべてに生物・化学兵器が搭載されている。
爆弾ではない。
爆弾など積んでも意味はない。
ノドン1基で、せいぜい小さなビルを1個破壊できる程度。
320基、すべてを発射したとしても、
アメリカの戦略爆撃機12機分の搭載量にもならない。
(ノドンの弾頭は、1トン程度。B52の積載能力は、27トン。)
しかし生物・化学兵器なら、1基分で、約20万人の
人間を、殺傷できる。
それでも「迎撃!」というのなら、イスラエルのように、
国民全員に、ガスマスクを配布してからにしてほしい。
国民全員が入れる、地下シェルターを用意して
からにしてほしい。
そういうことを何もせず、ただ「迎撃!」というのは、
あまりにも危険すぎる。
無謀!
バカげている!
私が主張するのは、「彼らに開戦の口実を与えては
ならない」ということ。
日本では昔から、こう言うではないか。
『触(さわ)らぬ神に、たたりなし』と。
「ならば正義はどうなるか」と質問する人も
いるだろう。
しかし何度も繰り返すが、あんな国を相手に、
正義を説いても、意味はない。
さらに言えば、あの独裁者の思考回路は、私たち
日本人のそれとは、まったくちがうということ。
中身は、妄想のかたまり。
被害妄想という、妄想のかたまり。
かつてのスターリンそっくり!
「国が貧しいのも、みんな、日本のせい。
アメリカのせい」と。
加えて彼らの反日感情には、ものすごいものがある。
現在の今の今も、あの韓国においてですら、「K国より、
日本のほうが恐ろしい」と、考えている人のほうが
多いことを忘れてはいけない。
今、ここで日本が、ミサイルを迎撃すれば、
そのあと日本がどうなるか、それをほんの少しだけでも、
想像してみればよい。
「想像」だ。
その想像力こそが、重要。
一説によれば、(あくまでも一説だが)、
すでにこの日本には、1000人単位の、K国の
工作員が潜入しているという。
「1万人」という説もある。
それについても、きちんとした対策ができているなら、
「迎撃」もよいだろう。
さらに海岸に点在する、原子力施設の防御は、どうする?
どうなっている?
ウラン燃料加工施設などの防御は、どうする?
どうなっている?
どの一つでも破壊されたら、その周辺数百キロは、
そのまま汚染されてしまう。
で、今、ここで日本がミサイルを迎撃すれば、
ロシア、中国が喜ぶ。
つい先日、中国の高官は、こう言った。
「(日朝が開戦しても)、(遠い海の向うの話だから)、私たちには
関係ない」と。
アメリカも喜ぶ。
迎撃ミサイル1発、170億円。
10発撃てば、1700億円。
日本中に迎撃ミサイルを配備すれば、???兆円!
ゼーンブ、アメリカ製!
(実際には、その周辺装備も必要なので、
その金額は天文学的数字になる。)
が、一番喜ぶのは、韓国。
「これで日本を太平洋の海溝に沈めることができる」
(ノ前大統領)と。
先日の世論調査でも、「日本の迎撃、賛成」という人が、
大半を占めた。
何も日本のことを心配して、そう言っているのではない。
それによって、K国の敵意を、日本へかわすことができる。
つづく社説(中央N報)には、こうあった。
「現代(自動車)が、トヨタを追い落とすチャンス」と。
この社説は、「円高・ウォン安」について書いたものだが、
しかしそれが韓国の人たちの本音と考えてよい。
日本の敵(?)は、何もK国だけではない。
日本人の私たちにはその意識はなくても、
日本は、先の大戦で、そういう反日感情ができても
しかたないようなことを、してしまった。
いまだにその責任すら、日本は、公式には認めていない。
が、それはそれとして、今、ここでK国に手を
出してはいけない。
迎撃態勢の構えだけは見せても、手を出してはいけない。
あまりにも危険だから、手を出してはいけない。
だから、ミサイル迎撃、反対!
ついでに、想像力について、総務省・消防局の
HPに、こんな一文が載っていた。
そのまま引用させてもらう。
『But on that September day we were unprepared. We
did not grasp the magnitude of a threat that had
been gathering over time. As we detail in our report,
this was a failure of policy, management, capability,
and – above all – a failure of imagination.
(9・11調査委員会報告書・総務省消防庁HPより)
その9月の日、我々は侮っていた。我々は、情報はあった
が、その脅威の大きさを把握していなかった。それは、政策、
運営、能力の問題でもあったが、何よりも指摘しなくてはな
らないのは、想像力の欠如だった』と。
いろいろと考えさせられる文章である。
で、最後に、冒頭に載せた女性(?)へ、一言。
あなたの怒りもわかる。
私も怒っている。
しかしあなたが思っている以上に、
この日本のことを心配している。
仮に20万人の死傷者が出たとき、どうする?
その対策はきちんとできているのか?
それが200万人になったら、どうする?
その対策はきちんとできているのか?
「まさか、いくらなんでも、K国でも
そこまではしない」と考えているとしたら、
あなたは、甘い。
そういう(常識)が通らない国、それが
K国である。
だからこそ、私は、こう主張している。
「あんな国を、本気で相手にしてはいけない」と。
ここで相手にすれば、それこそまさに、
K国の思うつぼ。
中国、ロシアの思うつぼ。
アメリカ、韓国の思うつぼ。
そのワナにはまってはいけない!
だから、ミサイル迎撃、反対!
(09-4-2記)
(補記)
ロンドンで今開かれている、先進20か国による「金融サミット」の席で、
我が国の「おバカ首相」(週刊文春)は、「(ミサイル迎撃を韓国に)、容認してもらった」
「(アメリカに)支持してもらった」と、ひとり、はしゃいでいる。
こういう発想そのものが、恐ろしい。
まず迎撃ありきという発想が、恐ろしい。
持てる武器を、すべて使うという発想が、恐ろしい。
さらに言えば、すべてカラ手形。
「容認」にせよ、「支持」にせよ、確固たる裏付けがあるわけではない。
彼らが、(そのあと)、何をしてくれるというのか?
だいたいこの国家存亡の危機の最中に、どうして我が国の宰相が、外国にいるのか?
私が首相なら、日本に帰って陣頭指揮をとる。
Hiroshi Hayashi++++++++April. 09+++++++++はやし浩司
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