Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Monday, May 02, 2011

●Eマガ創刊のころ(4)

件名:子育て情報(はやし浩司)005号

 彡彡人ミミ      彡彡彡彡彡
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    子育て最前線の育児論
 ================  
2001年7月11日号(005号)
         by はやし浩司(ひろし)

★★★★★★★★
01-7-11号
★★★★★★★★

★「子育て診断テスト」の結果が出ました!(協力:静岡県新居町教育委員会のみなさん)
 詳しくは、
http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
のトップページの「お知らせボード」をご覧ください!

+++++++++++++++++++++++
★「断絶度テスト」「ドラ息子テスト」も用意しました!
  http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
  の「子育て早期診断テスト」に詳しく書いてあります。
(一部表などがみにくいので、詳しくはhpのほうをご覧ください)
+++++++++++++++++++++++

「断絶度テスト」

子どもの心(親子の断絶度)を知る、5つのテスト(中学生版)

子どもは無意識のうちにも、心の中の状態を、行動で示すことがあります。そういう行動を手がかりに、子どもの心の中を知ろうというのが、このテストです。ぜひご家庭で、活用してみてください。

①学校から帰ってきたときの、あなたの子どもの表情を観察してみてください。ふだん、何もない日の様子です。

「ただいま!」と明るい声で帰ってくる。
0点
明るいというふうでもないが、暗いというふうでもない。
1点
黙って帰ってきて、そのまま自分の部屋に入っていく。
2点
帰宅時刻が遅く、ゆううつそうな表情で帰ってくる。
3点



②学校から帰ってきたとき、あなたの子どもはどこで体を休めていますか。それを観察してみてください。

親の姿の見えるところで平気で体を休めている。
0点
あまり親を気にしないで休めているようだ。
1点
親のいるところをいやがるようだ。
2点
親のいないところを求める。親の姿が見えると逃げる。
3点



③「最近、学校で、何か変わったことがある?」と聞いてみてください。そのときあなたの子どもは……。

学校で起きた事件や、その内容を話してくれる。
0点
少しは話すが、めんどうくさそうな表情をする。
1点
ほとんど話してくれない。
2点
即座に、回答を拒否し、「うるさい!」と逃げる。
3点



④何か荷物運びのような仕事を、あなたの子どもに頼んでみてください。そのときあなたの心の様子はどうですか。

いつもやってくれるので、平気で頼むことができる。
0点
心のどこかで、やってくれるかなという心配はある……。
1点
親のほうが遠慮し、恐る恐る……といった感じになる。
2点
拒否されるのがわかっているから、とても言えない。
3点



⑤休みの旅行の計画を話してみてください。「家族でどこかへ行こうか」というような話でよいです。そのときあなたの子どもは……。

ふつうの会話の一つとして、話に乗ってくる。
0点
しぶしぶ話にのってくるといった雰囲気。
1点
「行きたくない」と、たいてい拒否される。
2点
家族旅行など、もう問題外といった雰囲気だ。
3点



                                          
★ 結果はいかがでしたか。

点数が15~12点
目下、断絶状態ですね。
11~ 9点
危険な状態ですから、注意してください。
8~ 6点 
日本の中学生としては平均的です。
5~ 0点
良好な関係です。







以下4号です。
++++++++++++++++++++++++++
★静岡県教育委員会発行の、「ファミリス」に、9月号から
連載記事が載ります。どうかご覧になってください。
「教育委員会」というと、コワ~イイメージをもって
おられる方も多いと思いますが、私の記事は、きわめて
実用的です。楽しみにしておいてください。

★「別冊PHP」9月号(7・23発売)に特集記事が載ります。
どうかご覧になってください。

★「浜松百撰」で、子育て対談をします。7月24日予定ですので、
記事はそれ以後載ると思います。ご注目ください。
+++++++++++++++++++++++++++

あなたの子育てをチェックしてみませんか?

お子さんのちょっとした、しぐさの中に、
実は重大な警告が隠されている……というようなことが
よくあります。

たとえば……

(机とお子さんの相性)

●お子さんが好きそうな食べ物や、おもちゃをそっと
机の上に置いてみてあげてください。
そのときお子さんが
(1)そのまま机に座って、食べ物を食べたり、おもちゃ
で遊んだりすれば、だいじょうぶ。
(2)しかしその食べ物やおもちゃを、別の場所に移動して
食べたり、遊んだりするようであれば、お子さんと
机の相性はよくないとみます。
長い間、相性の悪い机を使っていると、勉強嫌い……
ということにもなりかねませんので、ご注意ください。

●同じように、たとえば親子の断絶なども、ちょっとした様子
から、その初期症状を知ることができます。

 それをまとめたのが、「子育て診断」です。わかりやすい15項目に
 してみましたので、どうかご活用ください。

詳しくは……
  http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
  の中、
  (育児診断)→(子育て危険度早期診断)をご覧になってください。
  7月10日に、新居町教育委員会のほうで、講演をします。その席を
  借りて、結果の集計をし、その結果は、また私のホームページのほうに
  掲載しておきますので、11日以後、結果をお知りになりたい方は、どう
  かまたご覧になってください。

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親子の断絶が始まるとき

●最初は小さな亀裂

最初は、それは小さな亀裂で始まる。しかしそれに気づく親は少ない。「まさか……」「ま
だ何とかなる……」と思っているうちに、やがて互いの間の不協和音は大きくなる。そしてそれが、断絶へと進む……。
 今、「父親を尊敬していない」と考えている中高校生は五五%もいる。「父親のようになりたくない」と思っている中高校生は七九%もいる(「青少年白書」平成十年)。が、この程度ならまだよいほうだ。親子といいながら会話もない。廊下ですれ違っても、目と目をそむけあう。まさに一触即発。親が何かを話しかけただけで、子どもは「ウッセー!」と。そこで親は親で、「親に向かって、何だ、その態度は!」となる。あとはいつもの大げんか!
 ……こう書くと、たいていの親はこう言う。「うちはだいじょうぶ」と。「私は子どもに感謝されているはず」と思っている親もいる。しかし本当にそうか。そこでこんなテスト。
あなたの子どもが、学校から帰ってきたら、どこで体を休めているか、それを観察してみてほしい。そのときあなたの子どもが、あなたのいるところで、あなたのことを気にしないで、体を休めているようであれば、それでよし。あなたと子どもの関係は良好とみてよい。しかし好んであなたの姿の見えないところで体を休めたり、あなたの姿を見ると、どこかへ逃げて行くようであれば、要注意。かなり反省したほうがよい。ちなみに中高校生の多くが、心が休まる場所としてあげたのが、①風呂の中、②トイレの中、それに③ふとんの中だそうだ(「学外研」九八年報告)。

●断絶の三要素

 親子を断絶させるものに、三つある。権威主義、相互不信、それにリズムの乱れ。「私は親だ」というのが権威主義。「子どものことは、私が一番よく知っている」という親ほど、あぶない。この権威主義が強ければ強いほど、子どもは親の前では、仮面をかぶる。いい子ぶる。その分だけ、子どもの心は離れる。次に相互不信。「うちの子はすばらしい」という自信が、子どもを伸ばす。しかし親が「心配だ」「不安だ」と思っていると、それはそのまま子どもの心となる。人間の心は、鏡のようなもの。イギリスの格言にも、「相手は、あなたが思っているように、あなたのことを思う」というのがある。つまりあなたが子どものことを「すばらしい子」と思っていると、あなたの子どもも、あなたを「すばらしい親」と思うようになる。そういう相互作用が、親子の間を密にする。が、そうでなければ、そうでなくなる。三つ目にリズム。あなたの子どもがまだヨチヨチ歩きをしていたころを思い出してみてほしい。そのときあなたは子どもの横か、うしろを歩いていただろうか。そうであれば、それでよし。しかしあなたが子どもの前を、子どもの手を引きながら、ぐいぐいと歩いていたとするなら、あなたと子どものリズムは、そのときから狂い始めていたとみる。おけいこ塾でも何でも、あなたは子どもの意思を無視して、勝手に決めていたはずだ。やがてあなたは子どもと、こんな会話をするようになるかもしれない。親「あんたは誰のおかげでピアノがひけるようになったか、それがわかっているの! お母さんが高い月謝を払って、毎週ピアノ教室へ連れていってあげたからよ!」子「いつ誰が、そんなこと、あんたに頼んだ!」と。
 権威主義は百害あって一利なし。頭ごなしの命令は、タブー。子どもを信じ、今日からでも遅くないから、子どものうしろを歩く。決して前を歩かない。アメリカでは、親子でも、「お前はパパに何をしてほしい」とか、「ママはぼくに何をしてほしい」と聞き合っている。そういう謙虚さが、子どもの心を開く。親子の断絶を防ぐ。
 
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これからも、よろしくご購読ください。
             はやし浩司
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件名:子育て情報(はやし浩司)7-29

 彡彡人ミミ      彡彡彡彡彡
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(″ ▽ M ⌒ ⌒ M″ v ゛)/ ̄)
凸/Σ▽乃q ・ ・ p ̄Σ▽乃 ̄` /
\   /(″ ▽ ゛)\    厂 ̄
 ===○=======○====KW(8)
    子育て最前線の育児論
 ================          
★★★★★★★★
01-7-29号(006)
★★★★★★★★
 by はやし浩司(ひろし)

この数日、浜松市は涼しい日が続いています。お元気ですか?


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今日は、また新しい角度から、子育てを考えてみました。
たとえば不登校。


「登校拒否」という言葉は、イギリスのI.T.ブロードウィンが、1932年に最初に
使い、1941年にアメリカのA.M.ジョンソンが、「学校恐怖症」と命名した
ことに始まります。

ジョンソンは、「学校恐怖症」を、(1)心気的時期、(2)登校時のパニック時期
(3)自閉期の3期に分けて、学校恐怖症を考えています。

私はそれをさらに4期に分け、それをわかりやすくまとめてみました。
それが以下の原稿です。

一度ご覧になっていただくと、お子さんの不登校を、第1期、もしくは第2期の
段階で、未然に防いでいただくことができます。

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子どもが不登校児になるとき
●学校恐怖症の子ども

 子どもが不登校を起こす背景や原因は、決して一様ではない。いじめや暴力が原因で不登校を起こすケース、あるいは集団教育になじめず不登校を起こすケースなど。私の息子の一人はひどい花粉症で、毎年春先になると、決まって不登校を繰り返した。花粉症による睡眠不足が、その引き金になった。が、こうした不登校の中でも比較的多く、また期間が長期化するのタイプの不登校に、不安障害による不登校がある(長崎大・中根充文ほか)。一九四一年にアメリカのジョンソンという学者が、「学校恐怖症」と名づけたのが、それである。このタイプの不登校には、段階的な特徴があるのが知られている。

第一期・不調期…登校時刻になると、身体的不調を訴える。頭痛や腹痛、吐き気、気分の悪さ、朝寝坊、寝ぼけ、疲れ、倦怠感など。午前中は症状が重く、午後は軽くなり、夕方になると静かに収まってくる。床につく前に親が、「明日は学校へ行くの?」と聞くと、明るい声で「行く」と答えたりする。この段階で、親が学校へ行きたがらない理由を聞くと、「A君がいじめるから」とか言ったりする。そこでA君を排除すると、今度は「B君がいじめるから」と言い出したりする。ターゲット(原因とする人や理由)がそのつど移動するのが特徴である。

第二期・パニック期…登校時刻になるとパニック状態になり、はげしく抵抗したり、泣き叫んだりする。親が無理に学校へ連れていこうとすると、狂人のように暴れたりする。しかしいったん、学校へ行かなくてもよいとわかると、一転して今度は別人のように静かで穏やかな表情を見せる。あまりの変わりように、たいていの親は、「これが同じ子どもか?」と思うことが多い。

第三期・自閉期…親が学校へ行かせるのをあきらめ、子どももそれに慣れてくると、子どもは自分の世界に閉じこもるようになる。暴力、暴言などの攻撃的態度は減り、見た目には穏やかな状態になり、落ち着く。ただ心の緊張感は残り、親の不用意な言葉などで、突発的に激怒したり、暴れたりすることはある。この状態で症状は、数か月から数年という単位で、一進一退を繰り返す。

第四期・回復期…少しずつ友人との交際を始めたり、外へ遊びに行くようになる。数日学校行っては休むというようなことを、断続的に繰り返したあと、やがて登校できるようになる。

●対処のまずさが、問題を深刻にする

 第一期で注意しなければならないのは、たいていの親はこの段階で、「わがまま」とか、「気のせい」とか決めつけ、その前兆症状を見落としてしまうことである。あるいは子どもの言う理由(ターゲット)に振り回され、もっと奥底にある子どもの(心の問題)を見逃してしまう。しかしこのタイプの子どもが不登校児になるのは、第二期の対処のまずさによることが多い。ある母親はトイレの中に逃げ込んだ息子(小一児)を外へ出すため、ドライバーでドアをはずした。そして泣き叫んで暴れる子どもを無理やり車に乗せると、そのまま学校へ連れていった。その母親は「このまま不登校児になったらたいへん」という恐怖心から、子どもをはげしく叱り続けた。が、こうした衝撃は、たった一度でも、それが大きければ大きいほど、子どもの心に取り返しがつかないほど大きなキズを残す。もしこの段階で、親が、「そうね、誰だって学校へ行きたくないときもあるわね。今日は休んで好きなことをしたら」と言ったら、症状はそれほど重くならなくてすむかもしれない。

 要は子どものリズムで考えるということ。あるいは子どもの視点で、子どもの立場で考えること。そういう謙虚な姿勢が、このタイプの子どもの不登校を、未然に防ぐことができる。


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http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
のほうで、「お母さんのためのコーナー」を用意しました。
(子どもの指導法)→(おうちの方へ)と進んでいただくと、
このコーナーにいきます。

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おうちの方へ

先生の批判はタブー

子どもの前で、
学校の先生の批判や悪口は、
タブー中のタブー。
子どもはが先生の指導に従わなくなるばかりか、
あなたの話は、確実に、先生に伝わります。
子どもは、絶対に隠しごとはできません。
先生と接する時間のほうが、
長いのです。
だから、これは絶対に守ること。
もし先生への批判をするなら、
子どものいないところでします。
子どもとは関係のない世界でします。
これは家庭教育の
大鉄則です。


恩着せはしない

「産んでやった」だの、「育ててやった」だの、
子どもに恩着せはしない。
それが日常化すると、子どもは子どもで、
「産んでもらった」だの、「育ててもらった」だのと、言い出す。
日本人の悪いクセです。
無意識のうちに、そういう意識を
子どもに植えつけてしまう……。
あるいは植えつけられてしまう……。
結局は独り立ちできない親が、
自分の依存心を、子どもに植えつけているだけ。
子どもは子どもで、親離れできなくなってしまうだけ。
親は親で、前向きにいきる。
どこまでも前向きに生きる。
そういうひたむきな姿勢が、子どもを伸ばす。
子どもを自立させる。
子どもをたくましくする。


無条件の愛

見返りを求めない愛。
すべてを許し、受け入れる。
それが無条件の愛。
親の愛は、その無条件の愛。
裏切られても、裏切られても、
その愛を貫く。それが無条件の愛。


「立派な」は、もうやめよう!

「立派な社会人」思想。
それが戦後の日本の教育の根幹だった。
しかしこの言葉の裏で、
いかに多くの子どもたちがキズつき、倒れ、
そして日本の教育をゆがめたことか!
立派な社会人など、いらない。
人間に、立派な人も、そうでない人もいない。
人間は皆、同じ。平等。
みんな、自分がすべきことを、
自分ができることを、
懸命に、ただひたすら懸命にすればいい。
人がどう思おうと、
人が何と言おうと、
ただひたすら自分の道を進めばいい。
結果はあとからついてくる。
名誉や地位や肩書きは、あとからついてくる。
仮にそんなものなくても、
その人の価値とは関係ない。
あっても、その人の価値とは関係ない。
だからあなたも、自分の子どもに、
「立派な人になれ」と言うのをやめよう。
言うとしたら、「人に尊敬される人になれ」と、教えよう。
「心の美しい人になれ」と、教えよう。


子どもに洗ってもらおう

子どもは心の洗濯人。
子どもに接していると、
心が洗われる。
子どもの純粋さに、
あなたも心を洗ってもらおう。
汚れて、疲れた心を
洗ってもらおう。
知識や経験は、
時として
あなたを見苦しくする。
だから、知識や経験のない
子どもを笑ってはいけない。
下に見てはいけない。
あなたも子どものように、
虹を見て、感動しよう。
広い海を見て、感動しよう。
それともあなたは、
もう、あの純粋は心を
忘れてしまったとでも
いうのか。


許して忘れる

親は
許して、忘れる。
FOR・GIVE(許す) & FOR・GET(忘れる)
つまり、子どもに愛を与えるために子どもを許し、
子どもから愛を得るために、子どもを忘れる。
子育てで行き詰まりを覚えたら、
この言葉を思い出してみてほしい。
あなたは必ずその先に出口を見出すはず。


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以下は、前号の内容です。はじめての方は、どうかお読みください。

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★「子育て診断テスト」の結果が出ました!(協力:静岡県新居町教育委員会のみなさん)
 詳しくは、
http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
のトップページの「お知らせボード」をご覧ください!

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★「断絶度テスト」「ドラ息子テスト」も用意しました!
  http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
  の「子育て早期診断テスト」に詳しく書いてあります。
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「断絶度テスト」

子どもの心(親子の断絶度)を知る、5つのテスト(中学生版)

子どもは無意識のうちにも、心の中の状態を、行動で示すことがあります。そういう行動を手がかりに、子どもの心の中を知ろうというのが、このテストです。ぜひご家庭で、活用してみてください。

①学校から帰ってきたときの、あなたの子どもの表情を観察してみてください。ふだん、何もない日の様子です。

「ただいま!」と明るい声で帰ってくる。
0点
明るいというふうでもないが、暗いというふうでもない。
1点
黙って帰ってきて、そのまま自分の部屋に入っていく。
2点
帰宅時刻が遅く、ゆううつそうな表情で帰ってくる。
3点



②学校から帰ってきたとき、あなたの子どもはどこで体を休めていますか。それを観察してみてください。

親の姿の見えるところで平気で体を休めている。
0点
あまり親を気にしないで休めているようだ。
1点
親のいるところをいやがるようだ。
2点
親のいないところを求める。親の姿が見えると逃げる。
3点



③「最近、学校で、何か変わったことがある?」と聞いてみてください。そのときあなたの子どもは……。

学校で起きた事件や、その内容を話してくれる。
0点
少しは話すが、めんどうくさそうな表情をする。
1点
ほとんど話してくれない。
2点
即座に、回答を拒否し、「うるさい!」と逃げる。
3点



④何か荷物運びのような仕事を、あなたの子どもに頼んでみてください。そのときあなたの心の様子はどうですか。

いつもやってくれるので、平気で頼むことができる。
0点
心のどこかで、やってくれるかなという心配はある……。
1点
親のほうが遠慮し、恐る恐る……といった感じになる。
2点
拒否されるのがわかっているから、とても言えない。
3点



⑤休みの旅行の計画を話してみてください。「家族でどこかへ行こうか」というような話でよいです。そのときあなたの子どもは……。

ふつうの会話の一つとして、話に乗ってくる。
0点
しぶしぶ話にのってくるといった雰囲気。
1点
「行きたくない」と、たいてい拒否される。
2点
家族旅行など、もう問題外といった雰囲気だ。
3点



                                          
★ 結果はいかがでしたか。

点数が15~12点
目下、断絶状態ですね。
11~ 9点
危険な状態ですから、注意してください。
8~ 6点 
日本の中学生としては平均的です。
5~ 0点
良好な関係です。







以下4号です。
++++++++++++++++++++++++++
★静岡県教育委員会発行の、「ファミリス」に、9月号から
連載記事が載ります。どうかご覧になってください。
「教育委員会」というと、コワ~イイメージをもって
おられる方も多いと思いますが、私の記事は、きわめて
実用的です。楽しみにしておいてください。

★「別冊PHP」9月号(7・23発売)に特集記事が載ります。
どうかご覧になってください。

★「浜松百撰」で、子育て対談をします。7月24日予定ですので、
記事はそれ以後載ると思います。ご注目ください。
+++++++++++++++++++++++++++

あなたの子育てをチェックしてみませんか?

お子さんのちょっとした、しぐさの中に、
実は重大な警告が隠されている……というようなことが
よくあります。

たとえば……

(机とお子さんの相性)

●お子さんが好きそうな食べ物や、おもちゃをそっと
机の上に置いてみてあげてください。
そのときお子さんが
(1)そのまま机に座って、食べ物を食べたり、おもちゃ
で遊んだりすれば、だいじょうぶ。
(2)しかしその食べ物やおもちゃを、別の場所に移動して
食べたり、遊んだりするようであれば、お子さんと
机の相性はよくないとみます。
長い間、相性の悪い机を使っていると、勉強嫌い……
ということにもなりかねませんので、ご注意ください。

●同じように、たとえば親子の断絶なども、ちょっとした様子
から、その初期症状を知ることができます。

 それをまとめたのが、「子育て診断」です。わかりやすい15項目に
 してみましたので、どうかご活用ください。

詳しくは……
  http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
  の中、
  (育児診断)→(子育て危険度早期診断)をご覧になってください。
  7月10日に、新居町教育委員会のほうで、講演をします。その席を
  借りて、結果の集計をし、その結果は、また私のホームページのほうに
  掲載しておきますので、11日以後、結果をお知りになりたい方は、どう
  かまたご覧になってください。

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ご購読、ありがとうございました!

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