Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Wednesday, January 16, 2008

*Yeyasu Cultural Sphere vs Hideyosshi Cultural Sphere *World Economic Depression

●家康文化圏vs秀吉文化圏(Yeyasu Sphere vs Hideyoshi Sphere)

Japan is roughly devided into two big cultural spheres, one is “Yeyasu Sphere” and another one is “Hideyosi Sphere”. For example in this Hamamatsu-city which belongs to Yeyasu Sphere, we never deal the prices or we buy and sell at the fixed prices. But in Gifu, which is away from Hamamatsu-city only two-hour-drive by car, they always deal the prices. This difference occurs depending on which Sphere we belong to. This simply means Yeyasu must have been a very honest man and on the contrary Hideyosi was not.

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私が浜松へ来て、いちばん驚いたこと。
それは、浜松の人たちが、モノを買うとき、
値段を、値切らないこと。

すべて定価どおり。これを私が生まれ育った
岐阜のほうでは、「正札(しょうふだ)どおり」
という。

私は、当初、この(ばか正直さ)(失礼!)に
驚いた。

ワイフともよく口論した。「どうして値切らないのか?」と。

一方、岐阜のほうでは、値切るのが当たり前。
1000円のモノを、1000円で買う人はいない。
「800円でどう?」とか、ばあいによっては、
「いくらになる?」(=いくら、安くしてもらえるか)
とか聞く。

あるいは駆け引きをする。

1個1000円であれば、「2個で、1500円でどう?」と
声をかける。
売り手がしぶっていたら、すかさず、「じゃあ、3個で、2000円」
と、切り返す。

同じ日本でありながら、しかも、距離は、それほど離れていない。
今では、車で、2時間足らずで行き来できる。

なぜか? どうしてこうまで、ちがうのか?

私はこれを、「家康文化圏」と、「秀吉文化圏」のちがいと、
判断している。

家康という人は、実直な人だったらしい。
一方、秀吉という人は、小ズルイ人だったらしい。

その逆と考えてもよい。

つまり家康は、こういう風土の中で生まれ育ったので、
実直な人になった。

一方、秀吉という人は、ああいう風土の中で生まれ育ったので、
ああいう人になった。
「ああいう人」というのは、ああいう人をいう。

(これ以上書くと、関西の人たちに袋田叩きにあうので、
ここでは書けない。)

岐阜という地方は、名古屋文化圏の中にありながら、
実際には、大阪文化圏に属する。

一方、この浜松という地方は、名古屋文化圏のほうが
近いにもかかわらず、東京文化圏に属する。

では、織田信長が生まれた名古屋文化圏は、どうか。

しかし織田信長という人は、信長文化圏という
文化圏をつくるほどの力はなかった。
やることなすこと、どこかメチャメチャ。
「文化圏」を作るには、それなりの人物でなければ
ならない。

はっきり言えば、織田信長には、その力はなかった。
信長は、パツと咲いて、パッと散った。
だから、どこか、中途半端。

家康文化圏でもないし、秀吉文化圏でもない。
最近でこそ、TOYOTAの力で、勢いを増しているが、
それ以前はというと、「文化のない町」、それが
名古屋だった。

……というような、あまり意味のないことを、
今朝は考えている。

社会学的には興味深いが、しかしこの程度のことなら、
もうどこかのだれかが調べているにちがいない。

だからこの話は、ここまで。

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●世界恐慌(World Economic Depression)

Stock prices have been falling down these few days. Is this the beginning of the end of USA? Whenever I go to USA, I am surprised to see big houses, or so-called mansions which we can seldom see in Japan. I just wondered why American can enjoy such a high standard of life though the evarage working hours are much less than those of Japanese. Sub-prime issue, which is now the biggest economic problems, is the result.

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世界恐慌が、ますます現実味を帯びてきた。
株価は、連日、棒下げに近い状態になっている。
しかしこうなることは、わかっていた。

私は、すでに2000年ごろ、こう書いていた。
「アメリカ経済があぶない」と。

そしてアメリカへ行くたびに、ワイフに
こう言った。

「こんなバカな生活ができるほうが、
おかしい」「毎月30万円しか稼げない人が、
60万円の生活をしている」と。

アメリカ人の労働時間は、日本人のそれより
はるかに短い。その短いアメリカ人たちが、
日本人には考えられないほど、大きく、
立派な家に住んでいる。

日本ではめったに見ない大豪邸が、
場所によっては、ズラズラと並んでいる。

しかも、だ。どの部屋も、煌々(こうこう)と、
明かりがついている。家、丸ごとの冷暖房にしても、
アメリカでは常識。

(日本人のようにチマチマとした冷暖房など、
していないぞ!)

「どうしてあんな生活ができるのか?」、
……という疑問が、こんどのサブプライム問題と
直結している。

つまりその分だけ、この問題の根は深く、大きい。

で、アメリカ政府は、3兆円(日本円で換算)とか、
10兆円とかいう、日本で言う「財政緊急投融資」
(=お金のバラマキ)を始めた。

しかしこんな額ですむような話ではない。

日本のばあい、バブル崩壊直後ですら、30兆円規模の、
緊急投融資をしている。

で、昨日(1月16日)の経済紙を読むと、アメリカの
シティ銀行が、1兆円~の損失があったとか、なかったとか。

しかしこれも、そんな額ですむはずがない。

日本のばあい、あの債券信用銀行だけですら、4兆円もの
穴があいた。

これらは、すべて税金で穴埋めされたが、アメリカ政府の
動きは、どうも鈍い。言いかえると、アメリカ政府ですら、
身動きが取れない状態と考えてよい。

つまり首が回らなくなった。

ゆいいつの頼みの綱は、中国であり、インドであり、
EUということになる。

日本の経済は、中国特需によって救われた。
今回も、そうなりそうだが、これを機会に、
従来のアメリカ一国主義が、世界全体に分散する
ことになる。

とは言っても、日本も、相当の被害を被ることになる。

覚悟しておこう!