Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Sunday, April 26, 2009

*Hi-Vision TV set

●4月26日

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今度、実家を売却することにした。
無人の家になって、もう4年以上になる。
5年以上か?
が、伝統的建造物ということで、
解体することもできない。
しかたないので、「古家付」ということになった。

その実家。
土地の坪数は、xx坪弱。
坪単価を、20万円としても、xxx万円。
「こんなものかなあ」とか、「こんなものだろうな」とか、
いろいろ考える。

「こんなものかなあ」というのは、
祖父母の代から、父、兄と引き継いできたものが、
たったのxxx万円(!)。

「こんなものだろうな」というのは、
現在、観光地で売り出してはいるものの、
しょせん、さびれた田舎町(失礼!)。
時代も変わった。
おまけにこのところの大不況。
買う人もいないだろうな、ということで、
そう思った。

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●田舎の価値

少し前、長野県の田舎に住む友人が、家を建て直そうとした。
そのときのこと。
銀行でローンを組もうとした。
が、評価額のあまりの低さに驚いたという。
「宅地にはなっていますが、300坪で、たったのxx万円!」と。
つまり銀行は、土地を担保にしても、xx万円しか貸さない、と。

その友人も同じようなことを言っていた。
「代々、守り継いだ家の価値が、たったのxx万円とは!」と。
きびしい言い方になるが、たったxx万円のために、代々、その
家の人たちは先祖の土地を守ってきた、ということになる。

あるいはそれ以前の日本は、その程度までに貧しかったのか。
今なら、平均的な労働者が数か月で稼げるような金額で、「家」をもち、
それを守った(?)。

解釈の仕方はいろいろある。
が、もちろんその「家」のもつ価値は、土地の評価額だけで決まるものではない。
そこに住む人の(思い)で決まる。
(思い)があれば、土地の値段など、どうでもよい。

しかしたったの、xxx万円。
売ることができたとしても、20%の税金がそれにかかる。
手取りは、xxx万円。
実兄と母の、葬儀代プラス仏壇代と、ほぼ同額。


Hiroshi Hayashi++++++++APRIL・09++++++++++++はやし浩司

●「FUxx」という卑猥語(ひわいご)

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40年前には、この日本で、「FUxx」(ファxx)という単語の
意味を知っている人は、ほとんどいなかった。
この単語が日本で、ぼちぼち使われるようになったのは、それから
15年ほどもたってからのことである。

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が、今では、そこらの小学生でも、この単語を使う。
おまけに、あの指を1、2本立てたジェスチャまで!
(手のひらのほうを相手に向けて、指を2本立てれば、ヴィクトリー・
マーク。
手の甲のほうを相手に向けてすれば、まったく別の意味になる。
ふつう「Get Fuxxed」とか、「Get stuffed」とか、
そういう言葉を添えて、そうする。)

そこで私がそれを強く制する。
「子どもがそんなジェスチャをしてはダメだ!」と。
すると子どもたちは、すかさず、「どうしてエ~~?」と聞く。
しかし意味など、言えない。
私も、学生時代、その意味を知って驚いた。

少し回りくどい言い方になるが、許してほしい。
インターネットの世界には、使用禁止用語というのがある。
それを使うと、BLOGなどに原稿を掲載するとき、拒否される。
……指を立てる意味は、こうだ。

女性が、自分で自分を慰めるとき、指ですることが多い(そうだ)。
そのとき、指を1、2本だけ伸ばして、それをすることが多い(そうだ)。
あるいは男性が女性を抱いて、女性を慰めるときも、そうである(そうだ)。
それがそのまま指を立てるという、あのジェスチャになった。

ジェスチャだけではない。
「Get Fuxxed」にしてもそうだ。
どう訳すかというよりも、日本語には、そういう言葉すらない。
あえて訳せば、「おxxこ野郎!」という意味か?

先に書いた、「Get stuaffed」(詰めろ!)というのも、
同じような意味で使う。
これは女性の体の中を、「詰めろ」という意味である。
何で、どう詰めるかは、改めて、ここに書くまでもない。
つまり(とんでもない意味)である。
そういうジェスチャや言葉を、最近の子どもたちは、平気で使う。

日本とちがって、外国では、指のジェスチャが、日本人の私たちが
想像する以上に意味をもつ。
そういうジェスチャを外国でして、相手に殴られても、文句は言えない。
つまりそれくらい重大な意味をもつ。
ブラジルでは、本当に、そういう事件があった。

日本のある領事が、リオで、車を運転していたときのこと。
うしろから猛スピードで車が近づいてきた。
そこでその領事は路肩に車を寄せ、窓から手を出し、日本でいう、
「OK」マークを指でつくり、その手を振ってみせた。
「早く追い抜け」という意味で、そうした。

しかし、である。
その車は領事の車の前に突っ込んできた。
車から男が降りてきて、その領事を袋叩きにしてしまった。
ブラジルでは、「OK」マークは、男性が自らを慰めるときに使うジェスチャ。
指を立てるジェスチャと同じ意味をもつそうだ。
で、その男は逮捕されたが、しかしそのまま無罪放免。
そういうジェスチャをした領事のほうが悪い、ということになった。

私はこの話を、領事館に勤務する書記官から直接聞いた。
だから……。
子どもたちがそうした言葉を口にしたり、ジェスチャをしたら、しっかりと
私たちは言おう。

「そういうことをしては、ダメ」と。


Hiroshi Hayashi++++++++APRIL・09++++++++++++はやし浩司

●フルスペック・ハイビジョン

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2011年には、アナログ放送が終了し、
すべて地上デジタル放送に切り替わるという。
そこで我が家でも、今日、テレビ受像機を換えた。
シャープの、フル・ハイビジョンテレビ、である!
サイズは、42インチ。
昨年の秋のモデルらしく、今年の春モデルの価格の
約半額で購入することができた。

それほど期待していなかったが、電源を入れて、仰天。
本当に驚いた。
あまりの美しさに、ただぼう然!
息をのんだ。
そのまま、少し前まで、計5時間もテレビを
見つづけた。

どこかの店頭で見るときは、それほど美しさを
感じなかった。
が、しかしここまで美しいとは……!

ワイフの趣味はビデオ鑑賞。
言うなれば、そういうワイフへのプレゼント。
「これから家でも映画館並みの映像が見られるね」と
声をかけると、うれしそうだった。
ついでに紅茶を作って、ワイフに出してやった。
私としては、大サービス!

「(映画館の)プレミア席でも、紅茶サービスはないよ」と。

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●目標

私としては、この10月まで待つつもりだった。
この10月から、3D(立体)テレビ放送が始まる。
立体放送が始まったら、テレビを買い替えよう、と。
が、何となく、雰囲気にのまれて、先日、フルHDテレビを買ってしまった。
値段は、今年の春モデルの約半額。
しかしこれには、こんなエピソードがある。

私は当初、「HD」というのは、パソコンの「ハードディスク」のことと思っていた。
チラシなどには、「フルHD」というように、書いてある。
で、「どうしてテレビに、ハードディスクがついているのだろう」と。
で、近くの電気屋、電気屋といっても、駐車場が300台分くらいある大型店だが、
そこへ行って聞いてみた。

「HDって、どういう意味ですか」と。

すると店員が、「ハイビジョンのことです」と言った。
それをていねいに説明してくれた。
「フル」というのは、「フルスペック」という意味だそうだ。
ハイビジョンテレビにも、「ハイビジョン」と、「フルハイビジョン」の2種類がある。
画素数のちがいらしい。
フルハイビジョンは、たしか「画素数が、2000万~」とか、なんとか言った。

ついでに店員が、「昨年の秋モデルでよければ、安くしますよ」と。
で、そういう話をしているうちに、だんだんと断れなくなった。
それで、まあ、購入することに……。
そのテレビが今日の夕刻、届いた。
そのときの様子は、冒頭に書いたとおり。

しかしここまで美しいとは、私も思っていなかった。
本当に、美しい。
今までも32インチの液晶テレビを見ていたが、美しさがダントツにちがう。
「こんなに美しいものなら、もっと早く買えばよかった」と、今は、そう
思っている。


Hiroshi Hayashi++++++++April. 09+++++++++はやし浩司

●「ALWAYA、3丁目の夕日」

今週は劇場で見たい映画もなかったから、近くのビデオショップで、邦画を一本
借りてきた。
昨夜、それを見た。
タイトルは、『ALWAYS、3丁目の夕日』。

よかった。
久々に感動した。
笑って泣いて、また笑った。
星は4つの、★★★★。

冒頭部分はともかくも、昭和30年前後の東京の下町の様子が出てきたところから、
ぐんぐんと画面に吸い込まれた。
とくにオート三輪が出てきたときには、大感激!
私たちの世代には、忘れられない乗り物である。

どれもCG(コンピュータ・グラフィックス)で作成した映像なのだが、
そうとわからないほど、よくできていた。
とくに蒸気機関車は、圧巻!
どう見ても、あれは本物(?)。

そんなわけで団塊の世代の私たちには、たまらない映画である。
1958年(昭和33年)の10月14日に東京タワーが完成したというから、
私が10~11歳(小5、6年生)ごろの話ということになる。
言い忘れたが、ところどころで、工事中の東京タワーが出てきた。
それがシーンごとに、少しずつ高くなっていった。
それで時間の経過がわかるようになっていた。
このあたりの表現方法が、すばらしい!

ワイフと、「そうだった」「いや、ここはそうでなかった」と、
ワイワイ、言い合いながら見た。

ほかの俳優はともかくも、小雪さんの演技は、超一流。
「日本にも、ああいうすばらしい俳優がいるんだ」と、再認識。
加えて、日本のCG技術の進歩にも、驚いた。
「日本も、ここまでできるようになったんだ」と。

で、見終わったとき、ほのぼのとした温もりを感じた。
半世紀前の余韻が、そのまま心に響いた。
団塊の世代の人は、ぜひ、一度見たらよい。


Hiroshi Hayashi++++++++April. 09+++++++++はやし浩司