Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Wednesday, December 19, 2007

*Inspiration Swindle

●テレビ局よ、責任を感じろ!(Inspiration Swindle)

More and more victims are deceived by so-called “Inspiration Swindle” in Japan. In Japan now “inspiration” or “spiritual” boom is on and almost every night this kind of TV programs are being broadcasted. This is one of the main reasons why it is so now! Be ashamed, TV men! It is your responsibility that produces these victims. According to today’s newspaper, in only 4 hours, they received 59 telephone calls from these victims, ant the amount of which is more than 130 million US dollars! This also affects children in Japan. About 50% of school kids believe in spiritual power or inspiration magic. This is the story about it.

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霊感商法が、またまた増殖しているという(中日新聞・07・12・20)。

いわく、「悪質な霊感商法が、再び増えている背景には、(前世)(生まれ変わり)などの言葉がメディアをにぎわせ、(ヒーリング)(スピリチュアル)といったブームがあるようだ」(同紙)と。

わかるか?

アホな番組を一方で、無分別に垂れ流すから、それを真に受けた純朴な人たちが、だまされる。

全国霊感商法対策弁護士連絡会で活動している、WH弁護士は、つぎのように語っている。

「有名人がスピリチュアルについて語るなど、ブームにより警戒心が薄れ、霊感商法への敷居が低くなった。被害にあいやすくなっている」(同紙)と。

たとえば……、
「死んだお父さんが、助けを待っている」
「(あなたは)昔、祖父が殺したヘビの生まれかわりだ」(同紙)などといって、祈祷料を取られたり、物品を買わされたりする、と。

「今月4日(=12月4日)に行われた電話相談で、寄せられた電話はわずか4時間ほどの間に、59件、被害金額では計1億3300万円にのぼった。2000万円もの被害を訴えた人もいたという」(同紙)ともある。

中には、「スピリチュアルな子育て法」などという、これまた「?」な育児本まである。書店へ行くと、この種の本が、ズラリと並んでいる。

「前世」だの、「来世」だの、バカなことを口にするのは、もうやめよう。釈迦ですら、そんなことは一言も言っていない。ウソだと思うなら、『法句経』を、ハシからハシまで読んでみることだ。そんなアホな思想が混在するようになったのは、釈迦滅後、数百年もしてからのこと。ヒンズー教の輪廻転生論がそこに入り込んだ。

いわんや、占星術? ばか! アホ! インチキ!

あのね、占星術は、立派なカルト。そういうものを、天下の公器をつかって、全国に垂れ流す。そのおかしさに、まず、私たちが気づかねばならない。私がたまたま見たテレビ番組の中では、どこかのオバチャンが、こう言っていた。

「あなたの背中には、ヘビがとりついている。毎朝、20回、シャワーで洗いなさい」と。

もう、うんざり! 反論するのも、いや! ばか臭い!

が、問題は、子どもたち。

10年ほど前だが、私が調査したところでも、約半数の子どもたち(小学生、3~6年生)が、占い、まじないを信じていた。今は、もっと多いのでは……? そしてそれが日本の子どもたちの理科離れの一因になっているとも考えられる。

子どもたちに与える影響を、少しは考えろ。
あるいは自分の頭で、少しは考えて、番組を作れ!
それとも君たちは、どこかのカルト教団と結託しているのか?

年末にかけて、この種の番組が、ますますふえている。
思考力をなくしたテレビ局。思考力をなくしたプロデューサー。そして視聴者たち。
日本人は、ますますバカになっていく。私には、そんな気がしてならないのだが……。

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