Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Tuesday, April 29, 2008

*April 30th, 2008

●サブプライム問題(農林中金のばあい)(Norinchuikin Bank)

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農林中央金庫のサブプライム問題関連の
損失が、当初の予想の400億円を超え、
1000億円前後にまでふくらむ見通し
という。

読売新聞、4月30日号は、つぎのよう
に伝える。

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(読売新聞、4月30日)

 『農林中央金庫が2008年3月期決算でサブプライムローン関連損失が1000億円前後に拡大する見通しであることが29日、明らかになった。

 農林中金は農業関連の融資が伸び悩んだため、積極的な海外投資を進め、2007年9月末時点で、サブプライム関連商品の残高が5000億円に達し、関連損失として約400億円を計上していた。

 昨秋以降も国際金融市場の混乱が続き、証券化商品がさらに値下がりしたため、サブプライム関連損失は半年間で2倍強に膨らむ見通しだ。サブプライム問題の影響による株式市況の悪化を受け、保有株の大幅な減損処理も避けられないと見られる』と。

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この記事を読んで、最初に、「?」と思ったのが、
どうして農林中央金庫なのか、ということ。

資本金は、1兆5000億円程度。
農林中金のHPには、つぎのようにある。

「※出資は、すべて民間(会員および優先出資者)から受け入れて
おり、政府出資や公的資金の注入は受けていません」と。

そして会員として、つぎのような団体をあげている。

「農業協同組合(JA)、漁業協同組合(JF)、森林組合(森組)、およびそれらの連合会、その他の農林水産業者の協同組織等のうち、農林中央金庫に出資している団体。(平成19年3月31日現在 4445団体)」と。

わかりやすく言えば、農林中金というのは、
日本の農業、林業、漁業の、総元締め的な銀行ということになる。

しかしどうしてそういう銀行が、海外へ投資をつづけ、
(日本国内にではなく、海外へ、だぞ!)、
今回、サブプライム問題で、1000億円前後の損失を
出すことになったのか?

「農業関連の融資が伸び悩んだため」、海外へ積極的に
投資をつづけたと、新聞記事にはある(読売新聞)。

さらに読売新聞によると、「5000億円程度」を出資し、
損失が、「1000億円前後」という。

しかし……?

アメリカなどでは、サブプライム関連商品(証券類)は、
その価値が10分の1以下になっているという。

はたして1000億円程度の損失で、ほんとうに
すむのか? 資本金の約3分の1の、5000億円も
投資していたというのも、メチャメチャ。

さらに言えば、「政府出資や公的資金の注入は
受けていません」とあるが、会員の中には、
農業協同組合(JA)、漁業協同組合(JF)、森林組合(森組)などが、
ズラリと名前を連ねている。

どれも政府出資や公的資金の注入を、ジャブジャブに
受けている団体である。
そういう団体の総元締め的な銀行が、「受けていません」と!

なんだかよくわからない。
以前から、どこか「?」と思っていた農林中金だが、
これでますます、わけがわからなくなってきた。

この先は、もう少し経済雑誌でも読んでから、
書いてみたい。


Hiroshi Hayashi++++++++APR.08++++++++++はやし浩司

●ボケ防止(To prevent the Senility)
It is our custom to see films almost every week to prevent the senility. My wife and I went to a theater to see “Next” yesterday.

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昨日、ワイフと、ニコラス・ケイジ
主演の『NEXT』を見てきた。

少しだが、ピーター・フォークが、
脇役で顔を出した。

歩くのもおぼつかない……といった
ふうだった。
演技だったのか、それともほんとうに
そうなのかは、わからない。

『刑事コロンボ』の時代から、私は
彼のファン。
ピーター・フォークの姿を見て、
年月の流れを、強く感じた。

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『NEXT』の星は、3つの★★★。
先週は、『FIXER』を見た。
こちらは、よく見ていないと、内容が
よく理解できないということで、
星は、2つの★★。

『FIXER』のほうは、日本語字幕
(翻訳)が、まずいのでは?

主語の省略が多く、映画を見ながら、
そのつど、「だれが?」ということを
考えなければならなかった。

しかしどちらも、ボケ防止には、よい。
頭の回転を速くしないと、理解できない。
あえて言うと、

『NEXT』……理解の難易度は、3。
『FIXER』……理解の難易度は、4。

映画館から出るとき、ワイフとこんな
会話をした。

「週に1度は、映画を見て、脳みそを
鍛えよう」
「そうね」と。

ついでに最近見た映画の、私の評価。

『NO COUNTRY』……★
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』……星、ゼロ。
ともに理解の難易度は、1。

話をもとにもどす。

肉体の健康を維持するために、スポーツジムに
通う人は多い。
そこで同じように、脳みその健康を維持する
ために、映画鑑賞というのは、どうだろう?

家庭で鑑賞するという方法もあるが、
やはり映画は、劇場で見る方がよい。
迫力がある分だけ、脳みそがより強く
刺激される。

そのためには、難易度の高い映画ほどよい。
へたくそな翻訳なら、なおよい(?)。

今度から映画館も、こんなコマーシャルを
流したらどうか。

「ボケ防止のために、映画館で、映画を!」と。

しかしその前に、ほんとうに効果があるか、
それを、何らかの形で証明しなければならない。

もしよかったら、私たち夫婦が、その実験台に
なってもよい。
毎週、映画のただ券をくれたら、喜んで
協力する。

「週に1回程度映画を見ている人は、認知症に
なる確率が、そうでない人より、20%低い」とか、
何とか。

そんな数字が具体的に出てきたら、みな、こぞって
映画館に足を運ぶようになるだろう。

東宝シネマさん、どうか、ご一考を!