Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Wednesday, April 15, 2009

*Political Situation in Far East Asia

【極東アジア情勢(常識的な見方)】


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極東アジア情勢について、常識的な見方をまとめると、
つぎのようになる。

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●迎撃ミサイルは無用の長物


テポドンやノドンに対して、現在日本が保有している迎撃ミサイルは、まったくの
無用の長物。
不意打ちをくらったら、おしまい。
仮に迎撃できたとしても、現在の能力では、数発程度。
320~800基とも言われるノドンに対しては、まさに「打つ手なし」。


金額もバカにならない。
迎撃ミサイル1基、170億円~。
装備一式(既存設置分)だけでも、7000億円~1兆円。
今後、その装備費用は、天文学的数字になる可能性がある。
だったら、最初から、(飾り)程度にしておくこと!


●アメリカの対日政策の変更


この10年で、アメリカの対日政策は、大きく変わった。
アメリカにとって、「アジア」といえば、そのまま「中国」をさす。
日本ではない。


やがて日米安保条約も死文化するだろう。
時間の問題と考えてよい。


アメリカにとってK国の核兵器など、痛くもかゆくも、何ともない。
アメリカが心配しているのは、核兵器の拡散。
核兵器が中東の(テロ組織)に流れること。
イスラエル(ユダヤ国家)が危険にさらされること。


アメリカは基本的には、ユダヤ国家と考えてよい。


●6か国協議


アメリカは、結局は米朝会議で決着を図ろうとしている。
しかしこれは日本にとっては、最悪のシナリオ。
仮に米朝間で、「相互不可侵条約」のようなものが結ばれれば、日本は万事休す。
K国は、日本に対してやりたい放題のことができるようになる。


アメリカ本土が攻撃されないかぎり、アメリカはK国に対して何もできなくなる。
仮に日朝戦争が始まっても、傍観するのみ。
が、それこそが、まさにK国の最終目標。
日本が今まで、2国間協議に反対してきた理由は、ここにある。


●K国の国内事情


軍部ですら、すでにガタガタという状態。
そのためK国の金xxは、緊張感を高めるため、外に敵を作る。
挑発をつづける。
崩壊過程国家の常とう手段である。


重要なことは、日本は、そのワナにはまってはいけないということ。
これから先、韓国や日本に対して、局地的な戦闘をしかけてくる可能性がある。


韓国よ、日本よ、その挑発に乗るな!


●K国の核兵器+ミサイル


K国全体が、巨大なカルト国家とみなしてよい。
その本尊が、核兵器ということになる。
金xxによる独裁政治の、力(=パワー)のシンボル。
ミサイルは、その運搬手段。
だからK国は、ぜったいに核兵器を放棄しない。
金xxが政権の座にあるかぎり、放棄しない。


そういう前提で、K国の核兵器開発を考える。
アメリカもまた、それを認める方向で、動きつつある。


●日本の立場


『触らぬ神に、たたりなし』を貫く。
軍事評論家(韓国)たちは、10月までに、2回目の核実験をするだろうと
読んでいる。
ミサイルの発射実験も、そのころ併せてするかもしれない。


で、今となっては、何もかも手遅れ。
C・ヒルという、あの外交官のおかげで、K国に「5年」という年月を与えてしまった。
その間に、K国は、核兵器の小型化に成功し、今度はICBMの実験までしてみせた。


今、日本にできることは、K国の自然死を待つだけ。
ぜったいに、あの国に手を出してはいけない。
ミサイル迎撃など、もってのほか。
ミサイルの発射実験を再度したら、また国連という場で、ワーワーと騒げばよい。


この日本は、丸裸以上の丸裸。
それを忘れてはいけない。
勇ましい好戦論に、まどわされてはいけない。
ここは『負けるが勝ち』。


日本は、あんな国を相手に、ぜったい心中だけはしてはいけない。
「バカだ」「臆病だ」と言われても、気にしてはいけない。


●中国の立場


アメリカに対して巨大債権国となった中国。
その中国にしても、本音を先に言えば、K国の核兵器にせよ、ミサイルにせよ、
そんなものは、痛くもかゆくもない。


中国はこうした危機(?)を、うまく利用して、自国の発言権をましてくるだろう。
言いかえると、日本は、反対に、それを利用する。
K国問題は、中国問題と置き換えて、中国と交渉する。
K国を無視してもよい。


K国を自然死させるにしても、中国の助けが不可欠。
朝鮮半島北部を、中国領にしてもよいという思い切りが、中国を動かす。
(当然、韓国はそれに猛反発するだろうが……。)


事実、中国はK国内の鉱山採掘権のほとんどを、手中に収めている。
中国が心配するのは、K国が崩壊して、それらの採掘権を失うこと。
「国境での混乱」は、口実。


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以上、常識的な範囲で、極東アジア情勢をまとめてみた。
(09年4月15日記)



Hiroshi Hayashi++++++++April. 09+++++++++はやし浩司