Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Sunday, January 20, 2008

*A Home-less man *Graphic Software

●ホームレスの男(A Home-less Man)

There are some home-less people around my house. They live near Sanaru Lake and sometimes come to the streets. It is my habbit to give them some money when I happen to see them on the streets. But don’t give it without exchanging some conversations. In my case it is also my habbit to talk to them like this; “Hi, did you have your dinner?” or “It’s very cold, isn’t it?”. When they talk back to us, then I say, “Have a eat with this money” or “Have something warm with this money”. They have their own diginity with pride. Don’t have a kind of superiority in ourselves. They are the same people as we are. Nothing is different from us.

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佐鳴湖の周辺には、10人前後のホームレスの男
たちが住んでいる。その中の1人。

年齢は、70歳くらいか。
やせて、細い顔をしている。
風呂にも、長い間、入っていないにちがいない。
差し出す手は、いつも、すすけたように黒い。

ワイフは、こう聞いた。
「どうして、お金をあげるの?」と。
私は、すかさず、こう答えた。

「あの男、ほら、ぼくのおやじに、
似ているだろ……」と。

こういうホームレスの人たちに、小遣いを
渡すときには、ひとつのコツがある。

けっして、いきなり、お金を渡してはいけない。
まず、話しかける。

「おじさん、メシは食べたのか?」とか、
「寒いと、たいへんだね」とか、など。

相手が、「食べていない」とか、「寒い」とか
答えたら、お金を差し出す。差し出しながら、
こう言う。「これで何かを食べなよ」とか、
「暖かいものを食べなよ」とか。

それにもうひとつ、コツがある。

けっして、見返りを期待しない。
相手が喜んでいるだろうとも思わない。
お金を渡したら、その人のことは、
サッと忘れる。

が、何よりも大切なことは、けっして
優越感をもたないということ。つまり、
「いいことをした」などとは、
ぜったいに、思ってはいけないということ。

理由が、ある。

そういう人はそういう人なりに、自尊心を
もっている。
そういう人はそういう人なりに、心が
キズついている。

(それに、そういうことをしたからといって、
いいことをしたということにはならない。)

たまたま今夜も、その男に会った。
小雨を避けながら、DVDショップの前で、
小さく体を丸めていた。

いつものように、「これで何かを食べなよ」と言って、
1000円札を差し出すと、「ありがと」と
言って、手の中で、それを握った。

私「こういう言い方は好きではないが、
勝者も敗者も、紙一重。どこもちがわない。
ほんの少しリズムが狂っただけで、勝者は、
敗者になる。ぼくたちだって、明日のことは
わからない」
ワ「そうね……」
私「地球全体がおかしくなって、すべての
生物が死滅するかもしれないというときに、
勝者も敗者もないだろ……」
ワ「そうね……」と。

私は、先日、「EARTH(アース)」という
映画を見た。そのときから、少し人生観が変
わったように思う。

私はその映画を見ながら、それまでに経験
したことのない涙をこぼした。
美しい、どこまでも美しい自然の景色を
見ながら、涙をこぼした。

それは静かな涙だった。

ワ「ああいう人は、病気になったら、どう
なるのかしら?」
私「それでおしまいだろうね」
ワ「かわいそうね……」
私「かわいそう? ……とんでもない。
今のぼくたちよりは、しっかりと真実を
つかんでいるのかもしれない」

ワ「……」
私「ダラダラと長生きするからといって、
幸福とはかぎらない。またそんな人生に、
あまり意味はない。まあ、できれば、お金を
あげるよりは、食べ物をあげるほうがいいけ
どね」と。

そしてこれまたいつものように、その男の
ことは、すぐ忘れた。

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●写真の加工に挑戦

 今日は、写真の加工に挑戦してみた。使ったソフトは、S社から発売されている、「Paintgraphic―2」。「draw」とセットで、3000円弱だった。

 前から、一度はしてみたいと考えていた。2枚の写真を合成したり、あるいは背景だけ、油絵風にしてみたり、とか。

 が、やってみると、意外と簡単にできた。さっそく、その写真で、私のHPのトップページを飾ってみた。(興味のある人は、ぜひ、見てほしい。私の処女作ということなる。)

 写真を加工することによって、平らべったい写真に、奥行きができる。しばし自分の作品(?)に見とれる。うれしかった。楽しかった。