*Who says "Yes!" to Aso Prime Minister of Japan,...I am against Aso!!
【9月3日】(水曜日)
++++++++++++++++++H.Hayashi
福田総理大臣が、自民党総裁を辞任すると言った。
とたん、次期総理大臣として、AS幹事長が浮上してきた。
しかし、「待ったア!」。
AS幹事長の海外での評判は、数々の問題発言もさることながら、
たいへん悪い。
一度、アメリカの新聞(ニューヨーク・タイムズ紙)で、酷評されたこともある。
「扇動的な発言からは誠実さも賢明さもうかがえない政治家」と。
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アメリカのニューヨーク・タイムズ紙は、
日本のA外務大臣の発言に対して、
「扇動的な発言からは誠実さも賢明さもうか
がえない」と、批判した。
当然である。
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アメリカのニューヨーク・タイムズ紙は、2月13日、日中関係や靖国神社参拝などをめぐるAS外相の最近の歴史認識発言を取りあげ、「扇動的な発言からは誠実さも賢明さもうかがえない」と批判する社説を掲載した。
社説は「日本の攻撃的な外相」と題し、外相が「天皇陛下の(靖国神社)参拝が一番だ」と述べたことや、日本の植民地支配下の台湾で教育水準があがったことを指摘した発言を取りあげ、「一連のがくぜんとする発言により、アジアの人々の反感を買った」と批判。(以上、毎日新聞)
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で、今日あたりの新聞(夕刊)を読むと、さっそく中国と韓国が
動揺し始めている。
私は、AS幹事長に対して、日本語すら、まともに話せない人という
印象をもっている。
話している言葉にしても、単語を並べているだけで、文になっていない。
愛読書が、「ゴルゴ13」(コミック本)というから、その程度の人なのだろう。
自民党の中でも、右派中の右派。
極右派ということになっている。
靖国神社問題にしても、「天皇に参拝してもらうのが、いちばんいい」
などと発言している。
こんな人が(失礼!)、総理大臣になったら、日本はとんでもないことになる。
……ということで、AS幹事長に対して、自民党内部で、対抗馬を出す
動きが活発になってきた。
前回の総裁選挙の繰り返しである。
で、今のところ、中川元幹事長、小池元防衛相らが、AS幹事長に対抗して、
自民党総裁選挙に出馬するかもしれないという。
AS幹事長を支持する人もいるかもしれないが、「ASだけは、だめだ」と
考えている人も多いはず。
自民党の良識を信じたい。
日本人の良識を信じたい。
++++++++++++++++++H.Hayashi
● 老人たちよ、立ち上がろう!
++++++++++++++++++H.Hayashi
老人たちよ、若い人たちのために、立ち上がろう!
私たちがものを言わずして、だれが言う!
おかしいものは、おかしいと言う。
たったそれだけのこと。
戦争について、平和について、国政について……。
私たちが良識をぶつければ、この日本は変わる。
++++++++++++++++++H.Hayashi
●出世主義
AS幹事長のような政治家を見ていると、餓鬼のような醜さを感ずることはあっても、
「民の代表」というような清潔さを感じないのは、なぜか?
やることなすこと、どこかに薄汚ささえ覚える。
その理由として、AS幹事長は、政治というものを、我利、我欲の追求の場と
しか考えていない(?)。
「みなから選ばれる」というよりは、旧態依然の金権を利用した派閥政治だけで、
自分の地位を得ようとしている(?)。
前回の総裁選挙で、福田総裁が選ばれたことについても、福田氏が選ばれたという
よりは、「ASでは、だめだ」という勢力が、福田氏支持に回った。
ふつうの神経の持ち主なら、ここで自分に恥じて、それで静かになるはず。
しかしAS幹事長には、そういう神経はない。
で、またまたその繰り返し(?)。
今回の内閣改造でも、その下地づくり、つまり今度の総裁選挙準備のため、
自分の息のかかった大臣を何人も送り込んだという(報道)。
もしこれが事実とするなら、AS幹事長にとっては、政治の世界そのものが、
国取り物語の舞台になっている(?)。
織田信長や豊臣秀吉の時代ならまだしも、どうしてこの21世紀の今、こういう
政治家が生まれるのか?
いまだにこの日本には、おかしな出世主義が、はびこっている(?)。
……とまあ、「?」マークの連続だが、私は心底、日本の将来を心配する。
今日の夕刊によれば、AS幹事長は、政治公約を近く発表するという。
どんな公約になることやら?
私は、見たくもない。
聞きたくもない。
Hiroshi Hayashi++++++++SEP 08++++++++++はやし浩司
●A外務大臣(2006年1月に書いた原稿です。)
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A外務大臣が、靖国神社参拝問題に関連し、
「天皇陛下による参拝が一番だ」と述べた
という。
「中国が、(靖国参拝を反対と)言えば
言うだけ、行かざるを得なくなる。
『たばこを吸うな、吸うな』と言われ、
吸いたくなるのと同じ。
黙っているのが、一番』と、も。
(中日新聞・1・29)
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A外務大臣は、こう述べたという。
「(靖国神社に)まつられている英霊の方からしてみれば、天皇陛下のために『万歳』と言ったのであって、総理大臣万歳と言った人はゼロです。だったら、天皇陛下の参拝、それが一番」「天皇陛下による参拝が一番だ」と。
この発言には、いくつかの重大な問題が隠されている。それらを順に考えてみたい。
(1)天皇は、外務大臣のあやつり人形なのか?
この発言を聞いて、一番驚いているのが、天皇自身ではないのか。A外務大臣が、天皇の意思や意向を聞いた上で、こうした発言をしたのなら、まだわかる。しかしそういったプロセスを、何も経ないで、いきなり「天皇陛下による参拝が一番だ」とは!
もしあなたが天皇なら、何と答えるだろうか。どう考えるだろうか。あるいはもっと卑近な例で考えてみよう。もしだれかがあなたに、「子育ての最中にあるのだから、あなたに、菅原道真(すがわらのみちざね)の神社を参拝してもらいます。それが一番だ」と言ったら、あなたは、どう答えるだろうか。
天皇の内心のことは、私にもわからない。しかし天皇のほうから、そういった希望でも出されているのなら、まだしも、そういった希望を確認しないまま、外務大臣(ごとき)が、そういう発言をすることは、許されない。少なくともそういった天皇自身の希望は、外の世界の私たちには、届いていない。
(2)天皇の戦争責任を追及した言葉にならないのか?
「天皇陛下のために『万歳』と言ったのであって、総理大臣万歳と言った人はゼロです」という発言は、そのまま、天皇に対する戦争責任を追及した言葉になってしまう。自民党政権としては、絶対に容認できない発言のはず。わかっていても、それを口にしたら、おしまい……というのが、この発言である。それを、A外務大臣は、公(おおやけ)の場で、堂々と口にしてしまった。
A外務大臣のみならず、K首相は、この発言に対して、どう責任を取るつもりなのだろう? 軽率といえば、軽率。
私が知るかぎり、戦場の日本兵たちは、多くは、最後は、「お母さん!」とか、「お父さん!」とか言って死んでいったという。「天皇陛下、バンザイ!」と言って死んでいった兵隊は、少なかったという。
が、それでも「天皇陛下、バンザイ!」と言って死んでいった、日本兵がいなかったわけではないだろうと思う。が、そのことには、歴代の戦後政権は、あえて触れないで、今までやってきた。もしそれが事実と認めてしまうと、その戦争責任は、まっすぐ、天皇に向かってしまう。
(3)『たばこを吸うな、吸うな』と言われ、吸いたくなるのと同じ、とは?
人格の完成度は、自己管理能力などによって決まる。自己管理能力のある人を、人格の完成度の高い人という。
が、A外務大臣は、「中国が、(靖国参拝を反対と)言えば言うだけ、行かざるを得なくなる。『たばこを吸うな、吸うな』と言われ、吸いたくなるのと同じ」(中日新聞)と。
新聞記事なので、不正確かもしれない。しかし「『たばこを吸うな、吸うな』と言われ、吸いたくなるのと同じ」という日本語は、正しくない。正しくは、「『たばこを吸うな、吸うな』と言われると、かえって吸いたくなるのと同じ」である。
それはともかくも、この自己管理能力のなさこそが、問題である。私やあなたのような凡人ではない。外務大臣という、日本を代表する人物である。そういう人物が、自己管理能力のなさを、やはり堂々と自ら公表している。このおかしさ。この奇怪さ。
しかも、中国や韓国に対して、「黙っているのが、一番!」とは! わかりやすく言えば、A外務大臣は、中国や韓国に対して、「ごちゃごちゃ言わずに、黙っていろ」と発言したに等しい。このごう慢さ。この高慢さ。
おかげでこれから先、しばらく、日中関係、日韓関係は、ますます冷えこむことになるだろう。私の知ったことではないが、しかし、外務大臣ともあろう大臣が、率先して、近隣諸国との関係を悪化させるとは! 私も、ここまで日本の政治家たちの知的レベルが低いとは、思ってもみなかった。
(3)靖国神社参拝問題
「英霊」「英霊」と言うくらいなら、今からでも遅くないから、アメリカ軍に対して、ゲリラ戦でも、何でも、しかけたらよい。それが「英霊」の意思を尊重する、もっともわかりやすい方法である。先の戦争では、300万人以上もの日本人が死んでいる。しかもその大半は、アメリカ軍を中心とする連合軍によって殺されている。
しかしA外務大臣ですら、ひょっとしたら、英霊意識など、どこにもないのではないか。「英霊」ということにしておかないと、まずいから、そう言っているだけではないのか。もっとわかりやすく言えば、あの戦争は、勝ち目のない、愚かな戦争だった。
あの戦争では、多くの日本人がだまされ、(だまされたのだぞ!)、戦場に駆り出され、そしてその犠牲者となっていった。つまり「英霊」という言葉は、当時の軍部たちが、自分たちの責任を覆い隠すために使った言葉にすぎない。「英霊」と祭りあげることによって、「戦争を起こしたのは、国民であって、政府ではない」という形をつくった。つまり責任を国民に、押しつけた!
それを今になってもち出して、あの戦争を肯定することは、許されない。中には、「あのとき戦争をしなかったら、日本は、欧米諸国の植民地になっていた」と説く人もいる。「ソ連の進攻を食い止めるために、日本軍は中国で戦った」と説く人もいる。
なら、百歩譲って、もしそうなら、戦後の今の日本は、何かということになる。GHQによって、完全に占領され、アメリカの植民地以上の植民地になってしまった。だから私はまた同じことを言う。
「今からでも遅くないから、アメリカ軍に対して、ゲリラ戦でも、何でも、しかけたらよいのではないか」と。A外務大臣、あなたがまず、その見本を見せてほしい。
……と、どうも、この問題を考えていくと、頭の中が混乱してくる。わけがわからなくなってくる。みなが、何かをごまかすために、あるいは何かを隠すために、ものごとを遠巻きに議論している。そんな感じさえする。
あえて言うなら、今の皇太子妃の例を見てもわかるように、「天皇」「天皇」と、何もかも、その負担を、天皇家に押しつけないことこそ大切ではないのか。「天皇だってふつうの人間」という部分をねじまげて、あれこれと議論するから、話がおかしくなる。これ以上、天皇や天皇家の人々を苦しめて、どうする。今度のA外務大臣の発言の底流には、そんな問題も隠されている。
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