Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Monday, April 13, 2009

*How to live up and keep our peace in Far East

●劇団演技【Play on the Stage】


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テレビのチャンネルを替えるとき、
どこかの劇団が演ずる、舞台劇が目に留まった。
しばらく、それを見た。


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みなさんは、あの劇団といわれる団体が
演ずる、「劇団演技」というのを知っているだろうか。
要するに、舞台劇。


どこか取ってつけたような不自然な演技、
わざとらしいジェスチャ、声だけをやたらと張り上げて、
セリフだけをペラペラとしゃべる。


それはそれとして構わないが、そういう劇団から
出身した俳優は、これまた独特の演技のし方をする。
劇団、あるいは舞台の上では、それなりに
評価されるかもしれないが、こと映画の世界では
通用しない。


そういう演技を見たとたん、あるいはそういう
演技を感じたとたん、スーッとそのまま興ざめ
してしまう。


かつてピーター・フォーク(刑事コロンボの主役)が、
ニューヨークの演劇学校で演技指導をしている
テレビ番組を見たことがある。
その中で、ピーター・フォークは若い俳優の卵たちに
向って、何度もこう叫んでいた。


「演技は、自然に!」「自然に演じろ!」と。


劇団演技には、それがない。
つまり不自然。


今では小さなマイクがあるのだから、それを使って、
もっと自然な話し方をすればよい。
自然な話し方をすれば、動作も、自然になる。
ついでに、顔の表情も、別の画面に大きく映し出せばよい。
そうすれば、表情も自然になる。
どうしてそういうことを劇団の人たちはしないのだろう?


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●焼津・MINATO・マラソン(Yaizu Minato Marathon)


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昨日、焼津まで、行ってきた。
息子のマラソンを応援するため。
息子は、10キロコースに出場する。


朝、7時ごろ家を出る。
焼津に着いたのは、8時半ごろ。
焼津駅から港(会場)まで歩く。


が、人の多さにびっくり。
7000人の人が、スタートラインに並んだ。


「これではわからない!」と。


で、「約1時間はかかるだろう」という
ことで、そのまま港祭りの会場へ。
そこにも、かなりの人たちが来ていた。


私とワイフは、マグロ丼と、焼きそばを食べた。
が、再びマラソン会場へ戻る途中、ワイフがトイレへ。
コンビニの中のトイレを使わせてもらったが、
そこでもズラリと人の列。


モタモタしているうちに、時間が過ぎた。
ゴールあたりへきたときには、ちょうど
1時間が過ぎていた。


それから「まだか……」「まだか……」と。
息子をさがしたが、最後まで息子の姿は見えなかった。


「棄権したのだろうか」「だいじょうぶかなあ」とか、
そんなことをワイフと言いあう。
今度のマラソンのためには、ほとんど練習していなかった。


で、そのまま駅に向かって、私たちは家に帰った。


で、夕方、疲れた表情で、息子が帰ってきた。
「どうだった?」と声をかけると、
「53分だった」と。
私たちがゴール付近へ着く前に、息子は
先にゴールしていた。


しばらくマラソンの話で、もりあがった。
みなで焼津のみやげを食べた。


「(会社の)ほかの人はどうだった?」と
聞くと、「社長は、1時間10分くらいだった」と。
会社からは、今度の参加者は、社長と息子の、
2人だけだったとか。
従業員200~300人程度の小さな会社だが、
それを聞いてうれしかった。


釣りバカ日誌の、浜ちゃんと、スーさんみたいな関係、
と思ったが、それは言わなかった。


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●時事問題の見方


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「降ってきた火の粉は、振り払う」と言った大臣がいた。
「やられたら、やりかえす」と言った、M党の議員がいた。
私のBLOGに、「ミサイル迎撃反対と言うなら、それで死んでも
あなたは文句を言うな」と書いてきた人もいた。
さらに「ミサイル迎撃反対という意見には賛成だが、日本としての
プライドはどうするのか」と書いてきた人もいた。


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●横軸としての時事問題


時事問題を考えるときは、縦軸と横軸の、その両方から見る。
縦軸だけでもいけない。
横軸だけでもいけない。
たとえばK国のミサイル問題を例にあげてみる。


K国は、今、この時点で、ミサイルをもっている。
それに対して、日本はそれを脅威に感じている。
そしてK国は、日本に向けて、ミサイルの発射実験をした。
そのため日本中が、パニック状態になった。
これが縦軸である。


その縦軸だけを見ると、「火の粉だ」「やりかえす」「文句を言うな」
「プライドはどうなのか」となる。


しかしもう一方で、こうした時事問題は、横軸からも、見る。
それには私のこんな経験がある。


1967年、私はUNESCOの交換学生として韓国に渡った。
日韓の間に、まだ国交が回復されていなかったときである。
私たちは「国連」の名のもとに、韓国に渡った。


私たちは、いくつかの大学を回った。
が、行く先々で、日本攻撃の矢面に立たされた。
「反日感情」とはいうものの、現地で肌で感ずるそれには、ものすごいものがあった。
私はやがて、こう思うようになった。
「日本の歴史教育は、まちがってはいない。
しかしすべてを教えていない」と。


そして帰国したが、その少し前のこと。
私は、こう実感した。
それが私の結論ということになる。


「日本がつぎに戦争するとしたら、相手は韓国だな」と。
当時は、K国については、ほとんど知らなかった。
国力も、それほどちがわなかった。


その1967年から、現在に至るまでの(流れ)の中で、時事問題を考える。
本当はその前から考えるのが正しいが、それには限界がある。
私は戦後生まれの人間で、戦時中、あるいは戦前の日本の様子を知らない。
知っていたかもしれないが、それは一部でしかなかった。


●横軸の中で……


今の日本人の視点の中で、何が欠けるかといえば、つぎのことではないか。
つまり私たち日本人の私たちは、してはいけないことを、してしまった。
これには弁解の余地はない。
それがわからなければ、反対の立場で考えてみればよい。


ある日突然、大量の中国軍が入ってきて、つぎつぎと日本を制圧していった。
日本語を話すことを禁止し、各地に、中国共産党を称える会館までできた。
日本人の私たちは、その会館で思想教育を受けるのを義務づけられた……。
もちろんそれに異議を唱えるものは、問答無用式に投獄、処刑。


それでもあなたは、「あの韓国併合は正しかった」と、胸を張っていえるだろうか。
つまりそこを原点として、その横軸の先に、(現在)がある。
が、その横軸とて、でこぼこだらけ。
戦後日本が、かろうじて、(本当にかろうじて、だぞ)、平和を守ることができたのは、
何も日本人が平和を愛する国民だからではない。
平和を守ったからでもない。


日本が平和を守れたのは、アメリカ軍という強力な軍隊が、日本に駐留していたからに
ほかならない。
もしあのままアメリカ軍がそのまま日本を離れたら、今ごろ日本という国そのものが
なかった。
早くはスターリン・ソ連、毛沢東・中国、李承晩・韓国、それに金日成・K国に、
繰り返し襲われていたことだろう。


こうした横軸を見ながら、(現在)を見ると、見方も大きく変わってくる。
順に反論してみよう。


(1)火の粉は振り払う


敗戦時までさんざん、好き勝手なことをしておきながら、敗戦と同時に、
「日本は平和を愛する国民になりました」は、ない。
そんな身勝手な論理が通ずるはずもないし、世界も、それを受け入れない。
わかりやすく言えば、さんざん、火の粉を振りまいておきながら、相手からの
火の粉は許さないは、ない。


仮にそう言うとしても、それは最後の最後。
今度のミサイル発射実験について、中国は日本に対して、さかんに「冷静に」とか、
「慎重に」という言葉を使った。
私には、それが「謙虚に」と聞こえた。


恐らくアメリカ政府も、同じように感じたのではないか。
アメリカ軍が移動するたびに、日本国内では、「アメリカ軍は出て行け」の大合唱。
沖縄駐留のアメリカ兵にしても、半減されることが、すでに決まってしまった。
私がオバマ大統領なら、こう思うだろう。
「日本は、ずいぶんと自分勝手な国だな」と。


●やられたら、やりかえす?


やりかえすのも結構なことだ。
日本のほうが国力もあり、初期の段階では、勝利(?)を収めるだろう。
しかしそれは一時的。
そのあと日本は、泥沼へと吸い込まれていく。
現在の、イスラエルとパレスチナの関係を例にあげるまでもない。


そうなったとき、残念ながら、今の日本には、それに耐えるだけの力はない。
たとえば銃の使い方ひとつ取りあげても、日本人は、だれもそれを知らない。
一方、韓国にせよ、K国にせよ、国民すべてが徴兵制によって、訓練を受けている。
(韓国は、男子のみ。)
銃の使い方どころか、爆弾の使い方まで、知っている。


さらに韓国は、全土にシャルターを用意し、拠点ごとに武器を蓄えている。
K国は、「全土を要塞化した」(09年4月)と宣言している。
で、かたや、この日本は、どうか?
丸裸以上の「丸裸」。


化学兵器にせよ、生物兵器にせよ、ノドン1発で、約20万人の人が死傷する
と言われている。
もしそうなったとき、日本はどうするのか?
その対策はきちんと、できているのか?


「やられたら、やりかえす」と勇ましいことを口にするのも結構だが、それを言う
人たちは、もっと現実を見たらよい。
相手も、同じ論理を振りかざしてくるぞ!
そうなれば、泥沼どころでは、すまなくなる。


何度も繰りかえすが、戦争というのは、始めるのは簡単。
しかし終えるのがむずかしい。
ニクソンのベトナム戦争や、ブッシュのイラク戦争を見れば、それがわかるはず。


●勝者は日本!


横軸で時事問題を見たばあい、勝者はこの日本である。
日本に決まっている。
今に見る繁栄が、その(結果)である。


一方、K国はどうか?
世界の中でも最貧国。
09年度の国家予算が公表されたが、たったの37億ドル※。
たったの37億ドルだぞ!
日本円で、3700億円弱!


が、この数字とて、彼らがいうところの公式レートで計算したもの。
実際のウォン・レートは、その10分の1とも、20分の1とも言われている。
そんな国が、国防費のほとんどを使って、テポドンを打ちあげた。
日本人の私たちにしてみれば、「一発のミサイル」かもしれない。
しかし彼らにしてみれば、「国運を賭けたミサイル」ということになる。


「迎撃」という言葉が、いかに彼らを刺激したかは、言うまでもない。
仮に迎撃するとしても、それを口にするのは、最後の最後。
迎撃基地をマスコミに公表しながら、何が、迎撃か?
あろうことか、この日本では、迎撃ミサイルの移動状況まで、公開してしまった!


この問題は、「文句を言うな」というレベルの話ではない。
現にあのとき、日本がミサイルを迎撃していたら、そのあと、10~20発の
ノドンが、日本に向かって発射されていた。
もしそうなっていたら、単純に計算しても、死傷者は数百万人に達していただろう。


●プライドは、どうなるのか?


何度も書くが、相手は、まともな思考力すらない、
「狂った犬」(アメリカ政府高官)である。
そんな国を相手にして、正義とか大義を主張して、どうする?
どうなる?


仮に正義や大義を主張するとしても、そこは大国。
「買ったとか、負けた」とかいう話ではない。
こと「プライド」ということになるなら、あの国こそ、世界の笑いもの。
何百万人もの国民を餓死させながら、「人工衛星」は、ない。
韓国紙の報道によれば、テポドン1発で、1年間、国民の食糧を買うことできる
という。


ここは『負けるが、勝ち』。
相手にしなことこそ、私たち日本人の度量というもの。
もしここで1発でもミサイルが撃ち込まれたら、日本の経済はそのまま、
奈落の底に!
外資は逃避し、株価は急落、円も急落。
そればかりではない。


すでにこの日本には、100~1000人単位の工作員が潜んでいると言われている。
そういう工作員たちが、何をするかわからない。
いや、工作員が悪いのではない。
そういう工作員の侵入を許してきた日本国政府に、責任がある。
拉致問題にしても、しかり。


もし防衛ということを本気で考えるなら、日本国民全員に防毒マスクを配布しろ。
全国各地、津々浦々の町内にいたるまで、シェルターを用意しろ。


さらに化学兵器にせよ、生物兵器にせよ、10万人単位の被災者が出たら、そのときは
どうする?
救護体勢は整っているのか。
治療体勢は整っているのか。
そういう準備もなしに、「迎撃」は、ない。


日本人としての「プライド」を考えるのは、そのあとでよい。


●K国は自滅する


何も急がなくても、K国は、自滅する。
日本が騒がなくても、国民たちのほうが、やがて臨界点を迎える。
すでに迎えつつあるという説もある。
つまりそのために、K国は、ミサイルを打ちあげた。
目的は、国内の引き締めと、国威発揚のため。
裏から読むと、国内はガタガタ。


そこでK国は、独裁国家の末路の常として、敵を外に求め、戦争をしかけよう
としている。
「相手にしてほしい」と、だだをこねている(ライス前長官)。
だったら、相手にしないことこそ、ベスト。
無視すればするほど、彼らは墓穴を掘る。


が、今ここで日本が迎撃すれば、それこそまさに、彼らの思うツボ。
「ワナ」と言ってもよい。
彼らはそれを利用して、日本に対してしたい放題のことをしてくる。


で、最後に、「あとは、パトリオットミサイルで、K国を叩いてもらう」
という意見について。
私のBLOGへの書き込みに、そうあった。


しかし今のアメリカには、その力はない。
またそのつもりもない。
オバマ政権になって、それがさらに明確になった。
これも反対の立場で考えてみればわかる。


どうしてアメリカが、日本の防衛について、責任を負わねばならないのか?
「日本よ、甘えるのもいいかげんにしておけ」ということになる。
もっとはっきり言えば、「現実をもっと、しっかりと見ろ」ということになる。


そう、私の孫はアメリカ人だが、もしその孫が、日本を守るために
この極東にやって来ると言ったら、私はこう言うだろう。


「来なくていい。私たちで、こっちはこっちで何とかするから」と。


(注※)(K国の国家経済)(09年度の国家予算、韓国C紙より一部、転載)


『最高人民会議の予算決算を分析した韓国当局は昨年のK国の歳入規模は北朝鮮の通貨で4588億ウォン、歳出は4510億ウォンと推定した。K国は2004年以降継続して赤字財政を維持してきたが、2008年は5年ぶりに黒字に転換したというのが当局の判断だ。統一部当局者は、「2008年のK国の財政構造は、赤字に近い(支出がやや多い)均衡財政となるものと予想していたが黒字となった。予算収入の源泉となる協同農場の食料生産と、企業の工場稼働率が高まり、税金収入が予想より拡大したことが理由だ」と話している。当局は今年のK国の予算は4836億ウォン(約37億ドル)規模になるものと予想している。

今年のK国の予算のうち、国防費が占める割合は昨年の16%から0.2ポイント縮小の15.8%に削減された。K国の公式為替相場で6億ドル水準となる。しかし専門家らは、国家予算に国防費が占める割合は実際の国防費とは違いがあるものとみている。』


Hiroshi Hayashi++++++++April. 09+++++++++はやし浩司