Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Sunday, January 20, 2008

*Principles of Japan

●建前論(Principle Argument)

In Japan principles are more important than the real life. Sometimes it sounds ridiculous.

 香港出身の国際的俳優のJが、こんなことをどこかのパソコン雑誌に書いていた。何でも東京の歌舞伎町で、ロケをしようとしたときのこと。地域の警察の許可がもらえず、結局は、撮影を断念したというのだ。

 Jは、こんなふうに述べている。

 「通り沿いの歓楽街では、売春が堂々となされているのに、路上での撮影は許可されない」と。

 つまり「日本の建前論には、あきれた!」と。

 同じことが、YOU TUBEについても、言える。

 現在私は、HP上で、「音楽と私」というコーナーをもうけている。今、はやりの(YOU TUBE 共有サイト)のひとつである。

 YOU TUBEで公開されている、音楽や映像を、私好みで一覧できるようにした。ところが、である。

 日本の歌や映像は、しばらくすると、どんどんと削除されていく。テレビ映像を撮影したものは、ダメ。歌も、ダメ。音楽も、ダメ……ということらしい。とくにNHKで放送されたようなものは、あっという間に削除されていく。「利用規約に違反しているため、この動画は削除されました」という文字とともに……。

 日本のどこかで、だれかが監視しているためらしい。そのつど、YOU TUBEに抗議するためらしい。最近では、吉永さゆりの「寒い朝」(NHK版)まで削除された。少し前は、「喜びも悲しみも、幾年月」まで削除された。どれも古い映像で、ざらざらした感じのものだった。(商品価値はないと思うのだが……。)

 おかげで私は、毎週のように、「音楽と私」コーナーを、更新しつづけている。が、これにも、うんざり。このところ、日本の歌や映像は、できるだけ避けるようにしている。

 しかしその一方で、国際的な歌手やグループの、歌や音楽は、そのまま。映画の映像も、そのまま。ビートルズの曲などは、ほぼ全曲、自由に楽しむことができる。映画「タイタニック」の名場面も、自由に楽しむことができる。音声も、クリア。もちろん映像つき!

 もちろん著作権の問題もあるだろう。映像所有権の問題もあるだろう。しかし建前論ばかり口にしていても、それが国際的な標準とかけ離れていたら、意味はない。ないばかりか、かえって日本だけが、のけものにされてしまう。

 悪いことばかりではない。

 YOU TUBEで聞いたあと、その歌手のCDを買い求めるということもある。(私は、いつもYOU TUBEを見てから、CDを買いに行くぞ!) 過去をなつかしむということもある。テレビ局の奧の奧で、死蔵されるままになるくらいなら、思い切って公開したらよいのではないか。公開が無理なら、もう少し、大目に見てもよいのではないのか。

 YOU TUBEといっても、映像もそれほどよくない。音声もモノラル。この先のことはわからないが、今のところ、限界がある。それほどカリカリすることでもないのではないかと、私は思うのだが……。

 ホント! 私という日本人ですら、日本の「建前論」には、あきれている。