Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Sunday, June 08, 2008

*My wife and I have been to Amagi-Tunnel for hiking

●Bツアー・野歩探検隊・体験記

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昨日、伊豆は、天城峠へ行ってきた。
あいにくの雨だったが、私自身は、雨の森は、大好き。
青空の見える晴れた日も悪くないが、
山の緑の美しさは、雨の日に、かぎる。
ひときわ輝いて見える。

地元のバス会社が、毎月、「野歩探検隊」という
小旅行を企画している。
「野歩」と書いて、「ヤホー」とも読める。
それに参加させてもらった。

値段も手頃。

たとえば、

7月13日 「名水のふるさと・付知峡」・4900円
8月24日 「鯖街道を歩く」・5900円
9月 7日 「富士を望む東海自然歩道」・4900円ほか。

旅行というより、(もちろん旅行だが)、
「歩いて、健康になりたい」という人のための企画。
みなで行くところが、よい。
たがいに励まされる。

それに企画の内容も、よかった。ていねい。

天城峠といっても、いたるところに分かれ道がある。
ひとつまちがえば、そのまま迷子、遭難。
しかし地元の案内人が、それぞれの分かれ道のところに、
標識を立ててくれていた。

星は、大満足の、5つの★★★★★。

加えてガイドさんが、よかった。
無駄なおしゃべりもなく、合間には、静かな軽音楽を
流してくれた。
いつもだったら、帰りのバスの中では、定番の(?)
ビデオが流されるのだが、それもなかった。
きちんと、多数決を取ってくれたあと、
「立山連峰のガイドビデオ」を見せてくれた。
(私は見ていなかったが……。)

全体の行程は、約5・5キロということだが、
曲がりくねった道、それにけっこう山坂があり、
よい運動になった。

歩き始めたときには、どこか肌寒さを感じさせる
ような日だった。
上着を忘れたことを、少なからず、後悔した。
が、目的地に着いたときには、
ジンワリと、体中から汗がにじみ出ていた。

で、もう少し詳しく行程を書くと、つぎのよう。

(二階滝駐車場)→(寒天橋)→(天城峠)
→(天城トンネル)→(道の駅、天城越え)

参加者のほとんどは、50~60代の人たち。
女性が7~8割といったところだった。
もちろん若い人や、若い夫婦、中学生くらいの
子ども連れの家族もいた。

天城トンネルは、今回で、数回目。
一度は、学生時代に、歩いて通った。
そのあと、何回か、車で通ったような記憶がある。
以前は、今のようなバイパスもなく、
天城トンネルを抜けて、みな、天城峠を越えた。

私が、歩きながら、即興で、「伊豆の踊子」の一節を、
ワイフにしてやると、ワイフは、こう言った。

「よく、暗記しているわね」と。

私「ノーベル文学賞を受賞した作品だよ。
日本人なら、暗記しておくべきだ」
ワ「フ~ン?」と。

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……つづら折りの坂を登ると、その向こうにアーチ型の
トンネルが見えてきた。
私は足に軽い疲れを感ずると、しばらく体を休めるために、
道ばたの岩に、腰をおろした。

すると坂の下の方から、若い女の声が聞こえてきた。
ギコギコと、荷車の輪が、きしむ音も、それに混ざっていた……。

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私「ハハハ、ウソだよ。あんなスケベジジイの書いた
本なんか、読んだことがない」
ワ「ナーンダ」
私「ぼくは、若いころから、『~~賞受賞』とかなんとかいう、
文学作品(?)が嫌いでね」
ワ「どうして?」
私「それほど中身のない人間が、言葉と文章をいじくり回して
いるだけ……。たとえばさみしかったら、『さみしかった』と書けばいい。
それをあの連中は、『心の棘が、心の中を空虚にした』とか何とか、書く。
あれがいやなんだよ」と。

家に帰ったのは、午後8時ごろ。
それからみやげもの屋で買った、ワサビ漬けで、軽い夕食。

床についたのが、11時ごろ。
で、今朝、起きたのが、8時30分。
たっぷり、9時間半も寝たことになる。

「野歩探検隊」……これからもこういう企画を、
どんどんと出してほしい。

たとえば「フーテンの寅さん、○○編、探索コース」
とか、何とか。
映画のロケ地を、みなで歩くのも楽しい。
あるいは「野口英世の故郷を歩く会」でもよい。

今回も、ガイドさんが、どこかで川端康成の「伊豆の踊子」の
一節を読んでくれたら、もっとよかった。
(これはぜいたくか?)

とにかく、そのBツアーが、格段に洗練されていたのには、驚いた!

20~30代のころは、タバコの煙とカラオケに悩まされた。
40~50代のころは、ガイドさんの無駄話に悩まされた(失礼!)。

今のところ、Bツアーには、月に1~2度は、参加させてもらっている。
これからは、安心して、Bツアーに申し込みができる。
Bツアーの一ファンより、Bツアーのみなさん、よろしく!

同年代の読者のみなさんへ、

健康のため、「野歩探検隊」は、お勧めです。
いっしょに、行きませんか?

(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司 Hiroshi Hayashi education essayist writer Japanese essayist バンビツアー バンビ・ツアー)