*What is the &-nation conference for?
●またまた6か国協議?
(What is the 6-nation conference for? Mr. C. Hill has already destroyed the basic scheme of the conference. The tragedy is that we, the Japanese, have no choice but to follow him whatever he is and whatever he does for North Korea.)
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まわりの人たちが、見るに見かねて
助けを出している。
見るに見かねて、だ。
にもかかわらず、当の本人は、それを拒否する。
拒否するばかりか、逆に、まわりの人たちを
ののしる。
「オレたちと、もっと仲よくしろ!」と。
仲よくしたいから、助けを出している。
が、当の本人には、それも理解できない。
つまり言うことなすこと、メチャメチャ!
今のK国を見ていると、そんな感じがする。
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●いじけた心
7月5日の読売新聞に、こんな記事が載っていた。
『……韓国とK国は首脳会談合意を受け、今年2月の実務接触で、南北各300人ずつ、計600人の合同応援団派遣で一致していた。
論評は李政権の融和政策見直しにより、「今年上半期に予定された南北首相会談など20件以上の南北対話と協力事業がすべて破たんした」と非難。その上で、合同応援団派遣も「実現できなくなった」と指摘した』(読売新聞・7月5日)と。
何も、好き好んで、韓国は、合同応援団を派遣したい
というわけでも、なさそうだ。
見るに見かねて、つまり何とか外の空気を
吸わせてあげたいと思って、そうしてきた(?)。
今までも、渡航費用は、韓国もち。
応援団が身につけるユニフォームも、韓国もち。
ところで、同じく今日、こんなニュースもあった。
たとえて言うなら、隣に住んでいる暴力団の男が、
こう言っているようなもの。
「ピストルを半分捨ててやったから、光熱費を
もっとよこせ」と。
「捨ててやった」と騒ぐところが、恐ろしい!
読売新聞の記事から抜粋する。
『……「われわれ(=K国)の核施設無能力化は現在80%以上進捗(しんちょく)し、正確で完全な核申告書を提出、合意事項を履行した」「実験用原子炉の無力化を超越した冷却塔爆破措置まで行った」と、自らの正当性を主張。一方で「5者(他5カ国)の経済保証義務は40%しか履行されていない」と、「行動対行動」の原則に反すると指摘した』(読売新聞・5月7日)と。
何をもって「80%」といい、何をもって「40%」
というのか?
こういうあいまいな数字をもちだすところが、実に
K国らしい。
が、それはともかくも、核兵器で周辺の国々を脅かし
ながら、「援助が少ない」とは?
……という話なら、だれにでもできる。
だれもが「おかしい」と思っている。
「へん」と思っている。
で、ここでは、話を先に進める。
つまり、どうしてこうまで常識ハズレの国が、
現実に存在するかということ。
言い方をかえるなら、どうしてK国は、こうまで
常識ハズレな国になってしまったかということ。
あるいは、私たちがもっている(常識)のほうが、
おかしいのか?
その問題を解くカギは、(貧困)にある。
というのも、貧困が長くつづくと、人の心までゆがむ。
心まで貧しくなる。
「貧困による公害」という言葉さえある。
「公害」というのは、良識の範囲を超えた「害」ということ。
個々の貧困が集合されると、公害的な要素をもつようになる。
昔、大学の講義で、耳にした言葉である。
たとえばある脱北者は、韓国でこう証言している。
「子どもを誘拐して殺し、その子どもの肉を店で
売っている人がいた」と。
何ともおぞましい話だが、食べ物に困ると、
人は、そこまでするようになる。
が、問題は、その先。
では、私たちは、だいじょうぶなのか?
つまり日本が、現在のK国の国のようになったとき、
「私たちは、そういうことはしない」と、
本当に断言できるか?
答は、「ノー」。
私自身も、その自信はない。
子どもを誘拐して殺す……ということまではしないにしても、
生きるために、泥棒くらいは、するかもしれない。
つまりそういう(心の貧しさ)が集合されて、
その国の(姿)をつくる。
それが現在のK国ということになる。
つまり私たちがもっている(常識)で、現在のK国を
理解しようとしても、無理ということ。
言いかえると、K国を理解するためには、
一度、K国という、つまりは(貧困の集合された国)に、
視点を置いてみる必要がある。
たとえばこんな例で考えてみよう。
あなたの父親は、経済感覚がなく、何をしても
失敗ばかり。
おかげで借金だらけ。
おまけに女性にだらしなく、家の中はゴタゴタつづき。
あなたやあなたの兄弟たちは、食べるものもなく、
学校へ払う給食費さえ、手元にない。
電話はもちろん、電気も止められ、車はあるが、ポンコツ。
ガソリン代が払えないから、道端でほこりをかぶっている……。
そんなとき、隣の家を見ると、こうこうと明かりが灯り、
みなが娘の誕生日パーティをしている。
豪華な料理に、山のようなプレゼント……。
ガレージには、高級車が何台も並んでいる。
それを見たあなたは、嫉妬とも、怒りとも
区別のつかない感情が、メラメラとわき起こってくるのを感ずる。
そこであなたは、あなたの父親を責めることを忘れ、
あなたの隣人に向かって、こう叫ぶ。
「お前たちが、富をひとり占めするから、オレたちは
こんなに貧しいのだ」と。
もちろんそう考えるのは、その人の身勝手。
それはわかる。
わかるが、その(常識)を超えたところに、あなたの、
つまり現在のK国の(常識)がある。
(だからといって、K国を擁護しているわけではない。)
では、どうするか?
私たちはK国をどう考えたらよいのか。
K国とどうつきあったらよいのか。
答は簡単。
あの国を、かろうじて支えているのは、恐怖政治。
その恐怖政治で、(形)を保っている。
外部との通信を遮断し、国に反抗する人たちは、
ことごとく政治犯として、収容所送り。
つまり体制そのものが、異常。
「つぶせ!」とまでは言えないにしても、そういう
体制の維持に、手を貸すことだけはしてはいけない。
いわんや、こちらから助けを申し出ることはない。
が、現在、6か国協議という協議は、名前だけ。
すでに形骸化している。
実質、米朝会談の、追認会議でしかない。
あるいは、ただの「K国援助会議」。
しかし、だ。
どうして、あんな国を、援助しなければならないのか。
拉致問題があろうとなかろうと、そんなことは
関係ない。
(拉致問題があるから、なおさらだが……。)
それを、「日本だけが取り残される」とか、
「日米韓は、ワンボイスでなければならない」とか。
どこかトンチンカンな意見ばかり。
取り残されて困るのは、K国ではないのか。
仲間ハズレにされて困るのは、K国ではないのか。
何もあんな国にビクビクしながら、ワンボイスに
する必要はない。
ところで話がそれるが、このところ、韓国経済が、おかしい。
先週は、イ大統領が、韓国経済が危機的状況に
あることを国民に伝えた。
「これは脅しではない」と。
そして先週末、ウォンを買い支えるため、韓国政府は、
「爆弾的な」(朝鮮N報)為替介入を試みた。
取り引き終了まぎわになって、ドル売り、ウォン買いの
まさに爆弾的な為替介入。
そのおかげで(?)、1ドル=1050を超えた
ウォンが、1ドル=1045ウォンにまで、ウォン高
になった。(韓国では、「ウォン安」と表現する)
しかしこんな状況は、長くはつづかない。
韓国経済が破綻するのは、時間の問題。
ゆいいつの助けは、造船業ということになる。
しかしそれだけで韓国経済を支えるのは、むずかしい。
つまり朝鮮半島は、この先、ますます混沌としてくる。
今すぐどうこうということはないにしても、
日本は、その準備だけはしておかねばならない。
韓国が2回目のデフォルト(債務不履行=国家破綻)に
陥れば、日本の韓国向けの輸出業者は、手痛い損害を
こうむることになる。
その救済措置も考えておかねばならない。
(韓国の救済措置ではなく、日本の輸出業者の、だ。
誤解のないように!)
この際、日本は日本のことだけを最優先に考えればよい。
朝鮮半島で何が起ころうとも、日本には関係ないこと。
責任もない。
本来なら、「隣人のために……」と、ここできれいごとを
並べるべきかもしれないが、しかし今の私は、
とても、そういう気にはなれない。
で、話を戻す。
ことK国について言えば、そういう国だから、
相手にしないのが、いちばん、よい。
仮に相手が殴りかかってきたとしても、ニッコリと笑いながら、
やんわりと、それをかわせばよい。
少なくとも、日本が本気で相手にしなければならないような
相手ではない。
その経済力にしても、アフリカの最貧国と並ぶ、最貧国。
経済力は、日本の地方の、一県あたりほどもない。
ただし拉致問題は、別。
そのため「人権問題」だけを最前面に出し、人権問題だけで
K国を攻める。
攻めて攻めて、攻めまくる。
(私は、当初から「制裁」に、賛成したことは一度もない。
「制裁しなければならないような国ではない」とは書いてきた。
残念なのは、拉致被害者の人たちが、率先して、「制裁」という
言葉を使ったこと。
その言葉を使ったことにより、拉致問題が、人権問題から
政治問題に置きかえられてしまった。
少なくとも世界の人たちはそう見ている。
「あの人たちは、政治活動をしている」と。
制裁するかどうかは、結果として、国際世論が決めること。)
その結果、K国は、自己崩壊するだろうが、
それも日本の知ったことではない。
この世界には、「自業自得」という言葉がある。
自己崩壊したところで、「国」や「民」がなくなるわけではない。
それが結局は、K国の民衆のためにもなる。
核開発問題も、それで解決できる。
この私の主張は、この3年間、まったく変わっていない。
が、もし私のこの意見を過激と思う人がいるなら、
一度でよいから、東京のど真ん中で核爆弾が炸裂する様子を
頭の中で思い描いてみることだ。
また韓国については、イ大統領になったからといって、
親日国家になったというわけではない。
あのノ前大統領時代の反日姿勢を思い出すなら、
しばらくは静観したほうがよい。
韓国は今でも、日本にとって、たいへん危険な国であることには、
ちがいない。
……しかし、それにしても、オメデタイのが、あの
C・ライス氏と、C・ヒル氏。
結局、この2年間で、アメリカがしたことは、K国に
金と原油とお金と時間、プラス、音楽を与えただけ。
反対に、アメリカが受け取ったものは、ゼロ。
ゼロであるばかりか、あの独裁者を延命させただけ。
その間、K国の民衆を、より苦しめただけ。
日米関係の破壊という、おまけまでつけて……!
私はあのC・ヒル氏を見ていて、あるとき、こう感じたことがある。
「3年B組の金八先生、そっくり」と。
独善的な教育論。
それをぶらさげて、生徒の家にあがりこむ。
「私が、この家庭の問題を解決してみせる」と。
そして最後は、父親と酒まで飲み交わす。
夜の道路を、みんなで歌を歌いながら、歩く。
しかし、そんなことをしても、何も問題は解決しない。
相手がワルすぎる。
心理学的にみても、あれほどまでのワルが、「ここで
心を入れ替えて……」ということは、ありえない。
もともと若い国務次官補の手に負えるような相手ではない。
その上、アジアのことが、まるでわかっていない。
言うなれば、ド素人。
そのド素人が、K国の手玉に取られて、いいように、
もてあそばれているだけ。
もっと言えば、C・ヒル氏らのしたことは、
かつてのソ連、中国、韓国、アメリカ、そしてこの日本がした
失敗を、繰りかえしているだけ。
この7月10日に、6か国協議が開かれるというが、
いったい、何をどう話しあうつもりなのか。
すでにK国は、「実際にテロ国家指定解除がなされるまで、
何もしない」と宣言している(7月5日)。
一方、パキスタンのカーン博士は、「K国に、高性能の
ウラン遠心分離器を渡した」と認めた※(7月5日)。
「何のための6か国協議?」と。「?」マークをつけたところで、
この話は、おしまい。
(この原稿は、08年7月5日の夜に、書いたものです。)
(注※)韓国中央N報は、つぎのように伝える(7月5日)。
『 カーン博士はこの日、AP通信とのインタビューで、「P1型遠心分離機や流量計サンプルなどを北朝鮮に提供した」とし「この機械は00年夏に北朝鮮の飛行機便で運ばれ、当時パキスタン軍当局が積載を監視した」と明らかにした』と。
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