Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Tuesday, July 08, 2008

*Kim Jong-HILL

●6か国協議
Mr. C.Hill’s another Coup d'etat is now again on the course. We never hesitate to call him “Kim Jong-Hill”.

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朝起きると、パソコンを立ち上げる。
メールに目を通す。
つづいてニュースに目を通す。
それが私の日課になっている。

まず、目についたのが、6か国協議。
明日、7月10日から、6か国協議が
開かれるという。

が、驚いたのは、あのC・ヒル氏が、
それに先だって、K国の金代表と、
核の検証法について、事前協議を行う
という。

??????

日米、もしくは米韓が事前協議を
行うというのなら、まだ話がわかる。
あるいは中朝でもよい。

どうして米朝が、事前協議を行うのか?

つまりここにC・ヒル氏の欺瞞性が潜んでいる。
C・ヒル氏は、この方法で、この日本を、
ことごとく裏切ってきた。
そして今回も、また……?

C・ヒル氏は、K国の利益を代弁する形で、
6か国協議を進めようとしている。
ならば、何のための6か国協議なのか?

拉致問題にしても、K国が約束した「再調査」
については、動きは、まったく、なし!

C・ヒル氏は、いったい、何を考えて
いるのか?
私には、さっぱり、理解できない。

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●上下意識

東洋には東洋独特の、上下意識がある。
身分、年齢、職業、続柄、男女、夫婦、親子……など。
あらゆる面に、その上下意識がある。
たとえばこの日本では、たった1~2歳年上というだけで、親分風を吹かす。
そういう人は多い。

一方、欧米には、それがない。
まったくないとは言わないが、ない人には、まったく、ない。
こういうことを書くと、「そんなこと、ないでしょう?」と反論する人もいるかもしれない。
しかし、ない人には、まったく、ない。

反対に、上下意識のない人には、東洋独特の上下意識が理解できない。
とたえば(教師)と(学生、生徒)の関係においても、そうである。
欧米では、たがいに、ファースト・ネームで呼びあっている。
親子もそうだし、夫婦も、そうだ。
兄弟も、そうである。
だいたい、「兄」「弟」「姉」「妹」の区別をしない。
みな、ブラザー。
みな、シスター。

……なぜ、こんなことを書くか?

あの米朝会議を見ていると、若いC・ヒル国務次官補が、老獪(ろうかい)な金K外務次官に、よいようにもてあそばれている。
そんな印象をもつ。
言うまでもなく、あのK国では、あらゆる面において、上下意識が徹底している。
政府高官には、すべて順位がつけられている。
国民も、成分(?)に応じて、徹底的に差別されている。
金K外務次官にすれば、C・ヒル氏など、とるに足りない、ただの若造ということになる。

つまり最初から、話しあいにならない。
少なくとも、金K外務次官には、その気はない。
C・ヒル国務次官補を利用しようという気はあるかもしれないが、対等には見ていない。
上下意識というのは、そういうもの。

が、ただの「上下意識」ではない。
人間の価値まで、その上下意識で決まる。
日本人には、それがわかる。
昔から、葵の紋章を見せつけられ、「控えおろう」と一喝されただけで、みな、頭をさげる。
が、アメリカ人のC・ヒル国務次官補には、それがわからない。

尊大に構えて、ニタニタというか、ニヤニヤというか、席にふんぞりかえって座る金K外務次官。
大きな額をギラギラさせながら、金K外務次官に翻弄(ほんろう)されるC・ヒル国務次官補。

今回の6か国協議でも、その構図は、何ら変わらないだろう。

ところでこの原稿の英文のタイトルは、「Mr. C.Hill’s another Coup d'etat is now again on the course. We never hesitate to call him “Kim Jong-Hill”」。

訳すと、「C・ヒル氏の、もう一度のクーデター、進行中。我々は、彼を、『キム・ジョン・ヒル』と呼ぶことに、何ら躊躇しない」である。
(2008/07/09記)