*Mr. C. Hill, what for are you going to blow up the Junk Yard in Yon-Byon in North Korea?
【Junk・Yard】(ガラクタ置き場)
●さあ、ヒルさん、ショータイム!(It’s a Show Time!)
Mr. C. Hill, it is a time now for a show time, but we are NOT cheated by you! You may blow up the junk-yard in Yon-byon in North Korea but nothing will be solved.
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既存核兵器、ウラン濃縮問題は、棚上げに
したまま、ヨンビョンの核開発関連施設
だけを、爆破して見せる?
今や、6か国協議など、有名無実。
北朝鮮への援助会議と成り下がってしまった。
ヨンビョンの核開発関連施設にしても、
それを視察したアメリカの科学者自身が
こう言っている。
「1950年代で時計が止まったままの、
ジャンク・ヤード(=ガラクタ置き場)だ」と。
もう一度、以前、書いた原稿を読んでほしい。
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ワシントン発、聯合ニュースはつぎのように伝える。このニュースの中で、とくに、末尾にあるつぎの文言に注意してほしい。いわく……。
「水と電気も数時間しか供給されず、光輝くレーザーや最新コンピュータ装備もなく、『悪の帝国の核神経センター』というよりは、1950年代で時間が止まったままのジャンク・ヤードに近い」(07年10月30日)と。
「Yビヨンの核施設はジェームズ・ボンドの映画に出てくる先端技術団地とは距離があり、放射能に汚染され、崩れたセメント構造物の集合にすぎない」……。北朝鮮が来月1日から核施設の無能力化措置を開始すると明らかにした中、米国の核専門家である戦略国際問題研究所(CSIS)のジョン・ウォルフスタール国際安保担当専任研究員は、このほどCSISのホームページに掲載した文章を通じ、Yビヨンの核施設の実態と水準について評価した。
ウォルフスタール研究員は米エネルギー省の出身で、1994年の米朝枠組み合意を受け90年代末からYビヨン核施設の凍結監視団として現地に滞在し、Yビヨンの核施設を見て回った数少ない専門家だ。
ウォルフスタール研究員は、「水と電気も数時間しか供給されず、光輝くレーザーや最新コンピュータ装備もなく、『悪の帝国の核神経センター』というよりは、1950年代で時間が止まったままのジャンク・ヤードに近い」と、Yビヨン核施設の実態を明らかにした」(聯合・07年10月30日)と。
「ジャンク・ヤード」というのは、「ガラクタ置き場」を意味する。「junk」……「廃物、がらくた」とある(日本語大辞典)。
わかるか?
6か国協議では、他の5か国は、そんなガラクタと交換に、毎月5万トンもの原油を提供した! 私は何度も、Yビヨンの核開発関連施設は、「老朽化して使い物のならない」と書いてきた。K国から亡命してきた、F氏(K国元高官)も、繰り返し、そう言っている。
毎月5万トンも提供するなら、現物を見てからにすればよかった。ものを買うとき、一度品物を見定めてから買うのは、資本主義社会での常識でもある。はっきり言えば、アメリカのヒル氏は担(かつ)がれた!
これについても、私は何度も書いてきた。あんな国をまともに信じて交渉する方が、おかしい。まちがっている。ヒル氏のような、育ちのよい(=育ちがよすぎる)国務次官補に、K国のもつ(したたかさ)など、理解できるわけがない。
K国は、もっと別のところで、核兵器の開発を今の今も、つづけている。それを明るみにするための5万トンということなら、まだ話もわかる。(恐らくヒル氏は、そう言い訳をするだろうが……。)
しかしK国の金xxは、さらにその上をいく、「悪玉」である。そんなことは、今までの流れを見ればわかるはず。甘いというか、愚かというか、はたまた、バカというか。私の書いていることが過激だと思う人は、もう一度、先の報告書を読んでみたらよい。
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そんなジャンク(ガラクタ)を爆破してみせて、どんな効果があるのか?
あるいは、ガラクタであったことを世界から隠すための、証拠隠滅?
既存核兵器は、日本にとっては死活問題である。その死活問題には目をつむったまま、勝手な合意をしてもらっては困る。
それこそ、まさに、日本に対する裏切り行為。
裏切るだけならまだしも、北朝鮮に、金(マネー)、原油、食糧、それに時間を与えてしまった。
ニューヨーク・フィルのコンサートという、(おまけ)まで、つけて!
C・ヒル国務次官補よ、いったい、あなたは、何をどうしようと考えているのか?
北朝鮮に核兵器開発放棄の意思は、ない。
「核拡散」放棄の意思もない。
ないことは、今日、6月13日(08年)の産経新聞を読んでもわかる(注)。
++++++++++++以下、産経新聞より、抜粋+++++++++++++++
北朝鮮がイランのプルトニウムによる核開発に協力するため、同国に複数の核技術者を派遣したことが分かった。朝鮮半島情勢に詳しい情報筋が12日までに明らかにした。
北朝鮮はこれまで核拡散を否定し続けており、近く核問題をめぐる6カ国協議の議長国・中国に核計画の申告を行う。しかし、シリアだけでなくイランとも核開発協力を進めており、実際の行動は北朝鮮の主張とは全く相反するものだった。
++++++++++++以上、産経新聞より、抜粋+++++++++++++++
わかるか?
北朝鮮は、シリアのみならず、イランにも、核技術者を派遣している。
こういう事実を、ヒル氏は、どのように考えるのか。
それとも今までどおり、北朝鮮を、かばいつづけるのか?
C・ヒル国務次官補へ、
派手な爆破ショーを演じてみせても、私たち日本人は、だまされないぞ!
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(注※)(産経新聞より、抜粋)(08年6月13日)
【ワシントン=有元隆志】北朝鮮がイランのプルトニウムによる核開発に協力するため、同国に複数の核技術者を派遣したことが分かった。朝鮮半島情勢に詳しい情報筋が12日までに明らかにした。北朝鮮はこれまで核拡散を否定し続けており、近く核問題をめぐる6カ国協議の議長国・中国に核計画の申告を行う。しかし、シリアだけでなくイランとも核開発協力を進めており、実際の行動は北朝鮮の主張とは全く相反するものだった。
イランを訪れたのは、プルトニウムによる核兵器開発に従事してきた寧辺の核施設の技術者や、国防科学院の核専門家ら。国防科学院は第二自然科学研究院とも呼ばれ、北朝鮮の兵器開発の中心的な機関。訪問の日時、人数について同筋は明らかにしなかった。
イランは南部ブシェールで、ロシアの協力により初の原子力発電所建設を進めているが、情報筋によると原子炉内での核反応でできたプルトニウムを秘密裏に抽出し、精製するための再処理施設建設を計画。北朝鮮技術者らは施設建設に向けて、「技術援助や助言をする」(同筋)という。この原発はロシアからの燃料供給が終わり、年内にも試験運転が始まる見通しだ。
イランはウラン濃縮を続けてきたため、ウラン型核兵器開発の疑惑が持たれてきたが、同時にプルトニウム型の疑いも持たれていた。国際原子力機関(IAEA)はイランにプルトニウム分離実験についての説明を求め続けてきた。
6カ国協議で米国との交渉が進むなか、「金正日総書記の命令で、北朝鮮が拡散活動に慎重になっている」との分析もある。しかし、同筋はイランへの協力が、北朝鮮にとって、(1)6カ国協議の合意に沿って、寧辺の核施設を無能力化する作業が進むなか、核技術者らの雇用確保になる(2)寧辺が使用できなくても、核技術の水準を維持できる(3)技術協力の見返りとして、市場価格より廉価で石油を輸入できる-などの利点があると指摘する。
イランも「北朝鮮の核開発のノウハウと経験を生かすことで、研究開発の期間を短縮できる」(同筋)との利点があるという。
米情報機関は昨年末の国家情報評価(NIE)で、イランの核兵器開発計画について、国際的な圧力の下で「2003年に中断された」と判断。一方で「適用できる技術の開発を継続している」と指摘した。
米議会調査局(CRS)は報告で、「多数の北朝鮮の核・ミサイル技術者がイラン国内にいることが報道されている」と指摘。「北朝鮮が06年10月に行った核実験のデータをイラン側に提供することに同意した」との欧州やイスラエルの防衛当局者の話も紹介した。
ブッシュ大統領は4月末の記者会見で、北朝鮮によるシリアの原子炉建設支援に関する情報を公開した理由について、中東での核拡散に警鐘を鳴らす狙いもあったと述べ、特にイランを名指しした。
(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司 Hiroshi Hayashi education essayist writer Japanese essayist ジャンク・ヤード)
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