*Children who liles learning, in Japan
●日本の教育(Education in Japan)
A Korean survey organization has surveyed the consciousness of the pupils of 4 countries, France, Britain, Japan and Korea.
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韓国の新聞を読んでいると、日本との
比較記事が、よく目にとまる。
これもそのひとつ。
こうした記事を読んでいると、日本の現状が
かえって客観的によくわかって、おもしろい。
ソウル・聯合の記事をそのまま紹介させてもらう。
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【ソウル2008年5月2日・聯合】
韓国の小学生の授業に対する興味は、フランス、英国、日本の小学生に比べ大きく劣ることがわかった。
教室での規則順守、教師や友達など他人の尊重度も低い。韓国教育課程評価院のチョン・ヒョソン研究チームが、4か国の小学4~5年生234人を対象に、国内73校・日英仏の10校で実施した調査から明らかになった。
それによると、「授業が面白い」と回答した生徒はフランスが55.0%、英国が48.0%、日本が42.6%で、韓国は35.2%と最も少なかった。
「授業で学ぶ内容をきちんと理解している」との回答は日本が41.7%、フランスが34.0%、英国が32.3%だったのに対し、韓国は19.9%にとどまった。
また、「勉強が好き」と回答した生徒は英国が48.0%、フランスが42.0%、日本が19.1%、韓国が18.3%、「教室で勉強するとき幸せだ」との回答もフランスが53.0%、英国が42.5%、日本が20.9%、韓国が20.8%と、いずれも韓国は最下位だった。
あわせて、学校での他人への配慮・尊重度、教室の規則順守度合いなどについても調査された。「教室で社会生活に必要な秩序と規則を学び、実践する」との回答はフランスが63.0%で最も多く、英国が54.3%、日本が20.0%と続き、韓国は18.4%にとどまった。「教室で他人を理解し尊重することを学び、実践する」との回答も韓国が15.9%と低かったのに対し、英国とフランスは約60%に上った。
こうした結果は、増加の一途をたどる校内暴力、教師への敬意低下といった問題とも関係しているものとみられる。
チョン研究委員は「国内外の学校を視察したところ、外国は規則や秩序の順守、他人への配慮、教師への敬意などの面で非常に厳しい一方、韓国の生徒は相当に不足しているようだ」と指摘している。
+++++++++++以上、聯合ニュースより転載++++++++++++++
数字を、少し整理してみる。
「授業が面白い」と回答した生徒(those pupils who answer “Yes”, to the question, “Do you find your lessons at schools interesting?”)
フランス 55・0%、
英国 48・0%
日本 42・6%
韓国 35・2%
「授業で学ぶ内容をきちんと理解している」との回答した生徒(those pupils who answer “Yes”, to the question, “Do you think you fully understand the lessons at schools?”)
日本 41・7%
フランス 34・0%
英国 32・3%
韓国 19・9%
「勉強が好き」と回答した生徒(those pupils who answer “Yes”, to the question, “Do you like studying?”)
英国 48・0%
フランス42・0%
日本 19・1%
韓国 18・3%
「教室で勉強するとき幸せだ」との回答した生徒’those students who answer “Yes”, to the question, “Do you feel happy when you study at schools?”)
フランス 53・0%
英国 42・5%
日本 20・9%
韓国 20・8%
「教室で社会生活に必要な秩序と規則を学び、実践する」と回答した生徒
フランス 63・0%
英国 54・3%
日本 20・0%
韓国 18・4%
「教室で他人を理解し尊重することを学び、実践する」との回答した生徒
韓国 15・9%
英国とフランス 約69%
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日本では、「勉強が好き」「勉強が楽しい」と答えた子どもが、20%前後だという。
私の印象でも、おおむね、そんなものだと思う。
このあたりの中学生でも、約60%の子どもは、「ほとんど勉強していない」とみてよい。
高校受験についても、「部活でがんばって・・・」と考える。
中には、「勉強したくないから、進学校へは行きたくない」と答える子どももいる。
一方、欧米では、「社会に出てから役に立つ知識や技術を身につけるため」と考える
子どもが多い。
こうした傾向は、先の調査結果をみても、よくわかる。
「教室で社会生活に必要な秩序と規則を学び、実践する」と回答した生徒が、フランスで63・0%、英国で、54・3%、日本で、20・0%というのが、それ。
日本の教育は、総合的にみると、将来、学者になるためには、きわめてすぐれた体系をもっている。
英語教育を例にあげるまでもない。
それもそのはず。
その道の学者が、体系を、つくったからである。
だから、おもしろくない。
役に立たない。
一方、アメリカなどでは、「実用」ということを、大切に考える。
たとえば中学の数学でも、「中古車の買い方」というテーマをとおして、子どもたちは学習を進める(プレンティス版、中学代数)。
つまり中古車の買い方を通して、少数計算、金利計算などを学ぶ。
ついでに小切手の切り方、使い方も学ぶ。
こうしたちがいが、今回の調査結果に、強く反映されている。
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