Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Monday, July 07, 2008

*EconmicWar between Japan and South Korera (July 8th)

●韓国経済、最前線(Japan-South Korea Econimic War in Front-Line)
South Korea is now on the cliff of crisis, whose economic dondition has been much worse and worse.

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韓国の経済状況が、ますます悪化している。
ここまで現実味を帯びてくると、
「国家破綻」という言葉を使うことすら、
気が引ける。

が、私たち日本人の心は、複雑……。

韓国は、つい去年まで、「最悪の
反日国家」と目されていた。

たとえば世界でも最大級の揚陸艦を
建造した。
その名もズバリ、「独島」。
「竹島」の別名である。

ノ大統領から、イ大統領に変わった。
イ大統領は、一応、親日派という
ことになっている。

しかし「?」。

私たち日本人の国民感情としては、
「わかりました」「では私たちも嫌韓感情を
捨てます」というわけにはいかない。

韓国の人たちがもつ反日感情に、
ぞっとした人も多いはず。

だから、私たち日本人の心は、複雑……。

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●破綻は時間の問題

誤解があるといけないから、韓国政府が発表した数字のみを使って、韓国経済の内情をさぐってみたい。

+++++++++++++以下、朝鮮N報より++++++++++++++++

●10ぶりの高さとなった、物価上昇率。
●11年ぶりの経常赤字。
●非経済活動人口(失業者を含む)は、1532万人(08年、1~5月)。
●08年6月の消費者物価は、前年度に比較して、5・5%上昇。
●08年5月の輸入物価上昇率は、44・6%。この数字は、98年12月(49%)以来、28年ぶりの高さ。
●農林水産物の輸入物価は、44・8の上昇。
●一般家庭における家計負債は、過去最高の640兆ウォン(約65兆円)。
●企業投資は、過去7年間で、最悪。08年5月期で、前年度比で、2・5%減少。
●国民総所得(GNI)は、1~3月期は、0・2%にとどまった。今年の所得指数は、マイナスに転ずると予想されている(LG研究所)。

+++++++++++++以上、朝鮮N報より++++++++++++++++

この数字の中で、とくに注目すべきは、「一般家庭における家計負債は、過去最高の640兆ウォン(約65兆円)」という部分。

日本のバブル経済がはじけたときには、銀行が多額の不良債権(=負債)をかかえた。韓国では、個人が、多額の不良債権をかかえている。その額、約65兆円。日本の人口は、韓国の人口の約3倍だから、日本の経済規模に換算すると、65x3=195兆円となる。もうメチャメチャな数字である。

こうした現状の中で、庶民生活にも、大きな影響が出始めている。

朝鮮N報の記事を、そのまま抜粋させてもらう。

+++++++++++++以上下、朝鮮N報より++++++++++++++++

7月4日午後、ソウル広津区江辺テクノマート3階の大型家電売り場を訪れたが、買い物客は数えるほどで閑散としていた。入居テナントの従業員(38)は「最近は大型家電を求める客がほとんどおらず、開店休業状態だ」と顔を曇らせた。テクノマート関係者は「消費心理の冷え込みが深刻で、10か月無利子ローンなど破格のキャンペーンを延長している」と話した。家電量販大手のハイマートも「6月のエアコン販売は前年同期に比べ、30%前後落ち込んだ」とため息をついた。

 韓国経済を下支えしてきた電子、自動車など主力産業まで成長が止まり、後退の兆しを見せている。内需はもちろん、輸出も揺らいでいる。

+++++++++++++以上、朝鮮N報より++++++++++++++++

さらに暗いニュースがつづく。

+++++++++++++以下、朝鮮N報より++++++++++++++++

韓国を代表する企業であるサムスン電子の生活家電は、国内向け販売が1990年代末のアジア通貨危機以来、はじめて減少に転じている。同社役員は「6月中旬から洗濯機、エアコンなど生活家電の国内向け販売量が、前年に比べ20%急減した。7~9月期も好転の兆しはなく、販売減に備えた対策を準備している」と話した。

 内需だけではなく家電製品の主要輸出先である米国の状況も思わしくない。サブプライム問題の波紋と原油高で消費が急速に落ち込み、米国での洗濯機販売量は昨年の980万台から、今年は950万台へと減少する見通しだ。韓国企業の輸出にも、相当の打撃が避けられない見通しだ。

(中略)

 特に昨年の韓国の自動車輸出で24・6%を占めた主力市場の米国の不振は、底が見えない。米自動車市場は2000年に過去最高の1740万台の販売を記録して以降、06年までは1700万台以上を維持してきたが、今年上期は741万4000台にとどまり、前年上期(824万8694台)に比べ、10・1%減少した。

(中略)

自動車の国内販売台数も3月をピークに減少に転じた。3月の国内販売台数は11万2855台だったが、6月は10万6267台に落ち込んだ。


+++++++++++++以上、朝鮮N報より++++++++++++++++

不景気といえば、この日本も、不景気。しかしそれ以上に恐ろしいのが、今、韓国で起りつつある、「外資の逃避」。経済指標を並べてみる。

●(08年)6月9日から、20日間連続で、証券先物取引所では、売り越しがつづいている。その額、6兆2000億ウォン(約6340億円)。
●韓国株式市場でも、外国人による売り越しが、今年のはじめからだけでも、21億ウォン(約2億1460万円)に達している。

わかりやすく言えば、外国が、韓国を見放し始めているということ。そのため、韓国銀行がいくら金利(=外資を呼び込むためのエサ)を高くしても、ウォン売りの勢いは止まらない。

そこで、再び、「個人負債」。

韓国では、今、貸し金業者が、猛烈な勢いでふえているという。が、驚いていけないのは、その日本でいう、利息制限法による、法定最高利率。それが、何と、49%! (49%だぞ!)日本のばあい、「基本的には、元本が10万円未満の場合は年20%、10万以上100万未満の場合は年18%、100万以上の場合は年15%、延滞の損害金は、この1・46倍までが認められる」(ウィキペディア百科事典)。

が、貸金業者による実際の平均利率は、72%という(韓国金融監督院)。もちろんヤミ金融では、上限がない。現在の49%にさげられるまで、韓国では、100%~200%というのが、常識だった。

(それでも人々は、金を借り、株式投資に走ったが……。)

わかりやすく言えば、元手として1000万円あれば、それを貸し付けることによって、年、約500万円の利息を手にすることができる。一家がじゅうぶん、生活できる利息である。そのため、韓国では、「猛烈勢いで、貸し金業者がふえている」(朝鮮N報)。その数、何と、「ソウル市だけで、6373社」(同)。

『消費者金融市場が爆発的に拡大している。長引く不景気により信用が悪化し、銀行から資金を調達できなくなってしまった人が増えたことで、これら不良債務者をターゲットとした貸付業者が雨後のたけのこのごとく増えているのだ。

 年俸1億ウォン(約1000万円)以上の証券アナリストが貸付業者の「社長」に変身するかと思えば、留学経験のあるエリートまでが開業に関心を示す。銀行や保険会社もブランドイメージの低下を懸念しつつ、貸付専門の子会社を設立している』(同)と。

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ここまで読めば、ぞっとしない人は、いないはず。しかも、韓国政府の発表する経済指標は、インチキだらけ。たとえば日本の日銀にあたる韓国銀行ですら、借金に借金を重ねている。「通貨安定証券」というのが、それ。あるいは短期外債(=借金)まで、韓国では、資本収支の中では、「投資」と位置づけている、などなど。

が、問題は、この日本。

韓国の経済構造は、加工貿易。韓国の主力輸出製品である携帯電話にしても、その主要部品のほとんどは、日本から輸入している。つまり輸出がふえればふえるほど、その分だけ、対日貿易赤字がふくらむことになる。

言いかえると、韓国経済がコケるようなことにでもなれば、日本の韓国向け輸出業者は、手痛い被害をこうむることになる。とくに機械産業など。へたをすれば、連鎖倒産ということにもなりかねない。

……ということで、日系の銀行各社は、韓国向けの融資をしぶり始めている。(当然である。)が、これが悪循環となって、さらに韓国から外資が逃げる。さらにウォン安が進む。

私の印象では、どうやら韓国政府は、1ドル=1500ウォンを死守ラインと設定しているようである。私のような素人にもそれがわかるところが、恐ろしい。というのも、それがわかれば、あとは、外人投資家たちの思うがまま。わかりやすく言えば、(餌食=エジキ)。

1ドルが1400ウォン近くになれば、ウォンを売り、1ドルが1500ウォンを超えそうになったら、ウォンを買う。何といっても、韓国政府の保証つき! あとはこれをこまめに繰りかえしていれば、まちがいなく、億万長者! が、そのたびに、韓国経済は、やせ細っていく……。

今でも、韓国の大統領が、ノ大統領なら、私はまちがいなく、こう言うだろう。「思い知ったか、ノ大統領!」と。しかし今の私の心は、揺れ動く。かつて日本の小泉首相は、こう言った。

「後悔するのは、韓国のほうだ」と。

それに呼応するかのように、その直後から、日本から台湾への直接投資が、豪雨のように始まった。台湾に、日本の代理戦争をさせるために、である。韓国と台湾の経済構造は、たいへんよく似ている。

その(結果)が「今」とみるなら、韓国の心配をするのも、おかしい。しかしこの(流れ)は、もう変わらない。今すぐ、変えることもできない。ただここで言えることは、現在、韓国にモノを輸出している企業は、厳戒態勢に入ったほうがよいということ。いつ何時、売掛金がパーになるか、わからない。くれぐれも、ご注意!
(この原稿は、08年7月8日、早朝に書いたものです。)