Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Tuesday, October 21, 2008

●E-Magazin Nov.14th





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子育て最前線の育児論byはやし浩司   08年 11月 14日
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★ ★★HTML版★★★
HTML(カラー・写真版)を用意しました。
どうか、お楽しみください。(↓をクリックしてみてください。)
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http://bwhayashi2.fc2web.com/page008.html

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【子どもの心の奥にあるもの】

++++++++++++++++

よく誤解されるが、情緒不安というのは、
情緒が不安定になることではない。
(心の緊張感)がとれないことを、情緒
不安という。

心が緊張しているとき、不安や心配ごとがあると、
心は一気に不安定になる。
結果として情緒は不安定になる。
つまり情緒不安というのは、(心の緊張感)が
とれない、その結果として現れる症状をいう。

子どもの情緒不安を感じたら、まず、心の
緊張感が、いつ、どのように発生し、どのように
作用しているかを、観察する。

慢性化すれば、神経症(症状は千差万別)を
発症するようになる。
疑惑症、嫌悪症、潔癖症なども、そのひとつ。

対処法としては、(心の緊張感)をほぐすことを
第一に考える。

+++++++++++++++++

【AKさんより、はやし浩司へ】

 6歳の娘と、4歳の息子がいます。6歳の娘についての、相談です。

長女はいい子で優しく素直な子です。神経質で、きっちりしている(言いつけを守る)
ところもあります。5歳くらいまで母子分離不安が強く近所で多数の子供たちと遊ぶと、
うちの子はなかなか私から離れず、みんなの中に入って行くのを尻込みするタイプでし
た。何か心にストレスを感じるとすぐ身体症状が出る子で、幼稚園入園後半年で円形脱
毛になり、年長に上がった時に神経因性頻尿になりました。いずれもたくさん構ってあ
げたりスキンシップや気分転換させると自然に治りました。

 今困っている症状は、手を洗っても汚れがついている気がする・その手で蛇口を触れな
い(蛇口をずっと長いこと洗います)・手に触れるものや口に入れるもの全てにおいて清潔
か、触っても大丈夫かの確認を何度もする・チック(目をぱちぱちする)です。手洗い
に関しては、私が指摘したせいか本人も自覚してしまってつらがっています。手洗いの
際私が手を包み込んで一緒に洗うと、ましなようです。

 弟の方はマイペースで長女のようにきっちりせず、のびのびしています。母親に対する
独占欲が強く長女といつも私を取り合う感じです。3歳頃まで泣きひきつけがひどく、あ
まり泣かせないようにしてきたからか、長女は我慢をすることも多かったと思います。
次男出産後1年半は保育所に預けていました。

 私自身にも問題があります。一度火がつくと自分でもコントロールできない程激しく叱
ってしまうのです。私の母親が普段は優しく愛情深いのですが、怒るとすごくこわく、
いわゆるヒステリータイプで、毎日夫婦喧嘩の声(母の怒った声)に子供の頃から心が
休まらない家庭でした。母の顔色を伺いながら生きてきた自分を考え、自分は絶対そん
な思いは子供にさせまいと思い続けて母親になりましたが、時々自分の中に母親の影を
みることがあります。

特に生理前などはイライラが強く、子供にきつく怒ってしまいます。その度に自己嫌悪
に陥り反省し、よし明日からはとがんばるのですが、1ヶ月くらいたったある日それまで
の努力を自分で台無しにするような怒り方をして、また反省し繰り返しです。こんな自
分も嫌です。どうにかして治したいのですが。夫に私がきつく怒りすぎて子供が萎縮し
ていると指摘を受けました。

 今回長女の強迫的な行動におろおろし、いろいろ調べたところ、はやし先生の相談者に
対するアドバイスを読み、今まで長女は繊細であれこれ困ったことが起きるなと思って
いたのは、すべて私が原因だったのでは?、と思いました。長女に対して今最大限のス
キンシップをはかるようにしていますが、このまま続けて行けば良くなるでしょうか? 
ひどい時は10分おきくらいに、「足を触ったかもしれないけどその手を舐めたかもしれ
ないけど大丈夫?」といった質問を繰り返したり、手洗い場で「洗っても洗っても汚れ
てるみたいな気がする」と泣いている娘をみると、早く治してあげたくて受診させたほ
うがいいのかと悩んでいます。

主人は自分の実家で気分転換させたら?、といいます。(主人の実家は長女びいきで行く
といつも娘の表情が穏やかでわがまま言い放題、のびのびしています。)先生、どうか返
答は遅くても構いません。是非アドバイスをお願いします。私自身はメールアドレスを
持っていないので主人の名前で出しています。(相談者・AK) 

【はやし浩司よりAKさんへ】

 まずAKさん、あなた自身の心が、なぜいつも緊張状態にあるかを、静かに観察してみ
てください。いつもピリピリしているというようであれば、そのもとになっている、原因
をさぐります。

 私の印象では、AKさん自身が、心を開けない人のように思います。他人の前に出ると、
緊張してしまうとか、(結果的に疲れやすい)、仮面をかぶってしまうとか、そういう状態
ではないかと思います。

 さらにその原因はといえば、AKさん自身の母子関係にあります。AKさんと、AKさ
んの母親との関係です。AKさん自身も、子どものころ、(いい子)ぶることで、いつも自
分をごまかしていた。現在のあなたの長女のように、です。

 で、相談の件ですが、年齢的に、つまり2歳下の弟がいるということですから、長女は、
まだ人見知り、後追いのはげしかったころ、下の弟が生まれたことになります。下の弟が
生まれたことによって、大きな愛情の変化を感じたと思われます。対処の仕方を誤ると、
赤ちゃん返りという症状が生まれます。

 長女は、現在も、その(赤ちゃん返り)の流れの中にあると思ってください。

 子どもというのは、環境の変化にはたいへんタフですが、愛情の変化には、敏感に反応
します。親は「平等にかわいがっている」と言いますが、子どもには、そういった論理は
通用しません。あなたの夫が、ある日突然、愛人を家に連れ込んできたようなばあいを、
想像してみてください。

 もうおわかりかと思いますが、長女は、慢性的な愛情飢餓状態にあると考えて対処しま
す。濃密なスキンシップ、添い寝、手つなぎなど、こまめに実行してみてください。ポイ
ントは、『求めてきたときが、与えどき』です。

 長女のほうから、スキンシップを求めてきたようなときは、すかさず、(すかさず、です)、
それに応じてあげます。「あとでね……」「忙しいから……」は、禁句です。ほんの数分、
応じてあげるだけで、子どもは、落ちつくはずです。

 ほかに食生活にこころがけてみてください。CA、MG、Kの多い食生活(=海産物中
心の献立)にするだけでも、かなり効果があります。(薬物に頼るのは、この時期、勧めま
せん。)とくにCAの多い食生活を大切にしてみてください。市販の子ども用錠剤なども、
効果的です。
(薬局へ行くと、高価な錠剤を勧めますが、安いものもあります。安いのでも効果は同じ
です。服用量を注意して、与えます。)
私自身も、心の緊張感がほぐれないときは、CAの錠剤をバリバリと口の中で割ってのん
だりしています。ほかにハーブ系の錠剤をのむこともあります。

偏食、とくに白砂糖の多い食品は、避けます。(家庭では、精製してない黒砂糖を料理に使
うとよいでしょう。)

家庭生活の要(かなめ)は、子どもの側からみて、(心の休まる)環境です。
長女は、おそらく外の世界(幼稚園など)では、いい子ぶることで、自分の立場を保持し
ているはずです。つまりそれだけ神経疲れを起こしやすいということです。ですからその
反動として、家の中で、ぞんざいな態度、横柄な態度を見せるかもしれませんが、そこは
許してやってください。
「うちの子は、外でがんばっているから、家の中ではこうなのだ」と、です。

6歳ともなると、(家)は、(しつけの場)ではなく、(憩いの場)とならなくてはいけませ
ん。疲れた心を休める場所です。

手洗いグセについては、『暖かい無視』に心がけます。心の緊張感(わだかまり、こだわり)
がほぐれてくれば、自然になおります。親がカリカリすればするほど、逆効果です。なお
子どもの神経症については、私のHP→(ここが子育て最前線)→(子ども診断)→(神
経症)に収録してありますから、参考にしてください。

http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page080.html

で、問題は、AKさん、あなた自身です。

遠くは、あなたとあなたの母親との関係にまで、原因がさかのぼります。あなた自身が、
全幅に、あなたの母親に受け入れてもらえなかった……。それが今、あなたの対人関係(も
ちろん子どもに対しても)に、影響を与えています。さみしがり屋で孤独なくせに、しか
し集団の中に入っていくと、すぐ神経づかれを起こしてしまう、と。他人を信ずることが
できない……つまり、他人に心を開くことができない。自分をつくってしまう。ありのま
まをさらけ出すことができない、など。
(あるいは何かの原因で、長女を愛することができないのかもしれませんね。「長女を愛し
なければならない」「しかしどうも好きになれない」と、AKさん自身が、心の中で葛藤し
ているということも考えられます。あなた自身も、親に愛されていなかった……。その世
代連鎖が、今もつづいている可能性も否定できません。)

ともかくも、こうした緊張感が、ちょっとしたきっかけで、爆発してしまう。長女に対し
て、です。

症状としては、AKさん自身が、(うつ病質)であると考えられますが、専門的な判断は、
ドクターにしてもらってください。同時にAKさん自身も、CAの多い食生活に心がけて
みてください。

ほとんどの親は、子どもに、ふつうでない症状が現れると、子どもに原因を求め、子ども
を治そうとか、直そうとか考えます。しかし子どもは、(家族の代表)でしかありません。
幸いなことに、AKさんは、今、それに気づきつつあります。つまりすでに問題は、半分
以上、解決したということです。

あとは、長女のよいところだけを見て、長女といっしょに、もう一度人生を楽しむつもり
で、子育てをすればよいでしょう。あるいはもうそろそろ長女から離れ、あなた自身が自
分でしたいことをすべき時期に来ているかもしれません。夫の実家でめんどうをみてくれ
るというのですから、そういう場をうまく利用して、あなたはあなたで、好き勝手なこと
をすればよいのです。

また、子どもを愛せないなら愛せないで、気負うことはありません。実際そうした母親は、
7~10%はいます。まず、あるがままの、自然体で、子どもに接することを大切にしま
す。「親だから……」と気負ってはいけないということです。(メールによれば、AKさん
は、かなり親意識の強い方のようですから……。)子どもの「友」になることだけを考えて
対処します。

どうであるにせよ、症状としては、この時期、たいへん多いですから、あまり深刻に考え
ないこと。ただし環境を改善したとしても、すぐには症状は消えません。あせらないこと。
チックにしても、家庭環境が改善されても、ばあいによっては、そのあと、数年つづくこ
ともあります。(手洗いグセは、比較的早く、症状は消えます。)

詳しくは、「はやし浩司 神経症」「はやし浩司 手洗いグセ」で、検索してみてください。
またAKさん自身の問題は、「はやし浩司 基本的信頼関係」が、参考になると思います。

(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司 
Hiroshi Hayashi 子どもの神経症 手洗いグセ)


【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●マズローの欲求段階説を参考に

【より高い人間性を求めて】(1)

 今日も、昨日と同じ。明日も、今日と同じ……というのであれば、私たちは人間として
生きることはできない。

 そこで「より高い人間として生きるためには、どうしたらよいか」。それについて、A・
H・マズローの、「欲求段階説」を参考に、考えてみる。マズローは、戦時中から、戦後に
かけて活躍した、アメリカを代表する心理学者であった。アメリカの心理学会会長も歴任
している。

●第1の鉄則……現実的に生きよう

 しっかりと、「今」を見ながら、生きていこう。そこにあるのは、「今という現実」だけ。
その現実をしっかりと見つめながら、現実的に生きていこう。

●第2の鉄則……あるがままに、世界を受けいれよう

 私がここにいて、あなたがそこにいる。私が何であれ、そしてあなたが何であれ、それ
はそれとして、あるがままの私を認め、あなたを認めて、生きていこう。

●第3の鉄則……自然で、自由に生きよう

 ごく自然に、ごくふつうの人として、当たり前に生きていこう。心と体を解き放ち、自
由に生きていこう。自由にものを考えながら、生きていこう。

●第4の鉄則……他者との共鳴性を大切にしよう

 いつも他人の心の中に、自分の視点を置いて、ものを考えるようにしよう。他人とのよ
りよい人間関係は、それ自体が、すばらしい財産と考えて、生きていこう。

●第5の鉄則……いつも新しいものを目ざそう

 過去や、因習にとらわれないで、いつも新しいものに目を向け、それに挑戦していこう。
新しい人たちや、新しい思想を受けいれて、それを自分のものにしていこう。

●第6の鉄則……人類全体のことを、いつも考えよう

 いつも高い視野を忘れずに、地球全体のこと、人類全体のことを考えて、生きていこう。
そこに問題があれば、果敢なく、それと戦っていこう。

●第7の鉄則……いつも人生を深く考えよう

 考えるから人は、人。生きるということは、考えること。どんなささいなことでもよい
から、それをテーマに、いつも考えながら生きていこう。

●第8の鉄則……少人数の人と、より深く交際しよう

 少人数の人と、より深く交際しながら生きていこう。大切なことは、より親交を温め、
より親密になること。夫であれ、妻であれ、家族であれ、そして友であれ。

●第9の鉄則……いつも自分を客観的に見よう

 今、自分は、どういう人間なのか、それを客観的に見つめながら、生きていこう。方法
は簡単。他人の視点の中に自分を置き、そこから見える自分を想像しながら生きていこう。 

●第10の鉄則……いつも朗らかに、明るく生きよう

 あなたのまわりに、いつも笑いを用意しよう。ユーモアやジョークで、あなたのまわり
を明るくして生きていこう。
(はやし浩司 マズロー 欲求段階説 高い人間性)

【より高い人間性を求めて】(2)

 人格論というのは、何度も書いているが、健康論に似ている。日々に体を鍛錬すること
によって、健康は維持できる。同じように、日々に心を鍛錬することによって、高い人間
性を維持することができる。

 究極の健康法がないように、究極の精神の鍛錬法などというものは、ない。立ち止まっ
たときから、その人の健康力は衰退する。人間性は衰退する。

 いつも前向きに、心と体を鍛える。しかしそれでも現状維持が、精一杯。多くの人は、
加齢とともに、つまり年をとればとるほど、人間性は豊かにななっていくと誤解している。
しかしそんなことはありえない。ありえないことは、自分が、その老齢のドアウェイ(玄
関)に立ってみて、わかった。

 ゆいいつ老齢期になって、新しく知ることと言えば、「死」である。「死の恐怖」である。
つまりそれまでの人生観になかったものと言えば、「死」を原点として、ものを考える視点
である。「生」へのいとおしさというか、それが、鮮明にわかるようになる。

 そうした違いはあるが、しかし、加齢とともに、知力や集中力は、弱くなる。感性も鈍
くなる。問題意識も洞察力も、衰える。はっきり言えば、よりノーブレインになる。

 ウソだと思うなら、あなたの周囲の老人たちを見ればわかる。が、そういう老人たちが、
どうであるかは、ここには書けない。書けないが、あなたの周囲には、あなたが理想と考
えることができるような老人は、いったい、何人いるだろうか。

 せっかくの命、せっかくの人生、それをムダに消費しているだけ。そんな老人の、何と、
多いことか。あなたはそういう人生に、魅力を感ずるだろうか。はたしてそれでよいと考
えるだろうか。

 マズローは、「欲求段階説」を唱え、最終的には、「人間は自己実現」を目ざすと説いた。
人間は、自分がもつ可能性を最大限、発揮し、より人間らしく、心豊かに生きたいと願う
ようになる、と。

 問題は、どうすれば、より人間らしく、心豊かに生きられるか、である。そこで私はマ
ズローの「欲求段階説」を参考に、10の鉄則をまとめてみた。

++++++++++++++++++++++++++++++++++はやし浩司
+++++著作権BYはやし浩司++++++copy right by Hiroshi Hayashi

最前線の子育て論byはやし浩司(444)

【人間らしく生きるための、10の鉄則】(マズローの「欲求段階説」を参考にして)

●第1の鉄則……現実的に生きよう

●第2の鉄則……あるがままに、世界を受けいれよう

●第3の鉄則……自然で、自由に生きよう

●第4の鉄則……他者との共鳴性を大切にしよう

●第5の鉄則……いつも新しいものを目ざそう

●第6の鉄則……人類全体のことを、いつも考えよう

●第7の鉄則……いつも人生を深く考えよう

●第8の鉄則……少人数の人と、より深く交際しよう

●第9の鉄則……いつも自分を客観的に見よう

●第10の鉄則……いつも朗らかに、明るく生きよう

著作権BYはやし浩司++++++copy right by Hiroshi Hayashi+++++

●マズローの欲求段階説

 昨日、「マズローの欲求段階説」について書いた。その中で、マズローは、現実的に生き
ることの重要性をあげている。

 しかし現実的に生きるというのは、どういうことか。これが結構、むずかしい。そこで
そういうときは、反対に、「現実的でない生き方」を考える。それを考えていくと、現実的
に生きるという意味がわかってくる。

 現実的でない生き方……その代表的なものに、カルト信仰がある。占い、まじないに始
まって、心霊、前世、来世論などがもある。が、そういったものを、頭から否定すること
はできない。

ときに人間は、自分だけの力で、自分を支えることができなくことがある。その人個人
というよりは、人間の力には、限界がある。

 その(限界)をカバーするのが、宗教であり、信仰ということになる。

 だから現実的に生きるということは、それ自体、たいへんむずかしい、ということにな
る。いつもその(限界)と戦わねばならない。

 たとえば身近の愛する人が、死んだとする。しかしそのとき、その人の(死)を、簡単
に乗り越えることができる人というのは、いったい、どれだけいるだろうか。ほとんどの
人は、悲しみ、苦しむ。

いくら心の中で、疑問に思っていても、「来世なんか、ない」とがんばるより、「あの世
で、また会える」と思うことのほうが、ずっと、気が楽になる。休まる。

 現実的に生きる……一見、何でもないことのように見えるが、その中身は、実は、奥が、
底なしに深い。


●あるがままに、生きる

 ここに1組の、同性愛者がいたとする。私には、理解しがたい世界だが、現実に、そこ
にいる以上、それを認めるしかない。それがまちがっているとか、おかしいとか言う必要
はない。言ってはならない。

 と、同時に、自分自身についても、同じことが言える。

 私は私。もしだれかが、そういう私を見て、「おかしい」と言ったとする。そのとき私が、
それをいちいち気にしていたら、私は、その時点で分離してしまう。心理学でいう、(自己
概念=自分はこうであるべきと思い描く自分)と、(現実自己=現実の自分)が、分離して
しまう。

 そうなると、私は、不適応障害を起こし、気がヘンになってしまうだろう。

 だから、他人の言うことなど、気にしない。つまりあるがままに生きるということは、(自
己概念)と、(現実自己)を、一致させることを意味する。が、それは、結局は、自分の心
を守るためでもある。

 私は同性愛者ではないが、仮に同性愛者であったら、「私は同性愛者だ」と外に向って、
叫べばよい。叫ぶことまではしなくても、自分を否定したりしてはいけない。社会的通念
(?)に反するからといって、それを「悪」と決めつけてはいけない。

 私も、あるときから、世間に対して、居なおって生きるようになった。私のことを、悪
く思っている人もいる。悪口を言っている人となると、さらに多い。しかし、だからとい
って、それがどうなのか? 私にどういう関係があるのか。

 あるがままに生きるということは、いつも(自己概念)と、(現実自己)を、一致させて
生きることを意味する。飾らない、ウソをつかない、偽らない……。そういう生き方をい
う。


●自然で自由に生きる

 不規則がよいというわけではない。しかし規則正しすぎるというのも、どうか? 行動
はともかくも、思考については、とくに、そうである。

思考も硬直化してくると、それからはずれた思考ができなくなる。ものの考え方が、が
んこになり、融通がきかなくなる。

 しかしここで一つ、重要な問題が起きてくる。この問題、つまり思考性の問題は、脳ミ
ソの中でも、CPU(中央演算装置)の問題であるだけに、仮にそうであっても、それに
気づくことは、まず、ないということ。

 つまり、どうやって、自分の思考の硬直性に、気がつくかということ。硬直した頭では、
自分の硬直性に気づくことは、まず、ない。それ以外のものの考え方が、できないからだ。

 そこで大切なのは、「自然で、自由にものを考える」ということ。そういう習慣を、若い
ときから養っていく。その(自由さ)が、思考を柔軟にする。

 おかしいものは、「おかしい」と思えばよい。変なものは、「変だ」と思えばよい。反対
にすばらしいものは、「すばらしい」と思えばよい。よいものは、「よい」と思えばよい。

 おかしなところで、無理にがんばってはいけない。かたくなになったり、こだわったり
してはいけない。つまりは、いつも心を開き、心の動きを、自由きままに、心に任せると
いうこと。

 それが「自然で、自由に生きる」という意味になる。

(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司 
Hiroshi Hayashi はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て 
はやし浩司 Hiroshi Hayashi マズロー 欲求段階説)


Hiroshi Hayashi++++++++Oct 08++++++++++はやし浩司

最前線の子育て論byはやし浩司(2904)

【老人・段階論】

+++++++++++++++++++++

キューブラー・ロスの「死の受容段階論」は、
よく知られている。

「死」を受容する過程で、人はさまざまな反応を
示すが、それをキューブラー・ロスは段階論として
それを示した。

しかしこの「死の受容段階論」は、そのまま
「老人段階論」にあてはめることができる。

+++++++++++++++++++++

●キューブラー・ロスの「死の受容段階論」(「発達心理学」山下冨美代著、ナツメ社より)

キューブラー・ロスの「死の受容段階論」について。
ロスは、死に至る過程について、つぎの5期に分けて考えた。

(第1期) 否認……病気であることを告知され、大きなショックを受けたのち、自分の病
気は死ぬほど重いものではないと否認しようとする。

(第2期) 怒り……否認の段階を経て、怒りの反応が現れる。その対象は、神や周囲の健
康な人、家族で、医療スタッフに対する不平不満としても生ずる。

(第3期) 取り引き……回復の見込みが薄いことを自覚すると、神や医者、家族と取り引
きを試みる。祈ることでの延命や、死の代償として、何かを望む。

(第4期) 抑うつ……死期が近づくと、この世と別れる悲しみで、抑うつ状態になる。

(第5期) 受容……最後は平静な境地に至という。運命に身を任せ、運命に従い、生命の
終わりを静かに受け入れる。(以上、同書より)

●私の母のばあい

私の母のばあい、ひざに故障が起きて、歩くのもままならなくなったとき、
ひどく医者をうらんだ時期があった。

「どうして治らない」「どうして治せない」と。

つぎに自分が老いていくことを許せなかった時期もあった。
たとえば温泉に行くことについても、「恥ずかしいからいやだ」と、かたくなに、
それを拒んだりした。

つぎに自分が動けなくなったことに腹をたて、私の兄に、八つ当りをしたこともある。
兄をののしり、兄を理由もなく、叱ったりした。

が、それも一巡すると、(あるいはその前後から)、ちぎり絵に没頭するようになった。
一日中、部屋にこもって、ちぎり絵をしていた。

さらにこれは、私にも信じられないことだったが、私の家に来てからは、まるで別人の
ように、静かで、おとなしくなった。

ざっと、母の様子を振り返ってみた。
が、それ以前の母はというと、ふつうの女性以上に、勝気で虚栄心が強く、わがまま
だった。

こうした母の変化を順に並べてみると、キューブラー・ロスの「死の受容段階論」に、
恐ろしいほどまでに、当てはまるのがわかる。

(第1期) 否認……病気であることを告知され、大きなショックを受けたのち、自分の病
気は死ぬほど重いものではないと否認しようとする。
母は、毎日のように治療に専念するようになった。
病院通いのほか、知人、友人の勧めに応じて、いろいろな治療法を試みた。

(第2期) 怒り……否認の段階を経て、怒りの反応が現れる。その対象は、神や周囲の健
康な人、家族で、医療スタッフに対する不平不満としても生ずる。
が、治療の効果がないとわかると、一転、「どうして治らない!」と、周囲の人
たちに当たり散らすようになった。

(第3期) 取り引き……回復の見込みが薄いことを自覚すると、神や医者、家族と取り引
きを試みる。祈ることでの延命や、死の代償として、何かを望む。
もともと信心深い人だったが、ますます信仰にのめりこんでいった。

(第4期) 抑うつ……死期が近づくと、この世と別れる悲しみで、抑うつ状態になる。
一日中、部屋にこもって、ちぎり絵に没頭するようになった。

(第5期) 受容……最後は平静な境地に至という。運命に身を任せ、運命に従い、生命の
終わりを静かに受け入れる。
私の家に来てからは、すべてを観念したかのように、静かに、おとなしくなっ
た。
デイサービスなど、一度とて、それを拒否したことはない。
センター(特別養護老人ホーム)へ入居するときも、すなおに入居した。

母だけの例で、すべての老人もそうであると考えるのは、もちろん正しくない。
しかしほかの老人たちの話を聞いても、それほど、ちがっていない。
つまりキューブラー・ロスの「死の受容段階論」は、そのまま、これから先の私たち自身
の老後の姿と考えてよい。

(第1期) 否認……老人であることを否定する。「私は、まだ若い」と主張する。
(第2期) 怒り……老人扱いする周囲に怒りを覚える。「老人を大切にしない」と怒る。
(第3期) 取り引き……若い人に妥協したり、媚びを売ったりする。
(第4期) 抑うつ……身体的な症状が顕著になってくると、うつ状態になる。
(第5期) 受容……老人であることを受け入れ、死に対する心の準備を始める。

この段階論で、自己分析を試みると、私は、現在(第1期)~(第2期)ということにな
る。
しかしこれも心の持ち方で、かなり変化する。
というのも、「老人というのは、自ら老人になるのではなく、周囲の人たちによって、老人
につくられていくから」である。
定年という制度も、そのひとつ。

同じ満60歳といっても、健康状態は、みなちがう。
肉体年齢や精神年齢にしても、そうだ。
そういう人たちを、ひとまとめにして、「定年」と決めるほうが、おかしい。
まちがっている。

55歳でヨボヨボの人もいれば、70歳でテニスのコーチをしている人もいる。
私も「あなたも定年の年齢になりましたね」と言われることくらい、不愉快なことはなか
った。
定年であるかどうか、もっと言えば、老人であるかどうかは、自分で決めること。
しかし世間全体が、大きな(波)の中で動いている。
私ひとりが、それに抵抗しても、その力は、弱い。
私もいつしか、……と書きたいが、実際には、このところ逆のパワーが強くなってきた。
「生きて、生きて、生き抜いてやる」というパワーが、大きく作用するようになった。
と、同時に、「私は老人である」という考えが、どんどんと薄れていった。

コツがある。

(1) 過去を振り返らない。
(2) 未来だけを見ていく。
(3) 他人に遠慮しない。

あえて(第1期)の否認や、(第2期)の怒りを、経験する必要はない。
身体的な不調がないわけではないが、それについては、運動で克服する。
これは私の経験だが、加齢とともに、運動量をふやすことは、とても重要なことである。
歳をとったから、運動量を減らすなどいうことをすれば、かえって老化を早めてしまう。

また「健康」といっても、3つある。

肉体の健康、精神の健康、それに脳みその健康である。

肉体の健康は、運動で。
精神の健康は、人と接することで。とくに子どもたちと接するのがよい。
また脳みその健康は、脳みそを刺激することで、それぞれ維持する。
具体的には、私夫婦は、つぎのように目標をかかげている。

(1) 1日、2単位の運動をする。
(2) 月に2回は、日帰りの旅行をする。
(3) 週に1度は、劇場で映画を見る。

「人(子ども)と接する」ことについては、私の仕事を利用させてもらっている。
最近は、ワイフも、いっしょに仕事をすることも多くなった。
さらに私のばあい、月に4~5回の講演活動をしているが、これはたいへん脳みその刺激
によい。
会場で1~2時間、大声でしゃべりつづけるだけでも、ボケ防止になるのでは(?)。

要するに、何もあわてて老人になることはない。
年齢という(数字)に影響を受ける必要もない。
またそんなものを気にしてはいけない。
「私は私」。
キューブラー・ロスの「死の受容段階論」は、あくまでも一般論。
何も、それに従う必要はない。

(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司 
Hiroshi Hayashi Hamamatsu 林浩司 林 浩司 教育評論家 キューブラー ロス 死
の受容段階論 死の受忍 死の受容 死を受け入れる 老後段階論)


【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●10月19日

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私の誕生日まで、カウントダウンが始まった。
毎年、誕生日には、やや高価なものを
買ってもらうことになっている。

「買ってもらう」というのは、我が家の財布は、
すべてワイフが握っている。
小遣いにしても、そのつど、ワイフからもらうように
している。

私自身は、37歳くらいのときから、収入がいくら
あって、支出がいくらあるかなどということは、
知らない。

だから「買ってもらう」という言い方になる。

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●プレゼント

ワ「何が、ほしいの?」
私「それがね、ほしいのが、ないのだよ……」
ワ「パソコンは……?」
私「この前、買ったばかりだし……」と。

本当は、「9650」搭載のデスクトップがほしい。
しかしまだ値段が高い。
もう少し待てば、安くなるはず。
この世界では、値崩れが珍しくない。
値崩れをしたとたん、半額になることもある。

今は、じっとがまんのとき。

●喜び

もうすぐ満62歳になる。
今のところ、すこぶる体の調子はよい。
このところ、毎日、2単位の運動をこなしている。
明日からも、欠かさず、毎日、2単位するつもり。
が、何よりもうれしいことは、40歳のときと同じように、
50歳のときと同じように、元気で、仕事ができること。

歩ける。
走れる。
話せる。
息ができる。

どのひとつを取りあげても、すべてが喜びにつながる。
そういう自分が、うれしい。

そこで満62歳の抱負。

●満62歳

目標は、満70歳!
70歳まで、現役で働く!
そのため、明日からも、健康づくり!
その健康は、運動のみによって、維持される!

お金は嫌いではないが、もちろんお金儲けが目的ではない。
大切なのは、「生きているという緊張感」。
「生きているという実感」。
その緊張感や実感を得るために、仕事をする。
たとえば文章を書くといっても、その緊張感がなければ、書けない。
書いても、ただの駄文。
(この文章もそうだが……。)

あとはワイフと3人の息子たちの幸福を第一に考えたい。
おかげで……というか、私たち家族は、今まで、本当にラッキーだった。
それぞれが、それぞれの夢と希望を、それなりに追い求め、手にした。
ワイフはいつも、こう言う。
「あなたは、ほんとうに恵まれた人ね」と。
私もそう思う。
たいしたことはできなかったが、みな、健康であったことだけでも、
感謝しなければならない。

ただこの先のことはわからない。
わからないから、慎重に、ただひたすら慎重に、生きていきたい。
つまりそれを70歳まで、つづける。

ひとつだけ目標があるとすれば、「自由」ということになる。
これからも自由だけは、大切にして生きていきたい。

私は自由に生きてきたし、今も、自由に生きている。
これからも自由に生きていく。


●SKYPE

昼ごろ、二男夫婦と、久しぶりにSKYPE(テレビ電話)で話をする。
誠司(孫)、芽衣(孫)も元気そうだった。
二男も、元気そうだった。

途中から長男、三男、それにワイフも加わってきた。
家族全員が、パソコンのまわりに集合した。

「仕事は何時から?」と聞くと、「10時ごろかなあ……。3時には終わるよ」と。
あの国は、何からなにまで、日本の常識では、理解できない。
「クビにならないのか?」と聞くと、「犯罪でも犯さないかぎり、だいじょうぶだよ」と。
「それにいちばんの上司が、ぼくよりコンピュータのことを知らない」とも。

そういえば、プリンストン大学で教授をしている知人も同じようなことを
言っていた。
そのとき、日本に2か月程度滞在していたので、「仕事はだいじょうぶか?」と
聞くと、「助手が代わりにしてくれているからいい」と。

やるべきことをやり、それなりの成果を出せば、それでよいというわけである。
二男も、「給料は、できだか払いのようなもの」というようなことを言っていた。
大学へ出かけていき、そこでいくつかの仕事を指示される。
二男は、その仕事をする。
終わったら、それでおしまい。
そのあと、途中で2人の子どもを拾って、家に帰る。

言い忘れたが、二男は、現在、インディアナポリス大学でコンピュータ技師を
している。
プラス主夫業をしている。
インディアナポリスといえば、昨日見た映画、『イーグル・アイ』の舞台になった
都市である。

誠司に会いたい。
芽衣に会いたい。

誠司が、ぐんと大きくなったような感じがした。
幼児というよりは、少年という感じになった。
芽衣は、毎回、どんどんとかわいくなっていく。
驚くほど頭のよい孫である。

嫁のデニーズは、来週から1週間、休暇に入るという。
現在、インディアナポリス大学のロースクールで、
弁護士になるための研修を受けている。

子どもや孫に負けてはおれない。
私もがんばる。
こうして親というのは、息子や孫たちに励まされながら生きるものか。


●従兄弟

毎年、この時期になると、岐阜県の下呂に住む従兄弟が、
天然の鮎を送ってくれる。

木曽川の鮎は、長良川の鮎の数倍は大きい。
(長さが小さいので、25センチ。大きいので、30センチ弱。)
メスが4匹、オスが3匹。
メスには、腹の中に卵がぎっしりと詰まっていた。

さっそく、今日、お返しの魚(=海の魚)を買って送る。


●三男のDVD

三男は、昔から、ホラーものが好き。
数日前も、DVDを借りてきたが、その類のものばかり。
性格はすなおで、明るいが、どうしてああいう映画を好むか、わからない。
しかも自分がパイロットのくせに、飛行機が墜落する映画ばかり見ている。
数日前も、あの日航123便墜落事故をテーマにした、『クライマーズ・ハイ』と
いう映画を見ていた。

「どうしてこんな映画を見るのか?」と聞いたら、「会社のほうで見るように
言われているから」とのこと。

座学では、飛行機事故の勉強が、大切な科目のひとつになっているという。

同期で大学を卒業した仲間の中には、ほかの航空会社で、すでに副機長として
空を飛んでいる人もいるという。
しかし三男は、まだこれから先、1年半も訓練をつづけなければならない。
J社のパイロット訓練は、ほかの会社より、ずっと長い。
(だからみなさん、飛行機に乗るなら、JALにしなさい!)


●親の介護

今、親の介護で苦しんでいる人がいる。
女性である。
年齢は65歳という。
親は、母親。
87歳という。

その母親が、たいへんわがままな人で、その女性を
奴隷のように、こき使っているという。
しかも最近、その母親に、奇行が目立ってきたという。
いわゆる(注察妄想)というのらしい。

「他人に見られるのがいや」ということで、カーテンを閉め、
すだれをおろし、さらにもう一枚、カーテンを閉めているという。
そして部屋の中で、箱から衣服を取り出したり、しまったりしている
という。
おかげで、部屋という部屋は、衣服が散乱し、足の踏み場もないという。

私はいくつかのアドバイスをした。

(1) まず戸籍を分離すること。(同一住所でできる。)
(2) 母親を、無収入の独居老人とする。
(3) ケアマネのところに、こまめに足を運び、相談する。
(4) 最終的には、特別老人介護センターに入れる。

幸運なことに、その母親には、月7万円程度の遺族年金があるという。
それだけあれば、むしろ(おつり)が返ってくるはず。

「施設へ入れるとなると、母は抵抗すると思います」と、その女性は言った。
私は、「みなで強引に入れるしかない。でないと、あなたのほうが、先に
倒れてしまいます」と。

そのあたりのことも、ケアマネの人は心得ているはず。

明日(20日)、介護認定の人がやってきて、介護審査をするという。
その女性は、「ありのままを見てもらいます」と言った。
私も、「それがいい」と答えた。

その女性が母親を、施設に入れるときは、手伝うことになっている。
ワイフと2人で、でかけて行って、いっしょに施設に入れる。
母親の体重は、80キロ前後もあるという。

「あのね、こういうときは、説得するだけはして、あとは強引に行動に移すしか
ないですよ」と。

老人にもいろいろあるが、わがままで、手がつけられない人もいる。
言い忘れたが、その女性(65歳)は、夫と離別して、現在は、ひとり住まい。
息子氏は、広島市に住んでいるという。

最後にこうアドバイスした。
その女性(65歳)には、ほかに3人の兄、妹がいる。
「どんなことがあっても、その3人に、愚痴の電話を入れたり、悪口を
言ってはいけませんよ。
淡々と、やるべきことをやって、無視することです。
やり方をまちがえると、兄弟の間に、取り返しのつかない、大きな溝を作って
しまいますからね」と。

その女性(65歳)は、「わかった」と言って、すなおに従ってくれた。


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