*From BW Club
【教室にて】
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私「(ゴシゴシ)(グイグイ)(サッサッ)の組み合わせは、いくつあるかな」
子「……どういうこと?」
私「(ゴシゴシ)(グイグイ)(サッサッ)で、ひとつ、(グイグイ)(ゴシゴシ)(サッサッ)で、2つ……」
子「そんなの、6通りだよ」
私「そうだね」
子「先生、ところで、それは、何?」
私「おしりの拭き方だよ」
子「ゲーッ」
私「正しくは、まず(グイグイ)だ。つぎに(ゴシゴシ)。最後に(サッサッ)」
子「そんなのないよ。ぼくは……」
私「君は、どうしているの?」
子「ぼくは……」(ゲラゲラ)と。
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●プロレスごっこ
教室のリズムに乗ってこない子どもというのは、いる。
どこかで仮面をかぶってしまい、自分を外に向かってさらけ出すことができない。
みなが、ワイワイ騒いでいるようなときでも、控え目に、静かにしている。
そういうときは、私はプロレスごっこをすることにしている。
衣装は、一応、頭から足の先まで、用意してある。
ベルトも、マントも用意してある。
そういうのを身につけて、あれこれと口実を作って、そういう子どもを前に出す。
小さいが、マットも用意してある。
その上で、プロレスごっこをする。
一応、戦うフリをしながら、すぐ私は負けたフリをする。
「痛い」「痛い」「ごめん」「ごめん」「参ったア!」と。
一度これをしてやると、その子どもはとたんに自信をもち、表情が明るくなる。
Hiroshi Hayashi++++++++Oct 08++++++++++はやし浩司
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