Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Thursday, March 13, 2008

*Sidewalks for the Cyclists

●自転車通勤(Eco-cycling)
In Japan we have too many road which do not have even sidewalks for walkers. Then cyclists on bikes have no choice but to run on the sidewalks together with walkers, which causes accidents more often as the number of bicycles is increasing. Then a new road traffic act is planning to restrict cyclists from the sidewalks. But this is completely against the flow of the age. To prepare suitable circumstances for cyclists would be better for the Global Warming problem.

++++++++++++++++

自転車に対する風当たりが、このところ、急に
強くなってきた。

自転車は、現在、指定歩道、通称「自歩道」
のみ、通行を許可されている(道路交通法
63条4項)。

もとはと言えば、自転車対自動車の事故が
急増したことが、理由である。

が、原則として、自転車は、軽車両。走行空間は
一般車道ということになっている。

こうした一般論をふまえて、「自転車は
車道を走れ!」と。

言うまでもなく、歩道を歩く歩行者を保護
するために、である。

しかしいきなり「車道を走れ!」は、ない。

その第一。

この浜松市について言えば、そもそも、
歩道すらない道が、多い。

たとえば浜松市の西に、N高校がある。
その横が私の通勤路になっているが、
そこにも歩道はない。

あるとすれば、道路脇に引かれた一本の
白い線だけ。

幅は、50センチ、あるかないかというところ。
しかも片側だけ。

N高校の先には、N中学がある。
小学校も、いくつかある。
その道路は、約1・5キロにわたって、文教地区と
いうことになっている。

その歩道(?)にしても、ところどころ電柱や、
道路標識で、さえぎられている。

あえて「車道を走れ」と言われるまでもなく、
車道を走るしかない。

そういう現状を一方で放置しておきながら、
歩道のあるところで、「車道を走れ」と
言われても、どうもすっきりしない。

それまでは、命がけで走ってくる。(ホント!)
歩道のある道路に出て、やっとほっとする。

さらに言えば、新しくできたバイパスには、
歩道がある。が、こんどは極端すぎるほど、
極端に立派な、歩道。
歩道の幅は、4メートル以上もある。
しかも両側に!

そういう歩道が、歩行者のためだけというのは、
どう考えてもおかしい。

オーストラリアなどのように、歩道を2つに
分けて、「歩行者用の歩道」と、「自転車用の
走行道(lane)」にするということは、できないのか。

それがだめなら、つまり歩道もないような狭い路地は、
思い切って、一方通行にし、その分、歩道や自転車用
の走行道にしたらよい。

たとえば長野県の飯田市などは、市内については、
一方通行道路をふやし、歩道を整備している。
やろうと思えば、この浜松市だって、それが
できないはずはない。

自転車は、環境にもやさしい。
地球温暖化が叫ばれている現在なら、なおさらである。
つまり自転車が走行しやすい道路を用意することは、
これからの地球を守るためにも、必要、かつ不可欠!

自転車を「悪」とするのではなく、自転車は「善」
であるという前提で、ものを考える。

たとえばフランスなどでは、すでに「自転車シャアリング」を
実施しているとこともあるという。
パリ市のばあい、カード1枚で、市内750か所の
サイクルポートで、自由に自転車を乗り降りすることが
できるという。

「発足して1か月で、利用者数が165万人に達し、
通勤、通学の足を自転車にかえる人もふえたという」
(「日本の論点」2008、P741)と。

その上で、歩行者の安全をどう守るかを考える。

そこで私からの提案。

(1) 歩道のない道路は、原則として一方通行化する。
(2) 一方通行化し、片側を、歩行者用の歩道と、自転車用の車道に分ける。
(3) 現在ある歩道についても、歩行者用と自転車用に分ける。

さらに言えば、自転車に乗ることは、健康にもよい。
もし日本人の約30%が、自転車通勤を始めたら、
いったい、どれくらいの医療費が助かることか。

たとえば、1週間に2000kcal以上の運動をする人は、
500kcal以下の人に比べて、

冠動脈疾患は 25・7→ 16・4人
脳卒中は    6・5 → 2・4人
呼吸器疾患は  6・0 → 1・5人
がん     25・7 → 19・0人へと、死亡者数が、
減るということがわかっている。
(ハーバード大学卒卒業生、16939人の、16年間にわたる
追跡調査結果。1万人あたりの死亡者数)

歩行のばあい、20~30分で、100kcal、
自転車のばあい、17~40分で、100kcalの
エネルギーを消費するという(参考:「コアラ通信」)。

毎日、1時間前後、自転車に乗って、軽く汗をかくだけで、
いわゆる成人病と言われている疾患が、約3分の1から2分の
1にまで、減るということになる。

つまりその分、おおざっぱに計算すれば、国による医療費負担も、
3分の1から2分の1に減るということになる。

「自転車は歩行者にとって危険だから、歩道から締めだそう」と
考えるのではなく、「どうすれば自転車に乗る人たちが
より安全で便利になるか」という視点で、もう一度、この
問題を考えなおしてみてほしい。

地球の環境を守るため。
個人がより健康になるため。
そして日本の医療費負担を軽減するため。

ちなみに私は、この40年近く、自転車通勤をしている。
おかげで、成人病とは、まったく、無縁。
いつも同年齢の人たちより、10歳は若く見られている。

自転車通勤は、健康にもいいですよ!

(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司 Hiroshi Hayashi education essayist writer Japanese essayist 自転車 自転車通勤 歩道 自転車道 浜松市 道路行政 提言 自転車道 提言 歩道)