Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Thursday, March 20, 2008

Divorce at the retirement age

●熟年(定年)離婚(The Retirement age divorce)
More and more wives are to state divorce upon her husband’s meet the retirement at age limit in Japan.

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熟年(定年)離婚がふえている。
ふえているというより、多い。

一般的には、妻の方が、それまで
ためこんできた欲求不満を、そこで
爆発させる。そのために、離婚に至るケース
が多いと説明される。

しかしどうもそれだけでも、ないように
思う。
私自身が、その年齢になって、わかった
ことがある。

その第一は、夫側の情緒がたいへん
不安定になるということ。
(仕事)を失った夫というのは、
いわば糸の切れた凧のような状態になる。

その状態で、精神的な安定を保てと
言われても、そうは簡単にできない。
そのままうつ病になる人だって、いる。

そういう夫と四六時中、顔をつきあわせる。
日経新聞にこんな記事が載っていた(05年
12月4日付)。

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いわく、「定年退職した男性の8割は、『何もしない人』に
なってしまう。いつも家にいる引きこもりの夫が、
妻の最大の不満原因になる」という。企業戦士だった夫が
くたびれ果て、家庭に戻ってきた時から、妻の日常は激変する。
夫が定年を迎える時、妻の平均年齢は54、5歳だ。
老いはまだ遠く、エネルギーに満ちあふれている。

仕事をもっていたり、地域や福祉・文化活動で忙しい。
夫の方は妻の進化を知らず「めし」「風呂」「寝る」しかいわない、
「三語族」になる。「妻が外出する日は、何時に帰るのか、
とくに食事がどうなるのか心配でたまらない。
そのため妻の外出を禁止する夫もいる」(西田氏)と。

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そして「引き続いて、夫が家にいることのストレスが、
妻の病気を引き起こすこともあるという」(心療内科医、
黒川順夫氏、「主人在宅ストレス症候群」)と。

++++++++++++++(以上、日経新聞)

「主人在宅ストレス症候群」ねエ……?

で、その結果、夫婦の間のキレツも深くなる。
衝突もする。
その結果として、妻の、それまでの
欲求不満に火がつく。

「仕事、仕事って、あなたの頭の中には、
仕事しかないの!」と。

残念ながら、この段階で、夫の精神状態の
変化に、寛大な妻というのは、そうはいない。
「夫は、うつ病だから……」と、一歩、退いて
夫を客観的に見ることができる妻となると、
さらに少ない?

その場だけの夫を見て、自分の将来の
あり方を、考えてしまう。
「こんな夫と、これから先、いっしょに
生活することは、できない。だから離婚!」と。

つまり私が言いたいのは、熟年(定年)離婚と
いうのは、妻側の欲求不満だけが、原因では
ないということ。

定年で生ずる夫側の混乱が、離婚の引き金を引く。
そういうケースも多いのではないか?
わかりやすく言えば、夫たるもの、安易に、
うつ病にもなれないということ。

寅さんではないが、「男もつらいよ」となる。
ホント!

ちなみに、厚生労働省の人口動態統計03年版によれば、
離婚件数は28万9838組で、前年の28万5911組より、
3927組増加し、離婚率(人口千対)は2・30、
前年の2・27を上回り、離婚件数とともに、明治32年以降、
最高となった。結婚が42秒に1組なのに対して、1分49秒に
1組が離婚していることになるという(All about セカンドライフHPより)。

また、02年は、結婚20年以上の熟年世代、約45500組が離婚。
熟年離婚は、この27年で約3倍にふえたという(同HP)。

(付記)

よくわからないが、私のワイフも、私の知らないところで、
懸命に離婚を模索している(?)。
最近、そんな感じがする。
まあ、もともと私と、好きで結婚した人ではないから、
それもしかたない。

私がワイフなら、私のような男とは、とっくの昔に
離婚していただろう。
それがよくわかるから、私も、強く言うことはできない。
今まで、私のような夫に、よく堪え忍んでくれたと思う。ホント!

まだワイフの気持ちを確かめたわけではないが、
もうそろそろ、ワイフを自由にしてあげるのも、
私の努めかもしれない。

と、同時に、私も、心の準備をしておかねばならない。
何も離婚は悪と、決めつける必要はない。

この先、離婚問題について、いろいろ書いてみたい。