*Revolutionaru Road
●レボルーショナリーロード(Revolutionary Road)
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映画『レボルーショナリーロード』を見てきた。
レオナルド・ディカプリオ&ケイト・ウィンスレット主演。
『タイタニック』の再現版……ということで、かなり期待して
見に行った。
が、星は2つの★★。
がっかり。
ワイフの評価は、3つの★★★。
2度目は、ぜったいに見たくない映画。
本当の題名は、『レボルーショナリーロード・燃え尽きるまで』。
しかし何が燃え尽きたのだろう?
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平凡なサラリーマンの、フランク(ディカプリオ)。
その夫を家庭で支える、エイプリル(ウィンスレット)。
ともに、どこか不完全燃焼症候群に襲われている。
子育てに追われる、平凡な毎日。
そのエイプリルがある日、パリへの移住を提案する。
一時はフランクもその気になるのだが……。
が、ちょっとしたつまずきが、互いの不協和音となって、やがて増大していく。
ドラマとしては、どこの家庭でもあるような話。
それだけに2人の熱演が大切ということになるが、どうも盛り上がらない。
アメリカ映画にしては、少し力みすぎ。
この映画は、リチャード・イェーツの小説が基(もと)になっているという。
つまり実話とは言わないが、モデルになった夫婦がいたはず。
その夫婦の妻、つまりエイプリルには、何かの情緒的問題があったのではないか。
ウィンスレットが演ずるエイプリルは、そういう点では、まともすぎる。
つまりストーリーから受けるエイプリルの(心の問題)と、ウィンスレットが
演ずるエイプリルの(まともさ)が、どうも一致しない。
もう少し、かみくだいて説明してみよう。
エイプリルという女性は、その年齢にしては、現実感が乏しい。
ふつう、(「ふつう」という言葉は、慎重に使わねばならないが)、人は、成長とともに、
夢幻的なものの考え方から、現実的なものの考え方へと変化していく。
またそれができる人を、「おとな」という。
が、心に何らかの問題をかかえていると、その成長がはばまれる。
わかりやすく言うと、おとなになっても、おとぎの国にでも生きているかのような、
ものの考え方をする。
おそらくリチャード・イェーツは、本の中では、そういう女性を描いたのだろう。
しかし、映画の中のエイプリルは、そういう意味では、(まとも)。
そのまともすぎる点に、違和感を覚えた。
映画を見終わったとき、ワイフはこう言った。
「どこの夫婦も、いろいろな危機を乗り越えながら、成長するものよ」と。
フ~~ン?
ワイフも、私の知らないところで、いろいろな危機を経験していたようだ。
全体としては、制作費もそれほどかかっていない、安上がりの映画。
『タイタニック』とは、比較にならない。
が、それ以上に、ケイト・ウィンスレットが、歳をとったのが残念だった。
スタイルはよくなったが、肌が汚いのには、がっかりした。
白人の女性は、スタイルはよいが、近くで見るものではない。
……とまあ、映画を見ながら、昔、オーストラリアの友人がそう言ったのを、
思い出していた。
そうそうこのところ、睡眠不足がつづいていたこともあり、途中、10~15分ほど、
眠ってしまった。
どちらかというと、私には、退屈な映画だった。
(追記)
年代は、逆算すると、私が満8歳前後の映画ということになる。
私が小学3、4年生のころ。
そのころすでにアメリカは、電算機、つまりコンピュータに向けて動き出していた。
私はむしろそちらのほうが、すごいと思った。
映画とは直接、関係のない話だが……。
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