*Japanese written by Young People
●日本語(若い人の日本語)
若い人が発行している電子マガジンを、いくつか購入している。これが結構おもしろい。内容もさることながら、日本語がおもしろい。少し、まねてみる。これからは、こういう日本語になるのかもしれない。
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これから、洗濯機の掃除、つうか、清掃。
オーストラリアの友人夫妻が、長期滞在すんので、
山荘のほうに、一台、置いとこって、感じ。
で、自宅にも一台、ほし~ぃ。
て、言ったのは、ワイフさま。で、もう一台、
近くのスーパーで、買ってきた。
値段は、二万八〇〇〇円。
五キロで、この安さ。
信じられな~ぃ。
もう少し安いのもあったけど、韓国製。
韓国、がんばってのね。
しかし、どこか心配。
やっぱ、電気製品は、日本製にかぎるよね、ホント。
で、問題は、どうやって、山荘まで、運ぶかっていうこと。きぃい!
軽のバンがあるから、それで行こ。
しかし今朝の天気、ホントにさわやか。
気持い~ぃ。
しかしどこかフラフラすんの。
三半規管が、どこか不調?
よく寝たのに、まだ眠い?
あくびばかり、出んの。
朝ごはんを食べて、お茶飲んで、
それから一休みして、行動開始。
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しかしこの日本語、おかしいと思う前に、正直言って、楽しい。この日本語で、一つ、子育てエッセーを書いてみることにする。どんなエッセーになることやら……? つぎのエッセーが、それ。
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● 父親の役割
そもそも、父親像のない父親に、父親らしくしろって、言っても、ムリなんの。
あまりムリすると、父親だって、自己否定になるわさ。
だって、そうだろ。みんながよってたかって、「あんたは、父親らしくないわさ」なんて言われてさ、気持いいはずねえもんね。
役割形成っていう言葉を、知ってるか? 人間っていうのはさ、長~~~~~ぃ時間かけてさ、自分らしい自分をつくっていくというわけ。わかりやすい例で言うとさ、男が男らしくなるのは、この役割形成という作用によるもの。わかる?
女だって、そう。ほとんどは、見ようみまねで、男は、男に、女は、女に、なるっていうわけ。つうか、そういうふうに、仕立てられていくって、いうわけ。
こういうのを、観察学習っていうわけ。知ってた?
わかりやすく言うとさ、自分が、その父親に授業参観してもらったことがない父親に、「参観日に出てきなさい」と言ってもさ、ストレスがたまるだけ、っていうこと。炊事や洗濯をしたことがない父親に、「家事を手伝え」と言っても、ストレスがたまるだけ。わかる、この気持?
しかしさ、その程度では、すまないの。「あんたはダメ」と、あんまり父親を責めると、父親だって、自己否定の世界に陥ってしまうよ。こういうのを、役割混乱と、いうわけ。これがこわいよ。きぃい!
わかりやすく言うとね、トラックの運転手に、リカちゃんの洋服を着せるようなもの。「あんたの服装、ダサいから、今度、この洋服にしな」と言われても、困るでしょ。役割混乱を起こすと、人間っていうのは、情緒がたいへん不安定になるの。もちろん自信喪失にもなるけどさ。
だからあんま、父親に、あれこれ言わないほうが、いいよ。やめときな。どうせ、ムリだもんね。そういうもの。人間って、いうのはさ。
そのかわり、各論のほうから、少しずつ、攻めるのがいいよ。たとえば、さ、何か、子育てらしきことをしたらさ、「パパ、なかなか、やるじゃん」とか、何とか言って、おだててさ、そういうこと。
あんたの夫は、夫。どうせ、簡単にはなおらね~~~~~よ。だったらさ、あきらめな。あきらめて、つぎの世代に、望みを託しな。そのほぉが、いいよ。わかりやすいし、さ。
ほほほ。ケツロンを言えば、そういうこと。わかった?
(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司 Hiroshi Hayashi education essayist writer Japanese essayist 役割形成)
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